深圳蛇口・百草堂のスイーツ |
深圳蛇口・百草堂への行き方 |
![]() 深圳湾に建つ華潤集団ビル |
| 香港に隣接する大都市深圳。人口約1800万人の大都市は、香港とは七つの国境で結ばれ、香港深圳間の往来は年々拡大しています。 もともと1980年以前の深圳は人口数千人の漁村でしたが、その後、鄧小平の改革開放政策に乗って都市としての発展を続けています。深圳にはいまだに先端企業が集積し、人口拡大も続いています。深圳にいると、深圳出身者(親の時代から深圳に住んでいる人)は殆どいないことに気づきます。殆どが深圳以外の人なのです。 深圳にはそういうことで、中国全土から人が集まってきます。海外で食べる日式料理が日本の料理と全く異なっているのと同じで、中国内でも本場の料理は地元の人の調理にはかないません。そこで、各地域の調理人も深圳に来て店をオープンさせるのです。 |
![]() 香港から蛇口市場に行くなら深圳湾から深圳入り |
そんな経緯があって、深圳には、広東、上海、北京、四川、東北、西北(西南)、江西、湖北、河南、福建、新疆といった具合に、各地方の専門料理店があって、その数がまだまだ増殖中です。最も多いのは広東料理だと思いますが、次に多いのは恐らく湖南料理だと思います。 ということで、深圳という街は中国各地のグルメを本場に近い味で楽しめる街という性格を持つに至っているのです。 |
![]() 深圳湾のボーダーを深圳へと移動する香港人たち |
| 上の写真は香港と深圳を結ぶ国境の一つ、深圳湾ボーダーです。ウイークデイはビジネスや通学客で込み合うのですが、この写真は週末の昼前後の様子で、香港側から深圳に向かうところです。家族連れの人が多く、実はウイークデイよりも混み合うようになっているのです。 この現象がなぜ起こるかというと、週末は香港人が主としてグルメ目的で深圳に行くことがブームになってきているからです。日本ではこのことはあまり知られていませんが、香港人の北上行動(深圳は香港の北にあるので深圳に行くことを「北上」という)は香港経済にもマイナス影響を与え始めているのです。 |
|
|
百草堂は超人気のスイーツ店 |
![]() 新装された蛇口百草堂 |
中国各地のグルメを求めて香港から大量に北上してくる香港人は、スイーツも好きです。ここ蛇口の百草堂にも最近は香港人らしき人が増えてきました。以前から30分くらいの待ち時間は当たり前の店でしたが、2025年くらいから混み方がさらにひどくなり、2025年年末にとうとう店舗を広げてくれました。 |
![]() 改装前の百草堂 |
改装前の百草堂です。私も足掛け8年この店に通っていますから、この風景が懐かしいです。コロナの頃は客足が衰えましたけど、コロナ後は特に週末には香港人も増えてきて、連日大混雑していましたので、開店時間直後とか夜の9時過ぎとか比較的すいている時間を狙って来るようにしていました。 |
![]() 百草堂が最も混雑するのは夕方から夜 |
上は以前の写真ですが、百草堂が最も混雑するのは夕方から夜です。夕食後にデザートを食べにスイーツ店に来る家族がいたり、昼間は暑いから夕方涼みがてら散歩のついでにスイーツを食べにくる人がいたり、もちろん仲間内で宴会やった後に押し掛けるというパターンもあります。 席がない場合は、次の手順になります。 ①注文用のバーコード(テーブル上ではなく窓などに貼ってあるものです)を微信(WeChat)か支付宝(Alipay)でスキャンしてオーダーする。およその待ち時間が表示されます。 ②席が空いたら素早く座る(北京語ができない人は座ったら自分のオーダー番号をスタッフに知らせておくと良い) ③自分のオーダー番号が呼ばれたら手を挙げてスタッフに知らせる。 この手順が分からないと、いつになっても食べられません。 |
|
|
一番人気は楊枝甘露 |
![]() 深圳・百草堂の楊枝甘露 |
