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三国志の英雄たちの彫像(三国赤壁古戦場)


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 三国赤壁古戦場には、三国志の英雄たちの彫像が沢山あります。このページでは、とてもすべては紹介しきれませんので、その中からいくつかを紹介します。

 まず、曹操と劉備の会食です。呂布の裏切りでほうほうの体で曹操のもとに逃げてきた劉備を曹操が食事に誘ったときのエピソードです。この時、曹操の重臣たちからは後々劉備が台頭することを恐れこの機会に劉備を亡き者にすべきだという意見も出ていましたが、雷が鳴ったときに劉備が箸を落としたところを見て、曹操が劉備は大して大物ではないと安心してしまうシーンです。
 中国語で「煮酒論英雄」(酒を煮て英雄を論じる)という場面です。




 曹操は劉備に対して「さぞかし当世の英雄をご存知あろう。一つお教え下さらぬか」との問いを発しますが、劉備は自分には英雄など見分ける眼力はない、自分はまだ英雄と呼べるような人物に会えるほどの人脈を持っていないなどと対応します。そんなやり取りの中で曹操は、「英雄というのは、胸に大志を抱き、腹中に大謀を秘め、宇宙をも包む豪気と、天地を呑吐する志を抱く者のことだ」としたうえで、劉備を指さし、その指を自分にも返して「今、天下の英雄と言えるのは、貴公と、このわしだよ」と言います。その瞬間、劉備は息をのみ、手にしていた箸を思わず落としてしまいます。この時、雷鳴が轟き、轟々たる豪雨になるのです。劉備は「雷で醜態をお見せしました」と、曹操に胸のうちを読まれたことを取り繕い、その場を凌いだわけです。

 上の写真では分かりませんが、角度を変えた下の写真では、箸を落とした劉備の様子が分かります


 こちらの写真では劉備が落とした箸もよく見えますね。
 このエピソード「煮酒論英雄」は中国でも有名なようですね。


 そして、劉備、関羽、張飛の三人が義理の兄弟の盃を交わした桃園の誓い(桃園結義)の像です。赤壁なのに桃園の誓いがあるのはちょっと違和感がありますが、やはり中国においても人気の場面なのでしょう。
 桃園の誓いが行われた楼桑村は北京からバスで一時間くらいのところにあります。興味のある方は、姉妹ページの劉備の故郷、桃園結義の「楼桑村」をご覧ください。




 そして、長坂橋で奮戦する張飛の像です。長坂の戦いで、劉備軍は曹操軍に敗北を喫しますが、この戦いでは、趙雲が単騎で曹操軍に討ち入り劉備の長男である阿斗(後の劉禅)を救い出した後に、長坂橋で張飛が追撃してくる曹操軍を撃退したのは有名な話です。


 こちらは赤壁の戦いの主人公、周愉です。本来赤壁の戦いでは呉の武将がクローズアップされないといけないと思うのですが、中国における三国志の古典である「三国演義」も蜀びいきの内容になっているため、ここ赤壁古戦場でも主役の座は諸葛孔明をはじめとした蜀の武将たちになってしまっています。とは言え、呉軍にあってさすがに周愉だけは、色々な場面で登場してきます。


 これは孫権のようなのですが、何の説明も書いてなかったので間違っているかもしれません。孫権らしい像はこれしかなかったのです。


 上の写真は、三国赤壁古戦場にある司馬徽(水鏡先生)の彫像です。
 劉備に諸葛亮と龐統の存在を教えたのが司馬徽(水鏡先生)です。司馬徽は荊州における著名な学者で、劉備が司馬徽を訪ねた際に、 「伏龍、鳳雛,兩人得一,可安天下」(臥龍と鳳雛の両人を得れば天下を治めることもできる)とアドバイスしています。
 因みに、司馬徽(水鏡先生)の使った言葉を解説すると、「臥龍(がりゅう、伏龍ともいいます)」とは、天に昇る前に待機している龍のことですから、自分の出番を待ち、伏している人材を言い、諸葛孔明を指しています。「鳳雛(ほうすう)」とは不死鳥である鳳凰(ほうおう)の雛のことですから、才能を眠らせているが、一度羽ばたきだすと大変な力を発揮する若手人材を言い、龐統を指しています。
 諸葛亮と龐統の活躍を考えれば、この司馬徽(水鏡先生)のアドバイスなしにはその後の劉備の台頭はなかったに違いありません。そうした意味で司馬徽(水鏡先生)は三国志の中の重要な登場人物なのです。

    諸葛亮が東南の風を祈った拝風台      鳳統がいた鳳雛庵


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諸葛亮が東南の風を祈った拝風台  鳳統がいた鳳雛庵  三国志の英雄たちの彫像


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