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九龍の彌敦粥麺家で香港粥とカレー牛腩撈麺|アジアグルメ図鑑(香港)


 九龍の彌敦粥麺家で香港粥とカレー牛腩撈麺


九龍サイドで香港粥と言えば彌敦粥麺家

彌敦粥麺家の広東粥

 
私の香港旅行時の食事パターンは、基本は朝は粥昼は飲茶夜は本格料理に決めています。では、朝の粥はどこで食べるのかと言うと、別に決まっているわけではありませんが、香港人は美味しい店に群がるグルメな人が多いので、地元の人で賑わうお粥屋さんに入ります。賑わっている店に入れば外れるリスクが低いからです。
 私は以前香港島に住んでいて今もホテルを香港サイドにすることが多いので、上環のトラム駅の前にある羅富記粥麺専家をおすすめしていましたが、カオルーンサイド(九龍サイド)でのおすすめを知りたいというメールを頂戴したので、ここ彌敦粥麺家(ネーザン粥麺家)を紹介します。上の写真は彌敦粥麺家のお粥です。美味しそうでしょう。

香港の彌敦粥麺家はおすすめ

 彌敦粥麺家は老舗の粥麺店で、MTR(地下鉄)佐敦駅から徒歩3分くらいの場所にあります。彌敦道から西貢道に入って、ノボテル九龍ホテル入口の向かい側にありますので、場所はすぐ分かると思います。上の写真の通り、伝統を感じさせる粥麺店らしい店構えです。

香港の彌敦粥麺家店内

 彌敦粥麺家の店内です。入り口横のブースでお粥を作っています。入り口に一番近いテーブルにはコップや油條などが置かれていて、お客さんが入ってきたらすぐに渡せるようになっています。香港の粥麺店は「美味い!安い!早い!」を求められていますので、それに対応するために工夫されています。



香港の彌敦粥麺家の粥メニュー

 お客さんは店に入ったら空いている席に座ってメニューから注文をします。上の写真は粥のメニューです。裏側に麺類のメニューもありますが、それは後程紹介します。
 粥麺店だからとバカにしてはいけません。一番高い粥は彌敦金牌粥と美味鮑片粥というのが160香港ドルです。日本円で2,000円以上もするのです。美味鮑片粥はアワビが入っているのは分かりますが、彌敦金牌粥は何が入っているのでしょうか、私は食べたことがないのでわかりません。

香港、彌敦粥麺家の及第粥

 平民の私はそんな高い粥は食べずに皮蚤痩肉粥か及第粥を食べることが一般的です。この日選択したのは及第粥、チャーシューや内臓肉が粥の中にこれでもかと沢山入っています。美味しいですよ。

香港、彌敦粥麺家の油條

 そして、香港でおかゆを食べるときには、これに油條を追加します。油條は揚げパンみたいなもんですから、ちょっと油っこいような気がしますが、そうでもありません。普通はそのまま食べるのではなくて、粥の中に入れて食べます。せっかくのさっぱりした粥が脂っこくなることもないし、粥でふにゃふにゃにしてから食べると、これ、美味しいのです。
 お粥は朝食として食べる分には量的に決して少なくはないのですが、油條を入れるとしっかりとお腹いっぱいになります。

香港、彌敦粥麺家の美味しい粥
 
 及第粥に油條を上の写真のように浸して、さあ、食べ始めましょう。トロトロのお粥は胃にやさしいですし、何と言っても美味しいですからから、前日に食べすぎたり飲みすぎたりしててもしっかりと食べられます。
 香港旅行の際は、このように朝の中華粥も美味しいですし、朝からやっている伝統的な飲茶屋に行って飲茶するのも楽しいです。ですから、香港のホテルでバイキングを食べるなんてそんなことをしては香港のグルメをエンジョイできません。朝は香港サイドなら羅富記粥麺専家、九龍サイドならここ彌敦粥麺家でお粥を食べるか、飲茶屋に行くかして香港の朝をスタートさせるようにしましょう。



彌敦粥麺家でカレー牛腩撈麺

香港、彌敦粥麺家の麺メニュー

 今度はランチタイムに彌敦粥麺家にやってきました。上の写真は先ほどのメニューの裏側で麺のメニューです。撈麺は茹でた麺をスープを入れずに和えたスープなしラーメンです。麺とだけ書いてあるのはスープ入りの麺です。
 スープ入りの麺では、香港らしいエビワンタンメンや水餃子の入った麺などもあります。撈麺ではこれまた香港らしい蝦子撈麺もあります。

香港、彌敦粥麺家のカレー牛腩撈麺

 そんななかで私が選択したのはカレー牛腩撈麺(牛筋入りカレー掛けスープなし麺)です。カレー牛腩のスープ入りの麺では九記牛腩のカレー牛肉麺が有名ですが、ここはスープなしの撈麺です。
 撈麺にカレーがかかって出てきました。うん、美味しそうです。

香港のカレー牛腩撈麺はおすすめ

 カレーは意外にしっかりした辛さです。香港人は辛い料理を苦手にしていますからちょっと意外です。日本人には中辛くらいの味でしょうか。牛筋はとても柔らかくて合格です。朝からこれを食べろと言われてもちょっと困りますが、ランチや夜食にはほど良いボリュームです。麺も典型的な香港の撈麺の味で、撈麺を食べ慣れない日本人が多いと思いますが、すぐに好きになる味だと思います。
 そういうわけで彌敦粥麺家のカレー牛腩撈麺には大変満足しました。ただ、初めて彌敦粥麺家に行く人には、やはり香港粥をおすすめします。何と言っても香港粥を食べなければ香港のグルメを語れないからです。


夜食やおやつ代わりにエビワンタン麺

彌敦粥麺家(ネーザン粥麺家)のエビワンタン麺(香港)
 
 もっと軽いものを食べたいという時もあります。例えば、夕食を食べてあるいは一杯飲んで、仕上げにラーメンを食べたいというような時や、ちょっと小腹がすいておやつ代わりに食べたいといった時です。
 彌敦粥麺家(ネーザン粥麺家)でそんな時に食べるのがエビワンタン麺です。佐敦(ジョーダン)周辺では最も美味しいエビワンタン麺が食べられる店かなと思います。場所もノボテルホテルの向かいですからわかりやすいと思います。
 例によって、テーブルに運ばれてきたときにはエビワンタンは下に隠れています。ビジュアル的にはがっかりするようなラーメンです。

彌敦粥麺家(ネーザン粥麺家)のエビワンタン麺(香港)
 
 大きなエビワンタンが四つ麺の下に隠れていました。これを麺の上に出せば、なるほどエビワンタン麺に見えます。
 美味しいエビワンタン麺には二つの要素があります。まず、エビワンタンが新鮮でエビのプリプリ感が強いことです。二つ目に、麺の茹で加減です。彌敦粥麺家(ネーザン粥麺家)のエビワンタン麺はこの二つの要素をクリアしています。惜しむらくは雲呑の皮が若干厚いです。もう少し滑らか感があると最高です。
 この日は夕食後の仕上げで立ち寄りましたが、仕上げの一杯としては大満足のエビワンタン麺でした。