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深圳の広東料理、金谷1号はおすすめレストラン


 深圳の広東料理、金谷1号はおすすめレストラン


金谷1号はウェブで探した人気の店 

金谷1号海鮮酒楼入口(深圳)

 深圳で美味しいレストランを知るコツは、第一に深圳の人に美味しいレストランに連れて行ってもらうこと、そして第二にウェブで調べることが挙げられます。このページで紹介する金谷1号は、この第二の方法で知ることができたレストランです。私が見ているサイトは大衆点評です。この金谷1号はこちらのページに載っています。地図も載っていますから場所は大衆点評で確認してください。
 それではあまりにも不親切なのでざっくりと場所を説明すると、最寄の地下鉄車公廟(车公庙)駅からは徒歩10分程度で、位置的には深航酒店(深圳航空ホテル)の南側の泰然六路に面しています。泰然六路を深航酒店(深圳航空ホテル)の南側くらいまで歩くと、ビルの一階に上の写真のように金谷1号の入口が現れます。

金谷1号海鮮酒楼(深圳)
 
 大堂は二階ですから、入口を入ってエレベータで二階に上がってください。上の写真は二階のエレベータホールです。広い待合室があります。土日の昼過ぎになると、席待ちのお客さんがこのスペースにあふれます。ただ、土日以外ではそんなに混んでいる状況を見たことはありません。

深圳の美味しい広東料理レストラン、金谷1号

 この日は二人でランチを食べに来ました。仲間うちで来るのであれば飲茶で済ましてしまうのですが、この日は深圳でいつも世話になっている人を連れてきたので、点心以外のメニューも注文しました。
 まず、化皮焼腩仔(皮つき豚肉のロースト)です。広東料理の定番の焼味料理(ロースト料理)です。こんな写真を見ると昼からこんなに脂っこい料理をよく食べますねなどと言われそうですが、これが実に脂っこくないのです。

 
金谷1号の豚の皮つきロースト(深圳)

 ちょっとアップしてみてみましょう。皮の部分などは絶妙の焼き加減ですね。焼き色は上の写真でほぼ実際の色が表現されています。(ご覧になっているパソコン等の画面の質により必ずしもそうは言えませんが。)この皮がパリパリしていて美味しいのです。 そして肉の部分がジューシーですから、文句のつけようがありません。素晴らしい出来栄えです。

金谷1号のエビの鉄板焼き(深圳)

 続いてエビの鉄板焼きです。素材の味を生かしていて、広東料理らしいさっぱりとした味わいです。ただ、金谷1号海鮮酒楼だからということで、期待していたのはもう少し大きめのエビでした。エビがちょっと貧相かなという印象です。

オクラをわさび醤油で(深圳・金谷1号)

 金谷1号は広東料理レストランですけれども、メニューには四川料理や日本料理のメニューも少しですが含まれています。上の写真は日本料理でオクラ(秋葵)です。オクラを冷やしてわさび醤油で食べるのです。まるで刺身のようにして食べるのですね。
 私はオクラをこのように食べるのは初体験でした。まあ日本でも、大衆的な回転寿司なんかに行くと、オクラが入った軍艦があったりしますけど、オクラだけで食べるというのは初めてです。この料理は深圳の日本料理店では比較的知られていると聞いてさらにびっくりです。食べてみると、わさび醤油のせいでしょうか、違和感はないし、中華料理で油がたまった口の中を浄化してくれるような感じがします。これ、悪くないですね。

美味しいホタテ乗せ焼売(深圳・金谷1号)
 
 点心はホタテ乗せ焼売を注文してみました。乗っているホタテは若干薄切ではあるものの新鮮で美味しいです。焼売自体は、後ほど紹介するように、ここ金谷1号の点心はレベルが高いので、日本人を間違いなく満足させてくれます。これは美味しいです。


 孜然烤羊排(骨付き羊肉のクミン焼)

骨付き羊肉のクミン焼(深圳・金谷1号)

 そして、今日のメインディッシュ、孜然烤羊排(骨付き羊肉のクミン焼)の登場です。これはジャンル的には四川料理に入る料理だと思います。広東料理レストランで食べる四川料理ですからあまり期待していなかったというのが正直な話なのですが、テーブルに運ばれてきた瞬間から素晴らしい香りが漂います。本格的な香りがします。

骨付き羊肉のクミン焼(深圳)
 
 見てください、この焼け具合を。絶妙ですね。そして、味付けが何と言っても素晴らしいのです。日本ではあまり食べない羊肉ですが、こうした料理や孜然羊肉(羊肉のクミン炒め)とかを食べると、やっぱり羊肉は美味しいと感じます。
 そして、ここ金谷1号のもう一つの素晴らしさは、この孜然烤羊排(骨付き羊肉のクミン焼)が出てくるタイミングです。ひょっとしたら調理時間がかかったのでたまたまだったのかもしれませんが、残すのは食事とデザートだけというタイミングでテーブルに運ばれてきたのです。この料理は味付けが濃いので、広東料理の前に出てしまうと、その後に食べる広東料理の味が損なわれる恐れがあるのです。この料理の順番というのは広東料理では大切なポイントの一つで、香港の良いレストランに行くとそうした気遣いがよく感じられるのです。お客さんに美味しく食べてもらってまた来てもらうためには、料理を出す順番をレストラン側が考えなければならないのです。

