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横浜中華街・獅門酒楼はおすすめの広東料理


 獅門酒楼はおすすめの広東料理レストラン

香港の広東料理の味を楽しみたいのなら獅門酒楼 

 
 アジアグルメ図鑑(香港)は、香港や広州、深圳等で行ったレストランや食べた料理を紹介しているサイトなのですが、広東料理の紹介がちょっと少ないので、番外編として、横浜中華街の広東料理専門店で食べたもののうち、本当に美味しかった店に絞って、その記録を載せることにしました。横浜中華街にはたくさんの中華料理レストランがあります。そうしたお店の中で、香港流の美味しい広東料理を食べられるレストランを紹介していきます。
 横浜中華街には広東料理レストランを標榜する店が数多くあります。でも実際に行ってみると、日本の広東料理レストランですから、やはり北京ダックとか麻婆豆腐のような広東料理以外のメニューも大きく取り扱われていて、中華料理を知らない人はこうした中華料理の定番をオーダーしてしまうのだと思います。また、広東料理の定番料理を食べてみても味付けが広東料理ではないレストランがほとんどで、横浜中華街では四川料理レストランでも上海料理レストランでも広東料理レストランでも、どこでも同じようなメニューを同じような味付けで出しているような気がします。どこで食べても本場の味とは程遠い中華料理なのです。
 

 そんな横浜中華街ではありますが、美味しい広東料理を食べさせてくれるレストランはいくつかあります。その一つが横浜中華街萬珍楼であり、またこのページで紹介する獅門酒楼です。萬珍楼は超有名な老舗レストランで料金も高いですから美味しくても当たり前です。でも、このページで紹介する獅門酒楼は知る人ぞ知る小さなレストランで、料金も手頃です。ところが、獅門酒楼の広東料理は香港の味とほぼ変わらない見事な味付けです。
 他人に教えると店が混んでしまうので、本当は内緒にしておきたいほどの私の隠し玉レストンです。



 最初の三品で獅門酒楼の美味しさがわかる


 広東料理の前菜といえば焼味です。香港で最も人気のある焼味はローストグース(ガチョウのロースト)ですが、豚バラ肉のロースト(焼腩)も人気があります。強火で皮をカリカリに焼きます。皮はパリパリ、中はジューシーというのが本場の味です。
 ここ獅門酒楼の皮つき豚バラ肉の焼き物も本場香港と同様に皮はパリパリ中はジューシーです。本当に美味しいです。できることならば、もう少し切り方を変えた方がより美味しく食べられるし美味しく見えるのではないかなと思います。香港の甘牌焼鵝の切り方なんかが私の理想です。
 とは言え、これだけ完成度の高い豚バラ肉のロースト(焼腩)には日本ではなかなかお目にかかれません。チャーシューなど注文せずにぜひこの一品に挑戦してください。

 
 この日はランチタイムに来ましたので点心メニューから一つ注文しました。海老とマンゴー巻揚げです。プリプリのエビとマンゴーを揚げ物にして、揚げた部分を海老の髭のように見せているところが、手の込んだ広東点心らしいところです。マンゴー味のたれをつけて食べます。点心メニューには餃子や焼売もありますが、このような手の込んだ点心を見せられると、どうしてもそれを優先したくなってしまいます。揚げ物ではありますが、見た目ほどには脂っこくなくサクサクした食感が心地よい点心でした。


 もう一つ、メインメニューが来る前に注文しておいたメニューはカニ玉です。獅門酒楼のメニューでは、獅門風あんかけカニ玉と記載されています。前二つの料理が油をよく使う料理なので、多少さっぱりした料理をメニューに加えたくて注文した料理です。
 実はメインメニューでガルーパ蒸しを注文していたものですから、白いご飯も注文していました。ご飯にこのあんかけカニ玉がよくマッチするのです。かなり行けます。美味しいです。この三品で同行していたメンバーはすっかり獅門酒楼のファンになってしまいました。



 メインディッシュはガルーパ蒸し(清蒸石斑)

蒸しガルーパ(横浜中華街)

 この日のメインメニューはガルーパ(石斑)です。ガルーパは広東料理でよく使われる海水魚でクエもその一種です。ここ獅門酒楼の最大の素晴らしさはガルーパを食べられることにあります。でも、いつでも食べられるというわけではありません。一日に入荷する量が限られていますので予約が必須です。この日もテーブルを予約する際にガルーパを予約しておいたのです。
 今日のガルーパはちょっと小ぶりでしたね。四人で食べるにはこのサイズでも良いのですが、もう一回り大きい方が美味しいです。蒸しガルーパについてはこちらのページ詳しく紹介しています。


  ガルーパは清蒸にして食べるのが最も美味しいですね。実は白いご飯に個のスープがよく合うので、我が家では蒸しガルーパを食べると白いご飯も注文して、ご飯と一緒に食べる習慣になってしまっています。すごくご飯が進むのです。
 こんなに美味しいガルーパを日本で食べようとすると、意外に難しいのです。実は萬珍楼でも何回かトライしたのですが、予約の時に蒸しガルーパにしてくれと言っても鯛ならできますという返事になってしまいます。鯛では美味しくないのです。予約の際に注文しなければならないにせよ、ガルーパを本場の味で食べられる獅門酒楼は大変貴重なレストランなのです。繰り返しますが、ガルーパを食べるときには必ずあらかじめ予約するようにしてください。


 蒸しガルーパと殆ど同時に運ばれてきた揚げ豆腐の漁師風炒めです。揚げ豆腐を海老や魚の味をまぶした粉で炒めた料理で、変わった料理ではありましたが、あまり印象に残りませんでした。ガルーパを食べることに夢中になっていたからかもしれません。


 続いて豚バラ肉の角煮です。この日のメンバーの中にどうしてもこのようなこってりした料理を食べたいという人が一人いたので、サイズを小にして注文しました。

 豚バラ肉の角煮には蒸しパンがセットでついていて、上の写真のように蒸しパンに挟んで食べます。蒸しガルーパでご飯を食べた後に、こんなのを食べるのはヘビーですが、想像していた以上に美味しかったものですから、苦にならずに食べられました。肉が柔らかく野菜も挟んで食べると脂っこさも消えて食べやすいのです。小サイズにしないで注文すればよかったと反省しています。



 デザートタイム


 上記で紹介した以外に、スープといくつかの点心もいただきました。
 そして獅門酒楼のデザートタイムです。我が家での一番人気は桃饅頭です。何と言っても広東料理らしくて可愛らしい。そして、独創性があります。味は普通ですが。


 獅門酒楼のデザートメニューにはその他にも、杏仁豆腐、マンゴープリン、ココナッツ団子などいろいろあります。この日はさすがに、ガルーパと白いご飯に加えて、豚バラ肉の角煮と蒸しパンまで食べてしまったものですから、桃饅頭を二つ食べるのは厳しく、桃饅頭とココナッツ団子を一つずつ食べました。
 デザートメニューがバラエティに富んでいることも広東料理レストランの素晴らしいところですから、お腹いっぱいになったとしてもデザートタイムはぜひ楽しみましょう。


 たくさんの中華料理レストランが並ぶ横浜中華街。高級レストランから庶民的な食堂に至るまでたくさんのお店があります。美味しい広東料理、本格的な本場の広東料理を食べたいのなら、ここ獅門酒楼がおすすめです。
 あまり人気が出て予約が取れなくなってしまうことが心配です。

  

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