華強北路は深圳の電脳街|アジア写真帳

華強北路は深圳の電脳街


華強北路にはITの専門店が1万店以上

華強北路は深圳の秋葉原

 深圳地下鉄羅宝線の華強路駅を降りると、そこには深圳の電脳街である華強北路が広がっています。深圳の秋葉原などとも言われ、パソコンや携帯、そして電子部品などが何でも揃います。かつて上の写真の場所には車道が走っていたのですが、数年間の工事の末、2017年にこんなに広い歩行者専用道路へと生まれ変わり、華強北路のイメージも広々とした清潔な街へとチェンジしました。
 上の写真の道路が華強北路です。後で紹介する通り、この道の両側にあるビルの中に電子部品や製品を取り扱う小店舗がぎっしりと入っているのです。華強北路電脳街の凄いところは、この華強北路沿いのずっと先の方まで、そして華強北路から伸びる路地の一帯に、とにかく1万店以上の店舗が集積していて、その数が圧倒的なことです。

以前の華強北路

 この華強北路では長いこと上の写真のように工事が続いていましたが、これは地下鉄7号線の工事と車道から歩行者専用道への変更工事とを同時に行っていたためで、この鬱陶しい工事中の仮設壁がこの華強北路をより胡散臭くさせていたのだと思います。今は工事がすべて終了し一つ上の写真の通り、素晴らしい街へと生まれ変わっています。
 地下鉄で行くなら、羅宝線の華強路駅、蛇口線や7号線では華強北路駅が最寄になります。

華強北路のシンボル、賽格電子市場

 上の写真は賽格電子市場といって、華強路駅を出てすぐにある電子市場で、72階建て超高層ビルの8階までが電子市場になっています。ここだけでもかなり広いです。このビルはパソコンとパソコン部品などがメインの商品です。このように建物ごとにどんな店が多いのかは比較的偏っていますから、初めて行く方は詳しい人に一緒に行ってもらうなりしないとビルからビルへと、またビルを上から下までなめるように歩いてもなかなかお目当ての商品に出会えないことがあります。

華強北路、メインストリートのアップル修理店
 
 なお、この街には「山寨」といういわゆるコピー製品もあふれています。「山寨手机」というと「携帯」のコピー製品を指し(手机は携帯電話のこと)、「山寨筆記本」はノートパソコン(筆記本)のコピー製品を指します。iPhoneなどの模倣品も格安で販売されています。
 こうした「山寨手机」や「山寨筆記本」は組み立てられた状態でも販売されていますし、山寨パーツとして部品だけ扱う店もたくさんあります。ここ華強北路の電脳市場を回ってかき集めた山寨パーツを組み立てれば、iPhoneでもノートパソコンでも何でも組み立てることができるとさえ言われています。
 また、上の写真にあるアップルの店には手机維修中心(スマホ修理センター)と書いてあって、日本人が見るとまるで直営店のように見えますが、これはアップルの資本とは全く無関係の独立系の修理屋さんです。このように店の看板自体もいかがわしいのです。華強北路が歩行者専用道路になって面目を一新した華強北路エリアですが、相変わらずその実態はいかがわしいままなのです。



華強北路の店舗
 
 それぞれの建物の中はこんな感じで小さな店舗が沢山出店しています。英語はほぼ通じませんが片言の北京語が話せれば、個人ユースであればいろいろなものを安く手に入れられます。会社として大量に仕入れるということであれば、やはり通訳なども付けてきっちり商談した方が良いでしょう。そもそもそれぞれの店がどの程度信頼できる先なのかも、私には全く見当がつきません。

華強北路には小さな店舗が並ぶ

 同じような店がたくさん並んでいますので、どこに入ったら良いのか迷ってしまいます。
 この日、華強北路に来た目的は、自動車に取り付けるドライブレコーダーの物色です。日本で買うと10万円くらいはするかなり高機能のドライブレコーダーです。

華強北路で見つけたドライブレコーダー

 ドライブレコーダーについてはある程度まとまったロットでの購入を検討していますので、本日は深圳で手配した通訳さんが一緒です。こうした通訳さんのなかには華強北路での仕入れに強い方もいますので、大量の購入を予定している人はそういった方をネット等で見つけて同行してもらうと良いでしょう。

