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マカオの黄枝記で蝦子撈麺とエビワンタン|アジアグルメ図鑑(香港)


 マカオの黄枝記で蝦子撈麺とエビワンタン


 黄枝記はセナド広場にあります


 マカオ観光に来た観光客なら一度は足を踏み入れるのがセナド広場です。元宗主国のポルトガルの香りがこの一帯から感じられる観光スポットです。香港では元宗主国イギリスの名残が消えつつありますが、ここマカオではまだまだポルトガルの名残が残っています。
 ただ、この広場に集まっている人の殆どは中華系の人で、その中でも大陸からの観光客がほとんどを占めています。マカオは2005年に中国人の自由旅行を認めていますが、香港や台湾はまだ認めていません。(申請と承認が必要になります。)
 そうしたことから、大陸の人たちから見てマカオは行きやすい観光地であり、人気が高いのです。


 そうした大陸の人たちに絶大な人気のある店が黄枝記です。大陸の人が多くなったから有名になったのではなくて、もともとマカオの老舗として有名な粥麺店です。ランチ時に行くと、上の写真のように、入口は押すな押すなの大盛況です。ここで、順番待ちの番号をもらって、その番号が呼ばれるまで近くで待つことになります。椅子は殆どありませんから、立って待つことになります。
 私が行った土曜日の午後1時半の時の写真が上です。それよりも早いともっとひどかったかもしれません。


 私は、今呼ばれている番号と自分の番号との差が40くらいあって、まだ時間がかかると思ったので、念のため確認すると30分はかかりますと言われました。立ってじっと待っているのもイヤですから、セナド広場周辺の観光していました。
 黄枝記をランチの時間に利用したいのであれば、そして時間を無駄にしないためには、セナド広場に来たら真っ先に黄枝記に行って、順番カードをもらってから、待ち時間をある程度確認したうえで暫く周辺を観光してくるのが良いと思います。
 上の写真は私が食事を終えた2時45分の写真です。この時間ですと混雑はかなり収まっています。とにかく人気店なので、雑踏を避けたいのであれば、平日に来るのが一番だとは思います。

 
 なお、香港の中環に支店がありますので、マカオまで行く時間がない方は、ぜひ香港の支店に行ってみてください。香港店はマカオ店ほどの混雑はありません。上の写真は香港・中環のスタンレー街にある香港の支店の入口です。スタンレー街は飲茶で有名な陸羽茶室がある通りです。メニューはマカオの本店も香港の支店も同じようなものですから、このページを参考にしてください。



 黄枝記では蝦子撈麺とエビワンタンがおすすめ


 黄枝記は粥麺の専門店です。正しくは黄枝記麺家です。麺店(ラーメン屋)を標榜しているわけです。といっても、日本のどこにもある中華料理屋さんと同じでメニューは豊富です。ラーメンだけで20を超える選択肢があり、焼きそばもあれば、ワンタンもあれば、餃子などの点心があり、酢豚のような一品料理もあります。日本の中華料理屋の原点はこの黄枝記にあるのではないか、と思いたくなるようなメニュー構成です。
 そんななかで、一般的に美味しいと言われている料理の一つは、エビワンタン麺(鮮蝦雲吞麵)です。エビワンタンは日本で食べるエビワンタンとは異なり、プリプリのまさに鮮度の高い美味しい海老がこれまた美味しい雲呑の皮に包まれて出てきます。麺は香港と同じゴムのような麺で、これを食べれば旅の良い思い出になることは間違いありません。
 しかし、この日私は下で紹介する蝦子撈麺を食べることを心に決めていましたので、エビワンタン麺ではなくエビワンタンスープを注文です。食べ過ぎ防止のため、麺をなくしたのです。それでも上の写真の通り、大きめのエビワンタンが8個くらい入っていました。


