香港空港から深圳へ≪深圳湾口岸スカイリモルート≫

香港空港から深圳・広州へ≪深圳湾口岸ルート≫


香港空港から深圳・広州へ移動する方法 



 香港と陸続きの街、深圳。そして、深圳の背後には広州、東莞、恵州をはじめとした中国華南の都市があります。この中国華南に出張するビジネスマンの数は、日本でも年々増加してきています。そうした場合、日本からのダイレクト便が数多く出ている香港空港から華南地域に直接入る人も少なくないと思います。そこで、このページでは、香港空港から華南地域の各都市に入る方法について紹介したいと思います。
 香港市街から深圳や広州に入る方法については香港から深圳・広州への移動のページにまとめていますので、そちらを参照してください。

 香港空港から中国華南地方に行くと一言で言っても、深圳に行く場合とそれ以外の都市に行く場合とでは異なります。また、深圳市内でも深圳のどこに行くのかによってイミグレーションの利便性は異なります。

深圳のイミグレーション地図
地図をクリックすると大きな地図が別ウィンドウで開きます
 
 まず、香港と深圳を結ぶイミグレーションについて説明します。イミグレーションは7箇所あります。上の地図ではそのうち深圳中心部に近い4つのイミグレーションを表示しています。深圳地下鉄の駅の場所と見比べて、どのイミグレーションが深圳市内のどこに近いのかを把握してください。
 赤い印をつけたのは抜け道ルートの文錦渡です。文錦渡は深圳二回目以上の方には、香港空港からの抜け道ルートとして利用価値があるルートです。
 なお、この4つ以外に東側(地図では右側)に沙頭角があり、西側にこのページで紹介している深圳湾と蛇口があります。

香港・深圳間の移動方法の考え方
 
 香港・深圳間の移動には時間がかかります。しかもイミグレーションによっては長い行列を立ったまま待たなければならず疲労します。ですから、効率的な移動を心掛けるべきなのです。
 誰が考えても分かるのですが、香港・深圳間の移動時間は上の足し算になります。私にとってルート選択の一番の要素は移動時間ですが、これに交通機関やイミグレ通過時の快適性を考えたり、あるいは手持ちの現地通貨が少ない場合に経済性を考えたりすることもあります。

 このページの下の方で、香港空港から深圳市に行く方法を一覧で比較しています。参考にしてください。
 なお、香港空港からバスで上水、MTRで羅湖に行く「上水・羅湖ルート」で、フェリーで深圳蛇口に出る「フェリールート」は別ページ紹介しています。さらに混雑時の抜け道ルートとして「文錦渡ルート」もあります。また、そもそも香港空港から深圳に入ろうとするからイミグレ通過で悩むのであって、深圳空港を使うのが不慣れな方には最も良いと私は考えています。深圳航空直行便で東京や大阪から深圳空港へ入る方法については こちらのページをご覧ください。


深圳航空直行便で東京や大阪から深圳空港へ入る方法についてはこちらのページ

 


深圳湾ルートを極める

中国入国、深圳湾ルートの概要

 深圳湾口岸は深圳市南山区にあるイミグレーションで、香港側のイミグレーションも中国内にあるという変わったイミグレーションです。香港側のイミグレーションが中国内にあるため、同じ建物内に香港と中国のイミグレーションがあり、荷物を持って歩いてもあまり苦にならないという特徴があります。
 香港空港から中国側に入る方式をまとめると上の図になります。深圳湾口岸というとスカイリモだけかと思われがちですが、そうではなくて大別すると三つのルートがあります。

 
 この頁では、この三つの方法の中から、「スカイリモ」のルートでの移動を中心に紹介します。かつて私が日本から広州に行く場合はトランクを持っていくことが多く、トランクを持ったままでのイミグレーション通過ということになると、この深圳湾ルートが最も楽なのです。スカイリモに乗ったままイミグレーションを通過できるからです。香港空港から広州に直接入る方法についてはいろいろ検討しましたが、この「スカイリモで深圳湾口岸へ」のルートが最も楽かなというのが、現時点における私の考えです。
 また、深圳市内に行く場合も、行き先が南山区や福田区、宝安区なら深圳湾ルートは使い勝手が良いと思いますし、荷物が多い場合などは特に検討に値すべきコースです。

