アジアグルメ図鑑(香港)-蓮香楼(上環)   


 香港の朝飯は粥というのが私の流儀ではありますが、たまには朝からディープな飲茶をしたいという日もあります。そんな時におすすめの店、それが上環にある蓮香楼です。
 上環から皇后大道中を中環に少し戻った辺りにあります。例によって、入口横には新聞屋さんが店を広げています。場所柄、ディープな飲茶が期待できそうです。

 

 私が訪問したのは、朝七時半ごろ。もう、店内はかなり込んできています。8人がけくらいの丸テーブルには、どのテーブルもほとんど空席がなく、三人で来た我々が座れる場所は見たところ、2箇所くらいしかありません。
 ご覧の通り、この店はワゴン式の飲茶を朝7時からやっていて、新聞を読む人、隣の人とガナルように話す人など、まさにオールド香港です。雰囲気は満点です。
 私はこういう店が好きなんです。


 まず、ふかひれ餃子から行きましょう。熱々の餃子は旨いですね。朝からちょっと胃にはヘビーかなとは思いますが、せっかくの香港です、気にしないで食べまくりましょう。

 ところで、さすがにこの店には日本人の姿は殆どなく、香港人ばかりという感じで、写真が撮りづらいです。フラッシュをたくわけにもいかず、ピントも合いづらい。全体的に画像が悪くて
申し訳ありません。

 前述したとおり、この蓮香楼の飲茶はワゴン式です。この時間、ワゴンが月々と回ってきます。が、客が一杯でワゴンに近寄れないんです。立ち上がろうとしたら、ワゴンの横に座っていたおじさんがそのワゴンから勝手に私のためにとってくれたのがこれ。ユバ巻きのオイスターソース蒸し。
 別にこれ、嫌いじゃないからいいですけど、
こういうおせっかいな人もいます。出れないところに座るもんじゃないですね。お礼を言いたいけど、広東語で唯一分かる「ムゴイ」を連発するだけの自分にも腹が立ちます。しかし、何と言いますか、言葉は通じないものの、食に対する一体感みたいなものが丸テーブル全体に満ち溢れます。
 さて、ユバ巻きのお味ですが、ちょっと濃い目の味付けで、私は好きですね。しいたけや豚肉などが入っていました。



 さて、この店のように込んでいてウェイターやウェイトレスも少ない店では、お茶のお代わりを早めに合図したほうがいいですね。こうやって急須のふたをずらしておくとお茶をついでくれという合図になります。これは、基本中の基本ですね。
 ところで、この急須の表示は「香港蓮香楼」です。広州の蓮香楼と関係あるのかな?わざわざ香港と書いているところからすると広州が本家本元かな?などと想像が膨らみます。



 蝦餃(ハウガウ=エビ入り蒸し餃子)です。
 売り子が声を上げて回ってくると、ハウガウとかシウマイとかいうのは広東語のできない私でも聞き取れるので、反射的に「ムゴイ」とか言ってしまって、ワゴン式飲茶の店に来ると必ず食べることになってしまいます。でも、どの店も満足できる味ですね。ここ、蓮香楼のハウガウも旨いです。



 同じテーブルに座っているおじさんが強力にすすめたのが、このチャーシュー饅頭。チャーシュー饅頭については、私は嫌いではないのですが、お腹にたまり過ぎて他の点心が食べられなくなってしまうという心配から、いつもは敬遠しているのです。でも今日は、隣のおじさんのおすすめにより挑戦です。
 確かに旨いです。満足です。が、やっぱりこれで腹いっぱいになってしまいました。



 時間は9時前です。
 相変わらず店の中は大混雑ですね。私もしばらくはおいしいポーレー茶を飲みながら、オールド香港の飲茶屋の雰囲気に浸りました。
 大満足の朝食です。