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香港・元朗の人気スイーツ店、佳記甜品|アジアグルメ図鑑(香港)


 元朗の佳記甜品


元朗にはレトロな香港があふれている 

元朗を走る軽便鉄道(軽鉄)

 元朗は香港の新界地区にある郊外の街。昔から栄えていた街なので、老舗の店が多く、昔ながらの香港が残っている街です。軽便鉄道とも呼ばれる路面電車が走る街としても知られています。
 かつては地下鉄(西鉄)もなかったのでバスとこの軽便鉄道を乗り継いで来たものですが、今では地下鉄で香港中心部と約30分で結ばれているので、旅行者でもかなり行きやすくなった街です。

元朗旧墟(元朗旧市街)
 
 元朗へは、昔香港に住んでいたころにも行っています。その目的は元朗旧墟(元朗旧市街)の探索です。20年前と変わらない街並みがこの一角には今でも残っています。元朗駅から北西側、西鉄ならA出口を出て5分も歩けば、元朗旧墟(元朗旧市街)です。

 
 元朗旧墟(元朗旧市街)は西鉄の線路の北側ですが、元朗の新市街は西鉄の南側、主として軽鉄が走る青山公路の南側になります。元朗の街はあてもなくブラブラしていても面白いのですが、必見の場所の一つにマーケットがあります。マーケットに寄ってみましょう。
 上の写真は元朗駅前の歩道橋から大棠路駅方面を見たところです。青山公路と軽鉄が見えますが、左側が旧市街で青山公路の南側ということになります。

 

 朝早い時間から、歩道には露店が広がります。
  この日は深圳に宿泊していて、深圳市内から深圳湾口岸までバスで来て、深圳湾口岸のイミグレーションを通って、香港側のバス乗場から元朗行きのバスで元朗に入りました。深圳湾口岸を通過したのが朝7時半。元朗には8時半前に着いて、老舗の麺店「好到底」が開店する9時まで、朝の元朗の街を散策です。

香港・元朗の朝のマーケット

 上の写真は、軽鉄で元朗から一つ目の駅、大棠路駅の南側にある街市(公設市場)周辺の朝の様子です。この大棠路駅の南側一帯が元朗の新市街地の中でも最も活気にあふれたところで、これから紹介する好到底や佳記甜品もその一角にあります。
 元朗には好到底や佳記甜品といった人気のB級グルメ店がいくつもあります。でも、元朗駅からそうしたB級グルメ店にストレートに行っても旅は面白くありません。あちこち寄り道して元朗の街の雰囲気に浸ってください。その際に忘れてはならないのが街市を含めた元朗のマーケットなのです。ここには香港庶民の日常生活と食へのこだわりがあふれています。




 美味しそうな焼き味店。朝からこういうものを食べたくなってしまうのは私の悪い癖です。でも、今日は我慢です。

 

 粽(ちまき)も店頭に売られていて、1個単位に買うことができます。もちろん、本日作りたての粽です。

香港・元朗の街市(公設市場)

 街市(公設市場)の中にも入ってみましょう。大変な数の店舗が入っていて、新鮮さと価格で競い合っています。朝9時前だというのに、お客さんであふれています。良い品は朝のうちに購入しようということなのでしょう。

 

 街市(公設市場)の中で上等の牡蠣を見つけました。台山というのは広東省の海に面していて、香港から100㎞くらい離れたところにある街です。その台山で採れた肉付きの良い美味しそうな牡蠣です。
 台山の牡蠣というと、私は兵庫県赤穂の台山牡蠣を思い出すのですが、まさか日本と中国の二つの台山の間には何らの関係もないだろうと思います。

 
 もちろん、フルーツもあります。ドリアンも出ていますね。香港人や中国人はドリアンが大好きです。私も実はドリアンが大好物です。買って帰るか悩みます。もちろんホテルには持ち込み禁止ですが、それでも買うか否か悩んでしまう私です。

 
 上の写真のような露店の飲茶屋もあります。こういう店では地元の人がふらりと来て、空いている席に座ってお茶を飲みながら点心をつまみます。本来の香港飲茶のスタイルが残っています。庶民的で開放的ですから、一人でも入りやすいですね。

元朗、好到底の蝦子撈麺

 この日は深圳から来て朝食を元朗にある人気の老舗の麺店「好到底」で食べる計画です。この好到底という麺店は香港人にも人気の店で、すぐに行列ができてしまいますが、朝イチに来ると待たないで済むのです。開店は朝9時、それにあわせて深圳のホテルを出てきたというわけなのです。好到底で食べたのは、もちろん蝦子撈麺(エビの卵がけ混ぜ麺)です。プチプチしたエビの卵が自家製麺にどっさり乗っていて、美味しいんです。香港で蝦子撈麺を食べさせてくれる麺店はいろいろありますが、私の経験ではここで食べた蝦子撈麺がベストです。
 さて、佳記甜品が開店する12時半まで元朗の街をさらにぶらつくことにしましょう。



