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アジアグルメ図鑑(上海・中国江南):小籠包で有名な南翔饅頭店

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小籠包なら南翔饅頭店


 上海の庶民料理と言えば、小籠包です。数ある小籠包屋さんの中で何と言っても有名なのが、ここ豫園にある南翔饅頭店です。1900年の創業ですから、1世紀以上の歴史を有する老舗です。もともと小籠包は南翔という上海郊外の街にある古猗園餐庁で開発された小吃ですが、その古猗園餐庁の使用人だった人が上海に出て作った店が南翔饅頭店です。
 南翔饅頭店は上の写真の池の向こうに見える三階建ての建物です。

 
 

 右側に見える窓口は、テイクアウトの窓口で、その左に調理場があって、写真には写っていませんが、さらに左に1階の食堂があります。テイクアウト窓口の右側にある階段を上がっていけば、2階の食堂があります。


 その調理場を写してみました。小籠包の蒸篭が高く積まれています。これから本格的に調理が始まるのでしょうが、どんどんと小籠包が出来上がってくるのでしょうね。
 蒸篭を見ているだけで、涎が出てきそうです。

 
 
 二階や三階の食堂には池沿いの入口から入って階段を上がっていきます。一階の食堂に比較すると高級感を持たせています。


 2階の食堂です。1階の食堂と比べると値段も高くなっていますが、ゆったりとしたスペースで小龍包を楽しむことができます。
 いつも満員でなかなか入れない状況だということは聞いていましたので、朝早く、9時ごろに行ってみました。意外にこの時間は、お客さんが少なくて、これならお店で食べられそうです。


 この店では、まず、食券を買います。実は、この日、どうせ南翔饅頭店には混んでいて入れないだろうと思って、飲茶の朝飯を食ってきたばかりです。仕方がないから、二人で蟹粉小籠包を一つ食べることにします。


 食券を買うときにショウガも忘れずに頼みましょう。小籠包が20元、ショウガが1元です。地元の人は、これにスープをつけて注文しています。
 確か、日本の六本木ヒルズ店では、豚肉入り小籠包6個入りで780円だったでしょうか。それと比べると、すごく割安感があります。


 来ました。これこそ、南翔饅頭店の小籠包です。一つの蒸篭に12個入っています。朝飯を食っていなければ、蒸篭二つくらい食べられるのですが、惜しいことをしました。


 ショウガを載せて、一口でパクッと食べます。さすがに人気の店だけあって、おいしいですね。熱々の肉汁が旨いです。南翔饅頭店の小籠包では、この蟹粉小龍包が最も人気があると聞いていますが、以前来たときに食べた豚肉小籠包も旨かったですね。
 やっぱり、上海に来たら、この南翔饅頭店で小籠包を食べないと、いけませんね。私の口には合う味です。
 この南翔饅頭店には、クリントン元大統領、ゴルバチョフ元大統領やエリザベス女王も食べに来られたらしいのですが、この味、満足いただいたのでしょうか。

  


南翔古猗園餐庁の小籠包
 
 因みに上の写真が、南翔にある小籠包発祥の店、古猗園餐庁で食べた小籠包です。どうです、全く同じでしょう。上海の南翔饅頭店というのはまさにここ古猗園餐庁の小籠包を上海で紹介した店なのです。小籠包という小吃を初めて世に出したのが古猗園餐庁ですから、そういう意味では南翔饅頭店は世界で二番目に小籠包を販売した店ということになるわけです。

南翔古猗園餐庁(小籠包発祥の地)
 
 南翔にある小籠包発祥の店、古猗園餐庁の入口です。南翔へは上海から地下鉄で一時間もかからずに行くことができます。南翔に行って本場の小籠包を食べ、昔ながらの老街を歩いてきても、上海に半日で帰ってこれます。どうせ上海まで来たのなら、南翔まで足を延ばすのも悪くないでしょう。



南翔饅頭店三階は高級小籠包レストラン


 南翔饅頭店は一階はテイクアウトもできる庶民の店です。二階はちょっと高くなりますが、落ち着いて小籠包を楽しめる食堂です。で、三階は高級小籠包レストランです。そもそも小籠包は小吃ですから庶民の食べ物なのに、これを高級レストラン波の値段で食べさせるなんて邪道だと思っていた私ですが、今回、中国に初めて来た方のために上海を案内していて、時間がないものですから待ち時間を節約するため、初めて三階のフロアに入りました。


