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朝の一人飲茶なら北角の明星海鮮酒家|アジアグルメ図鑑(香港)


 香港・北角、明星海鮮酒家の一人飲茶と誉宴の飲茶


香港島の下町、北角(ノースポイント) 


 北角(ノースポイント)は香港島で最もエキサイティングで香港らしい庶民の街です。中環や金鐘、銅羅湾といったショッピング街は、一歩路地に入れば香港らしい風景はあるものの、やっぱり香港がよそ行きの顔をしていると私は思うのです。その点、北角は香港の庶民の姿がそのまま街になっていると感じるのです。
 トラムが市場の中を抜けていく春秧街(CHUN YEUNG St.)に私が初めて行ったのが、もう20年以上昔なのですが、その時と変わらない香港がここにはあります。マーケットの中で、トラムが立ち往生しているかのような光景が、少なくとも20年以上続いている街なのです。


 今回香港に来たのは出張です。ホテルの値段が高い時期でしたので、ホテルは北角の安いホテルでした。日本で言えばビジネスホテルみたいなところです。いつも宿泊しているホテルよりランクは低いですけれども、北角のエキサイティングな街を見れるので喜んで北角のホテルを予約しました。
 ホテルのすぐそばにトラムが市場を走る春秧街(CHUN YEUNG St.)があるのです。上の写真は春秧街(CHUN YEUNG St.)のフルーツ屋のお兄さん。いい味出しています。

  

 北角に宿泊しているといやでもこの春秧街(CHUN YEUNG St.)界隈に来てしまうのですが、そうすると上の写真のようなお肉屋さんとか魚屋さんとか、八百屋さんとかが密集していて、いつ行っても地元の買物客で賑わっています。


 そんな中に、粥麺屋さんとか焼臘店と言われるロースト(焼き味)屋さんも、この北角界隈にはあふれています。私がロースト屋が好きだからなのかもしれませんが、上の写真のように店先にぶら下がっているこんがり焼けたローストがどうしても私の目に入ってきてしまいます。朝から焼臘店(ロースト屋)に入ってしまおうかななんて思うことも多いのは事実です。日本人は朝からローストご飯なんてヘビーすぎると思うかもしれませんが、香港人に聞くと、朝のローストが一番美味いから、店の開店とともに、朝こそローストご飯を食べるべきだなどと言われてしまいます。これは、食生活の違いですね。

 
 で、北角で宿泊した日に、私が朝食をとったのが、上の写真の明星海鮮酒家です。朝7時から飲茶タイムになっていて、点心も食べられれば粥も食べられるという情報を得たからです。北角から英皇道を少し銅羅湾方向に歩いたところにあります。上の写真のような大きな看板が出ているからすぐにわかります。



 

 明星海鮮酒家で朝の一人飲茶


 入口は英皇道に面した所にあります。上の写真で横断歩道の向こうに入り口の看板が見えますね。店舗は二階です。ここにも看板が見えます。


 明星海鮮酒家の食器と朝専用のオーダーシートです。お茶は普洱茶(ポーレー茶)を注文しました。
 今回は出張ですので、一人で飲茶屋に来ています。一人飲茶だと、あまりいろいろな種類の点心が食べられないのが欠点ですよね。一つの点心を注文すると3・4個のセットで出てきますから、2種類かせいぜい3種類の点心しか食べられません。

 
 ところが、この明星海鮮酒家には上の写真のような、点心セットがあるのです。まさにお一人様用のセットで、焼売や粉果など5種類の点心が楽しめるのです。香港では朝の出勤前に、新聞を買って一人で飲茶屋に入り、お茶を飲みながら新聞を時間をかけて読み、そのついでに点心を一品くらいつまむという人が多くいます。日本で言えば、喫茶店でコーヒーを飲みながらモーニングセットを注文する感覚です。
 よくよく店内を見渡すとそうした一人飲茶をしている人たちの何人かもこのセットを食べています。味もまずまずです。何と言っても一人飲茶で5種類もの点心を味わえるということが嬉しいです。

