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香港と陸続きの街、深圳。写真は、香港の羅湖とつながる中国側のイミグレーションを抜けたところで目にする深圳駅前の光景です。 かつては人口3,000人の漁村だった地域が、鄧小平さんの「改革開放政策」に乗って、今では、人口800万人の都市に発展してきました。この深圳の人口というやつが厄介で、戸籍上は、中心部である特区内で200万人、周辺部を入れた深圳市全体で430万人とされていて、800万人というのは常住人口です。すなわち、戸籍を移していない人が約半分いるというわけです。このあたりが、深圳の不気味さの始まりでもあります。 さて、私が仕事をしていた90年代前半の時代は、まだまだインフラが整備されていない状態でしたが、21世紀になり、道路や建物、それに道行く人たちを見ていると、随分と先進国に追いついてきたという感があります。地下鉄に乗れば、香港にいるような感覚になりますし、道行く人もファッションセンスは、見違えるほどよくなりました。 ただ、何かが香港と違う。そんな不気味な街、深圳への香港からの移動方法を、昔の話も合わせてご紹介します。 |
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香港から深圳に行く方法は、大きく分けて3つあります。 一つは、電車で行く方法。これは、このページで詳しく説明します。二つ目は、深圳までの直通バスで行く方法。そして、三つ目は、船で入る方法です。直通バスにしても、船にしても、本数が少ないので、時間を確認していかなければならないということがあるのと、船の場合は、深圳市の蛇口港に行くため、そこから深圳市街に出る交通手段を考えると、初めて深圳に入る方にはおすすめできません。 また、電車で行く方法は、MTR東鉄線で羅湖(ローウー)に行く方法と落馬洲(ロクマーチャウ)に行く方法があります。落馬洲駅は、深圳市の地下鉄皇崗駅(福田口岸)に接続していますので、深圳市内に特定の目的地があるのであれば、ここで降りて深圳入りする方法は便利です。何故ならば、国境通過(特に中国側の入出国手続き)に要する時間は、利用客が少ない落馬洲の方が短くて済むからです。ただ、一般的には、便の良い羅湖からの深圳入りをおすすめします。 さて、MTR東鉄線は尖東駅始発です。もちろん、九龍サイドを出発点として深圳に向かう人は、尖東駅から乗られることをおすすめしますが、香港サイドから向かう方は、トンネルバスで紅磡(ホンハム)駅に向かうほうが便利です。上の写真は、紅磡のバス停です。香港島からトンネルを抜けて最初のバス停ですから、間違えることはないと思います。 |
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バス停からMTR東鉄線の紅磡駅は、歩道橋を歩いて3分くらいの距離です。上の写真は、歩道橋から海底トンネル方面を見たところです。正面に海底トンネルの料金所、右側に香港島から走ってきたバスのバス停が見えます。紅磡駅は写真に写っていませんが、位置からすると、左側になります。 |
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紅磡駅の建物です。紅磡駅は、かつてはMTR東鉄線の始発駅でした。また、私がまだ香港に住んでいたころは、MTR東鉄線ではなく、九広鉄路という独立した会社でしたが、その後、MTRと合併して、今のMTR東鉄線という名前に変更されています。 尖東駅から乗る場合も、紅磡駅から乗る場合も、窓口で羅湖行きの切符を買ってください。座席には、普通車と頭等車(ファーストクラス)があります。料金は、普通車なら33香港ドル、頭等車はその倍額の66香港ドルです(2009年1月現在)。頭等車(ファーストクラス)はそんなに豪華な座席ではありません。確実に座れるということと、車内が混んでいないことがメリットです。紅磡駅から羅湖駅まで45分の所要時間ですから、よほど疲労している場合を除いて、普通車で良いはずです。 |
