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アジア写真帳(チェンマイ)−チェンマイゲート市場


アジア写真帳(チェンマイ)


 チェンマイゲート市場は、その名の通りチェンマイゲート(チェンマイ門)のすぐ横にある小さな市場です。チェンマイゲートは旧市街の堀の南の中央あたりにある門で、郊外に行くソンテウの発着場の近くです。それほど大きい市場ではないので、日本のガイドブックではあまり紹介されていませんが、いわゆる庶民の生活を見ていくには、適当なところではないでしょうか。


 チェンマイゲート市場の周りには沢山の露天商が並んでいます。
 ここは果物屋さん。季節柄、果物の種類が少なくてカラフルさには欠けますが、チェンマイらしい光景です。昼ごろ行ったものですから、お客さんが少なくて少し活気に欠けますね。


 バナナ屋さんはタイ産のバナナを販売します。タイのバナナはホムトンバナナと呼ばれています。「ホムトン」とは「黄金の香り」を意味します。日本でよく見かけるバナナは、フィリピン産のジャイアント・キャベンディッシュという品種で、細長くて見栄えも良いものです。それに比較すると、タイ産のホムトンバナナは小さくて見た目に貧弱なのですが、食べてみるとこれが意外に甘くてすっぱくて美味しいのです。
 タイびいきの私が言っているので、多少割り引いて聞いてもらった方が良いとは思いますが、フィリピン産のジャイアント・キャベンディッシュという品種より、はるかに美味しいと思うのです。ぜひ、皆さんもお試しください。


 魚屋さんもあります。生きの良い魚が飛び跳ねています。


 お肉屋さんもあります。
 カートを押して欲しいものをカートに入れて、レジで並んでお金を払うというスーパーマーケット方式っていうのは、どこか味気ないなと思います。こういうふれあいのあるマーケットの方が人間的でいいと思います。
 が、ここチェンマイにおいても、ロータスとかカルフールとかいった大資本のスーパーが進出していて、私もそうした所に行きましたけれども、大変賑わっていました。でも、まだまだこの市場には、そうしたスーパーマーケットにも負けない集客力があります。




 チェンマイゲート市場の魅力は惣菜屋さんの数です。夜になると、市場の周りには沢山の屋台が出るとも聞いています。
 惣菜屋さんが多いのはタイの特徴です。タイで日本人が生活するうえでも、この惣菜屋さんの存在は貴重で、自宅に持ち帰れば自宅のダイニングテーブルをタイの食堂にすることができます。本格的なタイ料理を自宅で楽しめるのです。そういう意味では、チェンマイゲート・マーケットは日本のデパ地下みたいなものなんです。

 
 
 チェンマイゲートマーケットのこの通りには総菜屋さんが軒を連ねています。どんなお惣菜が売られているか、ちょっと見てみましょう。

 
 
 カレー屋さんですね。ざっと見た感じ14種類のカレーが販売されています。ご飯も売っていますので、ご飯とカレー二種類くらいを別々の袋に入れてもらって帰れば、自宅が美味しいカレー屋さんになります。カレーが美味しいアルーン・ライもびっくりです。

 
 
 ここはヤキソバ屋さんかな。

 
 
 ここは串焼きやガイヤーンのお店ですね。今日は、カレーライスとヤキソバとガイヤーンのセットで昼飯でも食いましょう。豪華なランチです。



 
 
 ここまで簡単に紹介してきたように、チェンマイゲート・マーケットはワローロット市場などと比べると小さくて販売されている商品も少ないのですが、食料品、お惣菜の類が豊富で、見ているだけでも楽しくなります。夕方には屋台が並ぶので、そんな時間に行くのも一考です。

 
 
 チェンマイゲート市場前でお客さんを待つシクロ乗りののおじさんたち。チェンマイでシクロを見るのは珍しいですね。


 チェンマイゲート市場は旧市街の堀に面してあります。右手手前の平屋建て建物がマーケットで、左手にお堀が見えます。
 マーケットのまわりには高い建物が全くなく、大変のどかな街並みが続いています。また、どこの市場もそうですが、ここに集まる人たちは普段着の姿を見せてくれています。
 私はこのあたりのお堀端を散歩するのが大好きです。

 
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