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アジアグルメ図鑑(深圳)

深圳での美味しい飲茶なら丹桂軒

深圳おすすめの飲茶は丹桂軒新都店


 深圳は香港と接する広東省の都市。かつては人口3,000人の漁村だった地域が、鄧小平さんの改革・開放路線の象徴として、経済特区に指定された以降、あっという間に人口が膨れ上がってきました。2014年には1400万人を超え、中国では北京、上海、広州に次ぐ第4の都市にまで発展してきました。それだけに中国各地から人が集まっている都市なので、料理の面では香港や広州は広東料理の本場なのですが、その間にある深圳は決してそうではなく、上海、四川、東北、北京、湖南等々、中国各地のレストランが乱立しています。
 この中国全土の国民のるつぼのような街、深圳に、美味しい広東料理レストランはあるのでしょうか。上の写真は人民南路と春風路の交差点にある佳寧娜広場の写真です。


 私はかつて月に5・6日は深圳に行っていた時期がありました。私が香港に住んでいたころです。当時の深圳と今の深圳とでは様変わりしていますので、今の深圳のレストラン事情にそんなに明るいわけではありません。でも、そうは言っても年に数回は深圳に行っているわけで、それなりに数多くのレストランを見てきて食べてきています。
 そんな経験の中で私が一番おすすめしたい広東料理レストラン、特に飲茶を食べられるレストランが羅湖の深圳駅近くにある新都酒店(センチュリープラザホテル)二階にある丹桂軒です。上で紹介した佳寧娜広場の斜め向かいです。


 丹桂軒は2014年5月現在、深圳市内に8店の店舗があり、深圳駅前の羅湖商業城にも店舗がありますが、落ち着いて食事ができるのはこの新都酒店のお店です。新都酒店の中から二階に上がると、上の写真のような入口があります。
 なお、私はまだ行ったことがないのですが、丹桂軒の華僑城店は周辺環境も良く、丹桂軒の中でも最も評判の高い店のようです。
 
 丹桂軒の店内です。清潔感のある高級レストランの雰囲気がお分かりいただけるでしょうか。朝の飲茶は8時から始まります。8時の開店と同時に店に入りましたので、お客さんはほとんどいません。

 
 食器はいたってシンプルです。清潔感のある店内にマッチしています。

 
 料理が並ぶとこのような感じになります。点心が並ぶと一気に華やかさが出てきますね。さあ、今日も朝から飲茶を開始です。それでは注文を始めましょう。

 ここ丹桂軒の飲茶の良いところは、オーダーされてから作るのでできたてのおいしい点心が食べられること。そして、種類が多く、特徴のあるメニューであることです。早速、私が食べた点心の紹介に入ります。このシートに印をつけてウェイトレスやウェイターにシートを渡せば、料理が出てきます。ただ、オーダーを受けてからの調理になりますので、早い料理でも30分程度はかかってしまいます。



 丹桂軒の飲茶

丹桂軒の蟹子麻辣焼売

 まず一品目は、蟹子麻辣焼売です。焼売については良く中国内でも食べている私ですが、この味は私にとっては初めての味です。蟹子が焼売の上に載っていて、これに辛い辣油などがかかっているのです。上の写真ではわかりづらいですね。

深圳、丹桂軒の蟹子麻辣焼売

 今度の写真を見ると、辣油がかなりかけられた跡を確認することができます。
 問題は、こんな味付けをした焼売が本当に美味しいのかという点です。これは食べた人でないと分かりません。私としては二重丸をあげたい味付けです。結構辛いのです。
 香港人や広州人のように、広東料理中心の中華料理を食べている人は、あまり辛い料理が好きではありません。ですから香港で四川料理レストランに行っても全然辛くなくて、本場の味からは程遠い四川料理を食べることになってしまいます。ここ深圳は、冒頭で記載した通り中国全土から人が集まってきています。したがって、深圳に住んでいる人のなかには、辛い料理が好きな人も少なくないのです。出身地による好みの違いもあって、深圳には辛い焼売もあるのです。


 辛い焼売など邪道だ、広東料理風の焼売が食べたいという人には、普通のエビ焼売もあります。これも美味しいのですが、先に蟹子麻辣焼売を食べてしまうと、ちょっとこの普通の焼売には物足りなさを感じてしまいます。
 麻辣であろうと普通の焼売であろうと、ここ丹桂軒の焼売は美味しいです。

丹桂軒のエビ餃子(蝦餃)

 今度はエビ餃子です。
 薄い餃子の皮を通して大きなエビが見えますね。エビ餃子の皮は薄くないといけません。味覚だけではなく視覚にも訴える広東料理においては、皮の薄さというのは大切な要素です。そして食べてみて、プリプリしたエビの新鮮さがありエビの甘みを感じることができれば、美味しいエビ焼売です。そうした観点から見ると、文句なしのエビ餃子です。美味しいです。