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紅磡駅は、広州への直通列車の始発駅でもあります。ここで、広州に行く方のために、少し直通列車の話をしましょう。尖東駅からは広州行き直通列車に乗れませんので、お間違えのないようにしてください。 上の写真は、紅磡駅にある広州への直通列車専用の切符売場です。「城際客運服務中心」という看板が出ています。「城」とは、中国語で「都市」を意味しています。香港は国ではなく都市ですので、「国際」ではなく「城際」となるわけです。実は、紅磡駅からは、広州以外に、北京行き(所要時間約23時間)と上海行き(所要時間約20時間」の列車が一日おきに走っています。これらの列車の切符もここで購入します。 さて、広州への直通列車は、香港内では一切停車せず一気に中国内に入ります。したがって、広州への直通列車に乗る場合は、この紅磡駅内にあるイミグレーションで、香港からの出境手続きを行います。そして、広州東駅に併設されている中国イミグレーションで中国への入国手続きをします。いずれもそんなに混みませんので、広州に行く方は、この列車を利用すると便利です。 写真右側の壁に「城際直通車離境大堂入口」(国際列車出発ホール入口)という字と矢印が見えます。直通列車に乗る場合はその方向に進みます。 |
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引き続き、広州行きの話です。紅磡駅から広州行き直通列車に乗る場合は、ホール入口から入って、香港の出境手続きをすると、上の写真のような待合室に着きます。成田空港や関西空港といった国際空港の待合室と同じで、ここには、海外(香港外)に行く人しかいません。 なお、香港・広州間を走る直通列車の時刻表は、2009年1月現在、次のとおりです。肇慶行きを含めて、1日13往復走っていることになります。「九廣通」は香港MTRの車両で走ります。こちらの車両のほうがちょっと豪華です。香港・広州間直通列車の最新情報は、こちらのページで確認してください。 廣州-九龍直通車
なお、広州では、この直通列車は広州東駅に到着します。広州東駅からは、地下鉄も通っていますので便利です。また、タクシーが駅前で沢山待っていますから、タクシーを使う場合はタクシー乗り場から乗車してください。 |
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紅磡駅の城際列車待合室には、上の写真のような免税店も紅磡駅にはあります。もちろん、イミグレーションを抜けた後にある待合室の中ですので、城際直通列車の乗客以外は、ここには入れません。小さな店ですので、大したものは売っていませんけど。 ちょっとしつこく広州行き直通列車の話をしてしまいましたが、実は最近、私が広州の食事が気に入ってきてまっていて、香港に来るたびに、深圳を通り越して広州に行ってしまっているからなんです。特に、広州の飲茶が意外なほどレベルが高くて、感心している次第です。詳しくは、姉妹ページの「アジアグルメ図鑑(香港)」をご覧ください。 |
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上の写真は、紅磡駅の建物内にあるショッピングゾーンです。特に珍しいものを売っているわけでもないし、美味しいものを食べさせてくれる店もありません。広州行きの列車に乗るためにあまり早く紅磡駅に行き過ぎると、退屈してしまいます。紅磡駅での時間つぶしは、せいぜいマキシムエクスプレス(広告左手にあるファーストフードの喫茶店)やマクドナルド(通路奥に看板が見えます)あたりになってしまいます。 さて、話を深圳行きに戻しましょう。深圳に行く場合は、単にMTR東鉄線に乗って終点の羅湖駅まで行くわけですから、JRや地下鉄に乗るのと、変わることはありません。途中で乗降客は沢山乗り降りしますし、出入国といった手続きも、羅湖駅の改札を出るまではありません。 |
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| 中国のお茶や点心などを紹介しています 管理人のお店「e-アジアンマーケット・ドットコム」へ |
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MTR東鉄線の終点羅湖駅で降りると、すぐに香港側の出境手続きになります。ここは、スムーズに通れます。そこから、歩いて中国深圳に行くわけですが、境界となっている狭い川の手前に免税店がありますから、タバコなどを買う人はここで買い求めください。 かつては、この後、中国ビザを申請し、ビザ取得をした上で中国への入国手続きをしたのですが、現在は、日本人なら中国への入国は、観光で入る場合は15日以内であればビザが不要となっていますので、至って簡単です。すなわち、境界となっている狭い川を超えた所にある中国側のイミグレーションで入国カードを記入し、パスポートと一緒に提出すれば、普通の人なら何も質問も受けずに中国に入国できるからです。ただ、手続きは簡単ですが、とにかく利用者が多いので、行列が長く待ち時間も長くなりやすいので、その点は覚悟しておいてください。 そして、深圳に入ると、一番上の写真のような近代的な深圳市に入るわけです。 「羅湖口岸」と書いてある上の写真は、5年位前の写真ですが、もう、全然風景が変わってしまいました。 |