華強北路の売り場のお姉さん

 通訳さんが以前に利用したことのあるこの店舗でドライブレコーダーの商談です。愛嬌のある女性が対応してくれます。
 通訳を通して必要とする機種の条件などを伝えてもらいましたが、どうやら私の日本語での説明を通訳がきちんと理解し説明しきれていないようです。技術的な部分についての通訳さんの理解が不十分だったようです。私も多少は中国語が分かりますので、購入条件のポイントを下手な中国語で補足説明したら、それならありますということで、いくつかのサンプルが出てきました。
 通訳を付けた場合であっても、通訳の日本語能力や当該製品についての商品知識の不足もあって、満足なコミュニケーションが取れないケースもあります。そんなことにならないようにするためには、一つに通訳の日本語能力を事前に確認しておくこと、もう一つは自分の買いたい商品をあらかじめ通訳に伝えておき予習させておくことが大切です。どうせ通訳をつけるなら、事前にメールで十分にやり取りして意思疎通を図っておきましょう。
 もし必要でしたら、メールをいただければ、私が利用した深圳の通訳の中から、華強北路に詳しく比較的良い方をご紹介します。 

華強北路で見つけたドライブレコーダー

 この日サンプルとして購入したドライブレコーダー。広東省の工場で生産されているものです。日本で販売されている同機能の製品と比較して、価格は〇分の1です。今後、日本でテストを行い、工場も見たうえで問題ない場合には、大量購入したいと思っています。



スマホの修理店は星の数ほどある

華強北路のスマホ修理店
 
 最近は電気製品やコードなどを買うのは通販だったり香港の深水埗だったりして、深圳に住んでいる私も実は華強北路にあまり来ていません。そんな私でもよく来るのはスマホを買う時に事前に現物を触ってみたいときや、スマホが割れた時に修理してもらう時です。
 スマホの販売店は大変多く、ここに来ればどんなスマホでも手に触れることができます。それ以上に多いのがスマホの修理店でどんなスマホでも修理することができます。「手机維修中心」と書いてあるのが修理店で、「スマホ修理センター」の意味です。華強北路の至る所にあります。

華強北路のスマホ修理店は何でも直してくれる
 
 上の写真は、私がSIMカードを入れ替える時に、恥ずかしいことにボーっとしてSIMカードをiPhoneのSIMスロットに落としてしまったことがあって、どうにも取り出せなくなってしまったときに直してもらったものです。これは修理屋さんにとっては比較的簡単な作業でしたので短時間でしかも激安の価格で直りました。1年位前の話なので価格は忘れました。

華強北路にはスマホ修理店がいっぱい
 
 今回はアンドロイド携帯を地面に落としてしまい液晶を割ってしまいました。さて、こんな時にどこに行くかということですが、私が利用しているのは羅宝線華強路駅をA出口から出る時に地上に出るエスカレータの手前にある華強北潮流前線地鉄商場です。深圳地下鉄の改札を出て左に曲がった正面にあるので地下鉄駅から近いというだけで選んでいます。ここがビルの地下二階なのですが、地下二階だけでも10店舗以上修理店があります。

華強北路のスマホ修理店はiPhoneの修理も安い
 
 私が持っているアンドロイド携帯は小米(シャオミー)製で半年くらい前に600元くらいで買ったものです。この液晶交換の値段は、日本だとアンドロイドで5000円から10,000円くらい、iPhoneなら10,000円以上と理解しています。ここ華強北路では価格は様々です。地下鉄改札口のすぐ近くの店では250元(約4,000円弱)と言われました。少し奥の方に入ったこの店では150元と言われたので、120元ならOKだと言って130元で手打ちしました。
 入口の店の約半分の価格です。

アンドロイドの液晶交換中(華強北路のスマホ修理店)
 
 実は長いことスマホを使っていて液晶を割ってしまったのは今回が初めてです。単に液晶を交換するだけかと思ったらスマホを分解するように作業をして、また組み立て直すのですね。その際には通電状態を調べたり操作テストを繰り返したりして結構面倒な細かい作業が必要だということを初めて知りました。

