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大連のグルメ・海鮮料理の万宝海鮮舫|アジア写真帳(大連)

(2015年4月5日以来)

大連のグルメ・海鮮料理の万宝海鮮舫DALIAN

万宝海鮮舫は大連海鮮料理の最高級レストラン


 大連の万宝海鮮舫

 大連での楽しみの一つは海鮮料理です。私が初めて大連を訪れた1992年に、日本から赴任していた人が大連のウニを腹いっぱい食べさせてくれた時から、私にとって大連と言えば海鮮料理でした。当時、中国の人たちはまだウニを食べる習慣が少なかったので、日本人駐在員向けのこじんまりした居酒屋で、新鮮なウニが格安で食べられたのです。
 それから20年以上経ち、大連の人たちもウニの美味しさが分かってきて、大連のウニの値段も当時とは比較にならないほど高騰しています。とは言え、日本の値段に比較すればまだまだ廉価です。
 今、大連で海鮮料理を食べようと思った時、一番におすすめしたいのがここ万宝海鮮舫です。大連での最高級店です。外観も豪華ですが、中に入ると、さらにびっくりします。

大連の万宝海鮮舫内部

 店内に入ると、バブル真っ盛りの中国を象徴するような豪華な内装です。ロビーが二階まで吹き抜けになっていて、内装も見事です。中国にもお金持ちが増えてきているので、ここ万宝海鮮舫のような高級レストランの需要が高まっています。ここ万宝海鮮舫は、このビルの4階まで使用していて、3階と4階は豪華な個室になっています。

 
 一階には広いスペースの生簀もあって、そこで食材を選び注文するシステムです。このシステムは香港広州上海の海鮮料理レストランなどと同じです。生簀では注文を受ける係の人が横について、お客さんが選んだ素材について調理法を聞いてくれます。
 中国語の話せない人でも心配ありません。素材の横には中国語ではありますが素材の名前が書いてあって、さらに値段やおすすめする調理法も示されています。ですから、指さし注文も可能なのです。


 伊勢海老です。これは食べないわけにはいきません。刺身にして、その後スープにでもしてもらいましょうか。


 蟹です。前回食べたので、今日はやめておきましょう。


 海腸です。北海道ではルッツ、和歌山ではイイ、九州ではイイマラなどと呼ばれていますが、生態学的にはユムシと日本では呼ばれる海に生息する骨のない動物です。大連ではこれもよく炒め物にして食べています。今日もこれを食べてみましょう。調理する際には原型をとどめずに切ってしまいますので、何を食べているかわかりません。原型を見たら食べられない人には見せないようにして注文します。海腸は美味しいのです。
 こんな風に素材を見ながら、今日のメニューを決めていくのはとても楽しいことです。



万宝海鮮舫の料理


万宝海鮮舫の食器

 素材を選びメニューを決めると席に案内されます。今日は人数も多いので個室に案内されました。部屋に入っても相変わらずゴージャスです。まず、テーブルのセッティングからして見事ですね。


 天井を見れば、豪華なシャンデリアに西洋画。ここは本当に大連でしょうか。

大連、万宝海鮮舫のウニ

 そして、今日の前菜は大連のウニです。まるごと食べます。同じウニでも海で採ったばかりのまだ生きてる鮮度が良いものは、やっぱりおいしさが違います。直前まで生きていたウニを割って食べるのが一番美味しいと私は思います。
 鮮度、そしてこのボリューム感、万宝海鮮舫のウニは最高です。
大連、万宝海鮮舫の伊勢海老

 続いて伊勢海老です。どうですか、この盛り付けは。日本にいるかのような感覚です。伊勢海老の見分け方の一つに、伊勢海老の色があります。少し黒みがかった赤茶の伊勢海老が刺身にしたときに美味しいのです。そして、刺身の良し悪しを決めるのは鮮度ですから、一階の生簀にいたこの伊勢海老が美味しくないはずがありません。
 しかし、ここまで立派な伊勢海老は食べるのは久しぶりです。


 さあ、伊勢海老の刺身を食べてみます。プリプリしているし、甘みが強くて美味しいですね。レモンを絞り、わさび醤油で食べます。大連にいることを忘れそうなお刺身です。
 伊勢海老はサイズが大きすぎるとコリコリ感が不足することがよくあります。あまり大きすぎないものを選びましょう。それから、値段は500gあたりいくらというように決められていますから、そのあたりも注意してください。




  こちらはゆでエビです。香港や広州の広東料理レストランで食べる白灼蝦と味付けは同じですが、エビの種類が違います。このゆでエビの方が大きめです。これ以上大きいと、ゆでエビとしては美味しくありません。
 美味しいゆでエビを食べたいのなら、一階の生簀でエビを選ぶときに、いろいろな種類のエビの中からサイズが大きすぎないものを選ぶのがコツです。

大連名物、海腸とニラ炒め
 
 そして海腸とニラの炒め物です。このコリコリ感が何とも言えず美味しいです。マカロニか何か食べているような感じですが、あのグロテスクな生き物がこんな美味しい料理になってしまうなんて魔法のような食材です。海腸とニラとの相性がいいですね。


 黄魚のから揚げです。こういう庶民的な料理には豪華さこそないものの、ここ万宝海鮮舫で鮮度の良いものを食べると美味しいものです。

 
 これは普通の肉野菜と豆腐の旨煮です。大連家庭料理というやつですね。こういったものもメニューに入れないと、バブリーな料理、ブルジョア料理になってしまいます。本当に美味しいですし、ほっとする一品です。


 万宝海鮮舫特製焼き饅頭です。海鮮ととニラを中心とした焼き饅頭です。焼け具合がいいですね。美味しいですが、もうお腹いっぱいです。

 大連で海鮮料理を食べるなら、ここ万宝海鮮舫が絶対のおすすめです。値段は決して安くはありませんが、コストパフォーマンスと満足感には大変高いものがあります。
 最後に申しあげておきますが、私は今から約20年前に、大連で食べた海鮮料理でA型肝炎にかかった経験があります。2か月間の闘病を余儀なくされました。その時のどの料理がA型肝炎の原因だったのかは特定できませんが、医師の話によればその時の貝の刺身に問題があったのではないかということです。当時と今の大連では衛生状況に格段の違いはあるものの、路上の店舗などでの海鮮料理を私は絶対におすすめしませんし、海鮮料理を食べるなら安心して食べられるレストラン、万宝海鮮舫をおすすめしているのです。

大連グルメのもう一つのおすすめ、水餃子はこちらのページ




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