 入るとすぐに小籠包を作っているブースがあります。これなんか、まさに観光客向けですね。でも、三人で作っているところなんかよりも、一階の蒸篭がもっと積みあがっている姿の方が迫力あって、私は好きですね。


 値段も凄い。エビ入り小籠包が6個で40元、野菜入り小籠包が6個で28元。これはたまげました。二階と比較してもえらく吹っかけた値段です。
 ただ、二階ですと、チケット売り場で小籠包などを注文しないといけないのですが、三階だとテーブル席で注文を聞いてくれるし、メニューも日本語で書いてあるし、ということで中国語のできない日本人にとっては、この三階のほうが食べやすいのかな、などとも思います。この日は、南翔饅頭店に初めてきた日本人と一緒なので、やむなく三階を利用します。


 まず、豚肉小籠包です。小籠包が蒸篭に6個しか入ってないんじゃ、迫力ないなあ。日本で小籠包を食っているみたいです。やっぱり、二階で食べた時のように(上の写真)どっさり小籠包が入っていて初めて、私なんかは上海で小籠包を食べた気持ちになるものです。


 そうは言っても、せっかくの南翔饅頭店です。小籠包を楽しみましょう。因みに、出てくる小籠包は、二階も三階も同じものです。

 
 そして、蟹粉小籠包です。いずれにしてもこれでは男二人で来たら、朝飯でも少ないですね。


 蟹みそ入り湯包です。実は、この日はこの蟹みそ入り湯包を一つひとつずつ注文したので、小籠包は二人で6個しか注文しなかったのです。もし、湯包を注文しないのならば、小籠包の蒸篭を3つ程度、ということは18個の小龍包を注文してちょうど良いくらいだと思います。
 さて、蟹みそ入り湯包ですが、これが全く期待はずれです。湯包というのは、スープ入りの饅頭で、写真のように小さいストローがあるので、これでチュッチュッと吸っていきます。まあ、スープみたいなものです。
 
湯包については揚州の富春茶社が有名ですが、その富春茶社と比較すると、まず大きさが全然違います。二周りが三周りくらい富春茶社の方が大きいのです。スープの量なら5倍以上は違うのではないでしょうか。それだけならまだしも、スープの濃厚さも富春茶社が数段上です。いやいや、南翔饅頭店の湯包にはがっかりさせられました。

 
 そして、ついでに雑穀焼売も注文しました。もち米の焼売です。ちょっと大食いの人なら、このくらい注文してほど良い量になります。

 
 雑穀焼売です。これも伝統的な点心の一つで、上海近辺ではよく食べられています。お腹にたまる焼売なので、ちょっと注文が多すぎたかなという感はあります。

 
 そうすると、こんなにテーブルの上がいっぱいになってしまいました。でも、南翔饅頭店の本当の楽しみ方は、デーンッとたくさんの小籠包が乗ってる雰囲気なんですよね。三階で食べると、その雰囲気からはちょっと外れてしまいます。 



一階で食べるとこんなに価格が違う

 
 では一階と三階と価格はどのくらい違うのかということですが、2016年6月現在の違いについて説明します。
 上の価格表が三階の価格です。豚肉小籠包が6個で35元、蟹粉小籠包が6個55元、カニ味噌入り湯包が1個35元といった具合です。

 
 上の写真が1階の価格です。蟹粉小籠包が8個38元、カニ味噌入り湯包が1個18元といった価格設定ですから、倍くらいの価格差があるわけです。食べるものは同じです。ですから、私は一人で来たなら、こちらで食べるのです。

 
 
 そして、こちらはテイクアウト売り場で、ここだといくらになるのか私は知りませんが、きっと安いのでしょうね。朝のうちですからこのくらいの列ですけど、10時とか11時になると行列がすごく伸びてしまいます。


 というわけで、2階の食堂だと満足するけど、3階のレストランだと大いに不満になってしまう南翔饅頭店。小籠包は小吃ですので、やはり一階で買って食べるのが正しい楽しみ方なのでしょうね。三階についての記述がちょっと長くなってしまったので、南翔饅頭店を私が評価してないように感じられた読者の方もいるかもしれませんが、決してそういうことではありません。南翔饅頭店の小籠包は上海を代表する小吃であって、せっかく上海に行くのであればぜひ食べてもらいたい小吃なのです。私のおすすめは二階ですね。
 朝の南翔饅頭店一階です。テイクアウト窓口が少し混みだしてきました。いよいよ南翔饅頭店らしくなってきましたね。これから、一日中、ここに行列ができるのです。人が集まる店というのはおいしいご飯が食べられる店なのです。

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