香港空港から深圳・広州へ、空港からフェリールート

香港空港から深圳・蛇口へ≪フェリールート≫


香港空港から深圳・広州へ移動する方法 



 香港と陸続きの街、深圳。そして、深圳の背後には広州、東莞、恵州をはじめとした中国華南の都市があります。この中国華南に出張するビジネスマンの数は、日本でも年々増加してきています。そうした場合、日本からのダイレクト便が数多く出ている香港空港から華南地域に直接入る人も少なくないと思います。そこで、このページでは、香港空港から深圳をはじめとした華南地域の各都市に入る方法について紹介したいと思います。
 香港市街から深圳や広州に入る方法については香港から深圳・広州への移動のページにまとめていますので、そちらを参照してください。

 
 この頁では、香港空港から華南エリアに行くいくつかの方法の中から、「香港空港内のスカイピアからフェリーで深圳の蛇口へ」のルートでの移動を紹介します。深圳の蛇口へ移動する例で説明しますが、スカイピアから香港に入境せずに中国に直接入国する方法は、他の東莞、珠海や広州などの中国華南エリアの各都市に行く場合も同じです。
 香港空港から中国華南エリアに直接入る方法についてはいろいろ検討しましたが、この「フェリールート」も楽という点では選択肢の一つかなというのが、2019年における私の考えです。
 なお、スカイリモで深圳湾口岸へ行き、そこから華南エリア各都市に行く方法や、香港空港からバスで上水、MTRで羅湖に行く「上水・羅湖ルートについては別ページ」で紹介しています。深圳・広州間の和諧号(広深鉄道)の乗り方やチケットの買い方などもそのページで紹介しています。

 なお、各都市へのフェリーは必ずしも便数が多くありませんので、時刻表等も見ながら自分にとってベストな方法を選択してください。香港空港スカイピアからのフェリー時刻表などについては、キャセイ航空の「出張ガイド」のページにフェリー会社へのリンクがありますので、こちらを参照すると最新情報の確認に便利です。




香港空港スカイピアからフェリーで深圳蛇口へ 

 

 香港空港でフェリーにトランジットする場合は、香港に入境してはいけません。香港入境のイミグレーションに向かって手前右側に上の写真のようなフェリーチケット売場がありますので、ここでチケットを買います。行先ごとにカウンターが異なりますので、自分の行先が書いてあるカウンターの列に並んでください。香港ドルがなくてもクレジットカードが使えますので、香港ドルを用意する必要はありません。
 ここでチケットを買う際に、日本でフライトに乗るときに渡された荷物のタグを見せると、荷物はその購入したチケットのフェリーに乗せられる仕組みです。 香港空港で荷物の積み替えがありますので、委託荷物がある場合には出航時間が間近いフェリーには乗れません。チケットを買ってから1時間以上後に出航するフェリーに乗ることができます。その分待ち時間は長くなってしまいます。一方、委託手荷物がない場合は30分以上後に出航するフェリーに乗れます。

   
 
 出航時刻の30分前まではフェリー乗り場があるスカイピアに入ることはできません。空港内で待つことになります。いちいち見なくても良いのですが、空港内に掲示板があって乗船可能か否かが表示されています。
 上の写真を撮ったのが13:50。スカイピアに行けるのは左側に表示されている船に乗る場合です。深圳蛇口行きは14:30出発で14:00からスカイピアに行くゲートを通れるようになるということを示しています。


 香港空港内のフェリー乗り場はスカイピアと呼ばれていますが、そのスカイピアへは空港内にあるこの表示の矢印に従ってすすんでいけば、間違いなく到着します。そもそもスカイピアに入るゲートは出航時間の30分前にならないと開かないので、同じフェリーに乗る乗客たちと一緒に移動することになります。したがって、よほどの方でないと道に迷うことはできません。


  スカイピアへはチケット売場そばのゲートを入った後、エスカレータを下り空港内をAPM(香港空港新交通システム)で移動します。しばらく乗ればAPMのスカイピア駅に到着します。


