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アジアグルメ図鑑(中国江南)−紹興国際大酒店のレストラン

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  私の紹興での宿泊場所は紹興国際大酒店です。汽車西駅(西バスターミナル)の向かい側にあります。
 写真は汽車西駅前のロータリーですが、このモニュメントは何だと思いますか?私は、紹興での伝統的な交通機関である烏篷舟(足漕ぎ舟)の櫂(かい)のあたりを形どったのではないかと思います。
 さて、モニュメントの向こうに見えるベージュ平屋建ての建物が、汽車西駅(西バスターミナル)で、私の宿泊する紹興国際大酒店は汽車西駅の左になります。左の写真が、紹興国際大酒店です。立派な4つ星ホテルで、セキュリティはもちろんのこと、設備・サービスともに、満足できるホテルです。日本からでもネット予約できますが、価格は旅行会社によって相当な違いがありますので、よくネット上で比較した上で、予約することをおすすめします。
 私がホテルで食事することは本当に稀です。が、どうしても外で食べる時間がなくなって、ホテルの中で昼食を食べざるを得なくなったものですから、この紹興国際大酒店1階にある高級中華料理レストランで、食事をしたことがあります。
 その際、折角ですから、臭豆腐を食べてみました。さて、ホテルの臭豆腐はどうだったでしょうか。

 
 この日は一人の昼食でした。また、酒も飲みたくなかったものですから、本当は炒飯か麺類で良かったのですが、少し腹ごしらえしておかなければならない事情もあったので、お茶を飲みながら、一人で昼食です。
 まず、注文したのは、紹興醤鴨です。しょうゆ漬けして焼いた鴨です。紹興の鴨は旨いと聞いていましたが、噂通り、味の良い鴨です。見た目に脂っこい感じがしますが、味付けもすっきりしてます。さすが、ホテルの味です。
 合格です。


 出てきました。臭豆腐です。臭豆腐は、とにかく独特の風味と強烈な臭気を持つ料理ですが、ホテル内のレストランでも普通に注文できます。写真手前の辛いたれをつけて食べます。
 上品に、一口サイズに切って出てきましたね。臭いの強烈さは、ホテルのレストランが広いせいか、あまり感じません。口にほうばると、口の中に広がる芳醇な香り、何とも言えません。
 臭豆腐は、とにかくその臭いが強烈なものですから、日本人の中には全く食べる気が起こらないという人もいるようですが、先入観を持たないで、ぜひトライしてもらいたいと思います。本当に旨いですよ。


 そして、揚州炒飯です。
 ご存知の人も多いと思いますが、揚州は、漢の時代に設置された13州の一つで、今の中国江南地方は、この揚州に含まれます。そうした意味で、地元のメニューの一つだといえます。
 日本で一般的に炒飯を頼むと、この揚州炒飯風の炒飯が出てきます。ただ、現地の炒飯が日本のものとどこが違うかといえば、米がベチャベチャ水っぽくないことです。日本では普通に炊飯したご飯を炒めますが、こちらでは、水をあまり入れずに蒸した米を炒めます。当然、水気の量が少ないので、サラサラしたご飯になるのです。
 シンプルな炒飯ですが、旨いです! 

 ホテルで昼飯なんてあまり食べないのですが、ずっと横にチャイナドレスのお姉さんがついて、お茶の給仕をしてくれていて、勘定したら、なんと60元以下でした。日本円1,000円以下で、こんなにおいしい料理を、しかも、素晴らしい雰囲気の中で食べられて、大満足です!

 この店、なかなか美味しいです。今度誰かとまた来たいと思っていたら、そのチャンスがやってきました。また昼飯ですが、今度は二人で昼飯ですから、前回よりも多くの料理を注文できそうです。



 

 まず、最初に注文したのが、ローストチキン。期待した以上に旨そうな色に焼けています。食べてみると、柔らかくて味もいいですね。いい鶏使ってますよ、きっと。旨いです。口の中で、ジューッと旨さが広がります。


 そして、今度は蒸した臭豆腐です。前回、この店で臭豆腐は食べていたので、今回は蒸したものに挑戦です。臭いは当然ですが強烈ですが、旨いですね、これ。臭豆腐というのは庶民料理ですが、この高級レストランで食べてもおいしいですね。
 日本ではどうして臭豆腐の店が少ないんでしょう。私には、ラーメンや餃子と同じくらい、普及できるメニューだと思うんですけど。


 ここからは、肉系の料理が続きます。まず、紹興名物と言われている魚香肉絲です。豚肉や野菜を魚香という調味料をベースに炒めた料理です。紹興の別の店で食べた魚香肉絲はもっと辛かったのですが、この店では少しピリッと来る程度で、食べやすい味付けです。
 この料理で使う魚香という調味料は、広東料理や四川料理でも使われますが、私の経験では、広東料理では甘辛い味付けになりますし、四川料理では辛い味付けになります。紹興での使い方は、どちらかというと、四川に近い辛い味付けになっていると思います。


 今度は、隣町、杭州料理の定番、東坡肉です。豚のバラ肉をトロトロになるまで、醤油漬けで長時間煮込んだ料理で、見た目ほどには脂っこくありません。
 このレストランの調理人は何を作らせてもいいですね。この東坡肉も、本場杭州に負けず劣らずの味付けと煮込み具合です。柔らかくて味わいが深くて、そして、しつこくない味です。昼間っから、しっかり完食してしまいました。


 そして、前回と同じく、ご飯は揚州炒飯です。前回来て食ったときの味が忘れられなくて、また、食ってしまいました。相変わらず旨いです。満足です。今回注文した料理のすべてに大満足です。このレストラン、私の口に合います。
 また、来たいですね。紹興にはあまり行く機会はないのですが、シェフが変わらないうちに、また紹興まで来て、このレストランで食いたいですね。今度は、もっと大勢で来たいですね。

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