 
 上の写真はエビ入りにら餃子です。にらの色が強く出ていてエビが見えませんがエビも入っています。ただ、エビ餃子と比べるとエビの大きさも違いますから、エビの美味しさを求めるなら、エビ餃子を食べていただくしかありません。
 私自身はこのエビ入りにら餃子は好物の一つで、日本人には合う味なのではないかなと思っています。おすすめの点心です。


 次に、腸粉を食べてみます。丹桂腸粉皇と店の名前を冠した腸粉は、エビ腸粉、チャーシュー腸粉と香な牛肉腸粉が二つずつ、計6個入っています。上の写真で見えるのは上の段だけで、エビとチャーシューの腸粉が見えています。

 

 腸粉というのはたれをかけないとイメージが出ませんね。腸粉と一緒に持ってきてくれたたれをかけてもう一枚写真を撮りました。この腸粉は美味しいですね。実は朝の飲茶に来たのですけれども、腸粉の皮はご存じの通り米から作られますので、この腸粉がお米代わりの主食のようなものです。皮の食感もいいですし、美味しい味付けがされていて満足です。


 蒸し物ばかり紹介してしまいましたので、今度は揚物で、エビ入り湯葉巻です。色と湯葉のツヤがいいですね。いかにもおいしそうで食欲をそそります。


 中はこんな感じで、エビと野菜などがくるまれています。湯葉の食感が何とも言えず絶妙ですし、脂っこさも許容できる範囲です。

丹桂軒の山竹牛肉球
 
 山竹牛肉玉です。牛肉のミンチとショウガなどを入れてボール状にして蒸しています。少し脂っこいようでしたら、酢をつけると食べやすくなります。この牛肉玉が出てくると必ず酢を入れた小皿が出てくるのはそのためです。
 期待通りの味付けです。美味しいです。

 




 そして、流沙包、カスタードクリーム入り饅頭です。さっき、腸粉も食べていますのでお腹が膨れてきてはいるのですが、主食兼デザートとして食べてみましょう。

丹桂軒の流沙包(クリーム饅頭)

 中を開けると、たっぷりのカスタードクリームが入っています。
 ふわふわの饅頭の中に甘いカスタードクリームがたっぷり入っている饅頭です。それほど大きくないので、ペロッと食べてしまいました。食べやすいのです。実は、この流沙包は丹桂軒の飲茶タイムの人気商品の一つのようですが、それもうなづける美味しい点心です。


 続いて、茹でレタスです。これ、実は私たちは注文していなかったのですけど、持ってきてくれたから食べてしまいました。サービス品だったのでしょうか。メニューでは28元です。初めて食べましたけど、レタスをこのように食べる食べ方もあるんだなあと感心してしまいました。朝から飲茶をすると少しお腹が持たれたようになるのですが、このレタスが胃にやさしい味なのです。そして、意外に美味しいのです。今度来た時はお金出して食べてもいいですね。

 
 お粥で最も親しまれているのは皮蚤痩肉粥(皮蛋と豚肉入り中華粥)です。油條と刻みネギも出てきますから、好みで入れてください。皮蛋と豚肉はお粥の底の方に沈んでいますので、下の方からすくってお椀に盛り付けると良いと思います。

 
 お椀に皮蚤痩肉粥を盛り付けたところです。これなら、皮蛋と豚肉も見えますね。油條は美味しいのですがお腹にたまりますので、お粥屋さんで専らお粥を食べるときは油條をふんだんに入れる私でも、今日のように点心とともに食べるときは、ほどほどに入れます。
 丹桂軒の皮蛋痩肉粥はよく煮込まれていて美味しいですね。それから塩加減も私にはちょうど良い感じです。そうは言ってもお粥でお腹いっぱいになって点心が食べられなくならないように注意しましょう。

深圳、丹桂軒のマンゴーブリン

 デザートはマンゴープリンにしてみました。真ん中の赤いのはスイカです。視覚的にもアピールできるマンゴープリンです。

深圳、丹桂軒のマンゴーブリン

 コンデンスミルクをかけて、さあ、マンゴープリンを食べてみます。
 幸せな味です。マンゴーの香りとほどよい甘さが調和して、これぞマンゴープリンの味です。満足です。

 
 丹桂軒のデザートにはマンゴー入り西米露もあります。よく食べる西米露のようにココナッツミルクが入っていないので、マンゴーの味が強くてちょっと酸っぱいです。タピオカもプチプチ感がちょっと足りないですね。ただ、マンゴー自体はたくさん入っていますし、価格も安いですから失望感を感じるほどではありません。

 変な話ですが、飲茶に来て色々な点心を食べると、一つや二つ、これは美味くないという点心に当たってしまいがちです。ところが、ここ丹桂軒の点心は、私の味覚的にはすべて合格です。美味しいですね。深圳でこんなに美味しい飲茶ができるとは思ってもいませんでした。深圳シャングリラホテルの香宮よりも、味覚的には上ですね。深圳の羅湖や国貿付近で美味しい飲茶を食べようと思ったら、この丹桂軒がおすすめです。

 

    

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目次

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