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南Y島(ラマ島)で海鮮料理|アジアグルメ図鑑(香港)

南Y島(ラマ島)で海鮮料理 威記海鮮酒家


中環(セントラル)から南Y島(ラマ島)へ

香港の南Y島(ラマ島)

 香港は海鮮料理が安くて美味しいとよく言われます。その通りです。そして、海鮮料理店が集まるエリアとして、鯉魚門や西貢がよく知られています。でも、私が香港に在住していた頃から、香港で海鮮料理を食べる時に行っていたのは、南Y島(ラマ島)でした。
 南Y島(ラマ島)は、香港島の中環(セントラル)のピアからフェリーに乗って30分。南Y島(ラマ島)は離島ですから往復に時間がかかると思っている方が多いかもしれませんが、それほど遠くはないのです。しかも、ラマ島を1時間半くらいハイキングして、美しい景色を見ながら少し汗をかいた後に食べる海鮮料理の美味しさと言ったら、この上ありません。

香港の南Y島(ラマ島)

 香港は日本から近いので、日本人の香港旅行の期間は2泊3日とか3泊4日とかの短いことが多いようです。だからといって、南Y島(ラマ島)での「ハイキング&海鮮料理」はスケジュール的に無理なのかというと、決してそうではありません。
 香港中環との往復に1時間、ハイキングに1時間半、海鮮料理の食事に1時間半かけるとすれば、4時間で香港島に帰ってこれるのです。昼食を南Y島(ラマ島)で食べようとすれば、10時ごろ香港島を出れば2時ごろ香港島に帰れますし、夕食を南Y島(ラマ島)で食べようとすれば、3時半か4時ごろに香港島を出ると8時くらいには香港島に戻れるのです。しかも、夕食を食べてから香港島にフェリーで帰ると、香港島の夜景を十分に楽しめるクルーズ経験もできるのです。
 さて、上の写真は南Y島(ラマ島)で最も栄えている榕樹湾の街です。中環と南Y島(ラマ島)との間は二つのフェリー航路で結ばれています。一つは「中環-榕樹湾」、もう一つは「中環-索罟湾」です。中環から榕樹湾までフェリーに乗り、榕樹湾から索罟湾までハイキングを楽しみ、索罟湾からフェリーで中環に戻るというのが、私がおすすめする南Y島(ラマ島)半日旅行のコースです。


 南Y島(ラマ島)に来るときに何故榕樹湾から入り索罟湾から出るのかというと、一つの理由はその方がハイキングの登りがきつくないということです。でも、本当の理由は、索罟湾のほうが美味しいレストランが沢山あるということです。
 上の写真は榕樹湾にあるレストランです。このように中華料理レストランは榕樹湾にもあるのですが、海鮮料理レストランの数は索罟湾に及びません。競争が激しいと味のレベルも高くなる香港では、ライバルが多いエリアを選んだほうが無難なのです。
 上の写真は榕樹湾にあるレストランの朝の風景ですが、こんな風に蒸篭が積み上げられていると、点心好きの私としては一つや二つ点心をつまみたくなるところです。しかし、ハイキングの後に予定している海鮮料理のことを思うと、腹を減らしておかないといけません。心を鬼にしてパスしました。
香港の南Y島(ラマ島)

 南Y島(ラマ島)、榕樹湾から索罟湾に至る一時間半のハイキングルートは海あり山ありで変化に富んでいます。上の写真は榕樹湾から15分くらい歩いたところにあるビーチで、夏になると海水浴客でも賑わうところです。
 このビーチの手前に、おいしい豆腐花の店があります。豆腐花ならお腹にたまりませんから、海鮮料理が控えているからといってパスする必要もありません。輝記という人気店です。輝記の豆腐花については、「南Y島(ラマ島)輝記の豆腐花」で詳しく紹介しています。

香港の南Y島(ラマ島)

 ビーチを過ぎるとハイキングルートは一気に上り坂になります。榕樹湾と索罟湾は南Y島(ラマ島)の反対側に位置しているので、山を登り下りないといけないのです。

香港の南Y島(ラマ島)

 ハイキングルートからは香港周辺の島々が見えます。この日はあいにくの天気だったのですが、それでも素晴らしい風景に出会えます。コンクリートだらけの街、香港からわずか30分の距離に、こんなに自然に恵まれたエリアがあるのです。
 この日の南Y島(ラマ島)ハイキングの詳細については、「南Y島(ラマ島)ハイキングと海鮮料理」にて詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。



南Y島(ラマ島)の海鮮料理 

香港ラマ島のシーフードレストラン街

  そして、いよいよ索罟湾の海鮮料理レストラン街に来ました。榕樹湾でフェリーを下船し、ゆっくり歩いて景色を楽しみ、途中で豆腐花も食べて、1時間半のハイキングでした。
 フェリー乗り場からの風景ですが、こんな風に海岸沿いに海鮮料理レストランが軒を連ねています。