スマホの液晶交換が安い(華強北路)
 
 私のアンドロイド携帯は先ほども書いた通り小米です。中国製だからといってこの店にその液晶があるわけではなく、まず該当のスマホの液晶を取り寄せてそれから分解し組み立てしてテストをして、といった手順です。それら一連の修理時間が液晶画面の取り寄せ時間を含めて一時間半です。

 
 この店には中国人のほか香港人もよく来るそうです。香港でのスマホ修理費は高く、例えば液晶交換であれば最低でも500香港ドル(約7,000円)はかかるそうですが、ここではiPhone6なら120元(約1900円)ですし、iPhone7なら200元だと言います。但し、この店も店舗を4つ持っていて地上店とこの店のように雑居ビルの地下に開店とは価格が異なっていて、地上店ではもっと高い価格にしているとのことです。何故ならば家賃が10倍くらい違っていて、家賃の差を修理費に転嫁せざるを得ないからだそうです。そういう意味ではこの雑居ビルの奥の方にあるこの店を選択したのは正解だったのかもしれません。上の名刺の「三店」がこの店です。
 私が直してもらっている間にもお客さんは何人か来ましたが、その中には中国語が話せない外人さんもいました。でも壊れた液晶を見せれば液晶交換だとわかるので価格交渉まではできていました。時間とかの交渉ができないので帰って行っちゃいましたけど。
 日本人が来たのは初めてだということですが、シャープでもソニーでも直せるし、iPhoneなんかは安く直せるのでぜひ来てくださいとのことでした。

深圳華強北路のスマホ修理店

 無事に修理は完了し、不具合があったら無料で直すのでまた来て下さいとのことでした。私はiPhone6も持っていますが、その液晶が壊れた場合もこの店を利用するでしょう。
 因みに私はiPhoneとアンドロイド携帯を両方持っていますが、iPhoneはSIMフリーにしたうえで日本では日本のSIMカードを、そして深圳ではチャイナユニコム香港のSIMカードを入れています。私が利用しているのは跨境王という通話もできるSIMカードです。これだと中国内でもGoogleゃFacebookなどにもアクセスできるからです。また、アンドロイド携帯には中国の通信会社のSIMカードを入れていて、仕事上のやり取りは基本的にこちらを使っています。通信料が安いからです。
 中国ではスマホを二台以上持つのは一般的なことで、珍しいことではありません。また、中学生以上だとご老人までほとんど全員がスマホを利用しています。ご参考まで。

【チャイナユニコム香港】
広東省と香港 30日間 1GB 上網 / プリペイド SIMカード


 私は、深圳と日本を頻繁に行き来しています。 そんな時に深圳で私が使っているのがこのSIMカードです。私のように日本で買ったiPhoneをSIMロック解除していれば、SIMカードを入れ替えるだけで日本の携帯でWEBやSNSにアクセスできるようになります。
 毎回の出張や旅行ごとに買い替えても日本の海外パケットし放題などに比べてはるかに安く済みます。頻繁に行く人にはチャージして使い続けるという方法もあります。SIMカードの入れ替えは簡単ですし、チャージの方法などは同梱されている日本語説明書に丁寧に書いてあります。
 中国聯通香港(チャイナユニコム香港)のSIMカードですから、中国にいるときもフェイスブック、TwitterやGoogleにアクセスできることも、このSIMカードの長所です。中国への出張者・旅行者必携のSIMカードです。なお、電話は使えませんのでご注意ください。
 なお、このようにSIMカードを入れ替える際には粘着式SIMカードケースを買うなど、SIMカードをなくさない防止策も忘れないようにしましょう。



