唐宮は両刀遣いできる貴重なレストラン
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唐宮は香港に本社を置く広東料理レストランチェーンで、中国国内では深圳、上海、杭州、成都など、大都市に店舗を展開しています。2026年現在、深圳には5店、上海には10店近い店舗を有しています。写真の唐宮海鮮舫や唐宮、唐宮壹号など、店名はいろいろです。
このレストランチェーンの良いところは、料理やサービスの品質に店舗間のバラツキが少なく、唐宮ブランドの店だと初めて入った店でも、一定以上の満足度が得られることです。
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私の利用は、朝は早茶(飲茶)の店として、ゆったりとした時間を過ごすこともあるし、朝食を兼ねての打合せでも利用することもあります。
早茶の時間の利用客はあまり多くないので、静かに美味しいお茶と点心を楽しむことができます。ただ、ショッピングモール内の店舗だと、開店時刻がモールの開店時刻の制約を受けるので、早茶の時間に営業していないこともあるので注意が必要です。
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ランチタイムや夕食時は海鮮料理を中心にした広東料理をいただきます。ランチタイムですと、それに若干の点心を注文に加えることがあります。唐宮の海鮮料理は素材が良く調理も丁寧なので、満足度の高い料理を楽しめます。当然ですが、その分料金は高めになりますので、人数や参加者の年齢層なども考慮して利用を考えています。
このページでは、飲茶と本格料理の両刀遣いができる店、唐宮について、それぞれの素晴らしさを紹介していきます。
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飲茶では美味しいお茶と点心が魅力
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飲茶の時間帯(朝の開店時間から14時くらいまで)では、店に入ってテーブルに案内されるとお茶の種類を聞かれますが、ここ唐宮で私がよく飲むのは宮廷普洱です。宮廷普洱の場合は、上の写真のように茶具が出てきてスタッフがお茶を淹れてくれます。嬉しいサービスです。中国に来て飲茶をしているという気持ちになれますよ。
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点心の紹介は、まず点心の定番、エビ餃子(蝦餃)から始めます。大きさが分かりづらいですが、恐らく想像されているより大きなエビ餃子です。プリプリしていて甘みのある大きなエビが二尾包まれています。これは、素晴らしい!! 最高点をあげたくなるエビ餃子(蝦餃)です。
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そして、エビ乗せ焼売です。これまた美味しそうです。日本ではなかなか食べられない鮮度の高い海老が乗っていて、焼売の中には肉が詰まっています。
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焼売の中には、豚肉、エビと椎茸が見えます。ぎっしりと肉が詰まっていることがお分かりかと思います。手を抜いていない本物の味です。この焼売部分は、香港や深圳、広州で提供される焼売の中でも抜きんでてレベルが高いと言えます。。
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日本人はエビ餃子や焼売といった蒸した点心が好きなので、蒸した点心をさらに紹介しましょう。鮮蝦豆苗餃です。透明感があって薄い皮の中に豆苗やエビが見えます。こうした点心の見栄えだけ見ても、唐宮が一流の広東料理レストランであることが分かります。食べてみると、プリプリのエビの感触と香りが豆苗のすっきりした味とマッチして大変美味しいです。
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続いて私の大好物、牛肉球です。牛肉焼売から焼売の皮を取ったようなものです。豚肉の焼売に比べると生臭さがありますので、一緒に出てくる酢をつけて食べます。唐宮海鮮舫の牛肉球はふっくら感があってジューシーでもあるので、特に美味しいです。酢をつけても生臭さを感じるようであれば、添えられた野菜と一緒に食べてください。きっとその美味しさがわかると思います。
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同じような球状の点心ですが、今度は鯪魚球(つみれ)です。この鯪魚球(つみれ)は日本のつみれとほぼ同じ味です。ですから少し生臭さがありますが、野菜等を加えることで和らげています。気になる場合は黒酢を少しかけると美味しく食べられると思います。牛肉玉も鯪魚球(つみれ)も中国茶によく合います。
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豚の大腸の黒胡椒蒸しです。朝から脂っこい点心を注文するのもどうかと思いますが、私は辛い料理が好きなので、ついつい注文してしまう点心です。口の中で噛めば噛むほど黒胡椒の香りとそもに美味さが広がってくる味付けです。見栄えは良くないけど、おすすめの点心です。
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中国茶に合う美味しい点心
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飲茶というのはお茶を飲むついでに点心をつまむ食習慣です。主役はお茶で点心は脇役です。ですから、お茶を美味しく飲むためのお茶との相性が良い点心というのがあります。
その筆頭が大根餅です。私も香港の飲茶を食べ始めて30数年のキャリアになりましたが、その間ずっとお世話になっている点心です。外側がカリっと焼けていて、内側がジュルっとしているのが美味しい大根餅です。特に普洱茶との相性が大変良いと思います。