満腹の胃にも優しい広東粥(深圳)

 さあ、ほとんどお腹いっぱいです。せっかくのお粥でしたが、完食は無理です。この日の粥は牛肉とレタス入りにしました。広東粥ですから食べ過ぎた胃にも優しく食べられます。やっぱり広東粥は美味しいですね。

  
ドリアンパイは定番のデザート(深圳)

 お腹いっぱいですけど、デザートは別腹です。今日のデザートは、いいえ、今日のデザートも私の定番、ドリアンパイです。サクサクしたパイ生地の中からドローリとしたドリアンの香りがこぼれてきます。うーん、美味しい。ドリパンパイはこうでなきゃいけない。そんなお手本のようなドリアンパイを食べながら、心は幸せいっぱいになったのでした。



 金谷1号は飲茶も高水準

深圳の金谷1号レストランの店内

 この日は2時ごろに飲茶を目的に金谷1号に行きました。金谷1号は3時から休憩時間に入ります。上の写真は3時少し前に撮影したものですから、もう殆どお客さんがいません。私たちが入った2時ごろでも十分に席は空いていました。

飲茶の時は普洱茶が合う(深圳)

 私が選んだお茶は普洱茶です。飲茶の時には普洱茶が一番合いますね。昔は飲茶の時間に点心を食べながらビールをよく飲んでいたものですが、そんな食べ方が一番太りやすいのです。油を落としてくれる普洱茶を飲みながら点心をつまめば、毎日飲茶していてもそんなに太るものではないのです。普洱茶のダイエット効果の詳細については姉妹ページをご覧ください。

美味しい蝦餃子(深圳・金谷1号)
 
 最初の点心はエビ餃子です。エビ餃子を食べればそのレストランの点心の良し悪しは一発で分かります。ポイントの一つ目はエビの新鮮さであり、もう一つのポイントは皮の甘さと透明感です。
 エビの新鮮さに関しては、ここ金谷1号のエビ餃子のエビはまさにプリプリで、新鮮さを感じさせてくれます。

蝦餃子は皮も決め手の一つ(深圳)

 そして皮の甘さと透明感も水準を大きく上回ります。上の写真を見ていただきたいと思います。蒸し上がったばかりのみずみずしさ感じさせる透明感ある皮は、見るからに食欲をそそります。ダメなレストランでは何度も蒸し返しているのでこのみずみずしさが失われます。厚いゴワゴワの皮など論外です。これこそ広東料理レストランらしい本当のエビ餃子の美味しさがここ金谷1号では味わえます。

ホタテとエビの湯葉巻揚げ(深圳)
 
 続いてホタテとエビの湯葉巻揚げです。爽やかさまで感じさせるほどのこのパリパリした湯葉の揚げ方は芸術的です。食欲を掻き立てられます。食べてみると、揚げているのに全く脂っこくない湯葉巻きです。100回以上、いや、もっとかも知れませんが、何度も食べた湯葉巻揚げの中でもトップクラスの味です。

絶品の味、ホタテとエビの湯葉巻揚げ(深圳)

 湯葉巻きの中には大きなホタテとエビが入っていて、その味を損なわないように脂っこさを排除した調理法なのです。湯葉の香りもほのかに感じられます。何度も書いて申し訳ないのですが、美味しいです。美味しい点心です。

クルミ入り饅頭は期待以上の味(深圳・金谷1号)
 
 クルミ入り饅頭です。饅頭では、主流はチャーシュー饅頭ですし、最近人気が高いのはクリーム入り饅頭です。私もその2つを注文することが多いのですが、この日はクルミ入り饅頭を注文してみました。
 食べてみると、オッと思わず驚かされるような美味しさです。

こんなに美味しくて良いのか、クルミ入り饅頭
 
 小豆などの甘さが饅頭の中からこぼれてきます。チョコレート味もしていて、それらが流れるようなトローリとした状態で包まれていたのです。こういう言葉がふさわしいかどうかは別として、想定外の美味しさでした。

意外に美味しいトウモロコシ餅(深圳)
 
 今度はトウモロコシ餅です。初めて食べました。本当のことを言うと、オーダーシートではこの後のエッグタルトのすぐ下の行に書いてあった点心なのですが、私が1行間違って印をつけてしまったのです。ですから全く期待していなかった点心です。
 それがどうでしょうか、食べてみるとこれまた想定外の美味しさなのです。3個しか入っていなかったので、喧嘩にならないように二人で仲良く1個半ずつ食べることにしました。このトウモロコシ餅は素朴な味ですが、やはり油っこくないので大変食べやすいのです。今度他のレストランでもトウモロコシ餅を食べてみようかな、と思いたくなるほど気に入ってしまいました。

焼きたてのエッグタルト(深圳)

 そして、エッグタルトです。これはもう焼き立てのエッグタルトですから、美味しさが違います。軽いパイ生地はサクサクしていて脂っこくないクロワッサンの感覚です。そして、ほど良い甘さで焼かれたエッグタルトは飲茶の満足度を最高潮に高めてくれます。
 金谷1号の飲茶は深圳で間違いなく最高レベルでしょう。深圳ではおすすめの飲茶は唐宮海鮮舫丹桂軒あたりでしたけど、この金谷1号を知った今はそれらを凌ぐクオリティの高さを感じさせます。自信を持っておすすめできる広東料理レストランです。

ナビーション