| さて、百草堂一番の人気商品は楊枝甘露。どうですか、食欲そそられますか。この店はメニューが多いのでいろいろ挑戦したい気持ちもあるけど、やっぱり楊枝甘露を注文してしまう回数が多いですね。 百草堂があるエリアは、蛇口の中でも最も早く開発された1990年代から人が住み着いたエリアで、主として香港から来た人が多かったようです。そうした地元の人たちに長く愛されてきている味です。私も8年間お世話になっている味です。2026年1月現在18元という庶民的な価格で提供してくれています。 |
![]() マンゴー西米露 |
| 百草堂ではマンゴー系のメニューを注文することが多いです。これは、私の場合ということですが、周りのお客さんを見てもそういう傾向があるかなという気がします。 このマンゴー西米露を見るとわかりますが、マンゴーの量が多いのです。どっさり入れてくれているのです。こういうのを見ると、また食べたくなってしまうのですよ。 |
![]() マンゴーヨーグルト+湯圆 |
| マンゴーヨーグルトやアイスクリームもあるし、これに小豆を加えたり団子を加えたり、いろいろトッピングもできてしまうから、メニューは無数と言っても良いでしょう。 |
![]() 百草堂のメニュー |
| 百草堂での注文はスマホですが、各テーブルには丁寧にメニューが置かれています。表裏の二ページにぎっしり書いてあります。 スマホ注文をすると、だいたいこのメニューと同じだけ品数が出てくるのですが、注文を決めた後にトッピングや増量などもできる仕組みになっています。そういう点ではスマホ注文は楽ですね。最初はスマホ画面から探しているメニューに行きつくのが大変でしたが、今は私もスマホメニューからスイスイ注文できます。 |
|
|
ミルクかき氷も見逃せない |
![]() マンゴー西米露ミルクかき氷 |
昔はなかったと思うのですが、コロナ明けの夏頃からミルクかき氷が商品化されました。深圳は暑いし、夏の期間が長いですから私もたびたびお世話になっています。 第一に見た目に圧倒されますね。写真だと分かりづらいですが、これはかなり大きいのです。私は殆どの場合一人で食べていますが、二人前の量だと思います。スプーンも二つ付いています。 完食するのはなかなか大変です。いつも嬉しくなる挑戦です。。 |
![]() あずきマンゴーミルクかき氷 |
この店のミルクかき氷で私が最も好きなのがこれ、あずきマンゴーミルクかき氷です。甘いあずきとマンゴーとミルクかき氷を一度に楽しめる夢のようなかき氷です。 私はこの店でスイーツを食べる時には二品注文していたのですが、これが登場してからは一品で足りるようになりました。二品注文していた頃は、例えばマンゴー西米露とあずきヨーグルトといった組み合わせで、あずきとマンゴーを胃の中で一緒にしていたのですが、この商品ができてからは一度に食べられるようになりました。 |
![]() 楊枝甘露ミルクかき氷 |
| ミルクかき氷シリーズで最新のメニューは、この店の人気商品である楊枝甘露とミルクかき氷をセット化したこの商品です。楊枝甘露で使われるポメロをミルクかき氷のトップに乗せると、確かにマンゴー西米露かき氷より、ビジュアル的に華やかになりますね。 |
![]() 楊枝甘露ミルクかき氷 |
食べていくと構造が分かります。上からマンゴーシロップとポメロ、ミルクかき氷、タピオカ、かき氷という構造になっているのでした。 これも美味しいのは間違いないけど、楊枝甘露の昔からのファンとしては楊枝甘露は楊枝甘露として食べて、かき氷はまた別のものを食べた方がいいかなという印象です。 |
![]() ![]() |
みんなで行くとこんな感じになる |
![]() |
| 百草堂の存在を私に教えてくれたのは、会社の社員でした。会社の食事会をこの界隈で開いた際に帰りに寄ったのが最初です。以来、この界隈で食事した時についでによる機会が増えました。 みんなで一緒に食べる時、何を注文したかがわかるように一緒に写真を撮っています。そうするとやっぱり、マンゴーが多いのです。 |
![]() |
この日などは6品あって、全部マンゴー入りです。こういうのを見ると、百草堂に来たらマンゴー中心に注文するのは王道だという気がしてきました。 |
|
|
百草堂周辺はグルメファンなら見逃せない |
![]() 蛇口旧市街にあるローストの徳記 |