香港ラマ島のシーフードレストラン街

 写真はウィークデイの11時過ぎですから空いていますが、土日はかなり混み合います。土日の夕食時ともなると良い店は一杯になってしまうので、旅行者であればウィークデイに来た方が良いと思います。また、夕食を索罟湾で食べ、香港の夜景を楽しみながら船で香港島に帰れば、香港旅行の良い思い出になると思います。
 なお、香港島と南Y島(ラマ島)の間のフェリー時刻表については港九小輪控股有限公司(Hong Kong & Kowloon Ferry Holdings Limited)のホームページを参照してください。

香港ラマ島索罟湾の天虹海鮮酒家

 索罟湾で最も有名なレストランがここ天虹海鮮酒家(RAINBOW SEAFOOD RESTAURANT)です。ここは、中環から無料のフェリーまで出しています。ある意味、観光客向けに親切なレストランですし、英語も通じやすいようですが、その分、料理は高いです。したがって、香港人にはあまり人気のないレストランです。本当に海鮮料理だけで十分という観光客なら、このレストランを利用することもありかなと思います。
 この店のように、索罟湾のレストランでは店頭に生簀(水槽)があって、そこから素材を選び調理法を指示します。こういう海鮮料理というのは日本ではあまり食べられないので、香港旅行中にぜひ体験してもらいたいものです。

香港ラマ島索罟湾の天虹海鮮酒家
 
 上の写真は、同じく天虹海鮮酒家の写真です。どのレストランも海沿いの道の山側に水槽や調理場などがあって、海側にレストランエリアがあります。海を見ながら食事ができるわけです。これは気持ちがいいです。南Y島(ラマ島)に来たという気がします。



おすすめは 威記海鮮酒家

香港ラマ島、索罟湾の威記海鮮酒家

 私が数あるレストランから選んだのは威記海鮮酒家です。海鮮レストラン街の最もピア(フェリー乗場)寄りにあります。このレストランは香港人にも人気のレストランです。ということは安くて旨いのです。
 言葉は通じるかというと、店員によっては英語が通じます。私が日本人だと分かると英語で話してくるスタッフがいました。ただ、全員が話せるかというとそうでもないです。英語が苦手な人には北京語で話しています。広東語はもちろんですが、北京語の通用度も高いです。ラマ島にも中国人観光客が大勢来る時代ですから。

香港ラマ島、索罟湾の威記海鮮酒家
 
 このサイトで威記海鮮酒家を初めて紹介したのは2010年頃ですが、このサイトもアクセスが多いので最近は日本人の利用も目立ちます。昼間からビール飲んで大声で話しているからすぐわかります。白人さんなどは眉をしかめていますね。そうした日本人は旅行者だったり香港在住者だったりいろいろですが、最低限のマナーだけは守りましょう。同じ日本人として私も恥ずかしいです。
 上の写真の通り、威記海鮮酒家も調理場は山側で、食事の場所からは海がよく見えます。良い雰囲気の店です。


 威記海鮮酒家の水槽です。天虹海鮮酒家に比べると小さくて貧弱ですね。だけど、問題は味付けです。もちろん、この水槽以外にも素材は色々あります。この威記海鮮酒家は香港のグルメサイトでもよく紹介されていますから、食べたい料理の写真か中国語名を持っていけば何でも食べられますし、写真付きメニューもあります。心配な方はメニューから注文しましょう。

香港ラマ島、索罟湾の威記海鮮酒家

 私のパターンは、中環から榕樹湾に渡り、索罟湾までハイキングをしてきた後にこちらに来るので、いつもお腹がかなり空いた状態です。とは言え、一人海鮮なのであまり何種類も食べられません。それが一人海鮮のつまらないところです。

シャコの塩コショウ揚げ(香港ラマ島)

 威記海鮮酒家のおすすめ料理をいくつか紹介しましょう。
 まず、しゃこの塩コショウ揚げです。にんにくベースでしゃこを揚げて食べる料理ですが、これは香港では大人気の海鮮料理です。ここ威記海鮮鮭家の自慢料理でもあります。
 はさみはしゃこの甲羅を取るのに使います。甲羅をはさみで取るときに手は汚れるし取りづらいのですが、あまり上品に箸とはさみで甲羅を取ろうとはせずに、しゃこを豪快に手づかみして、はさみで甲羅を取るのが香港流です。

シャコの塩コショウ揚げ(香港ラマ島)

 甲羅を取るとしゃこが姿を見せます。新鮮なしゃこです。旨いです。そのまま食べても旨いし、でも、味付けのにんにくなどを乗せるともっと旨いのです。大満足の味です。日本でもしゃこをこんな風に料理してくれるレストランはないのでしょうか。
 一人で来たので二尾も食べてしまいましたが、普通でしたら一人当たり一尾でいいですね。数人で来たら人数分だけ注文すると良いでしょう。

ホタテと春雨のニンニク蒸し(香港ラマ島)

