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西安の観光とグルメを紹介しています。 

       大雁塔(大慈恩寺)と玄奘三蔵

大雁塔がある大慈恩寺は玄奘三蔵ゆかりの寺

玄奘三蔵と大雁塔(西安の大慈恩寺)

 大雁塔(だいがんとう)は唐の時代の高僧、玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)がインドから持ち帰った仏教の経典や仏像などを保存するために、当時から大寺院であった長安(今の西安)の大慈恩寺に建てられた塔です。玄奘三蔵は大慈恩寺の高僧で、玄奘三蔵はこの大雁塔の設計にも携わっています。
 玄奘三蔵がインドから帰ってきたのが645年。唐は名君と言われた二代目の太宗が皇帝の時代で、太宗は玄奘三蔵が持ち帰った経典の翻訳を指示し、玄奘三蔵はこの翻訳を彼が没する664年の直前まで続けたと言われています。
 上の写真は玄奘三蔵の像と大雁塔です。

玄奘三蔵の像(西安・大慈恩寺)

 後で紹介される玄奘三蔵院に設置されている玄奘三蔵の像です。玄奘三蔵は629年にインドに入り巡礼を行いつつ、657の経典を中国に持ち帰り、それらを翻訳する中で中国仏教の誤りを正し、後に生まれる法相宗という中国仏教の宗派の開祖になっています。
 また、大唐西域記を記し、これが孫悟空などが出てくる「西遊記」のもとになっています。なお、西遊記には三蔵法師が出てきますが、三蔵法師の「三蔵」というのは仏教用語で経蔵・律蔵・論蔵の三蔵に通じている僧侶のことで、固有名詞ではありません。


 上の写真は大慈恩寺の入口です。大雁塔や玄奘三蔵院へはこの大慈恩寺の入口から入ります。

西安の大雁塔

 大慈恩寺の入口を入ると正面に大雁塔が見えます。大慈恩寺は西安観光の一つのハイライトですから昼間は混みあいます。私は午前中の早い時間に行きましたので、まだ観光客も少なくゆったりとした気持ちで見学できます。すぐにでも大雁塔に登りたい気持ちを抑えて、大雄宝殿、玄奘三蔵院、そして大雁塔の順に見学しましょう。



 大慈恩寺の大雄宝殿


 まず、大雄宝殿です。大雄とは釈迦を意味し、釈迦を本尊としている場合はそこを大雄宝殿と名付けて本尊を安置しています。そのお寺の本堂みたいなものです。


 本尊のお釈迦様です。天井まである立派な釈迦仏です。

 

 そして、隣の建物にあった千手観音像も見事なものです。その豪華さと美しさにしばらく見とれてしまいました。



玄奘三蔵院には玄奘三蔵ゆかりの品がいっぱい


 玄奘三蔵院にもぜひ立ち寄ってみましょう。大雁塔の近くなのですが目立つ建物ではないので、大慈恩寺内の地図で場所を確認してください。

 
 

 中央に玄奘三蔵の像が設置されています。聡明そうで穏やかな顔つきに、玄奘三蔵に対する中国人の尊敬の念が表れています。

玄奘三蔵の書(大慈恩寺、西安)
 
 玄奘三蔵が翻訳した経典や玄奘三蔵伝の原書がショーケースの中に展示されています。見ても中身は分かりませんが、達筆だし、何と言ってもその凄まじいばかりの数とそれぞれの書の厚さに驚かされます。

大慈恩寺(西安) 

 光で光って見づらいのですが、この木彫りの玄奘三蔵はとりわけ良い顔をしています。相手は唐王朝の高級官吏でしょうか。

 

 玄奘三蔵の像の両側には玄奘三蔵の絵があります。この絵の中の玄奘三蔵は珍しくあまり若くない玄奘三蔵です。

 
 

 壁には横に長い壁画も飾られています。おそらくは仏教研究のためのインドへの旅を壁画にしたものでしょう。

 

 建物を囲む塀には法門領袖という字が刻まれています。仏門のリーダーという意味で、玄奘三蔵こそが中国での仏教のリーダーであることを示しています。

    
 

 というわけで、玄奘三蔵の偉業を確認したうえで、いよいよ大雁塔を登ります。
 前述のとおり、大雁塔はもともとは玄奘三蔵がインドから持ち帰った仏教の経典や仏像などを保存するために建てられた塔で、設計も玄奘三蔵によるものでした。玄奘三蔵は五層の塔で設計したてたのですが、その後火災で焼失し建て替えられた時に今の七層の塔に生まれ変わっています。



大雁塔に登る 

大雁塔(西安) 

 大雁塔です。大雁塔という名称は、菩薩の化身として雁の群れから落ちて死んだ一羽を塔を建てて埋葬したことに由来しています。もともとは経典などを保存していましたが、今は観光用に誰でも一番上まで登れる塔になっています。

 
 

 そんなに広い面積の塔ではないので、上の写真通り傾斜のきつい階段を登っていきます。各階から外を見れるようになっていますが、やはり一番上の階が最も眺めに優れていますから、頑張って最上階を目指しましょう。上の方に行くと、階段でのすれ違いが困難になりますので、譲り合って進んでください。中国人もこういう場所では階段を譲り合います。

 
 

 階段にも風格があります。

 
 

 何階にあったかは覚えていませんが、上の写真にある仏教芸術品は1999年にインドの玄奘寺から寄贈されたものだという紹介がありました。玄奘ジャヤヴァルマンは恐らく玄奘三蔵が仏教を学んだインドの寺なのでしょう。小さいながらも気品のある芸術品です。

 
 大雁塔からの眺望(西安)

 そして、とうとう大雁塔の最上階まで登ってきました。ここから見える西安の街はさすがに気持ちが良いものです。この日はちょっと霞んではいるものの、広い通りが大雁塔から真っ直ぐに走っていて、 日本の平城京や平安京の手本となった長安の街を見るようです。こちら側は、近くに高い建物がないので、そんな雰囲気を持っています。

 

 反対側を見ると、高層ビルが近くに建ち並び、長安ではなく西安の街が広がっています。

 西安観光では、当然ながら秦の始皇帝ゆかりの兵馬俑は外せないスポットですが、唐代の長安の頃を彷彿とさせるここ大雁塔や華清池(楊貴妃のために玄宗皇帝が造った離宮)も外せないスポットです。ぜひ、見学してみてください。

 
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大雁塔(大慈恩寺)と玄奘三蔵


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