 
 現在私は深圳市南山区に住んでいて、いつもは深圳空港を利用していますが、香港空港を利用するときは深圳湾から元朗での乗り換えバスコースで行くことが多いです。現時点では約30元で行けるという深圳から香港空港に行く最安値のコースでしょう。香港内も深圳市内も公共バスを使い、イミグレーションを歩いて通過するという方法です。
 本論(スカイリモルート)に入る前に、この最安値コースを説明してしまいましょう。イミグレーションを歩いて通過する場合に深圳湾を利用するメリットは、同一建物内に香港と中国のイミグレーションがあるので、イミグレーション間をバスなどで移動する時間が不要だという点でしょう。
 イミグレーションというのは、香港のイミグレは香港内にあって、中国のイミグレは中国内にあるのが一般的です。というか、当たり前です。ところが、ここ深圳湾は香港のイミグレが中国内にあって、中国に建てられた共通のイミグレ建物内で両方の入出国手続きができるようになっているのです。

 
 ですから私も深圳と香港市内を移動する場合であっても、時々公共バスを使って深圳湾を利用することがあります。深圳湾ルートでは、香港空港利用の際は、①香港空港と深圳の目的地をスカイリモで移動する②深圳湾(香港側)と香港空港間を直通バスで移動する③元朗か屯門乗り換えで路線バスを乗り継いで移動するという三つの方法があるわけです。また香港市街に移動するときは、④深圳湾から香港市内への直通バスを利用する⑤深圳湾(香港側)から天水圍へバスで移動し、地下鉄西鉄線またはバスで香港市街へ出る、という使い方があることになります。なお、深圳湾から香港市街へのバスを利用する際は、中国側でチケットを買わなければならないといった注意事項もありますので、ご注意ください。(元朗、屯門や天水圍に行くバスは事前に中国側でチケットを買う必要はありません。)

香港・元朗、好到底のエビワンタン
 
 私が香港空港に行く際に元朗でバスを乗り継ぐ理由は、実は元朗で腹ごしらえをするからです。元朗は知る人ぞ知る香港のB級グルメリアで、上の写真の好到底のエビワンタンメンや蝦子撈麺(エビの卵がけ混ぜ麺)、絶品のお粥と腸粉が食べられる發記、昔ながらの飲茶を楽しめる大栄華酒楼や香港スイーツの佳記甜品など、枚挙にいとまがありません。香港空港に行くときも帰る時も、ここ元朗でB級グルメ三昧です。
 そんなわけで元朗経由にしているのですが、時間的に最短なのは屯門だと聞いています。ただ、私は利用したことがないので、元朗乗換えを紹介しました。B級グルメの店は、軽鉄の大棠路付近に集中しています。バス停でいうと、又新街になります。香港空港と元朗を結ぶバスも元朗と深圳湾を結ぶバスも又新街というバス停になります。同じバス停で乗り換えられますので、分かりやすいと思います。



香港空港からスカイリモで深圳湾口岸経由深圳、広州へ移動 



 この日は東京から香港経由で広州に移動する計画です。 寄託貨物にせざるを得ない大きなトランクが一つありますので、イミグレーション通過が楽な方法ということで、スカイリモ・深圳湾口岸経由を選択しています。
 香港空港からスカイリモに乗る場合、上の写真にある「内地交通服務中心」の看板を目印に進みます。第2ターミナルの中にあります。香港空港の中は表示がしっかりしているし漢字で記載されていますから、日本人であっても迷わず辿り着ける場所にあります。

 