百草堂がある界隈は蛇口の旧市街で、地下鉄だと2号線の東角頭と水湾との間になります。昔からの街で、蛇口市場という大きな市場や昔からの老舗店があるグルメファンには魅力的なエリアです。 ですから、そうした店で食事をしたついでに百草堂に立ち寄る行動パターンが出来上がるのです。最初に紹介するのは徳記という焼臘店(焼き味店)です。ここは各種のローストも美味しいですが、市場で買ったシーフードを中華料理に調理してくれる店でもあります。百草堂から徒歩1分です。 |
![]() 徳記のガチョウのロースト |
徳記のガチョウのローストです。どうですか、この焼き色。ガチョウのローストは皮が美味しいです。噛めば噛むほど皮からジューっと肉汁が出てきて、、その美味しさが分かると癖になってしまう味です。 ガチョウ以外にチャーシューとかダックなどもありますが、せっかくですからガチョウを食べましょう。それも焼鹅飯(ガチョウご飯)というセットではなく、ガチョウ一皿(烧鹅例牌)を注文しましょう。そうするとこの写真のガチョウのローストが出てきます。量が多いですから二人で一皿で十分です。 徳記についての詳細はこちらをご覧ください。 |
![]() 蛇口市場の海産物エリア |
| このエリアにはせっかく蛇口市場がありますから、蛇口市場でシーフードを買って近くのレストランに持ち込み調理してもらうことが可能です。蛇口市場も百草堂から徒歩1分の場所にあります。今紹介した徳記も持ち込んだシーフードを調理してくれるレストランの一つです。 詳しいことは下のページをご覧ください。 |
![]() |
![]() 市場で素材を買って海鮮料理(ロブスター) |
ロブスターも市場で選んで量り売りで買って、レストランの持ち込めば驚くような低価格で食べることができます。しかも本格的に美味しいですよ。 |
![]() 市場で素材を買って海鮮料理(ホタテ) |
ホタテもこういう春雨と合わせてニンニク蒸しにするのは、どこのレストランでもやってくれます。詳しくは先ほどのリンクの頁を参照してください。 ・ |
![]() 市場で素材を買って海鮮料理(蟹) |
| 蟹も同様です。レストランに持ち込んで。どんな料理にしたら美味しいかを聞いて、それで作ってもらえば良いだけです。言葉の壁は当然ありますが、今は翻訳ソフトもあるから、あまり心配いらないと思います。 |
![]() 蘩楼は飲茶の超おすすめ店 |
| もっと簡単な食事ということであれば蘩楼という飲茶の美味しい店も、百草堂から徒歩1分の場所にあります。ここは工夫茶と言って、テーブルでお茶を一杯ずつ淹れて飲む本格的な飲茶店です。ただかなりの人気店で大変混みあいますので、待ち時間を考える必要があります。 飲茶というのは、一般的に朝から昼過ぎくらいまでの店が多いのですが、ここはレストランではなく茶楼の形式ですので、夜も飲茶できます。また点心だけではなく少ないですが簡単な広東料理もメニューに載っています。 |
![]() 蘩楼のエビ焼売 |
| この蘩楼の素晴らしさは何と言っても点心の美味しさです。このエビ焼売など、日本では考えられない美味しさですし、香港でも滅多に食べられない味です。蘩楼については下のリンク先で詳しく紹介していますから、そちらを参照してください。 、 |
![]() 蛇口旧市街ではマッサージもおすすめ |
| このように百草堂の周りにはいろいろグルメのおすすめ店がありますから、ランチを飲茶かローストにして、それから近所を散策して、夕方6時くらいまでに市場でシーフードを買い集めて、夕食は海鮮料理。食後は百草堂でスイーツなんてこともできます。 また、昼食後の時間が空きすぎるという人には、蛇口旧市街に沢山あるマッサージ屋をおすすめします。夕食後にマッサージを受けたい人もいるでしょう。この界隈にはマッサージ屋が多くて、私もよくお世話になっています。深圳中心部の価格の半分くらいかなと思います。香港でのマッサージに比較すると3割くらいの価格で受けられるので香港人の利用も多いようです。 このマッサージまで加えると、蛇口旧市街はワンダーランドのような魅力にあふれているのです。 |
![]() ![]() ![]() |