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その大根餅を現代風にアレンジしたのが、上の写真の大根のXO醤炒めです。大根餅をいつもと違う味付けで食べるという感覚です。炒め物ですから店によってはかなり油っ濃いことがありますが、ここ唐宮の大根のXO醤炒めはかなりさっぱりした味付けになっているので、普通の日本人にとっては美味しく感じられるかもしれません。
食べてみると、このXO醤の味が中国茶に合うのです。家でも作ってみようかなと思うほど、美味しくて箸が進んでしまいます。
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エビと野菜の湯葉巻揚げです。上の写真では、揚げ具合の絶妙さがどこまで伝わるか分かりませんが、とにかく食べやすい湯葉巻揚げなのです。私が飲茶するのは朝飯時間ですが、この爽やかな湯葉巻揚げは朝の点心としてもおすすめできます。
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湯葉巻揚げの中にはエビが見えます。こちらのエビはエビ餃子に入っているエビに比べるとずっと小振りです。それはそうです、値段が違いますから。
でも、湯葉の美味しさと新鮮なエビのプリプリ感がとても爽やかな点心です。美味しかったです。
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そして、次の項目の「お腹にたまる点心」に入れても良いのですが、チャーシュー入り腸粉です。空心菜を両側に配置しただけなのに、空心菜も朝採れのものなのでしょうか、鮮度が良さそうで高級感を感じさせます。
食べてみると、これは美味しい。腸粉にもエビの入ったものや牛肉の入ったものなど何種類かあって、いつもどれにするか悩みます。エビはエビ餃子などの蒸した点心で食べることが多いので、腸粉までエビにするとエビづくしになってしまうし、牛肉の腸粉はイメージ合わないし、ということでチャーシュー入りを選ぶことが多いです。ここ唐宮海鮮舫はチャーシューも美味しいので、チャーシュー入り腸粉はおすすめです。
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お腹にたまる点心
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私が唐宮で飲茶するのは朝が多く、しかも一人飲茶の時がほとんどです。ですから、飲茶をしようとしてもあまり多くは注文できません。私の好みからすると朝食は粥の方が好みで、粥の中でも皮蛋痩肉粥が大好物です。
本当は皮蛋痩肉粥だけの朝食でも良いのですが、それでは唐宮に来た甲斐がないので、ついでにいくつか点心をつまんでいるということなのです。
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自分のお椀に皮蛋痩肉粥をとったところです。
皮蛋痩肉粥は皮蛋と豚肉の薄切が入った粥で、香港では最もポピュラーな粥です。弱火でトロトロになるまで煮込まれた粥は胃に優しいので、朝食向きです。ホタテの貝柱やショウガなども入っていて、とても贅沢なお粥です。朝から食欲が湧く味付けです。
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お腹にたまる点心としては中華饅頭も忘れていけません。 中華粥の好きな私でも時々中華饅頭を食べます。チャーシュー饅頭または流沙包というクリーム饅頭です。一人飲茶になるケースが多いので、流沙包だとさすがに甘くて蒸籠一つを持て余してしまいます。そこで結果的に、一人の時はチャーシュー饅頭、複数で来た時は流沙包という選択になっています。流沙包はその名の通りクリームが流れてしまいそうなくらい入っています。女性や子供は一遍に気に入るに違いない点心です。
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チャーシュー饅頭は三個入って出てきますから、正直な話、これ一つでお腹いっぱいになってしまいます。そのくらいの量があります。唐宮海鮮舫のチャーシュー饅頭は、そもそもチャーシュー自体が美味しく、またタレもちょっと甘めの濃厚な味です。また、写真から見て取れると思いますが、饅頭がふっくらしていて残すのがもったいないくらい美味しいのです。ですから、お腹いっぱいでもいつも完食してしまいます。
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上の点心はシイタケ饅頭の黒トリュフ味といいます。唐宮の名物点心の一つです。チャーシュー饅頭と同じ生地の中に煮込んで味付けしたシイタケが入っていて、外側がシイタケ状になったものです。ビジュアル最高で、しかも美味しいです。
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裏返してもビジュアル面で手を抜かないのは、さすがに広東料理の名店、唐宮ならではです。目でも楽しませて舌で楽しませるのが広東料理の極意ですから。
この点心の欠点をあえて言えば、チャーシュー饅頭に比較すると半分くらいのボリュームしかないことです。もう一品、点心を追加すればよいだけです。逆にチャーシュー饅頭を食べると他の点心をいろいろ食べられなくなってしまうので、こちらの方が日本から来た人にとっては良いと思います。
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お腹にたまる点心として、おすすめは陳村粉といううどんです。陳村粉は広東省順徳の陳村発祥のうどんで、広東料理ではよく食べられているうどんです。深圳では排骨を乗せた陳村粉をよく見かけます。
一方、ここ唐宮や春満園のような高級広東料理レストランでは、エビ乗せの陳村粉がメニューにあります。もともと陳村粉は茹でたうどんをニンニク醤油味で食べますので、写真にあるようにエビを乗せた場合もニンニク味になります。陳村粉のさっぱりとした味わいは日本人好みのはずです。
量が多いので一人飲茶の時は注文しませんが、複数で食べる時にはよく注文する点心です。
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デザート
