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深圳の三品四季で飲茶


 深圳・佳寧娜広場の三品四季で飲茶


打合せを兼ねた昼食なら飲茶がベスト


 この日も深圳に出張でした。中国の企業への売り込みなので、通訳さんが一緒です。通訳には当日の打合せ資料を予めメールで送付していたのですが、初めて会う通訳なので、これまでの取り組み経緯や私がこの日の打合せで到達したいレベルなどを事前に十分に理解しておいてもらう必要があります。
 そこで、昼食を兼ねて二時間くらいの事前打ち合わせの時間を持つことにしました。こういう打合せをするときは、あまり混んでいないレストランで飲茶をしながらというのが私の流儀です。この日選んだレストランは、羅湖駅近くの佳寧娜広場にある三品四季です。佳寧娜でも飲茶はできるし丹桂軒も近いのですが、混んでいるのです。静かな場所で打合せするなら、ちょっとすいているレストランの方がベターなのです。三品四季はチェーン店で、ほかの店は火鍋が中心のチェーン店です。したがって、火鍋以外の料理については、恐らく地元でもそれほど評判になっていないレストランなのでしょう。ですから昼間は混まないのです。


 そもそも飲茶というのはお茶を飲むという意味です。ですから、中国の広東省の人や香港の人と飲茶するということは、お茶を飲んで話をするということで、そのついでに点心をつまんだりデザートを食べたりするイメージです。
 とは言え、もう昼の1時を回っていてお腹もすいていたので、まず、お腹にたまる料理を速攻で注文します。まず、エビ餃子(蝦餃、ハウガウ)です。さすがに深圳の佳寧娜広場にある広東料理レストランだけあって、見た目にきれいなエビ餃子です。皮が若干厚めでしたけれども、まずまずの味です。


 潮州粉果です。粉果は、米の粉で作る餃子のようなものです。少し厚めの皮ですので、粉果には色々な種類の具が入っていて、入れる具によってさまざまな粉果があります。日本人にはなじみやすい点心だと思います。この日の粉果には豚ひき肉、シイタケや小エビなどが入っていて、美味しい組み合わせでした。これは合格の味です。


 そして、空心菜の炒め物です。日本で中華料理の野菜炒めというといろいろな野菜を入れて炒めますけれども、香港や広東省では専ら空心菜を蠣油で炒めたこの料理がメジャーです。地元の人と食事に行くと必ずと言ってよいほど食べる料理なので、言われる前に私が注文しました。普通に美味しいです。


 そして、ちょっと空腹なので、チャーシューの入った腸粉です。腸粉は朝とか昼のご飯代わりに私がよく食べるものです。これは私の口によく合います。なかなか美味しいですね。


 お粥です。今日のお粥は魚入りの順徳風のお粥にしました。通訳の人に何のお粥にしたいか聞いたら、魚が好きだというので注文したものです。
 お粥はトロトロに煮込まれていて美味しいのですが、私的には魚のお粥は味にパンチが欠けていて少し物足りなさを感じます。やはり皮蛋痩肉粥の方が私は好きですね。通訳の人は美味しいを連発していましたが。



デザートも飲茶の楽しみの一つ


 今日初めて会った通訳の人はまだ20代の女性です。仕事の話もしながら飲茶をしていたのですが、やはり若い女性ですからデザートが大好きです。そこで今日の飲茶はデザートを多めに注文しています。
 まず上の写真はマンゴープリン。魚の形をしたマンゴープリンです。このデザインのマンゴープリンは他のレストランでも何回か食べたことがありますが、マンゴープリンがなぜ魚の形で出てくるのかは今もって不明です。味はマンゴーの香りが少し弱すぎる気がします。まあ、女性に受けるデザイン優先のマンゴープリンだと言えるでしょう。若い通訳さんは可愛いを連発していました。


 そして、私の大好物、ドリアンパイ。見た目にもいい感じに出来上がっています。食べてみると、ドリアンの香りが強くドリアン好きな人にはたまらない味で、ねっとりしたドリアンの味が口の中いっぱいに広がります。
 今日、注文したデザート三品の中では、私は一番気に入りました。


 デザートの三品目は粒粒西米糕です。タピオカが練った米粉とともに蒸籠に暖められて出てきました。私も通訳の女性も初めて食べるものです。暖められてもタピオカのはじけるような感触はそのままで、甘すぎないデザートに仕上がっています。想定していたものとはかなり違ったのですが、まずまずの味でした。
 こんな風にデザートをいろいろ注文し、これらをつまみながらお茶を飲み、ビジネスの打合せを続けるのです。たっぶり二時間くらい打合せをし、事前の想定問答なども実施した結果、この日の商談は予想以上の成果になり、私としては万々歳です。次回も、重要な商談の前には、飲茶しながらたっぷり事前準備をしたいと思います。

 


ナビーション