 ここが目的の「内地客車服務(Mainland Coach Services)」です。 旅行代理店ごとにブースが分かれていますので、香港空港のホームページの該当ページで予め調べておくと良いと思います。
 この日、私は中旅汽車(香港中国旅行社)に決めていました。中旅は中国内での路線が充実しているからです。一方、深圳市内に行くときは華通を使います。華通の場合は福田区の竹子林にある福田バスターミナルまでHK$150で行けます。福田バスターミナルは地下鉄1号線(羅宝線)竹子林駅に直結していますので羅湖方面に行く場合も便利なのです。
 なお、深圳湾(香港側)へのバス切符もここで買います。深圳湾へのバスは香港ディズニーランドを経由していきますので、香港空港と深圳湾を一時間くらいで結んでいます。料金的にはこちらの方が安い(確かHK$100だと記憶しています)のですが、本数が少ないこと、スカイリモに比べて時間がかかること、さらに深圳湾を歩いて渡る必要があること、といったデメリットもありますので、慣れている方以外は利用しない方が良いでしょう。

 

  これがスカイリモの切符です。左上に「香港機場→広州」の文字が見えます。250香港ドルという価格の上に、「越境車」という文字が見えます。この車がスカイリモで、車に乗ったまま、国境越えができる自動車です。この切符には発車時間が書いてありません。それはもともと決まっていないからです。車の用意ができ、乗客5人程度が揃い次第、出発するのです。

 

 暫くこの辺りで待っていてくださいということで、チケットカウンターの前にある待合室で呼ばれるのを待ちます。午後1時20分くらいに香港に到着し、このカウンターに移動してチケットを買い、スカイリモに乗ったのが2時10分ですから、乗り継ぎもスムーズです。
 実はフェリーで深圳蛇口に移動しようとすると、この時間の到着では3時半の船にしか乗せてもらえません。寄託貨物があってその積み替えに十分な乗り継ぎ時間が設定されているからです。フェリーで中国内に入るのは体力的には楽なのですが、この香港空港での時間のロスがもったいないと私は思うのです。



 香港空港の阿鴻小吃

 スカイリモのチケットを買う「内地客車服務(Mainland Coach Services)」の近くには潮州料理の人気店、阿鴻小吃もあります。阿鴻小吃は香港観塘にある潮州料理レストランの支店で、香港空港店でも美味しい潮州料理が楽しめます。おすすめです。

香港空港と深圳を結ぶスカイリモ 

 さあ、いよいよスカイリモに乗り込みます。 すべてトヨタ製の車で広くはないですが快適です。深圳湾口岸までは30分強の所要時間です。

深圳湾大橋から見た深圳市方面

 深圳と香港とを分ける深圳湾大橋です。これを渡ると香港から深圳に入ります。香港特別行政区から中華人民共和国に入るということになります。この橋から見える深圳市の風景はいかにも深圳らしい現代的な都市です。
 イミグレーションは深圳市側にあって、イミグレーションを抜けるまでは車両は左側通行で、深圳湾のイミグレーションを抜けると車両は右側通行になります。

 

 深圳湾口岸の香港側イミグレーションです。  本当は写真撮影不可のエリアです。
 このように車に乗って、イミグレーションを通過できます。乗客は予めスカイリモの車内でパスポートをドライバーに渡しておきます。そして、1台ごとにイミグレーションに入ります。イミグレーション係員は、ドライバーと乗客全員のパスポートを受け取り、パスポートの写真と乗客の顔を照合します。乗客はこの時に係員に向かって顔を見せるだけで良いのです。顔をチェックできたら、係員が全員のパスポートの入出境手続きを行い、パスポートをドライバーに返します。これで、入出境手続きは完了です。
 乗客は車に乗ったまま、係員に顔を見せるだけで済むのです。荷物もトランクから出す必要はありません。
 当日のイミグレーションの混雑度によっても違うのですが、この日はちょっと混んでいて、所要時間は深圳湾に入ってから30分弱でした。

 深圳湾口岸

 深圳湾イミグレーションを抜けて中国側に入りました。上の写真はイミグレーションの建物です。
 深圳湾口岸の香港側にスカイリモが着いたのが2時45分、イミグレーションの手続きを終え、中国側のこの場所に着いたのが3時15分です。羅湖などではイミグレーション通過時に1時間以上かかることもよくありますし、しかも大きな荷物を抱えて立ったままで待つことになりますから、出張の出鼻から結構疲れてしまうのです。それに比較すると、このスカイリモ・深圳湾ルートは楽です。 このように、車に乗ったままイミグレーションを通過できるのは深圳湾以外にスカイリモの会社によっては皇崗があります。私は殆ど皇崗を使いません。その理由はイミグレ通過や付近の道路事情が深圳湾の方が空いていて、深圳湾ルートの方がぎゅう詰めの車内でのストレスを感じないためです。

