マカオの聖ローレンス教会とペンニャ教会|アジア写真帳(香港)

マカオの聖ローレンス教会とペンニャ教会


聖オーガスティン広場から聖ローレンス教会へ

マカオの聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)

 マカオはポルトガル領だったこともあり、マカオには沢山のキリスト教教会があります。そうした数ある教会の中で一番美しい教会はどこかと聞かれれば、私は迷わず聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)をおすすめしています。アクセスが比較的良くないからなのでしょうか、これだけ素晴らしい教会なのに観光客は少なく、いつも落ち着いて見学できます。

マカオの聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)内部

 クリーム色に白いアクセントが利いた教会内で、ライトブルーの天井も印象的です。このような見事な装飾があるにもかかわらず、上の写真にもある通り殆ど観光客の姿はないのです。教会の中でに腰かけて暫く時を忘れて物思いにふければ、心が洗われる気持ちになるのは私だけではないと思います。
マカオのペンニャ教会(主教山小堂)

 また、このページで紹介するもう一つの教会、ペンニャ教会(主教山小堂)もまた、上の写真の通り鐘楼がそびえたつ美しい教会です。このペンニャ教会(主教山小堂)については世界遺産ではないので、地元の方たちを除けば観光客は多くはないのですが、マカオ半島先端の西望洋山の山頂にあって、タイパ島やマカオ市街の見晴らしの良いところです。
 このページでは、聖オーガスティン広場(崗頂前地)から聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)を通ってペンニャ教会(主教山小堂)へとマカオの街を歩く旅をおすすめしています。

 
 マカオ歴史地区にある世界遺産を歩いて次々と見て回る散歩道は、まずセナド広場向かいの民政総署からロバート・ホー・トン図書館(何東図書館大楼)、聖オーガスティン教会(聖奧斯定教堂)、ドン・ペドロ5世劇場(崗頂劇院)などがある聖オーガスティン広場(崗頂前地)に行く必要があります。聖オーガスティン広場(崗頂前地)へは民政総署から緩やかな登り道を歩いて5分程度です。上の写真の通り、南欧らしい明るいパステル調の建物と美しい石畳が南欧らしい街並みを形づくっています。

マカオのドン・ペドロ5世劇場(崗頂劇院)
 
 聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)へは、聖オーガスティン広場(崗頂前地)から上の写真の ドン・ペドロ5世劇場(崗頂劇院)の前を通っていきます。


 ドン・ペドロ五世劇場を抜けるとしばらくは上の写真のようなマカオらしい住宅街を通って5分くらい歩いていきます。道に迷うことはないと思いますが、ところどころに道標がありますので、聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)の中国語名を覚えておき、道標を確認しながら歩いたほうが無難だと思います。ドン・ペドロ五世劇場から聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)へは歩いて約5分程度の道のりです。



聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)


 聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)です。瀟洒な建物で、周りをマカオらしい街並みで囲まれた中に、唯一ポルトガルの名残をとどめています。
 聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)は1558年にイエズス会によって建てられたカトリック教会で、聖ローレンスを祀っている教会です。今の建物は19世紀に建て替えられたものです。

マカオの聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)

 マカオは海の街です。帆船時代にたびたび発生した海難事故の多くは強い風が原因だったことは言うまでもありません。そこで、海の見える場所に教会を建て、殉教後「風の神」として崇められていた聖ローレンスを祀り、平穏な風と安全な航海を祈ったのが、ここ聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)です。海の街、マカオらしいキリスト教の布教方法です。因みに、地元の中国人からは「風順堂」と呼ばれていたそうです。
 上の写真は、入口階段横で来訪者を見守る天使の像です。

マカオの聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)
 
 入口前の庭園です。すっきりしたデザインで、建物とよく調和しています。

 
 さあ、最も美しいと言われている教会内に入ってみましょう。



 聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)の美しさ

マカオの聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)祭壇
 
 マカオに教会は数あれど、また、世界遺産の数も数多くあれど、これほど美しい教会は他にありません。マカオに来て世界遺産を見て歩くならば、ここ聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)を外すわけにはいきません。

マカオの聖ローレンス教会の美しい祭壇

 正面の祭壇です。ステンドグラスに囲まれた中央の男性が聖ローレンスなのでしょうか。もう少し近づいて見てみましょう。

 
 中央の男性が聖ローレンスで、持っているのは処刑されたときに使用された鉄板だそうです。両側に聖母が、上に二人の天使が描かれています。そして天使の上にはキリスト教絵画では聖霊を意味する鳩が描かれています。その上の十字架の上に乗っている仔羊はキリストを意味するのかもしれません。


