シェムリアップのパンならアプサラベーカリー｜アジア写真帳（アンコールワット）

　　　　　　　　　シェムリアップのパン、アプサラベーカリー

　アプサラ・ベーカリーはカンボジアで最も評判の高いパン屋です。調理パン、フランスパンのほか、ケーキも取り扱っています。美味しいパンは、軽い食事をとりたいときにおすすめです。ケーキは日本人の口には甘すぎて、ちょっとクエスチョンマークですね。

カンボジアのパンは美味しいのか

　アプサラ・ベーカリーはプノンペンに本社を持つカンボジアのパンのトップ企業です。カンボジアはかつてはフランスを宗主国に持ち、そういう意味ではパンの文化でも高いレベルにあるべきなのですが、ベトナムのバインミーに匹敵するようなパンのイメージが湧いてきません。

　

　でも、確かにプサールー・マーケットのような地元の人たち向けのマーケットに行っても、上の写真にあるように、その入口にはたくさんのフランスパンのお店があるところなどを見ると、やはり宗主国フランスの影響を感じないわけにはいきません。
　このマーケットの光景を見て、これならカンボジアにも必ずや美味しいパン屋があるはずだと、直感的に私は理解しました。

　そこで、美味しいパン屋を探しにシェムリアップの街へ出た私ですが、そこであっけなくも簡単に見つかったのが、ここアプサラ・ベーカリーです。漢字で書くと「仙女餅家」です。餅はパンを意味します。APSARAを「仙女」と言うのですね。
　蛇足ですが、実は、私がシェムリアップでわざわざおいしいパン屋を探した理由というのは、クメール料理の味付けがどうにも私の口に合わなかったからで、昼飯くらいはパンで我慢した方がましだと考えるようになっていたからです。(詳しくはこちらのページを参照ください。)
　場所はシェムリアップのメインストリートであるシヴォタ通りのプリンス・アンコール・ホテルと同じブロックになります。ラッキースーパーの斜め向かいくらいになります。

アプサラ・ベーカリーはおすすめ

　シェムリアップでのある日の私の昼食です。アプサラ・ベーカリーのパン３つです。とりわけ素晴らしいというほどのパンではありませんが、日本のパン屋さんで買うパンと遜色ありません。ヤ○ザキパンよりは美味しいと思います。

　で、別の日には、プサールーマーケットで買ってきたマンゴーやソムオー(日本で言えばザボンみたいな柑橘系のフルーツ)を添えて、これにラッキースーパーで買っておいたマンゴージュースを飲みながら食べると、東南アジアらしい昼飯になるのです。
　ホテルのベランダで食べるB級グルメ、これも悪くないです。

　アプサラベーカリーは調理パンだけでなく、フランスパンも売っていますし、何と言ってもケーキを売っています。なかなか可愛らしくて、食べたらもったいないようなケーキです。
　味は、香港なども含めてアジアに共通したケーキの味で、ただただひたすら甘いケーキですから、日本のケーキと比べようもありません。でも、シェムリアップの本当に暑い気候の中で、この甘いケーキは一時のオアシスみたいな味です。
　実はホテルがアプサラ・ベーカリーのすぐそばでしたので、このケーキのお世話に随分となりました。