深圳の街並み
 
 スカイリモで深圳市内に行く場合は、深圳湾からさらに市内に入り、乗換地点まで行きます。乗換地点で他のスカイリモに乗っていた乗客たちとあわせて、深圳市内の方面別に振り分けられ、深圳市内の各地へ運んでくれます。スカイリモの各社によって、乗換地点も違いますし、最終の停留所も違います。乗るときにホテル名を伝えるだけでなく乗換地点でホテル名を確認されることがありますので、中国語に不案内の方は自分が宿泊するホテルを中国語表記しておいた方が安全です。どんなに有名なホテルでも英語名では通じないものと考えてください。
 このように深圳市内に向かう場合は、ホテル名さえ知らせれば、自分のホテルの近くまでは運んでくれるというわけです。
 また、上述したように華通の場合は福田区の竹子林にある福田バスターミナルまでHK$150で行けます。福田バスターミナルから地下鉄(竹子林駅)、バスかタクシーに乗り継ぐというルートをとることができます。


姉妹ページで深圳の美味しいグルメを紹介しています。

深圳湾から華南各地へのバス
 
 一方、広州や東莞、恵州に行く場合は、深圳湾口岸のイミグレを車に乗ったまま通過した後、深圳湾のバスターミナルでスカイリモを降ります。チケット購入時に胸に張るワッペンをもらっていますので、それを貼っていると中国側の中旅バスの係員が案内してくれる仕組みです。ということでしたが、実際は係員からは声はかけてもらえませんでした。

深圳湾口岸
 
 ただ、スカイリモの運転手から、広州行きのバスがここに来ますからここで待ってて下さいと言われたことを信じてじっと待ちます。とにかく沢山のバスが入ってきては出ていくものですから、自分のバスはあれじゃないか、これじゃないかとちょっと不安になりますよね。

深圳湾から広州へのバス 

 そのうち、上の写真のバスが来ました。中旅バスの広州行きです。
 ワッペンとチケットを見せ、私はこのバスに乗れば良いのかと愛想の悪い係員に聞いたら、その通りですと答えてくれました。このバスが発車したのが3時半ですから、時間のロスはあまりなかったですね。よくよく考えてみると、香港空港の係員もスカイリモのドライバーも間違ったことは一つも言ってないのです。ということで、二回目からは安心して広州行きのバスを利用することができています。
 深圳湾は深圳市のはずれにあり広州に最も近いイミグレーションですけど、それでも広州へは高速道路で1時間半くらいかかります。この深圳湾から広州への移動時間が少し長いかなというのがこのルートの欠点です。
 結局、香港空港到着が1時30分、スカイリモに乗ったのが2時10分、深圳湾口岸からバスが発車したのが3時30分、広州に着いたのが5時少し過ぎでしたから、香港空港を出てから3時間前後で広州市街に着いたことになります。他のルートで行くより、早かったのではないかと思います。また、価格も250香港ドルですから廉価なルートだとも言えます。

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 私は、香港や深圳、広州には仕事や旅行でたびたび行くことがあります。 そんな時に私が使っているのがこのSIMカードです。私のように日本で買ったiPhoneをSIMロック解除していれば、SIMカードを入れ替えるだけで日本の携帯でWEBやSNSにアクセスできるようになります。
 毎回の出張や旅行ごとに買い替えても日本の海外パケットし放題などに比べてはるかに安く済みます。頻繁に行く人にはチャージして使い続けるという方法もあります。SIMカードの入れ替えは簡単ですし、チャージの方法などは同梱されている日本語説明書に丁寧に書いてあります。
 中国聯通香港(チャイナユニコム香港)のSIMカードですから、中国にいるときもフェイスブック、TwitterやYahoo!、Googleにアクセスできることも、このSIMカードの長所です。中国への出張者・旅行者必携のSIMカードです。なお、電話は使えませんのでご注意ください。
 なお、このようにSIMカードを入れ替える際には粘着式SIMカードケースを買うなど、SIMカードをなくさない防止策も忘れないようにしましょう。

