台山牡蠣と江門三十三墟街 |
||
台山牡蠣の名店で焼き牡蠣 |
||
![]() 広東省の地図 江門市は広州市や深圳市の西側(左側)にある |
||
| 江門市と言っても殆どの日本人はご存じないでしょうから、広東省の地図を載せました。江門市は広州市や深圳市の西側(左側)にあって、広い面積があります。南側は太平洋に面し、牡蠣の名産地である台山も太平洋岸にあります。 私が行くエリアは江門市の中心部で、地図上に丸い点が付されている場所です。佛山市や中山市に近い場所に位置しています。 |
||
江門市の台山牡蠣専門店、台山小江仔 |
||
| 江門市のグルメと言えば、台山の牡蠣です。江門市街にある台山牡蠣の専門店の話からしていきましょう。 |
||
![]() 台山の生牡蠣 |
||
台山の牡蠣は広東省ではよく知られた牡蠣で、大きな牡蠣で食べがいがあります。深圳では台山牡蠣の看板をよく見ます。上の写真は深圳で食べた台山の生牡蠣です。美味しいですよ。 私が江門まで牡蠣を食べに行きたいと思ったのは、日頃から深圳で台山牡蠣に接しているからです。深圳から江門までは、高鉄(中国新幹線)に乗れば1時間強です。広州からなら1時間かかりません。 |
||
![]() 台山焼き牡蠣 |
||
まず、名物の台山焼き牡蠣です。一人で食べに来たのですが、最小注文ロットが6個なので、ちょっと多いけど6個注文しました。生牡蠣もあるのですが、焼き書き6個食べたうえに生牡蠣6個はさすがにキツイので、生牡蠣は次回に見送りです。 |
||
![]() 台山焼き牡蠣 |
||
| 焼き牡蠣。そんなに焼きすぎず美味しく焼けています。ニンニクが効いていて美味しいです。おまけに辣椒が少々付いていて、これがまた私には嬉しい味のアクセントになっています。 周りのテーブルを見ても、焼き牡蠣を注文していないテーブルはない感じです。でも、一人で6個の焼き牡蠣を食べているテーブルもなさそうです。 |
||
![]() ヒオオギガイのニンニク蒸し |
||
| ヒオオギガイはニンニク蒸しにしてもらいました。これは最低ロットが二枚でしたので二枚注文です。 |
||
![]() ヒオオギガイのニンニク蒸し |
||
| 私はてっきり春雨と組み合わせたニンニク蒸しだと思っていたのですが、春雨はなし。春雨もあった方が食べやすいのにな。私の注文時の説明がいけなかったのかも知れません。 |
||
![]() 店の人に勧められた白貝粥 |
||
| 食事は白貝粥にしました。白貝はすごく久しぶりだし、中国で食べるのは初めてです。味付けはあっさりしていて、牡蠣もヒオオギガイもニンニクがかなり効いていたので、良い組み合わせでした。三人前くらいだと店の人が言っていましたが半分以上食べ進んでしまいました。もう、お腹いっぱいです。 |
||
![]() |
||
江門三十三墟街の夜 |
||
![]() 夜の江門三十三墟街 |
||
| 翌日の夕食は江門三十三墟街で食べ歩きです。江門三十三墟街は香港の人気ドラマの舞台になっていることもあって、週末はかなり混むのですが、ウイークデイの夜は怖いくらい人が少ないです。 |
||
![]() 夜の江門三十三墟街 |
||
夜の時間にオープンしている店も少なくて、歩いている人もまばらです。歩いている人は観光客という感じではなく、地元の人のようです。ましてや外国人なんかはいるはずもありません。 でも中華民国時代の建物がそのまま残る遺跡のような街並みをぶらぶら歩くのはこれはこれで楽しいです。あちこち防犯カメラもありますから治安は心配ありません。 |
||
![]() 江門三十三墟街の点心屋 |
||
| そんな夜の江門三十三墟街を散歩していて、目に留まったのが点心屋です。どんな点心があるか見せてもらいましょう。 |
||
![]() 江門三十三墟街の点心屋 |