 そして、ホタテと春雨のニンニク蒸しです。これも威記海鮮酒家の名物料理の一つです。これも普通だったら、一人一個ずつ食べるために、人数分注文するものです。一人で海鮮料理屋に来ると、最低注文数というのがあって、結果的にあまり多くの種類の料理を楽しめないのが残念です。

ホタテと春雨のニンニク蒸し(香港ラマ島)

 体裁よく盛り付けられています。綺麗ですね。この料理は見ているだけでも私を幸せにしてくれます。私が威記海鮮酒家に来ると毎回注文する定番料理です。

ホタテと春雨のニンニク蒸し(香港ラマ島)

 ホタテはあまり大きくないですが、新鮮ですから旨いです。ホタテは刺身で食うのが一番だと思っていましたが、これも旨いです。ニンニクの風味とホタテの食感、そして爽やかな春雨の味が一体となって、本当に満足度の高い料理となっています。
 南Y島(ラマ島)に来て良かった。南Y島(ラマ島)で海鮮料理レストランに来て良かった。心からそう思える大満足の料理です。

イカと野菜のXO醤炒め(香港ラマ島)
 
 イカと野菜のXO醤炒めです。威記海鮮酒家でのイカの人気料理は、実はこれではなく塩コショウ揚げです。ただ、その調理法はシャコとかぶってしまうので、私はあえてXO醤炒めにしています。

イカと野菜のXO醤炒め(香港ラマ島)
 
 柔らかいイカと野菜がXO醤で美味しく炒められています。実は、一人で来た時にはこれを注文すれば野菜も食べられるので、別途に野菜炒めを注文する必要はありません。香港の料理は一皿が大きいので、一人海鮮というのは注文できる数が限られてしまいます。一方で油を使った料理が多いので野菜も取りたいという気持ちになります。そこで一石二鳥のこの料理になるわけです。

野菜炒め(香港ラマ島)
 
 二人以上で来た時には野菜炒めを注文します。野菜は時期によっても日によっても種類が違いますので、店の人に何があるか聞いて選択します。また、野菜の調理法もいろいろありますが、私はニンニク炒めが好きです。

揚州炒飯(香港ラマ島)

 そして、ご飯ものや麺もいろいろあります。中華料理というと日本人は炒飯とか焼そばとかを仕上げに欲しがりますが、海鮮の場合は本当は白いご飯の方が良いと思います。
 でも、どうしてもという人のために、私が唯一食べたご飯ものである揚州炒飯を紹介します。揚州炒飯はこの店のセットメニュー(二人用、三人用、四人用とかいろいろあります)に必ずセットされていたので、きっと自慢料理だと思って注文したものです。
 本場の揚州炒飯は、日本で言えば玉子チャーハンです。私は揚州炒飯のルーツを辿るためにわざわざ揚州までたびたび行っているほどの揚州炒飯ファンなのですが、この威記海鮮酒家の揚州炒飯は「本当の揚州炒飯」ではありません。
 盛り付けもだめですね。ぐちゃっと盛り付けていて美味しく見えません。

揚州炒飯(香港ラマ島)

 そこで私が自分でお碗に盛り付けて見栄えを良くしました。これでもやはり卵が少ないですね。
 しかし食べてみると、この炒飯も旨いのです。ハムが旨いし、ベースになっている出汁が旨いのです。なるほど、この味なら、セットメニューに必ずセットすることにもうなづけます。揚州炒飯ではないものの、炒飯としては合格です。



香港ラマ島で海鮮料理

 レストランの私のテーブルから見えた索罟湾の景色です。湾の中に伸びている桟橋がフェリーピアで、ここから香港島の中環行きの船が出ます。
 素朴な離島の風景で心が和みます。

香港ラマ島で海鮮料理

 船の準備をする漁師もいます。香港の未来都市のような街並みからは想像できない離島の営みが南Y島(ラマ島)にはあります。

香港ラマ島で海鮮料理

 会計を済ませて、またまた威記海鮮酒家の水槽を覗きます。次回の香港旅行の際には何を食べようかななんてことを考えているのです。でも、ラマ島に来るのなら3人以上、できれば4人以上で来て、もっと沢山の種類の海鮮料理を食べたいと思うところです。

香港ラマ島の海岸

 南Y島(ラマ島)は香港島の南側にある小さな島です。香港島の中環から30分もかからずに到着できるスポットです。わずか半日の時間を工面すれば経験できる香港でのハイキングと海鮮料理、ぜひ皆さんも次の香港旅行の際には計画してみてください。

「南Y島(ラマ島)ハイキングと海鮮料理」もご覧ください。

ロブスターのニンニク蒸し(香港で海鮮料理)
 
 なお、アジアグルメ図鑑(香港)では、香港でのシーフード料理(海鮮料理)について、どんな料理、どんな素材が美味しいのかを別ページにまとめています。香港に来たら海鮮料理のページをご覧ください。ロブスターなどの高級食材も激安で食べられる貴重な情報もそのページで紹介しています。