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一人で朝食を食べに来ているのですから、お腹にたまる点心と点心もう一つ食べればお腹いっぱいなのですが、唐宮に来ると、デザートも食べたくなってしまいます。せっかくですからね。
そこでおすすめなのがドリアンパイ。ねっとりしたドリアンが包まれたパイで、これはかなり美味しいです。朝から食べ過ぎで栄養過多が気にはなるもののドリアンパイを加えると、ますます満足度の高い朝食になります。
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気分を変えたい時は、あずきとココナッツプリンなども良いですね。ハート形のあずき味と可愛いうさぎのココナッツプリンで、一皿で二種類の味を楽しめます。
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特製エッグタルトも、普通のエッグタルトよりも厚みがあって濃厚な味ですから好きです。ただ、一人飲茶の時はカロリーがちょっと心配になるので、複数人で飲茶したりランチを食べたりした時に私は注文しています。
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カロリーを心配しないで良いのが伦教糕(ルンジャオ・ケーキ)です。これも順徳発祥の点心で順徳の伦教地区で生まれた米と砂糖を主原料とする点心です。優しい甘さの点心です。出来立ての伦教糕は特に美味しいです。
ということで、ここ唐宮の飲茶は結論としてかなり高水準だと評価できます。深圳の飲茶で、ここと並ぶ満足度が得られるのは蘩楼、蔡澜と丹桂軒くらいかなというのが私の評価です。
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深圳でのおすすめ飲茶店

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唐宮で海鮮中心の広東料理
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唐宮でランチや夕食をとる時は、いつも店に行って水槽なども見ながらメニューを決めていますが、だいたいは海鮮中心の広東料理になります。
魚はガルーパ(石斑鱼)を食べることが多いですね。ガルーパは広東料理でよく食される高級魚です。人数によって魚の大きさを選んで蒸してもらいます。私はガルーパをメインディッシュとしてメニューを組み立てています。
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これに貝を加えます。最も無難なのがホタテですね。どの貝にするかは当日の水槽の様子で、店のスタッフのおすすめも参考にしながら決めていきます。
ホタテにする場合はホタテと春雨のニンニク蒸し(蒜蓉粉丝蒸元贝)にするのが一般的です。出張などで来た日本人と食べる時には、ガルーパよりもホタテの方が美味かったと言われるくらい、日本人の舌には合うようです。
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牡蠣を選ぶ時もあります。牡蠣は生牡蠣として食べる時もありますが、ニンニク蒸しや焼き牡蠣にして食べることもあります。その日のメンバーの好みに合わせて調理法を考えています。牡蠣が新鮮ですから、どれでも美味しいです。
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北海道の生の赤貝が入荷した日には、和え物を作ってもらったこともあります。水槽を見ながらスタッフと話して情報を得ることで、その日にしか食べられない美味しい料理に出会うこともできるわけです。
日本でも同じですが、こういう海鮮店ではスタッフとのコミュニケーションが大切なのです。
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エビについては茹でエビ(白灼虾)にすることが多いですね。茹でるだけのシンプルな料理ですが、新鮮なエビであればあるほど美味しく食べられます。どうにも止まらなくなる美味しさです。
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また、他の料理との重複がなければニンニク蒸しにすることもあります。このように海鮮料理は異なる素材の調理方法をあまり重ならないように組み合わせることで、より美味しく食べることができます。この辺りは経験とスタッフとのコミュニケーションが大切になってきます。
唐宮の場合は調理がしっかりしているので、何を作らせてもしくじりがないという点で、安心して任せられるのです。
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肉については、広東料理ですからローストが主流です。ガチョウやチキンもあれば鳩のローストもあります。そういったロースト以外にも、上の写真のような潮州の卤水料理にすることもあります。卤水料理とは卤水という潮州独特のタレで味付けた調理法で、ローストのように脂っこくないので女性や高齢者にも喜ばれます。
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玉子炒めは野菜を入れたり海鮮を入れたり、様々な料理が可能です。その日の他のメニューの組み合わせで考えていけばよいと思います。
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野菜についても炒め物にせずに、鍋で煮込むようにすれば、お腹にたまらないさっぱりした料理になります。また、肉を加えたりキノコを加えたりすることで、彩りのある料理になります。
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唐宮での広東料理について説明してきましたが、とにかくしくじりの少ないレストランですから、何を作らせても美味しく食べられます。考えるべきはメニューの組み合わせです。その日のメンバーの好みをよく考えながら、店のスタッフの意見も参考にして組み立てれば、満足度の高い食事ができると思います。
なお。唐宮で昼食や夕食をとる時は、早茶とは違って必ず予約を取るようにしています。予約をしないと席が取れないことが多いと思います。お気を付けください。 |