 深圳からスカイリモで香港空港に移動する

深圳福田バスターミナルのスカイリモ乗り場

 では、深圳から香港空港にスカイリモで戻る方法について説明します。
 最初に紹介するのは、福田バスターミナル発の香港空港行きスカイリモ日常乗る方法です。福田バスターミナルは地下鉄の竹子林駅に隣接していてとても便利です。深圳のホテルによってはスカイリモの迎えが来ることもありますが、それだとちょっと割高になるのと、そもそも当時の私の深圳の定宿が竹子林駅前なのです。
 福田バスターミナルでは荷物検査をして、上の写真の「香港専区(香港専門区)」というブースを探してください。荷物検査を終えた場所から奥の窓際に見えると思います。そこで香港空港までのチケットを買います。2015年9月現在150元です。ここで香港の入境申請書ももらえますので、中国の出境申請書と合わせて、乗る前に書いておいてください。福田バスターミナルでスカイリモに乗ると、ドライバーからパスポートと併せて提出を求められます。

深圳湾からスカイリモで香港空港へ

 もう一つの方法は、深圳湾口岸まで深圳市内をタクシーかバスで移動し、深圳湾口岸でスカイリモに乗る方法です。最短の方法は、深圳湾までタクシー、深圳湾からスカイリモというルートです。
 タクシーで深圳湾に着いたら、深圳湾口岸の建物に行く中央の道を歩きます。上の写真です。正面の建物にイミグレーションがあります。もうこのあたりを歩いていると、空港までスカイリモで行かないかという斡旋屋が声をかけてきます。彼らを無視して先に歩きましょう。

深圳湾から乗合タクシーで香港空港へ
 
 そうすると屋根付きの通路になりますから、これを香港方面の矢印の下を歩きます。上の写真で言うと右側です。この屋根付きの通路に入ってすぐに正式なスカイリモの受付があります。

深圳湾からスカイリモで香港空港へ
 
 正式な受付と言っても窓口があるわけではありません。受付の担当者が数名いるだけです。上の写真のようにスカイリモが何台も停まっていますので、そこにいる旅行者以外の人が担当者です。中国語ができない人は「Hongkong Airport」と言えば大丈夫です。すると、料金の説明があって、切符や入出境書類を渡してくれます。最近では、入出境書類は車に乗った後でドライバーからもらうことの方が一般的です。

 深圳湾から乗合タクシーで香港空港へ
  
 料金を支払ってチケットをもらったらこれをなくさないようにしましょう。しばらく待ってくれと言われて、付近で声がかかるのを待ちます。すると、そのうちにこの車に乗ってくれと声をかけてくれます。その時間、1分から10分くらいです。ですから待ち時間は短いです。福田よりも待ち時間がぐっと短いのがメリットです。

スカイリモで深圳から香港空港へ

 福田バスターミナルからのスカイリモは、途中、深圳湾から乗車する人を加えて、乗り換えなしで香港空港まで行きます。10回以上使っていますが、これまでの最短時間は1時間ちょうど、最長時間は2時間半です。深圳湾までの深圳市内の道路が渋滞することもあるし、深圳湾のイミグレーション手続きに時間がかかることもあるし、ある時は同乗した中国人の乗客の出境手続きに過誤があり、30分以上待たされたこともあります。時間に余裕をもって 利用してください。
 深圳湾からなら、40分から1時間半で香港空港に着きます。1時間以内で着くケースが殆どです。
 なお、香港空港では第一ターミナルの出発フロアーに到着します。