 佳記甜品の名物はB仔涼粉


 さて、昔ながらの香港の風情を残す元朗の街を当てをなく彷徨い、気が付いてみたら12時を回っていました。本日の二つ目のグルメのお目当てである佳記甜品が開店する12時半が近づいています。この佳記甜品も香港人に大人気のお店ですから、空いている開店時間が狙い目です。
 上の写真は1時くらいの佳記甜品店頭の様子です。開店時は行列ができるわけでもなく、食べ終わった1時くらいでも、広い店内はほぼ満席になったものの外に行列ができるほどではありません。

 

 店の外には人気商品の写真が貼られています。マンゴーやドリアンのデザートがいろいろあります。マンゴーの腸粉などもあって、迷ってしまいますね。
 が、何と言っても佳記甜品の看板メニューはB仔涼粉です。B仔涼粉というのは、山盛りのフルーツの上に涼粉という米からできた麺を載せたデザートで、とにかくそのボリュームには驚きます。一人で食べるとさすがに飽きてしまいそうなサイズです。
 そこで私が狙いをつけたのはB仔船という上の写真の右の上にあるB仔涼粉を1サイズ小さくしたものです。でも、B仔涼粉にしてもB仔船にしてもメインはフルーツですから、香港デザートを楽しむならもう一品、マンゴーかドリアン系列から選択した方が良いでしょう。

 

 店内に入ると、各テーブルにメニューが置かれています。いやいや、商品数、膨大です。
 結局、私が選択したのはB仔船とマンゴーのもち米団子(芒果糯米巻)です。

 B仔船と芒果糯米巻

香港元朗の佳記甜品(B仔船)

 香港元朗の佳記甜品の一品目はB仔船(カットフルーツ盛合せ)です。佳記甜品の看板商品であるB仔涼粉を小さくしたような感じですが、トップにアイスクリームも乗っていて、そのアイスクリームだって決して小さくありません。写真奥に見えるお椀と大きさを比べてもらうと、このB仔船のサイズをご理解いただけると思います。実は、来た瞬間に戦意を喪失させるようなサイズです。
 実はB仔涼粉は一人では食べきれないよと香港の友人に言われていて、それでB仔船を選択したのですが、なんのなんのB仔船も、かなりデカいです。


 アイスクリームを食べ終わって、いよいよフルーツが見えてきました。バナナ、メロン、スイカ、マンゴー等々、このフルーツだけで腹いっぱいになってしまいそうです。

 
香港元朗・佳記甜品のマンゴーのもち米団子(芒果糯米?)
 
 そんな時に、二品目のマンゴーのもち米団子(芒果糯米巻)がテーブルに到着です。美味そうです。しかし、ここで私は悩みました。
 この日の朝食は9時に好到底で蝦子撈麺でした。そして今1時前でフルーツてんこ盛りのB仔船と格闘中です。ここでマンゴーのもち米団子(芒果糯米巻)まで食べてしまうと、さきほど元朗の街中で見た露店飲茶屋の点心を食べ類の余裕がなくなってしまいそうです。しかも、このマンゴーのもち米団子(芒果糯米巻)にはパックがついています。マンゴーのもち米団子(芒果糯米巻)をホテルに持ち帰りホテルで食べるか、それとも露店飲茶の点心を諦めるか、それに悩んだのです。
香港元朗・佳記甜品の芒果糯米?
 
 しかし、その悩みはマンゴーのもち米団子(芒果糯米巻)を一切れ食べた瞬間に解決されてしまいました。露店飲茶屋を次回の機会に譲ることにしたのです。というのも、佳記甜品のマンゴーのもち米団子(芒果糯米巻)が期待していた以上に美味しいのです。下手にホテルに持ち帰ってもち米が固くなったりしたらもったいないという気持ちになったのです。マンゴーが新鮮で香りが強く、もち米が柔らかく、そして適度に甘みがあって最高の味です。

香港元朗・佳記甜品のマンゴーのもち米団子
 
 佳記甜品はスイーツ店です。スイーツ店だからデザートを食べるつもりで来てしまったのですが、量からいうと一食分になってしまいますし、カロリーからいうと二食分かも知れません。
 せっかく元朗まで来て佳記甜品まで来たら、看板商品であるB仔類を食べないわけにはいきません。でも、それではフルーツの質が良いとはいえカットフルーツの盛合せに過ぎませんから、やはりマンゴーもしくはドリアン系列のメニューにも挑戦したくなります。そうすると一食分もしくはそれ以上の満腹感が得られてしまいますので、デザートを食べにくる感覚で来てはいけないというのが、佳記甜品についての私の印象です。でも、美味しいからまた近々食べに来ます。