 どうですか、上の写真のエビワンタンの見事さは。かじるとプリプリしたエビが生きているかのようにはじけます。そして甘みが口の中に広がります。生きている幸せを感じてしまいます。
 このエビワンタン麺と蝦子撈麺との組み合わせは、マカオに一人で観光した時の食事としては最高におすすめです。


 そして、蝦子撈麺です。私の大好物です。黄枝記に来ると、エビワンタン麺か、この蝦子撈麺を主食にするのが私の定番です。
 「撈麺(ロウメン)」とはスープなしのラーメンみたいなもので、よくかき回して食べます。「撈」という字は、麻雀をやる人なら見たことがあると思いますが、「海底撈月」という役の名前に使用されている文字です。すなわち、海底(ハイテイ)自模(ツモ)という意味で使われます。(「海底摸月」という場合もあります。)すると、「撈」という字の意味ですが、引っ張るとか、すくい上げるとかという意味になるわけで、「撈麺」とは、ゆでた後すくい上げただけの麺ということになります。


 蝦子撈麺は「蝦子」(エビの卵)を乗せた撈麺で、通常、撈麺はよくかき混ぜて食べます。この蝦子撈麺も上の写真の通りよくかき混ぜます。そうしますと、えびの卵が麺全体にまぶしたようになるわけです。これは美味しいです。しかも汁なしですから、きっとローカロリーだと思います。
 蝦子撈麺を食べながら、エビワンタンをつまみ、エビの出汁がよく出ているエビワンタンスープを飲む、このエビづくしのランチ、とっても贅沢ですけど安いんです。

 
 でも、蝦子撈麺を食べて雲吞スープも食べると、結構な量になります。小食な女性にはちょっと多すぎるかもしれません。でも、せっかくの黄枝記ですから、蝦子撈麺を食べながら、エビワンタンをつまみたい。そんなニーズは必ずあるはずです。
 そんなニーズに応えるようなメニューもあります。エビワンタン付蝦子撈麺です。上の写真では、どのくらいエビワンタンが付いているかが分かりませんね。

 
 そこで、例によって麺をかき混ぜて雲吞や菜心も見えるようにしてみました。エビワンタンは四つ入っていました。これで十分にエビワンタンの美味しさも味わえます。このメニューは香港の支店で食べたものですが、マカオの本店にもあると思います。

 
 それと、意外に美味しかったということで紹介したいメニューが、上の写真のマカオ風大根餅です。何がマカオ風なのかはよく分かりませんが、大根餅の上に干しホタテが乗せられていて、それが大根餅の味を良く引き立てているのです。XO醤も使われているような味付けです。カロリーも低そうですから、ぜひセットで召し上がってみてください。



 黄枝記の待ち時間にセナド広場を回る


 さて、冒頭に、「黄枝記をランチの時間に利用したいのであれば、そして時間を無駄にしないためには、セナド広場に来たら真っ先に黄枝記に行って、順番カードをもらってから、待ち時間をある程度確認したうえで暫く周辺を観光してくるのが良いと思います」などと書きましたが、ちょっとだけセナド広場周辺についてご紹介します。
 上の写真は、セナド広場のシンボルのような建物で、仁慈堂大楼(ビル)です。仁慈堂はポルトガルの事前福祉団体の名前です。白い古典様式の建物は、マカオにいることを忘れさせてしまうほどです。黄枝記はこのビルのはす向かいにあります。


 仁慈堂大楼(ビル)の横にある小道は、上の写真の通りメルヘンチックで、女性の観光客でいつも賑わいます。きっと良い写真を取れると思います。
 歩いて30秒くらいですから待ち時間の間に十分に見て帰ってくることができます。

 
 待ち時間が30分以上あるならば、セナド広場の入口から来た道をさらに歩いて2分の聖ドミニコ教会にも行ってみましょう。土日で道が大混雑していても往復歩いて5分、建物の中を20分くらい観覧できます。建物内の装飾や2階以上の展覧物も見応えがあるので、黄枝記に戻る時間に気を付けましょう。