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諸葛八卦村-食堂で昼飯


諸葛孔明の子孫が住む村「諸葛八卦村」  アジアグルメ図鑑(中国江南)


 朝8時のバスで杭州を出発し、諸葛村に入ったのが11時ごろ。それから、村の中をぐるぐる回っているうちに、もう、1時半を回りました。そろそろ昼飯場所を探さないといけません。
 諸葛八卦村で、昼食をとるなら、食堂や雑貨屋など、色々な店が集中している古商業街がおすすめです。古商業街では、上塘と呼ばれる池を囲むように二階建ての商店が軒を連ねていて、天気の良い日であれば、上塘に映る建物の影が美しい場所でもあります。


 私が選んだ店は、古商業街にある古街飯店。一番上の写真で上塘の角にある小さな食堂です。この日、諸葛八卦村に来て、上塘から天一堂に行くときに道を聞いたら、親切に教えてくれたのが、この古街飯店の若奥さん。後でご飯食べに来てねと言われていたものですから、約束どおり、戻ってきました。
 農家菜と書いてある通り、地元の家庭料理を食べさせてくれる店のはずです。





 諸葛八卦村は山の中にあります。料理の素材は、当然ながら山のものになります。
 彼女のご主人がおすすめの料理ということで出してくれたのが、諸葛風卵焼き。卵の中にひき肉や山菜が入っています。甘みもあって、食べやすい料理です。日本の中華料理屋さんでは、こういう料理、置いていませんね。
 言ってみれば、日本の卵焼きと殆ど変わらない味で、数日間の中国滞在で疲れた胃にはやさしい料理でした。



 続いて、諸葛風厚揚げ炒めです。これもまた、さっぱりした味で、食べやすいです。厚揚げも美味しくて、箸が進みます。
 日本人が珍しいせいか、食事をしている間も、この店の主人(若奥さんの旦那)がしきりに話しかけてきます。つい先日も、上海勤務の日本人がこの店に立ち寄ってきてくれたとのことで、私は彼にとって二番目の日本人客のようです。私から、日本では三国志が根強い人気を持っていること、最近は映画「レッドクリフ」の影響でますます三国志や諸葛孔明のファンが増えていることなどを説明したところ、彼も奥さんも、また、奥さんのご両親も大喜びでした。


 そして、今日の仕上げは、諸葛村特選野菜煮込みそばです。(もちろん、ここで書いてある料理の名前は、私が勝手に書いているものです。)今日一緒に来た私の娘とも相談して、胃にやさしい料理を食べたいということで、選んだ仕上げの一品です。
 上海の麺と同様にちょっと太麺で、日本で言うと、うどんみたいな感じです。予想通りというか期待通りというか、鶏だしのさっぱりした味で、地元の野菜も美味しいです。トマトが沢山入っていて、これが意外にラーメンに合うのが新たな発見でした。


 ちょっと麺をアップで撮影してみました。おいしそうですよね。
 諸葛八卦村には、この古街飯店のような食堂が10以上あります。その殆どは、古商業街エリアにあります。ざっと見たところ、どこも、この古街飯店と同様に、農家菜を食べさせる店のようです。普通は麺ではなくご飯を食べますし、肉料理も色々あります。日本人の口にも合うと思いますよ。
 諸葛八卦村のグルメもぜひ楽しんでください。




 ところで、この店のご主人も、名前を聞くと、残念ながら諸葛さんではなく、徐さんでした。若奥さんのおかあさんが諸葛姓だそうです。そういう意味では、彼の一家も諸葛一族ということになります。
 で、諸葛姓のおかあさんは、娘(若奥さん)と一緒に昼食中です。このお母さんも愛想の良い方で、ここの家族はつくづく良い人ばかりだと感心してしまいます。
 もう、時間は2時近くです。ようやく家族の食事の時間になったようです。


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