 このスカイピア駅行きのAPMは、フェリー乗り場に行くゲートを抜けないと乗車することはできませんのでお間違えなく。因みにAPMは日本の技術で運行されているシステムで、第一期で三菱重工が、第二期ではIHIが車両等を納入しています。成田空港(廃止済み)や関西空港のシステムと同じ仕組みです。


 空港の中にあるフェリー乗り場ですから、施設の構造は香港空港内の航空便のゲートと同じです。APMを降りると、エスカレーターでスカイピアまで登っていきます。エスカレーターを登ったところにスカイピアがあります。




 香港空港から深圳蛇口行きフェリーのチケットです。APM(香港空港新交通システム)に乗る前のところをゲートと呼んでいますが、そのゲートを出航時間(この場合14:30)の15分前までに通過しないといけないとチケットに書いてあります。つまりゲートを通れる時間は14時から14時15分の間の15分間だけです。

 

 スカイピアの何番ゲートにそれぞれのフェリーが来るのかは、ピア内の電光掲示板で確認することができます。中国語と英語の両方の表示が繰り返し表示されますので、これを見てください。
 私が乗った14時30分発の蛇口(Shekou)行きのフェリーは6番ゲートから出航することが分かります。

 
 お番ゲートは上の写真の一番奥です。スカイピアは表示が分かりやすいのでここで道に迷うこともないでしょう。
 にお、スカイピアにも免税店や売店があります。でも、所詮は出航時間まで30分もない人だけが来る店ですから、規模も小さいし品揃えも良くありません。香港空港内での買い物は、スカイピアへのゲートをくぐる前に済ましておきましょう。

 
 喫煙スペースとしてデッキがあります。このデッキは眺めが良くて、なかなか良い場所です。停泊している青い船はマカオ行きです。マカオに行く人は殆ど遊びですから、船もそれなりにビジュアルが良いです。深圳や華南地域に行く船はビジネス客が殆どですからもっと地味です。




 6番ゲートの前から見た蛇口行きフェリーです。委託手荷物がコンテナに入れられてフェリーに積み込まれます。


 この日はファーストクラスに乗りました。香港空港から深圳市の蛇口に行く場合はわずか30分の船旅ですから、私は普通は二等席に乗っています。
 上の写真は頭等席(ファーストクラス)最前部からの眺めです。眺めは良いはずなのですが、窓が汚れていますから大したことないですね。二等席の様子はこのページの上の方に写真を載せた通りです。一等席の様子はこのページの下の方に載せていますので参考にしてください。


 香港空港から深圳市の蛇口に着きました。スムーズな入国手続きを終えて、委託手荷物のない人は蛇口の街に出ていきました。私は手荷物がありましたので、入国手続き後、所定の場所で自分のトランクを待ちます。成田空港で預けたトランクです。
 入国手続きを終えて5分もしないうちにコンテナが運び出されます。上の写真は昔の蛇口港のものです。新しい蛇口港では、入国手続きを終えて、すぐ右の下るエスカレータに乗っていくとバゲージクレームがあります。


 私のトランクが出てきました。初めてこのシステムを使ったときは、成田で預けたトランクを深圳蛇口で受け取れたことに大変感動したものです。当たり前のことと言ってしまえば簡単なのですが、その当たり前のことがなかなかできないものなのです。
 とにかく、日本でフライトにチェックインしてからここ蛇口に到着するまでトランクを預かってくれるというのは、利用者にとってはありがたい仕組みです。現在までのところ、私は荷物が届かなかったというトラブルを経験していません。



2017年5月に蛇口港が移転

移転し大きくなった深圳・蛇口港

 最新のニュースですが、2017年5月に蛇口港が2㎞くらい移動しました。今までの狭くて暗い蛇口港のイメージを一新する素晴らしい港です。香港マカオフェリー乗り場やマカオ港もびっくりの素晴らしい施設です。

 
移転し大きくなった深圳・蛇口港内部

 建物内側は実に広々としていてレストランもいくつか入っています。これまでの蛇口港が10倍以上広くなった感じです。案内標識もわかりやすいですから、旅行客や出張客にも使いやすい港になったと言えます。