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昔の写真が出たところで、昔の深圳での入国手続きの話をしましょう。 さきほど書いた「日本人で15日以内の観光であればビザ取得を免除」という制度になったのは、2003年の9月で、それ以前は、深圳や広州に行く場合も中国ビザが必要でした。上の写真は、当時の1回ビザ。広東省公安庁の印の中に「一次入境」という字が見えますが、一回だけ入る許可を与える中国ビザで、しかも深圳市内の滞在しか許可されません。このビザは、羅湖の中国側イミグレーションの手前にビザ申請事務所があって、そこで1時間弱かけて取得することになります。 |
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当時、私は香港で仕事をしていたので、週1・2回のペースで香港・深圳間を移動していました。そのたびにビザ申請をするのは手間ですので、上の写真のような多次入境ビザというのを、香港のビザ事務所で別途申請して、3ヶ月有効なビザを取得するわけです。当時の中国イミグレーションは、とにかく隙間を見つけて印を押すなどという習慣がないので、上の写真の通り、何が何だか分からないパスポートになってしまいます。 それ以上に悲惨なのは、香港から深圳を往復すると、1日で4つの印(香港・中国それぞれで入出の印が押されます)が押されるため、パスポートのページがすぐになくなってしまうことです。そうした意味では、同じページにこんなに印を押してくれる中国のイミグレーションの係員の方々には、心の中で感謝していたのです。 |
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そこで何を考えたか、誰が考えたのか分かりませんが、上の写真のように、パスポートに挟む記録用紙なるものが出回って、これをパスポートに挟んでいると、それに印を押してくれるようになりました。でも、香港のイミグレーションの係員さんは、決してこの用紙には印を押しませんし、また、印が重なるようなスペースのところには印を押してくれませんので、着実にパスポートのページは消費されていってしまいます。 で、上の写真をよく見ると、5月13日の入境の横には5月22日の出境が押されて、逆に、5月22日の入境の横に、5月13日の出境印が押されています。もっとひどいのになると、パスポートの本紙に入境印が押されていて、この別紙に出境印が押されたりしています。ということは、この紙をなくしてしまうと、入境したけど出境した日が見つからないということで、不法滞在・不法出国の疑いをかけられることもあるわけで、今考えると恐ろしいことです。 でも、この紙のおかげで、私はパスポートの作成を2冊くらいはセーブできたと考えています。因みに、この紙は、私が香港にいる間に、使用禁止になりました。今は使えませんので、念のため。 |
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2009年の羅湖口岸(イミグレーション)ビルです。道行く人のファッションセンスも、香港人に近づきましたし、深圳市内にも地下鉄もできました。パスポートの写真の前に紹介した5年前に比較すると、大きく変わっています。 |
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再び、2009年の深圳駅前の写真です。左に中国国鉄の深圳駅で、中国各地と列車で結ばれています。深圳と広州の間は複々線になっていて、一つは時速200kmで走る和楷号と呼ばれる新幹線の専用線路です。和楷号に乗ると、深圳・広州間はわずか1時間です。 正面の回転展望台付きのビルがシャングリラホテルです。ここは、1990年頃にできましたが、当時はこのビル以外、安心していられる場所がなかったと言うと言い過ぎかもしれませんが、我々外国人からするとオアシスみたいな場所でした。そのくらい、深圳では、市街地であっても色々と事件が多かったということです。 右に見えるのが、人気の商業ビル、羅湖商業城です。深圳に来たら、ぜひ、立ち寄ってもらいたいショッピングスポットです。週末になると、深圳の街には沢山の香港人の若者が買物に来ますが、彼らに人気のショッピングスポットの一つがここ羅湖商業城なのです。 |
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