 華強北路にはレストランもいろいろ

深圳・華強路で飲茶

 秋葉原にいると1日が瞬く間に過ぎて行ってしまうという経験をお持ちの方は多いと思いますが、ここ華強北路も同じようなものです。ほんの1時間か2時間のつもりで行っても、半日、1日と滞在時間が伸びてしまいます。次から次へと見たいものが出てきてしまうからです。 そうするとお腹がすきます。でも、この華強北路にもレストランや食堂は沢山ありますので、心配ありません。
 まずご紹介したいのは飲茶の店です。日本人は飲茶が好きですし、お茶を飲んでしばらく休みも取れますからランチにはうってつけです。この華強北路で美味しいと評判のレストランは圣豪軒です。圣豪軒は広東料理レストランで夕食時は高級な広東料理を出す店ですが、ランチタイムには飲茶ができます。場所は華強路駅そばで、華強北路と深南中路の交差点を挟んで賽格電子市場とはす向かいの位置にある北方大厦の3階に位置しています。

深圳・華強路のグルメ:焼売

 こういう飲茶のできるレストランでは日本人にとって食べやすいものが多いのですが、 特に焼売やエビ餃子などは、日本で食べるどんな餃子・焼売よりも間違いなく美味しく感じられるはずです。上の写真をご覧いただけばお分かりの通り、大きな焼売で中には肉がたっぷり入っています。焼売の上にエビやホタテなどの海鮮を乗せたものが日本人には特に好まれます。ちなみに上の写真はエビ焼売です。

深圳・華強路のグルメ:飲茶

 日本だと餃子などと呼んでしまうかもしれませんが、上の写真は粉果といって中国では明確に餃子と区別されています。どこが違うのかというと包んでいる皮が米粉からできていてちょっと厚めです。 皮が厚めの分だけ具がたくさん入っています。と言うか、具をたくさん入れて食べる点心だから皮を厚くしているというべきかもしれません。これも日本人好みの味です。日本ではあまり見かけないので、深圳に来たら食べてみてください。

深圳・華強路のグルメ:点心

 日本人には珍しい点心では咸水角もおすすめです。これはお餅を揚げたような点心で、揚げ餅餃子などと呼ぶ日本人もいます。私は咸水角のもちもちの食感が好きで、時々注文しています。お腹にたまる点心ですから、華強北路の電気店回りをするときにはぴったりの点心なのです。
 深圳は香港に隣接していて、最近は所得水準も高くなってきているので、香港の良い調理師が深圳に大勢移ってきています。そのせいで深圳のグルメのレベルが大幅に上昇してきていて、特に点心は香港並みに美味しいものが食べられます。
 深圳には美味しいグルメがいろいろあります。深圳の美味しいグルメについてはこちらのページにまとめてありますので、ぜひご覧ください。
深圳・華強路のグルメ

 華強北路に来たら、もっとローカルな食堂で食べたいという人には、こんな食堂はいかがでしょうか。
 上の写真は通訳さんが連れて来てくれた漁郷米坊という食堂のメニューです。ここ華強北路で15年も営業している老舗です。ご飯だけ食べる分には20元もいりません。

深圳・華強北路のグルメ

 私はご飯は魚香茄子飯にしました。上のメニューで左側の列にご飯ものが並んでいます。因みに14元ですから、日本円で約200円です。味はそれなりですが、ご飯の量が多くて、私は半分も残してしまいました。
 中華粥や麺類もありますから、お好きなものをお選びください。

深圳・華強北路のグルメ

 今日の通訳は女性の方です。彼女のこの店でのおすすめは紅豆沙です。これが美味しいから食べましょうと盛んにすすめられましたので注文しました。冷たいデザートみたいなもので、小豆がベースですから甘いですね。
 暑い深圳で華強北路を歩き回ると体力をかなり消耗します。そんな時に、この紅豆沙を食べるとオアシスのようです。甘すぎず大人の味でした。

深圳・華強北路のグルメ(牛乳プリン)

 デザートは雙皮奶にしました。牛乳のプリンです。これも少し甘いだけで、甘すぎず期待した味です。確かに、この食堂、女性の通訳さんのおすすめだけあって、良いかもしれません。

 深圳のグルメ情報は姉妹サイト「アジアグルメ図鑑(香港)」の深圳の美味しいグルメで紹介しています。深圳には美味しい店が増えてきました。深圳ではグルメもぜひエンジョイしてみてください。



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