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杭州のグルメ-高銀街の杭州料理店

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 高銀街というのは、杭州では有名なショッピングゾーンの清河坊に並行して走る通りです。この日も、清河坊でお店を冷やかしているうちに、夕暮れが近づき、昼食兼おやつを食べようとこの高銀街に来たところです。高銀街には、沢山のレストランが軒を連ねていて、しかも、庶民的な店が多いので、どこに入っても安心して食べられます。
 今日、選んだ店は、呉越人家。いかにも、杭州料理らしい店の名前です。初めて入る店だけど、おいしいかな?


 今日は一人で食事です。日本の中華料理屋さんですと、麻婆豆腐定食とか野菜炒め定食とか、定食ものがあって、メインディッシュに、ご飯、スープ、漬物くらいが付いて、さらに餃子やシュウマイなどが付いても、1,000円かそれ以下で食べられるようなセットものがあるのですが、中国には、そんなものはありません。では今日は、日本の定食感覚で、定食風に頼んでみましょう。
 まず、メインディッシュです。銭江肉絲です。銭江とは、毎年の中秋の頃に潮が満ちて逆流することで有名な川、銭塘江の意味で、もちろん、杭州市内を流れる大河です。そういう意味では、「杭州風豚肉細切り炒め」とでも呼ぶべきでしょうか。味付けは、魚香を使っていますので、「豚細切り肉の魚香炒め」とでも呼ぶべき料理です。 
 味は、私の好きな魚香を使っていただいているので、少なくとも私の口には、よく合います。白いご飯にかけて食べると、ぴったり合います。
 肉炒め定食作戦、成功です。

 

 肉炒め定食のサイドディッシュは、ぜいたくにも、東坡肉(とんぽーろー)です。この店では、一切れ単位に注文できます。
 東坡肉は、脂身のある豚肉をトロトロになるまで長時間煮込んだ料理です。杭州料理の定番ですので、行った店、行った店で、注文してしまいます。でも、この杭州で食べる限り、どこで食べても水準以上の東坡肉が食べられるような気がします。
 この杭州料理レストラン「呉越人家」も、その例外ではなく、トロリとした本格的な東坡肉が味わえます。大満足です。


 いくら美味しい料理でも、肉炒めと東坡肉だけでは、ちょっと脂っこすぎます。何か、サッパリ系のサイドディッシュもほしいですね。そんな時に注文するのは、この泡菜(ぱおつぁい)です。もともとは四川の漬物で、写真に唐辛子が見えますが、山椒なども入れて、ちょっと辛目の漬物になります。私は、泡菜というと、キャベツのものを思い出すのですが、必ずしも野菜はキャベツではないのだそうです。
 いずれにしても、「豚細切り肉の魚香炒め」と「東坡肉」に「泡菜」を加え、これに白飯を注文して、60元。何とか、日本円にして1,000円で、超豪華定食を食べることができました。同じ1000円でも、料理の満足度は断然、こちらが上ですね。
 この呉越人家という店は、堅実な味つけの料理を出す店で、今度、みんなで来た時にも、もう一度トライしてみたい店です。



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