 
 普通の方は点心セットだけで十分だと思います。が、せっかくですから、私は皮蚤痩肉粥(皮蛋と豚肉入り香港粥)も注文してしまいました。ここに来て、お茶と皮蚤痩肉粥だけ注文しても構いません。
 例によって、トロトロに煮込んだ香港粥が胃にやさしいです。お腹いっぱいですけど、全部食べてしまいました。ここ明星海鮮酒家の皮蚤痩肉粥(皮蛋と豚肉入り香港粥)はかなり美味しいですね。大満足、そして満腹な朝食でした。これなら、北角に宿泊した時だけでなく、香港島の湾仔や銅羅湾に宿泊したときだって、一人飲茶するなら北角まで足を伸ばしたいというのが偽らざる気持ちです。出張者に嬉しいレストランはまさにここです。

 そうは言っても香港の朝飯は粥が良いという人には上環の羅富記をおすすめします。また、香港の飲茶については、香港での昼食(飲茶を中心に)と香港の飲茶、広州の飲茶のページで詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。

 


 誉宴の高水準の飲茶

香港北角、誉宴の店内
 
 北角春秧街で市場を通り抜けるトラムの風景を見るのに適した時間は夕方と朝です。朝に北角春秧街にトラムを見に来ると、北角(ノースポイント)らしい庶民的なレストランで飲茶したくなります。ましてや私のように出張で一人飲茶が多い場合には明星海鮮酒家がぴったりなのですが、たまには別の店にも入ってみようということで、あまり期待せずに行った店がここ誉宴です。
 明星海鮮酒家と同じく英皇道(King's Road)に面しています。誉宴は最近できたレストランなのだと思いますが、上の写真の通り北角とは思えないモダンな内装で、明星海鮮酒家と比較すると客層もいくらかお洒落です。

香港北角、誉宴の美味しい飲茶
 
 この日誉宴でまず注文したのは、春風得意腸という腸粉と牛肉丸(牛肉シュウマイ)です。いずれも美味しい点心です。点心のレベルは見た目にかなりの高水準です。北角(ノースポイント)の飲茶とは思えません。

香港北角、誉宴の春風得意腸
 
 まず、春風得意腸です。これは腸粉の一種で、香港ではいくつかの店でメニューに載っています。ここ誉宴ではおすすめの点心として紹介されていたので注文してみました。広東料理というのは、点心であっても見た目の美しさというのが評価の一つのポイントです。その点からすると合格です。

春風得意腸(香港北角、誉宴)
 
 春風得意腸は、蝦をニンニク味で揚げたものを腸粉でくるみ、蛯子や春雨をその上に乗せたものです。なぜこれを春風得意腸と呼ぶのかは不明ですが、少なくとも爽やかな味というよりも、むしろ腸粉の爽やかな味わいの代わりにサクサク・ミシミシして、ニンニクの香りが食欲をそそる一品です。私が思うに春風何とかという店が開発した腸粉で、店の名前を冠した名前を付けた点心なのではないかと思います。
 いずれにしても、この春風得意腸は素晴らしい点心で、一人で食べると量が多くて飽きてしまうのではないかなんて心配してましたが、全くそんなことはありませんでした。

香港北角、誉宴の点心
 
 そして、定番の牛肉球です。牛肉のひき肉をボール状に丸めたもので、牛肉シューマイからシューマイの皮を取ったようなものです。少し脂っこいので黒酢をつけて食べます。
 牛肉球については私の大好物なのでどこの店でも美味しく感じてしまうのですが、ここ誉宴は香港でも水準以上の味でした。

香港北角、誉宴の皮蛋痩肉粥
 
 予備知識を全く持たずに入った誉宴、なかなか美味しいです。春風得意腸も牛肉球もお腹にたまりやすい点心で、普通ならこれで朝食としては十分なのですが、あまりにも美味しかったので皮蛋痩肉粥を追加注文してしまいました。

香港北角、誉宴の皮蛋痩肉粥
 
 どうですか、このとろとろした粥。皮蛋痩肉粥はシンプルな味で私は大好きです。ここ誉宴は中華粥も美味しいです。
 一人飲茶するときに中華粥を注文する場合は、他の点心は一つで十分です。というのも、飲茶屋で出てくる粥は量が多いからです。この日みたいな注文では明らかに食べ過ぎになってしまいます。それでも美味しいから完食してしまいました。香港ではどうしても食べ過ぎになりがちです。私は香港や中国のレストランでは食後に沢山普洱茶を飲むようにしています。これが食べ過ぎても何とか今の体重をキープする私の秘訣です。この朝は普洱茶を時間をかけて1ℓくらいいただきました。



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