深圳市内から深圳湾口岸を抜けて香港市街へ

朝の深圳湾口岸(中国側)
朝の深圳湾(中国側)、香港に向かう人々
 
 深圳湾口岸というと車で通過できる便利なイミグレーションというイメージばかりが先行してしまうのですが、深圳市内、特に南山区や宝安区から香港へ向かうときには最も速く通過できる楽なイミグレーションでもあります。深圳市内からバスやタクシーで深圳湾まで来て、深圳湾のイミグレーションを抜けたら香港内はバスで移動するというコースです。
 深圳湾から香港市内へ向かうコースにはいくつかあります。尖沙咀や旺角など九龍サイド、中環、銅羅湾や北角などへの直通バスで向かう方法が一つ目で、このバスに乗る場合はイミグレーションを抜ける前に、すなわち深圳側にいる時に、香港を走るバスを予約しなければなりません。これは大陸の人がよく利用する手段です。

深圳湾口岸(香港側)
朝の深圳湾(香港側)、7時半くらいまでならイミグレ通過に10分もかかりません。
 
 もう一つの方法として、香港の新界地区に行くバスに乗り、バスや地下鉄に乗り換えて香港市街へ行く方法です。この場合、香港内のバスの運賃はバス乗車時に支払います。もちろんオクトパスカードが使えます。
 このバスを使って香港の九龍や香港島に向かう場合は、①天水圍行きに乗って天水圍からMTR西鉄線②屯門行に乗って屯門からバス(オクトパスカードで支払うと割引がある)③元朗行きに乗って元朗から西鉄線またはバスでそれぞれ行くことができます。最も速いのは①のルートで、最も安いのは②のルートです。上級者コースとしては④天水圍行きに乗って天水圍からバスで香港内の指定場所に直接行くという方法があります。これは西鉄を使うのとほぼ同じ時間で目的地に着くことができます。香港のバスルートに詳しいことが条件です。

深圳湾口岸
 
 さて、深圳湾口岸から香港市街にバスで行く方法です。中国出国⇒建物内を徒歩で移動⇒香港入境というステップになります。
 まず、イミグレーションのある建物に入って中国出国です。イミグレーションの建物の右端に「出境庁」への入り口がありますので、これをめざします。上の写真で出境庁という文字が見えると思います。
 ここからスロープをあがって二階に行くと出境庁があります。外国人用のブースで手続します。朝早い時間は利用客が少ないので外国人用ブースが開いていません。この場合は中国人用のブースで手続できます。中国を出境して香港入境ブースまで100mも離れていません。しかも同じ建物内です。これが深圳湾口岸の良い点です。大変楽です。

深圳湾口岸
 
 香港に入境して一回までスロープを降りたら左右に分かれます。中国側で深圳湾から香港市街へのバスのチケットを買った人は右側でそれぞれの行先のバスを待ちます。
 深圳湾から乗合バスで新界に行く人は左側です。バスの乗場は深圳湾のイミグレを抜けて香港側に入ったら左前方に向かって歩いた先になります。上の写真のように乗合バス利用者のために矢印が出ています。上の写真の通路をまっすぐ突き当りまで行くと新界方面に行くバス乗り場になります。

深圳湾・元朗間を走るバス
 
 上の写真は元朗から深圳湾に向かうバスです。深圳に住み始めたころは九龍や香港島までよく足を延ばしたものですが、最近はすっかり元朗の方が居心地が良くなってしまって、このバスのご厄介になることが増えてしまっています。深圳湾から元朗は30分ちょっと、深圳湾のイミグレーションは朝早い時間帯は10分もかからずに通過できるので、南山区からなら深圳湾に近い人なら1時間かからずに、深圳湾に遠くても1時間半もあれば元朗にたどり着けます。私も1時間かからない組ですので、羅湖口岸に行く時間で元朗まで着いてしまうのです。



 広州から深圳湾口岸経由の直行バスで香港へ


 今度は同じ深圳湾口岸ルートでも直行バスだとどうなるかという話です。
 私は広州での定宿はホリデイイン広州十甫(Guangzhou Shifu)と決めています。近くにある広州酒家で飲茶が私の広州での朝食ですし、このホテルのある西関地区(オールド広州地区)と言われている地域は、かつて租界だった沙面地区から徒歩で行ける近さにあって、広州一の繁華街である上下九路もすぐそばです。
 ホリデイイン広州十甫から香港まで直行バスが何本か出ています。殆どが皇崗口岸経由なのですが、そのうちの何本かは深圳湾口岸を通ります。今回、その深圳湾口岸経由のバスに乗ってみました。広州から香港まで85元というのは有難いです。


