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三国志桃園結義の舞台、劉備の故郷 涿州への行き方



(桃園結義の舞台、楼桑村)



 涿州(たくしゅう)市は、北京市に隣接する市で、三国志の英雄、蜀の劉備玄徳が、兵を起こす前に住んでいた涿郡楼桑村があった場所でもあり、関羽と張飛という生涯の仲間と兄弟の義を結んだ場所でもあります。
 北京西駅から列車で行くこともできますが、列車は本数も少なく、涿州から北京に戻る最終列車もかなり早い時間(午後3時過ぎ)に設定されていて、利用価値は低いと思います。
 涿州に行くなら、写真の「917系統支4」のバスが便利です。北京の天橋バスターミナルから出ています。1時間強も乗れば到着します。917系統のバスはいくつか路線があるようです。写真の「支4」が涿州行きですので、乗り間違えないようにしてください。バスは10分おきくらいに頻繁に走っていますし、夕方まで走っているので便利です。


 天橋バスターミナルです。昼ごろにターミナルに着きましたけど、大変な混雑です。長い行列になっていても、バスは次から次へと来ますので、それほど待たずに乗ることができるはずです。


 車内は長距離バスと同じようなつくりで、ゆったりしているとまでは言えないものの、列車で行くよりはずっと快適です。勿論、北京市の交通カードで乗車することもできます。
 バスはすぐに満席になって出発しました。観光客らしい乗客は私たち二人以外には殆どいません。地元の人たちが利用するバス路線のようです。




 バスは涿州行きと表示されていますが、正確には、高速道路から涿州市の市街地を経由して涿州開発区まで行きます。高速道路を降りてからも沢山の停留所を経由していきますので、どこで降りるかが問題です。
 予めネットで調べたのですが、列車で涿州に行っているケースが多くて参考になりません。バスで行くときに、どこで降りると三義宮や張飛廟に近いのか、こうなると自分なりに考えて結論を出さないといけません。
 私の結論としては、どうせバス停から歩けるはずもないのだから、タクシーか何かを捕まえないといけないのだろう、それなら、タクシーがいそうな「市政府(市役所)」というバス停で降りてみようということでした。

 

 市政府のバス停です。これは、下り方面のバス停なので、北京から来た時に降りるバス停です。市政府は確かに近くにありますが、タクシーはいません。途中バスの車窓から見ていても、涿州市内でタクシーなど見かけたことはありません。ただ、二輪車を改造したタクシーもどきの車を2・3台見かけていましたので、それを待つしかないと思っていました。
 そこに現れたのが、白タクのアンちゃん。3時間100元で涿州市内を回ってもらうことで商談が成立しました。


 若いですけど礼儀正しいアンちゃんです。最近買ったばかりの、まだ新車の匂いのする車で涿州見学です。市政府のバス停から三義宮や張飛廟までは、彼の車に乗れば、10分とかからずに行けます。ちょっと荒っぽい運転ですが、中国では普通の運転です。歩いたら、どれだけ時間がかかったか分かりません。
 このアンちゃんが現れなかったら、タクシーもどきを待つのに相当時間がかかったかもしれません。涿州市内の移動については、バスもありますが、本数は少なく不便です。また、レンタサイクルも自転車の手入れが悪くお尻が痛くなるなどと聞いています。涿州市内の移動は、ちょっと苦労するかもしれません。
 三義宮や張飛廟など涿州観光の概要は、こちらのページをご覧ください。


 涿州市内か北京への戻りも、バスを使います。涿州市政府の上りバス停です。沢山の人が利用します。頻繁に出ていますが、一般的に中国では終バス時刻が早いので注意してください。
 北京から涿州までバスで往復すれば、午後1時くらいに北京を出て夕方涿州を出発するというスケジュールでね涿州のスポットを十分に見てくることは可能です。北京に行ったら、三国志の聖地、涿州にぜひ立ち寄ってみてください。

三国志の桃園結義の舞台、劉備の故郷「涿州」
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(桃園結義の舞台、楼桑村)