本文へスキップ

アジア写真帳(アンコールワット)             アンコール遺跡の観光とグルメを紹介しています。 

         南門からの風景(ベンメリア)|アジア写真帳

 ベンメリア遺跡では、発見された当時の遺跡の状態がほぼそのまま残っています。発見された当時のままということは、廃墟のような遺跡が密林の中にひっそりと埋もれている状況です。遺跡の中に入ると、そこには神秘的な世界が広がっています。

ベンメリア遺跡の楽しみ方

ベンメリア遺跡、崩れた石が無造作に転がっている

 さて、ベンメリア遺跡の場合は、「南門からの風景」などといっても、南門を通り抜けることはできません。南門に立つことさえできません。見学者通路として定められた道を回ることになります。
 ベンメリア遺跡の回廊内の図面は下の通りです。

 
ベンメリア遺跡の平面図
 
 この地図の中で明らかになっているのは、私たちが参道を通り回廊の中に入るのは南側(上の地図では下が南です。)からだということです。そこから先は、板が敷いてあることもあれば、倒壊した石の上を歩くこともあれば、屋根の部分を歩くこともあれば、地下にもぐることさえもあって、実際にどこを歩いているかさえ、よくわからなくなります。

ベンメリア遺跡、第三回廊の上を歩く

 上の写真は回廊の内側に入ってすぐに撮影したもので、恐らくは第一回廊(一番外側の回廊)の中央から東側を見たところだと思います。ここには回廊が建っていたのですがほぼ崩壊していて、かろうじて東南端の部分だけ壁が残っているということだと思います。回廊があった部分にの壁が崩れた石が置き去りになっているのです。

 
 写真を撮ったときは分かっていたのですが、上の写真はどこでしょう。崩れている回廊の左に回廊みたいなものが見えるので、崩れているのが第二回廊で左に見えるのが第一回廊と第二回廊の間にある通路建物だと思われます。このように、私みたいに三回もベンメリアに行った者でさえ、後から見ると分からなくなってしまいます。すぐにメモしないとダメですね。

 
 では上の写真はどこだろうなんて考えると頭が痛くなります。第二回廊の曲がり角くらいでしょうかね。これでも、写真を撮っているときは分かっているのですが。

ベンメリア遺跡の経蔵

 最も原形をとどめているのが上の写真にある経蔵です。ただ、この建物でさえ、屋根は崩落しています。位置的には南門からすぐですから、東南の位置に建っていたものです。

ベンメリア遺跡

 一つ上の経蔵と対を成して、北東に位置している経蔵です。こちらの経蔵はかなり崩壊しています。
 おまけに周りが木々に覆われていて日が当たらないため、苔むしています。

 
 この北東の位置にある経蔵を経蔵に続く回廊越しに見たところです。
 実はこの北東の位置にある経蔵をこの角度から見るためには、一般の遊歩道から降りる必要があります。この遊歩道から降りて、遊歩道からでは見えないベンメリア遺跡に、実はベンメリア遺跡の素晴らしさが潜んでいるのです。この遊歩道から見えないベンメリア遺跡については、天空の城ラピュタのページで詳しく紹介します。

ベンメリア遺跡のレリーフ

 さて、旅行が終わってから見るとどれがどこだかさっぱり分からなくなるベンメリア遺跡ですが、上の写真にあるようなレリーフなどのパーツものになってくると、ますますどこにあったかが分からなくなります。おそらくは第三回廊の西南の角にある門の上にあったレリーフだと思います。

ベンメリア遺跡の回廊

 実際にベンメリア遺跡内を歩いているときは、ここが第一回廊、あそこが第二回廊などと覚えていたのですが、今、写真だけを目にしていると、どこがどこだか良く分からなくなってしまっているのが正直なところです。あまり間違った説明をしてもいけないので、ここから先はあまり場所の特定はしないようにします。
 ベンメリアは建造物を順に辿ることができない遺跡ですから、ベンメリアの楽しみ方としては、今遺跡の中のどこにいるかではなくて、まさに遺跡が持つ雰囲気そのものを楽しむという割り切りもあっても良いと思います。あなたがクメール遺跡の専門家でなければ、という前提ですけれども。



まず、最初に目に入ってくるものから

ベンメリア遺跡の連子窓

 連子窓でも、このように原形をとどめているものがたまにあります。なめらかな綺麗な彫りです。。

ベンメリア遺跡、門の上のレリーフ

 レリーフについては、建物にまだつながっているものもあれば、壊されて地面に転がっているものもあります。規模的にはアンコールワットで見るレリーフよりも小さめでまた修復もされていないため、あまり注目する人はいないようですが、かえって私は遺跡らしくて好きなんです。

