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アジア写真帳（チェンマイ）−チェンコーンの市場

アジア写真帳（チェンマイ）

チェンコーンの市場を巡る

私がアジアの街を旅するときは必ずその町のマーケット（市場）に立ち寄ることにしています。マーケットは庶民生活が良く分かる場所ですし、どんな食べ物が売られているのか、人気があるのかを実際に見るためには最も良いからです。 　ここタイのチェンコーンでも同じです。チェンコーンの市場（マーケット）は、チェンライやチェンマイからのバスターミナルも兼ねていて、旅行者がチェンコーンでまず最初に目にするのが市場です。ホテルにチェックインするよりも先に、この市場を見学することになります。

上の写真はチェンマイからチェンコーンへの直通バスですが、市場は写真右手の一本裏にあります。バスはここに到着するのです。

そして、上の写真はチェンライとチェンコーンを結ぶバスで、これは１時間に一本程度は走っています。この写真のとおり、市場の前から発車します。 　なお、チェンコーンへの行き方、バス路線についてはこちらをご覧ください。

アジア諸国各地の市場と同様に、市場（マーケット）の周りには露店が並びます。近郊の農家や商店も買物客が集まる市場にやって来て販売した方が効率的なのです。こうした露天を見て歩くのもアジアらしくて私は好きです。

チェンコーンくらいの田舎町になると、お客さんと商店は顔なじみです。何の話をしているのか分かりませんが、とてもフルーツの話をしているようには見えませんし、天候の話をしているようにも見えません。いわゆる井戸端会議的な話をしているのではないでしょうか。 「お宅の息子さんは最近いかが？」「バンコクで就職したら、行ったきりなかなか帰ってこないのよ。お正月くらい帰ってくればいいのに」というような感じでしょうか。

野菜は色・つやが良くて本当においしそうです。いかにも取れたてという感じの野菜が並んでいるのです。

唐辛子もいろいろ売っています。私のような素人が見ても、種類による差が良く分かりません。やはり、タイ語も勉強しなくては、と思ってしまいます。

結局、この日は唐辛子を、赤と緑をそれぞれ１００ｇずつ購入しました。日本に帰ってから料理に使っています。我が家の場合は、毎朝、フランスパンをベトナムのバインミー風にして食べているのですが、その際にこの唐辛子一本を細かく切ってはさんでいます。タイを懐かしめるし、辛くて旨いです。

お肉屋さんもあります。部位ごとに陳列しておりますので、好きな部分を好きな量だけその場で切ってもらいます。そうした販売方法はアジア諸国のマーケットと同じです。私が住んでいた香港も市場に行くと同じ販売方法で、慣れると美味しそうな部位を選べる分だけ便利なのです。

マーケットの建屋の外に出ると、食べ物が色々並んでいます。 　今は午後３時半過ぎです。私はチェンコーンに着いたところで，これからホテルにチェックインします。私が予約したホテルはメコン川に面していて眺めが良いと聞いています。ホテルのバルコニーからメコン川越しにラオスの街を見ながら、何かタイらしいものを食べたいものです。軽く食べやすいものを探してみましょう。

ガイヤーンとソーセージ

市場の食べ物屋さんを見て回ります。 　この店では魚を焼き始めています。ちょっと焼きすぎだな、これは。それに、川魚でしょうからあまり私の好みではないです。

ガイヤーンとソーセージがありますね。これなら、バルコニーでかじるのもいいですね。このほかにも色々な店を見たのですが、結局、ここで買うことにしました。

ガイヤーンはここで焼いているので旨そうな匂いが漂っています。良い焼き色になっているガイヤーンを指差しして買いました。ついでにソーセージも一本買いました。 　さあ、買う物は買ったから、ホテルに早くチェックインして、暖かいうちにガイヤーンとソーセージを食べましょう。

ホテル（ナムコーン・リバーサイドホテル）にチェックインしてバルコニーに出ると、正面に、メコン川が広がり、その先にラオスのフエサイの街が見えます。確かに素晴らしい眺めです。

こんな景色を見ながら、バルコニーのチェアに座って、市場で買ったガイヤーンとソーセージをかじります。どちらも作りたてでしたので、暖かいうちに食べることができました。ガイヤーンは裏をひっくり返したら色が悪かったのですが、これが焼き立てだからなのか、旨いのです。 　新鮮な美味しい空気を吸いながら、素晴らしい景色を独り占めしつつ、大好きなガイヤーンをかじる。こんな幸せな瞬間はなかなかあるものではありません。

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