 
新しい蛇口港の交通センターに下りるエスカレーター

 新しい、きれい、広い、わかりやすいと、良いことづくめの深圳・蛇口港ですが、欠点があります。交通の便です。多くの日本人ビジネスマンにとって蛇口からの足となっていた地下鉄駅からは歩けない距離になりました。
 上の写真は、蛇口港の建物を出て、交通乗り換え区に向かうエスカレータです。タクシーとバスに乗るためにはこのエスカレータを下って地下に行くことになります。バスについては2019年4月現在5系統あります。どれも地下鉄蛇口港駅を経由するバスです。


 2019年4月時点では、蛇口港に乗り入れているバス路線は上の二つでしたが、今は5系統あることは既に書きました。このうち1本は地下鉄蛇口港駅行きで、残る4本が南山区を北上するバスです。そのうち、以前から走っている写真の2系統のバスは一律料金ですが、新しい2系統はいずれも宝安方面に向かうバスで、しかも段階制運賃なので行き先を車掌に告げて料金を支払うバスですから、日本からの出張者にはハードルが高いと思います。
 したがって昔からある写真の2系統のバスをおすすめします。いずれのバスも福田区と羅湖区を通過していきますが、ルートは違います。バスルートをよくご覧になれば、ひょっとしたら目的地近くを通ってくれるバスかも知れません。上の地図またはここをクリックすると大きな路線図が出ます。 


 でもやっぱりバスは不安だから地下鉄を利用したいという方には接続バスをおすすめします。上の写真のバスです。乗合バスよりも濃い青色のバスです。これに乗ると、地下鉄蛇口港駅まで無料で移動できます。 



 なお、地下鉄蛇口港から地下鉄を利用する場合は上の路線図を参考にしてください。蛇口港駅は左下隅です。地下鉄路線図をクリックすると大きな画像が別ウィンドウで開きます。 



深圳蛇口から香港空港への行き方

深圳蛇口フェリーターミナルから香港空港への行き方

 今度は深圳蛇口フェリーターミナルから香港空港に向かう話です。上の写真のように蛇口フェリーターミナルが新しく大きく生まれ変わりましたので、以前のように早く行っても時間をつぶす場所がないといったことはありません。
 では、フライトの時間に対して何時間前に行ったら良いか、手続きはどんなステップになるのか、といった点について説明します。ここは重要な点ですので、正しく理解してください。なお、この流れは2017年11月現在のものです。よく変更されますので、実際に行く場合は航空会社やターボジェットのホームページで再確認するようにしてください。

 まず、蛇口での手続きです。下の図の茶色の部分になります。ここでは、フェリー(ターボジェット)へのチェックインと荷物のチェックインを行います。但し、香港でメジャーな航空会社については蛇口でフライトへのチェックインも行えます。下図は一般的な例ですので、メジャーな航空会社の場合は、フライトへのチェックインを蛇口で行いますから、二行目の「スカイピアでのチェックイン」は不要になります。ここで、メジャーな航空会社とは、キャセイのほか、全日空、日本航空、シンガポール航空、タイ航空、中華航空(台湾)やエバー航空などを指します。

 深圳蛇口から香港空港への移動のステップ

 蛇口への到着時間ですが、まず、フェリーのチケットは「香港空港からフライトに搭乗する人しか乗れない」という大前提があり、「当日のフライト出発時刻の2時間以上前に蛇口を出発する当日のフェリー」にしか乗れません。例外規定として、「朝の10時半までのフライトの場合は前日の最終のフェリー」に乗ることができます。
 そして、「フェリーの出航時刻の60分前にチェックインカウンターに行く」ことが求められています。香港空港行きのフェリーにeチェックインを行っていれば、フェリー出航時刻の30分前」で良いとされています。(フライトのeチェックインではありません。誤解のないようにしてください。)ですから、蛇口フェリーターミナルに到着する時間については、香港のフライトの何時間前という考え方は一切ありません。あくまでもフェリー出航時間の60分前か30分前です。
 そしてチェックインをします。メジャーな航空会社のフライトに搭乗する人は、そこでフライトの最終目的地まで荷物を預けることになります。
 なお、チェックイン時に香港空港での出国税の還付手続きに必要な紙を渡されます。これは香港空港のスカイピアでHK$120を還付してもらう時に必要になるのでなくさないようにしましょう。