 上の写真は祭壇の左側です。キリスト教徒ではない私には、残念ながら何の場面なのかはわかりません。



ペンニャ教会(主教山小堂)は建物と眺めが秀逸 

マカオのペンニャ教会(主教山小堂)

 上の写真はペンニャ教会(主教山小堂)です。
 聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)からはマカオ半島を南へ向かって歩き、約10分くらいの道のりです。世界遺産ではないので、道標もそれほど整備されていません。「主教山小堂」というペンニャ教会の中国語名をよく覚えておいて、たまに見かける道標を頼りに歩いていきましょう。こんな時に、下で紹介している「歩く香港・マカオKindle版」があると便利です。

 マカオのペンニャ教会(主教山小堂)

 ペンニャ教会(主教山小堂)は、上の写真の通り鐘楼がそびえたつ美しい教会です。このペンニャ教会は世界遺産ではないので日本から来る観光客はあまり足を伸ばしませんが、 私はぜひおすすめしたい観光地です。
 ペンニャ教会(主教山小堂)については日本語のネットで調べていても由来が正しく書かれているページがないので、少し詳しく紹介します。ペンニャ教会(主教山小堂)が建てられているのはマカオ半島の西南にある西望洋山という標高67.2mの山頂です。山というより丘の上に建てられているという感じです。もともとは1622年にマカオの守りのため砲台を築いた場所に小さな教会が建てられたのが始まりです。その後、1837年に砲台を撤去した際に再建され、1935年にマカオのカトリックの主教館を併設した際に増築されました。尖塔のある建物の左側が併設部分だと思われます。

マカオのペンニャ教会(主教山小堂)

  そうした意味では、もともとはマカオを守る兵士たちのための教会だったわけですが、再建された1837年以降は、尖塔横に建てられている女神像からもお分かりの通り、航海の安全を祈念するための教会へと性格を変えています。
 この年季の入った階段は恐らくは1837年の再建時に築かれたものでしょう。ここから見るペンニャ教会の姿が私は好きです。


 そして、航海の安全を祈念するための教会として、さらに教会前には安全を祈願する手を合わせた女神像も築かれています。そういう意味では今のペンニャ教会は、聖ローレンス教会(聖老楞佐堂)と同じく、海の街マカオらしい教会になったわけです。
 ちょうど美人のモデルさんが撮影に来ていましたので、女神像とモデルさんを一緒に撮ってしまいました。女神もモデルさんも同じ方向、海の方向を見ています。

 

 こういう綺麗なモデルさんがなぜここペンニャ教会に来るかというと、やはり教会の建物が見事だからということもありますし、ここペンニャ教会からの眺めが素晴らしいということもあります。 ですから、結婚記念の撮影もここペンニャ教会ではよく行われていて、この日も夕方遅い時間であったにもかかわらず、一組のカップルが記念撮影をしていました。

マカオのペンニャ教会(主教山小堂)からの眺め

 ペンニャ教会からの眺めです。マカオタワー、タイパ島とタイパ大橋です。夕方ですからあまりきれいに撮れていません。昼前後で晴れた日であれば、もっと素晴らしい景色を楽しめます。

 
マカオのペンニャ教会(主教山小堂)からの眺め

 上の写真はマカオ市街方面です。 標高67.2mとは言え、周りを遮るものがない山頂からの景色ですからモンテの砦などよりよっぽど良い景色です。ペンニャ教会が建てられている西望洋山は、先ほども紹介したように、かつては砲台が築かれていた場所です。なるほど見晴らしの良い場所です。
 ペンニャ教会、世界遺産ではありませんが、大変風光明媚です。マカオ観光の際にはぜひ足を伸ばしてもらいたい観光スポットです。

香港・マカオでの街歩きやグルメ探訪の必需品  「歩く香港&マカオ」

 香港は昔私が3年間住んでいた街です。また、今でも年に数回訪問する街です。そんな私が利用している香港のガイドブックはこれ、「歩く香港」です。新しいビルが次々に建設されている香港の街歩きをするには、最新の地図代わりになるガイドブックが欲しいものです。
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これがあれば、マカオの街歩きも道に迷いません。