ベンメリア遺跡、南門付近から見渡す

 第三回廊(一番内側の回廊)と中央祠堂方面です。中央祠堂方面は全く崩壊しています。また、崩壊している石の上にガジュマルの木が生え、大きく成長してしまっているので、何か地下部分に回廊を作っているかのようにも見えます。

ベンメリア遺跡、回廊の内側の建物はほぼ崩壊している

 拡大してみるとこんな感じです。第三回廊は、上の写真の右から左に低くなっていることが連子窓や屋根、柱の状況から見てとれます。

ベンメリア遺跡、回廊は屋根が崩れ通れない

 第三回廊です。屋根がなくなっていて、崩れた屋根の石が回廊をふさいでいます。



そして、南門へ

ベンメリア遺跡、危険だが通り抜けは可能

 そうこうしていると、地元の子供たちがこの石の山を乗り越えて出てきます。裸足です。このように、少なくとも遺跡の第一回廊(一番外側の回廊)内であれば、地雷の心配は皆無のようですから、石が崩れたり足を滑らせたりといったことに気を付けながら、自由に歩くことができます。

ベンメリア遺跡、木の根が建物に絡みつく

 今、子供たちが出てきた第三回廊の屋根のない部分のすぐ左側です。
 手前に板が見えますが、この板があるところが標準的な観光者通路です。ここだけ歩いてもベンメリア遺跡は楽しめるようにはなっています。
 通路の横の石はロープが巻きつけられているのではなく、木の根が絡まっているものです。ここは屋根の上なのですが、屋根の上に置かれた崩れた石にガジュマルの根が絡まっているということです。

ベンメリア遺跡、南門の隙間から参道を見る

 どう歩いたのかは忘れましたが、南門へ続く参道が見える場所があるというので、ガイドさんについていきました。門の上の石の隙間から、朝歩いてきた参道が見えます。ここが南門です。

ベンメリア遺跡

 ベンメリア遺跡を見学すると、私たちは南側から入り、まず遺跡の南側を目にします。ここで大体の雰囲気をつかんだうえで、さらに遺跡の中を回っていきます。
 次に、回廊を中心にベンメリア遺跡を見てみましょう。




 ベンメリア遺跡のページ構成(ご覧になりたいページをクリックして下さい。)
参道を通り南門へ
長い参道の途中では素晴らしい蛇神ナーガが見られます。地元の子供たちが出迎えてくれました。
南門からの風景
発見された当時のまま、修復されずに残るその光景に、思わず目を見張ります。
  回廊の風景 
遺跡内はどこも崩壊が激しく、原形をとどめていません。ほの暗く苔むした遺跡の姿に感動します。
天空の城ラピュタ 
地下の回廊を通った先には、まるで「天空の城ラピュタ」のような世界が広がっていました。
ベンメリア遺跡への行き方
シェムリアップからベンメリアまでは直線距離で約50㎞あります。途中の村の風景です。


アンコールワット

アンコールワット概要
西参道から聖池まで
第一回廊
十字回廊と第二回廊
デバター
中央祠堂と第三回廊
アンコールワットのサンライズ

バイヨン寺院    

 バイヨンの概要
 バイヨンの威容と第一回廊
 バイヨンの観世音菩薩四面塔

アンコールトム

 象のテラス
 空中参道のあるバプーオン
 王宮とピミアナカス
 南大門

バンテアイ・スレイ


タ・プローム


ベンメリア遺跡


 ベンメリア遺跡の概要
 参道を通り南門へ
 南門からの風景
 回廊の風景
 天空の城ラピュタ
 ベンメリア遺跡への行き方

プリア・カン


その他のアンコール遺跡


 タ・ネイ
 バンテアイ・サムレ
 トマノン
 チャウ・サイ・テボーダ
 プレ・ループ
 タ・ソム

シェムリアップとその周辺


 トンレサップ湖
 プンタナン(奇岩で埋まる神秘の山)
 バンコクへの直通バス
 オールドマーケット(観光客向け)
 プサールーマーケット(地元向け)
 パブストリート
 シェムリアップの街角
 カンボジアの村の子供たち

シェムリアップのグルメ

クメール料理レストラン

 おすすめ、オールドハウス
 クメールキッチン
 ライブハウス、サムブラザース
 静かでお洒落な店、ジョムナン
 イートアットクメール
 ファーザーズレストラン
 
インド料理、韓国料理

 おすすめ、インド料理のダクシン
 おすすめ、韓国料理のダイバク
 インド料理のニューデリー
 メキシコ料理のVIVA

カンボジアらしい食事

 美味しいラーメンはリーリー
 アプサラダンス(クーレンⅡ)

その他

パブストリート
ドリアンを食べよう
アプサラベーカリー
私の好きなコーヒーショップ

    

SIMカードケース

粘着式ですから大切な
SIMカードを落としません。
私も使っています。