蛇口フェリーターミナルから香港空港へ

 出国手続きは香港空港行きフェリーの乗り場がありますから、その乗り場で荷物検査等をした後で行います。ただし、フェリー乗り場が開くのは出航時刻の20分前が原則ですので、それまではゲートの前で並ぶか、どこかレストランやカフェで時間をつぶすことになります。 再三書いている通り、蛇口フェリーターミナルは新しく大きくなり、レストランなども以前に比較するとかなり充実しました。大したレストランはないにせよ、そこで時間をつぶせますから少し時間に余裕をもって行かれたら良いと思います。
 上の写真は出国手続き後にそれぞれのフェリーの待合室を案内する看板です。英語も出ていますから中国語がわからない人でも何とかなるでしょう。

深圳蛇口フェリーターミナルの免税店

 出国手続き後に免税店もあります。香港空港を利用するわけですから、免税店の選択肢が多い香港空港を利用するのが一般的だとは思います。 ただ、中国の茅台酒や煙草を買って帰るのならここを利用すべきでしょう。

深圳蛇口フェリーターミナルから香港空港へ

 以前は狭かった待合室もこのように広くなりました。でも、香港空港行きフェリーのゲートが開くのが20分前、それから出国手続きを行い乗船口まで来ると出航時間の5分前くらいになってしまいます。あまり利用価値のない待合室です。

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深圳蛇口フェリーターミナルから香港空港への行き方

 蛇口から香港空港まではわずか30分です。ターボジェットという快速船ですから速いです。時間は殆ど遅れませんし、遅れた場合であっても香港空港での余裕があるので、このフェリーに乗れればフライトにも間に合います。

 


香港空港での離境税(出国税)返還手続き

 蛇口から乗ったフェリーは、香港空港のスカイピアに到着します。香港空港スカイピアで行うことは上の方の図で緑色の部分ですが、フライトへの搭乗手続きを蛇口で行った方は、香港出国税返還手続きだけです。
 香港出国税を何故返還してもらえるかというと、この蛇口からのフェリーに乗って香港空港で乗り継ぐ人は香港に入境することがないからです。入境していないのだから出境もしないわけです。この香港出境税は予め航空運賃に含まれていますから、それをここで返還してもらうわけです。
 香港出境税を「離境税」と言います。「離境税」「Departure Tax Refund Desk」という看板を目印に歩いてください。

香港空港での離境税(出国税)返還手続き

 出国税返還手続きの場所は、スカイピアでの荷物検査を終わった直後にあります。ここの看板はあまり大きくありませんので見逃さないようにしましょう。 香港出境税の返還ができる場所は、広い香港空港内でここ一か所だけです。蛇口でのチェックイン時にもらった紙を出すだけで、HK$120が現金で返還されます。

 蛇口から香港空港へはファーストクラスで(昔話です)


 蛇口フェリーターミナルが新しく大きくなりましたので、香港空港に行くときにはもうファーストに乗らなくてもよくなりました。その部分が変わったということをよく理解してお読みください。以前の蛇口フェリーの時の話です。

 さて、今度は蛇口から香港空港に戻るケースです。この場合、何が違うのかというと、最も違うのは出発するフェリーターミナルの構造です。香港空港のスカイピアはあたらしい空港内の施設ですから快適なターミナルである半面、蛇口フェリーは基本的には20年前の中国のフェリー乗り場がそのまま大きくなってしまっただけのターミナルです。したがって、暗く狭いフェリーターミナルに乗客があふれていて、ターミナルに入れない人が大勢フェリー乗り場の外に、まさにあふれています。
 上の写真は、香港空港行のフェリー手続きカウンターです。深圳から香港空港経由で日本に行く場合などは、ここ蛇口ターミナルでフライトへのチェックインができるようになっており、蛇口で預けた荷物を日本で受け取ることができるようになっているわけです。航空会社ごとにカウンターが設置されていますので、そのカウンターに並んでください。
 キャセイはもちろんのことJALやANAも蛇口ターミナルでチェックインできますが、すべての航空会社のフライトにチェックインできるわけではありません。また、委託手荷物がある場合とない場合にそれぞれ何時間前のフェリーに乗らなければならないかについても時々変更があります。したがって、蛇口でフライトにチェックインしたい場合は、航空会社のホームページなどで最新情報を確認したうえで利用してください。


