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アユタヤのワット・チャイ・ワッタラナーム

 

会社概要*  

 アユタヤに着いたら、まずチャオプラヤ市場を目指そう


 アユタヤ観光をする日本人の半数以上の方は、バンコクからの日本人向け日帰りツアーを利用していると思います。確かに初めて行くアユタヤの街を自分たちだけで回るには不安もあろうかと思いますが、私は旅行中の集団行動というのは大嫌いですし、ツアーではつまらない場所でも所定の時間を過ごさなくてはならなくなりますのでから、もう30年以上も日本人向けのツアーには参加していません。
 アユタヤを観光するときに私が利用しているのはトゥクトゥクです。いわゆるタクシーもまれにアユタヤにはあるかもしれませんが、滅多にお目にかかれませんし、私も利用したことがありません。アユタヤではタクシー代わりになるのがトゥクトゥクです。このトゥクトゥクを利用すれば、どんな観光地へもレストランへも、また、帰りのバスやロットゥー乗場へも連れて行ってくれます。
 このページではアヤタヤ観光には何故トゥクトゥクが良いかということをお話しします。


 アユタヤ観光にはトゥクトゥクが便利だという私の一番の理由はアユタヤ遺跡の広さです。
 上の写真はワット・チャイ・ワッタラナームという寺院です。 川に面して沢山の仏塔が並ぶ雰囲気の良い寺院で、アユタヤでは最も雰囲気の良い寺院なのですが、観光客は少ないのです。特に日本人の観光客は少ないのです。
 何故かというと、場所が悪いのです。他の寺院から離れていて渋滞も起きやすい道路を通るので、ツアーには入れにくいスポットなのです。

ここをクリックすると大きな地図が別ウィンドウで開きます。
 
 上の地図をご覧いただくと分かる通り、アユタヤの市街地は川に囲まれた島のようなエリアに集中していて、アユタヤの多くのスポットはこの島のような場所にあります。島の外にあって有名なのは、地図の右下にあるワット・ヤイチャイモンコンくらいのものです。
 ですから、アユタヤ観光のツアーというのは、この島の中にあるワット・プラシーサンペットワット・プラマハタートを見て、象に乗って、気の利いたツアーだとワット・ヤイチャイモンコンも見て帰るというものです。また、帰り道にバンパイン宮殿に立ち寄るコースも多いようです。これだと、移動時間が読めるのです。
 では、私おすすめのワット・チャイ・ワッタラナームはどこにあるかというと、上の地図の左下の凡例がある部分の左上くらいなのです。ここは島の左の橋を渡らないと行けないので、ちょっと行きづらいのです。
 こんな風に、自分が見たい遺跡に行けないツアーに入るよりも、トゥクトゥクを利用して、納得するまでアユタヤを満喫した方が良いだろうと私は思うのです。

 
 では、ツアーに入らないとすると、バンコクからアユタヤまで自力で移動しなければなりません。バンコクからアユタヤへの行き方については別のページで説明してますが、まとめると上の表のようになります。上策はロットゥー、下策はバス、旅情を楽しみたい人にはタイ国鉄というのが結論です。
 私としてはロットゥーがおすすめなのですが、アユタヤ内の足としてトゥクトゥクをゲットするのにも、ロットゥーは便利です。
 

 上の写真がロットゥーです。ロットゥーは、ご覧のとおり10人から15人乗りの小型バスで、時刻表はなく、乗客が集まったら出発するという仕組みです。バンコクの戦勝記念塔から1時間とちょっとでアユタヤに着きますので、最も時間のかからない移動手段です。アユタヤまでのロットゥーでの移動方法やバンコクでの乗場情報などはこちらのページにあります。
 また、アユタヤでは、バンコクからのロットゥーは客待ちしているトゥクトゥクが多いチャオプロム市場の近くに乗降場があります。したがって、ロットゥーでアユタヤに来ると、アユタヤ内での移動手段もすぐにゲットでき、時間に無駄がありません。


 上の写真はアユタヤのロットゥー乗降場付近です。トゥクトゥクが並んでいますね。この交差点付近には、バンコク以外から来るロットゥーや近隣から来るソンテウ(トラックを改造した乗合バス)などの発着場もありますから、日本で言えばターミナル駅の駅前広場みたいなものです。そこで、トゥクトゥクの運ちゃんは客を拾うためにここに集まってきます。そこで、いつもトゥクトゥクが客待ちしている状況になるわけです。
 欧米やアジア各地から来る観光客で旅慣れている人は、ここでトゥクトゥクをゲットして観光を開始します。料金は時間制で1時間200バーツが相場だと思ってください。(2015年1月現在)
 トゥクトゥクの運ちゃんには、料金のネゴをしたうえで、その日行きたい場所をすべて言うようにしてください。彼らが効率的に回る方法を考えてくれます。回る順番は運ちゃんに任せるのが私流で、そうすると無駄な移動が少なくなりますし、渋滞しやすい道路も回避したルートも考えてくれるようです。


 上の写真をご覧ください。このトゥクトゥクには最大で6人は乗れます。私は一人旅行の時もトゥクトゥクを利用するので、その時などはリムジンを利用しているかのような錯覚に陥ります。
 走っているときは屋根で日陰になりますし、風通しが良く、涼しいです。何と言ってもバイタクより楽です。座席(荷台)から写真も撮れます。そんなことを考えれば、トゥクトゥクの利用価値は大きいわけです。
 それぞれのスポットに行くと、停車した場所で待っててくれます。この日利用したトゥクトゥクの運チャンは青のTシャツ、Gパンの男性です。彼は英語も思った以上に理解してくれるので、大変楽でした。この運ちゃんはチャオプロム市場の近くで客待ちをしていた中の一人ですが、そこでは何人かのドライバーが集まってきますから、その中で英語の上手な人を選ぶと楽なのです。気のせいかもしれませんが、日本語ができるドライバーは胡散臭く感じるので私は利用しません。英語のできるドライバーなら、欧米人のアユタヤ観光の経験があるので、少し安心して利用できます。

 
 交差点で信号待ちしているときに花を売りに来た女性です。お守りとして車の運転席にかけるものです。トゥクトゥクには窓がないですから、綺麗に写真が撮れますね。大事な瞬間、決定的な瞬間を逃しません。


 この象さんの写真も走るトゥクトゥクから撮影したものです。窓がないから眺めが良いです。しかも、私は「安全のためにゆっくり目に走ってくださいね」と何度もドライバーに言っていましたから、写真も撮影しやすいのです。

 
 上の写真はワット・プラマハタートの有名な仏塔です。
 最後に、一言、アドバイスです。一日に何度もトゥクトゥクを乗り降りしていると、時々、停めた場所が分からなくなることがあります。そういう時のために、アユタヤでトゥクトゥクを借り切った場合には、スマホなどで車のナンバーを入れて写真を撮っておくと良いと思います。三つ上のドライバーが見える写真がそのための写真なのです。
 ぜひ、トゥクトゥクでアユタヤを楽しんでください。