 香港でも中国本土内でも走れるダブルライセンスの豪華バスです。ダブルライセンスですから、車のナンバープレートが二枚ついています。白が香港のナンバープレートで黒が中国のものです。
 香港・中国間の直通バスに乗るときはこのナンバープレートの写真を必ず撮影しておきましょう。というのは、バスの乗客はイミグレーションを通過する際にバスを降り、徒歩で入出境手続きをした後に、またバスに乗り込むことになりますが、その際に自分が乗っていたバスを探さないといけません。バスのドライバーは〇〇番ホームで待つように言ってはくれるのですが、広東語だけで説明されるので私は聞き取れません。ですから、このナンバープレートの写真が頼りなのです。

 皇崗口岸
 
 以前にも皇崗口岸経由の便に乗ったことがあるのですが、上の写真はその時のものです。皇崗口岸は大きなイミグレーションで、バスや団体客が多く込み合います。こういう中で荷物を抱えながらお目当てのバスを探すのは結構骨が折れます。
 同乗者を頼りにすれば良いではないかという人もいるかもしれませんが、これだけの人ですからはぐれてしまいますし、何よりも彼らも車内放送など聞いておらず、私はむしろ彼らからバスはどこで待っているのですかと北京語で質問されるのが常です。彼らをあてにしてはいけません。イミグレーションで降りた乗客全員が揃わないとバスは発車しませんけれども、一番最後に乗ってくる乗客に対する他の乗客の白い目を私は何度も目にしています。

深圳湾口岸

 こちらの写真は深圳湾口岸です。皇崗口岸に比較すると人も少ないですし広くはありませんので、これですとバスを探すのも皇崗口岸ほどには苦になりません。それでも不慣れな方は心配になるかもしれません。
 深圳湾口岸では、一つの建物の中で香港と中国の入出境手続きを完了できるので、移動距離が短いということが何よりもメリットとして挙げられます。通過時間は、その時の混雑状況により左右されますが、深圳湾経由のバスを利用したこの日についてはわずか15分という大変な速さでした。夕方5時前後という時間帯にしては、信じられないほどの速さです。
 香港と中国本土間の直通バスに乗るのなら、今後とも深圳湾口岸経由を選びたいと思います。



 香港空港から深圳や中国華南地域への行き方いろいろ

香港・深圳間の移動方法の考え方
 
 上でも書いた通り、香港・深圳間の移動には時間がかかります。しかもイミグレーションによっては長い行列を立ったまま待たなければならず疲労します。ですから、効率的な移動を心掛けるべきなのです。
 誰が考えても分かるのですが、香港・深圳間の移動時間は上の足し算になります。私にとってルート選択の一番の要素は移動時間ですが、これに交通機関やイミグレ通過時の快適性を考えたり、あるいは手持ちの現地通貨が少ない場合に経済性を考えたりすることもあります。

 下の表は香港空港から深圳市に行く方法を一覧にしたものです。速さ、値段と疲労度については、「優」「良」「可」「不可」の4ランクで評価しています。参考にしてください。なお、総合評価については、速さを最重視する人とか疲労度を最重視する人とかで評価は分かれますので、示していません。

 香港空港から深圳に移動する方法一覧

深圳への移動方法

速さ

値段

疲労度

長所・短所

1

上水までバス、上水から羅湖または落馬洲へ

電車で深圳に入るため、中国国境が混み合う、時間が読みづらい、といった欠点がある。荷物を持っての移動の場合、疲労度が大きい。中国入国が混み合っていなければ、価格も安いし、これが一番。