 B仔涼粉、マンゴー腸粉、マンゴー杏仁豆腐

B仔涼粉(香港元朗の佳記甜品)
 
 ということで、佳記甜品はその後何度も通う私のお気に入りの店になってしまいました。たいていは一人で来るのですが、たまたま会社の社員と一緒に来る機会があったので、ランチにB仔涼粉を食べる機会に恵まれました。私の会社は深圳にあるので、その社員は元朗に来るのも佳記甜品に来るのも初めてです。
 彼女が驚いたのはそのボリュームです。私も他のお客さんのテーブルに置かれているのは見ていましたが、自分の目の前で見ると確かに衝撃の大きさです。フルーツがいっぱいで涼粉は下の方に入っているのが見えます。

B仔涼粉(香港元朗の佳記甜品)
 
 上の写真はまた別の機会に食べた時のB仔涼粉です。この時は冬でしたので、フルーツに若干差があります。フルーツの美味しい季節の時の方が良いような気もします。涼粉は体に良いとされていますので、香港人や中国人は季節を問わず食べたがります。しかし味は薬膳のような感じがして、一般的には日本人の好みではありません。そう考えると、日本人だけで食べるならB仔涼粉よりB仔船の方が満足度が高いかもしれません。

佳記甜品のB仔涼粉
 
 向きを変えれば違うフルーツが顔を出します。二人で器を回転させながらフルーツ三昧のランチになりました。香港の夏は長くて暑いです。そんな暑い日のランチにこのB仔涼粉はよく似合います。
 実はこのB仔涼粉のほかに次に紹介するマンゴー腸粉も食べましたので、二人とも満腹を超えた腹パンパンの状態になってしまいました。美味しいし涼しくなったし満腹になったしで、二人とも大満足のランチでした。

佳記甜品のマンゴー腸粉
 
 上の写真がマンゴー腸粉です。中が見えづらいので上に乗っていた腸粉の三切れのうち二切れを取った後に撮影していたものです。ですから量としては腸粉三本ということになります。
 マンゴー腸粉はその名称が示す通り、マンゴーを入れた腸粉で冷やした状態で出てきます。マンゴーについては、許留山などのスイーツ店でも人気の商品ですから、香港や深圳では数多くのスイーツ店で食べることができます。それでも、私にしても、一緒に食べた深圳の若い女性にしても、これだけどっさりとしかも美味しいマンゴーが惜しげもなく使われている佳記甜品のマンゴー腸粉には感激しないわけにはいきません。これもおすすめの商品です。

佳記甜品のマンゴー杏仁豆腐
 
 上の写真は別の日に食べたマンゴー杏仁豆腐です。一人で食べに来ていて、しかもローストご飯を食べた後にデザートを食べに来た日ですから、軽いメニューということで選択したものです。
 杏仁豆腐の上にこれでもかというくらいの量のマンゴーが乗せられた商品で、下に杏仁豆腐をスプーンですくってマンゴーを乗せて食べると、これが半端なく良い組み合わせの味になるのです。美味しいです。

佳記甜品のマンゴー黒糯米
 
 上の写真はマンゴー黒糯米です。黒糯米はかなり甘く味付けられていてその中にマンゴーがたくさん入っています。許留山あたりで食べますと、もっとビジュアル的に洗練されて出てくるのですが、ここ佳記甜品では見た目ではなく味で勝負です。
 このメニューは甘いですから疲れているときなどに注文したいスイーツですね。普通の方はここ元朗まで一人で食べに来ることはないでしょうから、B仔シリーズを注文して同行者とシェアして食べながらもう一品注文するときに、サイドメニュー的に注文する一品でしょう。

佳記甜品の店内
 
 佳記甜品の店内です。ざっと見渡すとグループで来ているお客さんが多いです。たまたま若者同士のグループが横にいましたが、家族連れだったり中年の夫婦だったりで、客層は老若男女が年齢問わずで集まっています。一方でお一人様も意外に多く、それも男性客が一人で来ているのが目立ちます。美味しいスイーツ店ですから、時間さえ作れれば香港旅行の中でぜひ足を延ばしてもらいたいものです。

 
 また、上の写真にある商品はテイクアウトも可能です。最近はこれらの商品をテイクアウトして家で食べるようにして、店では別のスイーツを食べるのが私流です。ただ、ドリアン系のスイーツは冷蔵庫に入れていても翌朝には部屋中がドリアンの香りに包まれてしまいます。私はドリアンが好きなのでそれでもかまわないのですが、ホテルでは苦情が出るかもしれません。その日のうちに食べるようにしましょう。
 オールド香港の雰囲気漂う街、元朗は、尖沙咀(正確には尖東)から地下鉄で約30分。半日も使えば十分に楽しめるもう一つの香港がここにはあります。 

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