アジアグルメ図鑑(香港)-上環の寶湖金宴で飲茶

    

 
 今回の香港旅行で宿泊したのは、上環のホテル。最近は香港のホテルは高くて、ここ上環から西環の方に行くと、随分と安く泊まれます。私の場合は、どうしても食事が中心、安くて美味しいレストランが近いことが、ホテル選択の条件です。そうすると、ここ上環のあたりは、合格です。安くて美味しいレストランが沢山あるのです。 


 
   ここで紹介する寶湖金宴の場所は、上環の西港城(ウエスタンマーケット)のすぐそばですから、すぐ分かると思います。上の写真の左奥に見えますよね。
 二階が寶湖金宴で、一階は鳳城酒家という順徳料理の店です。どちらもいい店です。MTRで行っても駅のすぐそばなのですが、上環のMTR駅は、結構深くて地上に出るのに時間がかかります。中環(セントラル)あたりから来るのなら、トラムで来ると良いでしょう。西港城(ウエスタンマーケット)の目の前がトラムの駅です。



 寶湖金宴は寶湖グループの高級店です。寶湖グループは、2009年1月現在、中環に本店があり、上環と西環にそれぞれ2店、香港仔に1店を構えていて、そういう意味では、香港島にしか出店していないチェーン店です。
 この店は、7時から開店ということが店の入口に書いてありましたが、私が入ったのは、それよりも15分前、既にパラパラとお客さんがいます。でも、店員は全然いなくて7時から働きだします。そういう意味では、開店前にお客さんを店に入れてくれる良心的な店です。私がいる間は、日本人を含め外人風の人は見かけませんでした。常連さんのような現地の方ばかりです。客層は蓮香楼に比べると、ちょっと良いかもしれません。
 また、この店の店員は、お客さんへの挨拶がしっかりしていて、あちこちで「早晨(ジョウサン=おはようございます)という声が聞こえます。気持ちがいいですね。写真では分かりづらいですが、少人数用のテーブルが多いので、家族でローカルな雰囲気を味わうのに、いい店かもしれません。



 ご覧のとおり、店内同様に、食器も清潔感があふれています。でも、さすがは上環です。お客さんたちはこの食器でも洗杯(食器をお茶で洗うこと)します。洗杯用のどんぶりが出てきて、袋に入っているお箸までも洗っています。もちろん、私も洗杯します。
 なかなか、いい感じです。あとは、点心のお味が良ければ、文句なしです。


 この店には、朝だけのセット点心メニューがあって、焼売セット(蟹焼売と肉焼売)、粉果セット(潮州粉果と娥姐粉果)、饅頭セット(チャーシュー饅頭、肉野菜饅頭、鶏肉饅頭)などがあって、これらが特別料金でそれぞれ10香港ドルちょっとで食べられます。
 写真の焼売セットは12.8香港ドルですから150円くらいです。安いですね。だけど、旨いですね。折角の味付けですから、醤油なんかつけずに、そのまま食べてください。見た目も綺麗ですが、味も合格です。


 これは、鮮蝦菜苗餃。直訳すれば、蝦と若い野菜蒸し餃子、とでも言うのでしょうか。
 蝦のプリプリ感もさることながら、たっぷり入った野菜が蝦とよくマッチします。旨いです。これは、大満足です。


 そして、娥姐粉果です。粉果は、米の粉で作る餃子で、「娥姐」とは、昔、広州で人気のあった粉果料理人の名前です。もともと粉果にはね色々な種類の具を入れるのですが、当時、娥姐は果物なども入れて独特の味の粉果を作ったと言われています。そんな伝説的な点心が、この娥姐粉果です。これも旨いですね。合格です。
 この店、また、来たいですね。


 この上環界隈は、海産物の問屋や薬剤の問屋が多いことで有名です。食後は、そんな上環の街をぶらぶらしてもいいですね。また、私の行きつけのお茶屋さんも上環です。とにかく、昔の香港が残っているエリアですから、歩いていて色々なオールド香港に出会う街です。


 寶湖金宴はトラムの上環駅から徒歩1分のところです。できればトラムでのろのろと上環に入り、香港島の下町風情を楽しみながら、寶湖金宴の料理に舌鼓を打ってください。





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