 蛇口ターミナルでは、出発時刻の20分前にこのゲートに並んでフェリーに搭乗することになっています。上の写真はマカオ、中環(香港島セントラル)と香港空港に行く便の搭乗口です。
 ここでお分かりの通り、蛇口フェリーターミナルからは香港空港、マカオへの便、それから国内線では珠海などへの便も出ていて、利用者は相当な数に上るということなのです。特に、マカオへ遊びに行く人、香港空港から海外旅行へ行く人は急増しましたし、これからもますます増えていきます。そのわりには施設が狭く、私の感覚では少なくとも今の4倍から5倍程度の広さの施設があって普通の混み具合になるのではないかという感じです。ところが現在の蛇口ターミナルには、各方面への便の搭乗口やチケット売り場などを除くとスペースは殆どなく、座る場所などあるはずもなく、立つ場所さえ確保することは困難です。暗いターミナルに人々が群れているのです。
 私は20年以上も前から中国に出張をしていましたので、こんな風景を見ると、当時のことが思い出されて大変懐かしく感じたりさえします。

 
 そこでぜひおすすめしたいのが頭等席、すなわちファーストクラスです。フェリーに乗るとわかる通り、一階が二等席で二階はファーストクラスです。このファーストクラスに乗るわけです。料金の差は日本円で約500円ですから大したことはありません。香港空港・蛇口間の移動で、特に蛇口から香港空港に行く場合は、頭等席(ファーストクラス)がおすすめなのです。
 何故ファーストクラスかというと、頭等席(ファーストクラス)利用者は、蛇口フェリーターミナルにあるVIP待合室を利用できるからです。普通の二等席の乗客はゲートが開くまで、すなわち出発時刻の20分前まで、一般的にはターミナルの外で待つことになります。ターミナルの中で待っても良いのですが、日本人の感覚としては人があふれていてむさくるしいし、建物内は暗くて不健康そうだし、子供や赤ん坊の泣き声や人々の話声が騒々しいし、ということで、外で待ちたくなります。外で雨が降ろうが猛暑で暑かろうが、外で待つ方が快適なくらいなのです。

 ところが、頭等席(ファーストクラス)利用者用には広々とした待合室が用意されていて、無料のドリンクも殆どありませんけれども、少なくとも自分のフェリーの出発時刻までターミナル内で座って待てるからです。上の写真の三倍くらいの広さがありますから、ここに関しては逆に広すぎます。お客さんは賑わっている日でも10人程度です。
 VIP待合室は蛇口ターミナルのオアシスみたいな場所です。ここにいる限り、蛇口フェリーターミナルの鬱陶しさを忘れることができます。出航の20分前になったら荷物を持ってゲートに並び、出国手続きをして乗船してください。これですと環境最悪の蛇口ターミナルでも、殆どストレスが感じられません。 


 フェリーの頭等席(ファーストクラス)は、いつも殆ど搭乗者がいませんので、座席番号はチケットに印字されているものの、基本的にはどこに座っても問題ありません。
 この日は四人用のボックス席に座り、30分程度ではありますが、船の旅を満喫しました。コーヒーなどの飲み物も女性乗務員が給仕してくれます。

 深圳から香港空港に行く場合、トランクを引っ張りながら中国出国と香港入境の手続きをするのは鬱陶しいものです。そうしたストレスからも解消されるこのルートは、出張者にとって大変有難い移動方法なのです。
 なお、便数が限られていますので、出航時刻については事前に珠江客運のホームページで確認をするようにしてください。

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