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煲仔飯と点心でミシュラン入りの嚐囍煲仔小菜

 煲仔飯と点心でミシュラン入りの嚐囍煲仔小菜


 煲仔飯とは

香港の煲仔飯とは

 煲仔飯(ばおじゃいふぁん)は土鍋を使って一人前ずつの白米を炊き、炊きあがりの直前に具を乗せて蓋をして蒸し、たれをかけて完成させる土鍋ご飯です。特に寒い時期というか涼しい時期に人気が高まるご飯です。炊きたてのものが食べられのは良いのですが、ご飯を炊いて具を乗せて調理すると30分かそれ以上かかるので、煲仔飯専門店でさえランチタイムには食べられず、夕方から夜にかけて食べるご飯になっています。

煲仔飯

 上の写真は元朗にある煲仔飯専門店で食べた煲仔飯です。煲仔飯を食べさせてくれる店では、どんな店でもふたを付けたままテーブルに運んできます。今作り立てだぞという雰囲気を出しているのです。
 そして、ふたを開ける瞬間、それが煲仔飯の第一の見どころであり、感激しどころです。まずふたを開けていくと美味しそうな香りがドッと周りに広がります。そして、目の前に具を乗せた土鍋ご飯が見えます。日本人がかつ丼や天丼のふたを開ける時に似ています。けれども、かつ丼や天丼と異なるのはふたからはみ出るほどの具を乗せないのが香港流というところでしょう。

煲仔飯のおこげ(香港)

 煲仔飯にはたいていはしょうゆベースのたれがかかっていますが、ご飯全体に行き渡っていないので、よくかき回して食べます。日本人の美意識からすると、ここでごちゃごちゃ混ぜると美味しく見えなくなるという気がしますが、たれが行き渡っていないのでやむをえません。私もゴロゴロ、ゴチャゴチャとかき回します。

香港で煲仔飯を食べる

 煲仔飯の第二の見どころであり、感激しどころはお焦げ(おこげ)です。これが美味しいのです。して、そんなことに感激しながら、具を楽しみご飯をたらふく食べるのが煲仔飯の正しい楽しみ方です。
 以下に、私が煲仔飯で一番気に入っている嚐囍煲仔小菜という店を参考に、煲仔飯の美味しさをお伝えします。


 嚐囍煲仔小菜はミシュランでも紹介されている名店

煲仔飯の名店、嚐囍煲仔小菜(香港)

 嚐囍煲仔小菜は香港島西部の堅尼地城(ケネディタウン)にある煲仔飯専門店です。堅尼地城は上環の西、西環のその西にある下町で、香港島の二階建て電車、トラムの西の終点がある街です。庶民の街です。そんな庶民の街の街角に嚐囍煲仔小菜はあります。
 嚐囍煲仔小菜で煲仔飯を食べられる時間は夕方6時以降です。この店に私が行くのは、夕方6時以降の煲仔飯と朝6時からの飲茶タイムです。

嚐囍煲仔小菜(香港)はミシュランでも紹介

 こんな下町の小さな店ではありますが、嚐囍煲仔小菜はミシュランでも紹介されている名店です。日本人にはほとんど知られていませんが、香港人の間では少しは知られた店なのです。

嚐囍煲仔小菜(香港)は夕方6時開店

 ですから夕方6時の開店前には、上の写真のように点灯は開店を待つ人でごった返します。殆どが煲仔飯目当ての人です。なお、ご参考までに午後は4時まで下午茶の時間で、4時から6時の間が休み時間になっていてお客さんは入店することができなくなっています。



嚐囍煲仔小菜(香港)のメニュー

 夕方のメニューです。煲仔飯以外にもたくさんのメニューがあります。数人で来る場合には、煲仔飯を人数の半分くらい注文したうえで、いくつかおかずを注文すると良いと思います。私はいつも孤独のグルメなので、煲仔飯だけ注文しています。

嚐囍煲仔小菜(香港)の煲仔飯

 上の写真は窩蛋牛仔肉飯(牛肉玉子煲仔飯)にシイタケと豚肉のスモークをトッピングした特製煲仔飯です。見るからに美味しそうですね。この店の良いところの一つに具の盛り付けの豪華さがあります。食欲が湧く盛り付けです。
 因みに注文してから煲仔飯が出てくるまで30分以上かかります。スマホでもいじりながら気長に待ちましょう。

煲仔飯
 
 しかし、上でも説明した通り、きれいな盛り付けではありますが、ゴチャゴチャとかき回してタレをご飯全体に行きわたらせてから、食べ始めます。卵が入ると食べやすいのですが、海外で卵はどうも気が向かないという人は遠慮しましょう。香港ですから衛生的には全く問題はありませんが、ちょっとでもそういう不安があると美味しい料理も美味しく感じなくなるからです。
 もちろんこの日も美味しく完食しました。量としては一人ではちょっと多いかなという感じです。二人で来るなら、煲仔飯一つとおかず二品くらいの方が食べやすいと思います。

煲仔飯
 
 夕方6時以降の店内の様子です。ほとんど全員が煲仔飯を食べています。一人で来る人も少しいますが、たいていは家族や有人と複数の人間で来ています。外国人はあまりいないですね。メニューは英語メニューがあるのか私は知りません。でも、外国人があまり来ない店ですから英語メニューなんかないはずです。



嚐囍煲仔小菜で飲茶

嚐囍煲仔小菜の点心(香港)

 上でも書きましたが、嚐囍煲仔小菜の朝は6時からの営業です。朝は飲茶タイムです。早い時間の飲茶を早茶と言いますから、正しくは早茶タイムです。
 店頭に点心を入れた蒸籠が積み重ねられますが、これはテイクアウトするお客さん用の点心を入れてあります。店内で食べる人は、店内でオーダーシートにより注文します。オーダーシートは広東語しかないかと思いきや、英語も書いてあります。でも英語で見るより広東語の漢字を見た方が日本人にはわかりやすいと思いますから、広東語でメニューを見て注文してください。

嚐囍煲仔小菜の焼売(香港)

 エビ焼売です。日本であれば焼売の中は肉かひき肉ですが、ここ嚐囍煲仔小菜ではエビがくるまれています。見た目は地味ですけど味は豪華ですよ。

棉花鶏(嚐囍煲仔小菜、香港)

 嚐囍煲仔小菜での自慢の点心の一つ、棉花鶏です。これはお茶に合うのですね。特に普洱茶(ポーレー茶)に合います。さっぱりした優しい味付けは日本人好みです。

嚐囍煲仔小菜の点心(香港)

 潮州韮菜粿は韮饅頭です。これも嚐囍煲仔小菜の人気商品のようです。私も時々食べますが、日本人が朝食べるには少し油っこいかなという気もする一方で、にら餃子が好きな方にはぜひおすすめしたい点心でもあります。

韮饅頭(香港の点心)

 中を割るとこんな感じで、要は餃子の形をしていないですが、餃子に近い味です。ただ、油は日本の餃子とは違いますので、その点が日本人にとっては油っこく感じる理由です。
嚐囍煲仔小菜の朝(香港)

 朝の店内です。朝はますます香港人だけのローカルな雰囲気一杯です。常連さんが多くて、それぞれ自分の席を決めていますから、どいてくれとは言いませんが、他の席が空いていても自分がいつも座るテーブルに相席してくる人が多いです。気にしないで、香港のローカルな飲茶屋の雰囲気を目いっぱい楽しみましょう。




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