||
おー、いろいろな点心がありますね。焼売や餃子の類。饅頭系。おかず系。デザート系。これらの点心が雑多に蒸されています。こういう点心屋はびっくりするほど美味しいということはありませんが、それなりに美味しいものです。 |
||
![]() 江門三十三墟街の点心屋で点心を選び炉端のテーブルで夕食 |
||
私が選んだ点心はこの三つ。エビ餃子、ウズラ焼売と湯葉巻き揚げです。 店の中にはテーブルはなくて、店舗前の歩道にテーブルと椅子があるので、中華民国時代の街の雰囲気に浸り、夜風に吹かれながら、そして道行く人を眺めながら食べる点心は、いつもの香港や深圳の飲茶とは異なる良い思い出になりました。 |
||
![]() ノスタルジックな河記腸粉店(江門三十三墟街) |
||
点心屋のならびにある河記腸粉店。何時に来ても地元のお客さんで賑わっている腸粉屋さんです。見るからにノスタルジックな店構えで、さぞ美味しい腸粉が食べられるのではと期待してしまう腸粉屋さんです。 前から気になっていた店ですが、この日初めて入店しました。入店と言っても、店の前のテーブルに腰かけただけですが。 |
||
![]() 河記腸粉店のチャーシュー玉子腸粉(江門三十三墟街) |
||
河記腸粉店のチャーシュー玉子腸粉です。腸粉をあまり知らない人から見ると、腸粉というのは細長い筒状のものを想像するでしょうけど、河記腸粉店の腸粉は筒状ではありません。この形は、私が大好きな深圳の元記腸粉店と同じく潮汕風の腸粉です。 見た目は筒状の方が見栄えが良いのですが、この潮汕風の腸粉も美味しいのですよ。こうした潮汕風の腸粉は広東省でもあまり見ないのですが、食べてみると確かに筒状の腸粉と同じ味がします。腸粉の皮が美味しく薄く出来上がっていれば、こっちの腸粉の方が美味しいのです。ここ河記腸粉店の腸粉の皮は美味しくて合格です。 |
||
![]() 強盛猪脚麺店(江門三十三墟街) |
||
| 河記腸粉店の並びにある強盛猪脚麺店。ここも香港のドラマでも出てくる店のようで、いつもお客さんで賑わっている店です。猪脚麺とはラーメンの上に豚の脚のローストを載せた麺のことで、江門三十三墟街には5-6店見かけます。 この日は点心と腸粉食べて、まだラーメン一杯くらい入る余裕はありますが、豚脚はカロリーが高いから、やはり見送りました。私もいつか食べないといけないと思っている店です。 |
||
|
|
||
江門三十三墟街の朝 |
||
![]() 江門三十三墟街 |
||
朝の江門三十三墟街です。中華民国時代を時代背景にした中国の映画かドラマを見ているかのような風景です。こういっては失礼ですが、観光客が少ない時間帯はあか抜けた人もあまり歩いていないので、タイムスリップしたかのようです。車がなければもう中華民国時代そのままです。 そういう意味で、江門に来られる場合は江門三十三墟街の近くのホテルで一泊して、まだ観光客が来ないうちに散歩すると良いと思います。 |
||
![]() 昼前後の江門三十三墟街 |
||
昼前くらいになると、江門三十三墟街に観光客も増えてきます。多くは広東省内からの観光客のような気がしますが、香港人も多いです。もともと道も狭いですから、上の写真のように道が人であふれかえります。江門三十三墟街は結構広いのですが、その付近どこに行ってもこんな感じで観光客がいっぱいいるのです。 |
||
![]() 江門三十三墟街の扇子屋 |
||
| 江門三十三墟街にあるお店。扇子や傘などを売っています。扇子や傘には中国らしい色遣いやデザインのものが多くて、日本人にとっても店の商品を見ていると興味をひくものがあります。 広東省製のものだけでなく、例えば浙江省杭州の有名店、天堂傘など中国各地の商品があります。 |
||
![]() 江門三十三墟街 |
||