2

エアポートエクスプレスで九龍、九龍から紅磡に行き、MTR東鉄線で羅湖または落馬洲へ

何も知らない人が利用するルート。私なら絶対に使わないルート。

九龍駅から紅磡への移動は普通ならタクシー。しかも、中国入国手続きは羅湖か落馬洲なので上記1と同じ。

3

香港空港内スカイピアからフェリーで深圳の蛇口へ

深圳の蛇口へのフェリーは多く、しかも入国手続きが混まないのも長所。飛行機の寄託貨物はそのまま船に持ち込んでくれるので香港空港では楽だが、寄託貨物がある場合、香港空港で1時間以上先のチケットしか買えないという条件がある。蛇口は地下鉄も通っているので、深圳市内の行き場所によってはこれがベスト。

4

スカイリモで深圳湾口岸へ(このページの下に記載)

空港からスカイリモで深圳湾口岸へ移動し、車に乗ったまま香港出境と中国入国手続きが可能。荷物が多い場合、この方式は有り難い。行き先が深圳湾口岸に近いのであれば、この選択がベスト。

5

バスで皇崗などの国境へ

皇崗などの国境までバスで移動し、荷物を持って中国に入国する。イミグレーションの混雑度でいうと、深圳湾口岸はすいていて、皇崗は羅湖ほどではないにしても混んでいる。ただ、深圳市街地に向かう場合、皇崗なら近いが深圳湾口岸は遠い。

 
 次は、香港空港から深圳市以外の都市に移動したい場合の方法です。
 下にまとめた一覧表は香港空港から広州市内に移動する場合の各方法のメリ・デメを私の基準でまとめたものです。速さ、値段と疲労度については、「優」「良」「可」「不可」の4ランクで評価しています。参考にしてください。なお、総合評価については、速さを最重視する人とか疲労度を最重視する人とかで評価は分かれますので、示していません。
 各都市へのフェリーやバスは必ずしも便数が多くありませんので、時刻表等も見ながら自分にとってベストな方法を選択してください。


 香港空港から広州に移動する方法一覧

広州への移動方法

速さ

値段

疲労度

長所・短所

1

上水までバス、上水から羅湖。

羅湖で入国、動車で広州

または落馬洲から入国、深圳北駅に移動し同社で広州南へ



時々可

電車で深圳に入るため、中国国境(羅湖)が混み合うことが多く時間が読みづらい、という欠点がある。荷物を持っての移動の場合、疲労度が大きい。
なお、時間が読みづらい理由のもう一つに深圳から広州への動車のチケットの問題がある。通常は、深圳から広州東への動車チケットは、チケット売場到着時の30分後くらいのものが確保できるが、シーズンによっては一時間以内
に発車するチケットが確保できないこともある。
 なお、深圳北から広州南のルートはチケットが取りづらく、また、市内の地下鉄の便も良くないためあまりお勧めできない。


2

エアポートエクスプレスで九龍、九龍から紅磡に行き、直通列車で広州東へ

不可

不可

何も知らない人が利用するルート。

香港から広州への直通列車のチケットが予約してあれば、速さは「可」のレベル。

経済的にも時間的にも余裕のある人向きの移動プラン。

3

フェリーで広州へ

またはフェリーで深圳の蛇口。

蛇口から地下鉄で羅湖、動車で広州東へ

香港空港から広州への船は一日1本しかない。

深圳の蛇口へのフェリーは多く、しかも入国手続きが混まないのも長所。しかし、蛇口から羅湖か深圳北までの移動に約1時間、深圳駅または深圳北駅で動車のチケットがすぐに確保できるとも限らない。次善の策の位置づけ。

4

スカイリモで深圳湾口岸へ

深圳湾口岸からバスで広州へ

空港からスカイリモで深圳湾口岸へ移動し、車に乗ったまま香港出境と中国入国手続きが可能。荷物が多い場合、この方式は有り難い。深圳湾口岸から広州へのバスでの移動は少々かったるい。

5

バスで皇崗など国境まで、 そこからバス・タクシーで羅湖または深圳北へ、高鉄または動車で広州東または広州南へ

不可

皇崗などの国境までバスで移動し、荷物を持って中国に入国し、そこから羅湖などへ移動。深圳から広州への移動は上の事例、1と3をご覧ください。


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