江門三十三墟街は、中華民国時代の3-4階建てのビルが並ぶ一帯です。この風景は台湾の街でよく見られる建物構造と同じで、騎楼と言って道路に面した一階が通路として開放されている構造です、雨が多い広東省や台湾で、当時建てられた建物に共通しています。 こうした建物も再開発により建て替えられてつつあり、中国本土ではあまり見かけなくなってきました、こうした騎楼が広いエリアで保存されている江門三十三墟街は、そういう意味で昔を知ることができる貴重なスポットと言えます。 |
||
広東省地方都市の飲茶も素晴らしい ![]() |
||
民国茶楼で伝統的な早茶(朝の飲茶) |
||
![]() 民国茶楼(江門三十三墟街) |
||
江門での朝食は、どこでも食べられるホテルの朝食などはやめて、街に出て飲茶しましょう。朝の時間は早茶と言って、飲茶しながら点心をつまむ時間で、これが広東人の朝食スタイルの一つなのです。 江門の市街には沢山の茶楼がありますが、おすすめするのは写真の民国茶楼です。民国というのは中華民国のことですね、当時から営業している老舗店です。上で紹介した江門三十三墟街の点心屋から徒歩1分くらいの距離です。 |
||
![]() 民国茶楼での飲茶風景(江門三十三墟街) |
||
民国茶楼での飲茶は香港や広州などと同じで、店に入ったらお茶を何にするかを聞かれますので、お茶の種類を言って、注文シートで点心を選ぶだけです。簡単です。 お茶は、ジャスミン茶、紅茶、鉄観音など、いろいろありますが普洱茶(プーアー茶)を選ぶのが無難でしょう。点心には普洱茶がよく合うというのが理由ですが、普洱茶という日本ではあまり飲まれないお茶を飲むことで、本場で飲茶をしている実感を味わえるからです。 |
||
![]() 民国茶楼の点心注文シート(江門三十三墟街) |
||
| 民国茶楼の点心シートです。これで点心を注文します。特、大、中、小とかの文字は価格を示しています。どれも安いです。香港や広州の半分以下の価格です。 |
||
![]() 民国茶楼の温泉玉子焼売(江門三十三墟街) |
||
この日注文したのは温泉玉子焼売。温泉玉子焼売というのは、私も初めて見ました。似たような焼売にウズラ焼売というのがありますが、ウズラの代わりに温泉玉子が乗っているものです。そもそも温泉玉子自体が中国では殆ど見かけないのですが、江門ではあるのでしょうかね。 日本の温泉玉子とは違うものの、応戦玉子は普通に美味しいし、焼売部分も美味しいです。 |
||
![]() 民国茶楼の四宝鶏扎(江門三十三墟街) |
||
四宝鶏扎です。扎という字は一緒に包むという意味ですから、鶏など四つの材料を湯葉で包んだ点心です。実際には、鶏肉、シイタケ、魚の浮袋と芋が包まれていました。魚の浮袋は左の湯葉の中にシイタケと一種にくるまれているのがそれです。他の食材の味がしみ込む高級食材で、中華料理ではよく使われています。 これはかなり美味しかったです。 |
||
![]() 民国茶楼の新会陳皮あずきケーキ(江門三十三墟街) |
||
デザート系の点心として、新会陳皮あずきケーキを注文しました。新会は江門の中の街の一つで陳皮(みかんの皮を乾燥させた食材・薬剤)の名産地です。つまり、みかんの味と香りを混ぜたあずきをケーキ状にした点心で、江門らしい点心と言えます。 もともと私は中国のあずきケーキが好きですし、これに陳皮の味がしていて最高ですね、良い選択でした。 |
||
![]() 江門三十三墟街 |
||
こんな感じで民国茶楼で江門らしい早茶をエンジョイして、また江門三十三墟街をさまよいます。江門三十三墟街での夕食と朝食、店を選んで楽しめば、遠く中華民国時代の江門の街を見ているかのようです。ノスタルジックな旅になりました。 |
||
![]() ![]() |
||
|
|
||
![]() |