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台北から九份への行き方

 

アジアグルメ図鑑(台北)

台北から九份への行き方 高速バスが便利です


九份行きの高速バスはMRT忠孝復興駅から出発します

台北から九份へのバス
 台北から九份に行くもっとも簡単な方法は乗合の高速バスを利用する行き方です。台北から九份への直通バスはMRTの忠孝復興駅前から出ています。上の写真の基隆客運、1062系統のバスになります。観光バスではないですから、日本の乗合バスみたいな内装です。このバスに乗れば、忠孝復興駅から九份老街まで1時間半程度で到着できます。
 バスは10分から15分おきに走っていますが、土日の日中などは本数が多くなっています。とは言え、土日の日中でも15分間来ないという時間があったりして、運転間隔は一律ではありません。基隆客運というバス会社が運営しています。この基隆客運のホームページの1062系統のページを見ると、路線図時刻表などが出ていますので、参考にしてください。なお、運賃は悠遊カードで支払えばNT$90NTですが、現金で支払うと$102です。台北市内での移動にも使うでしょうから、悠遊カードは持っていた方が良いと思います。
 九份行きバス乗場は上の地図の通りです。MRTの忠孝復興駅の2番出口を出て、そごうに沿って大きな交差点を左に曲がった先にあります。列ができて人が並んでいますから、きっと誰でも見つけられる場所にあります。ここで待っていれば、上の写真にある基隆客運、1062系統のバスが来るはずです。
 料金は下車するときに支払います。上の写真にある通り、途中高速道路を走りながら、一路、バスは九份を目指します。と言いたいのですが、路線図を見ると分かるようにバス停は沢山あります。九份老街に行く場合は「九份老街」というバス停で降りるだけですからそんなに難しいとは思わないのですが、案内放送は中国語だけですので早とちりしてしまう日本人もいるようです。
 実は私と同じバスに乗っていた4人くらいの日本人ですが、間違って瑞芳という一つ前のバス停で降りてしまいました。一つ前のバス停ならそこから歩いてもたいしたことない、なんて思われるかもしれませんが、その瑞芳から九份老街までは登り坂になっていてバスで15分くらいかかるのです。私は前の方に乗っていて、後ろの方に乗っていたその日本人グループが瑞方に着いたらあわてて降りてしまったのです。その時に「一時間くらいで着くと言ってたからここよね」とか「九份はやっぱり綺麗ね」とか「あまり降りる人はいないのね」といった日本語が聞こえたので、「ここ九份じゃありませんよ」って教えてあげようかと思ったのですが、状況(彼女たちがバス停を間違った)を私が理解するまで時間がかかり、気づいた時にはドアも閉まってバスも出発していました。
 皆さんは気をつけましょう。実際には九份でほとんどの人が下車します。
  九份老街のバス停付近から見た海岸線です。ここは見晴らしがいいですね。これだけの景色を見れるのですから、天気の恵まれた日に行きたいものですね。
 そして、九份老街は上の写真のセブンイレブンのところから始まります。すごい人出ですね。この写真は日曜日の午後2時くらいの様子です。観光客があふれています。台北市内の観光地と同じく、中国大陸からの観光客がどっと押し寄せているのです。
 九份の地図が見つからないので、民宿のサイトから借用しました。バスは地図左の旗を持ったおじさんの右上の公車站(バス停の意味)に着きます。バス停は二つあって台北から来たバスは地図上の下のバス停に着き、台北行きのバスは地図上の上のバス停から出発します。
 ちょっと見づらいので大きな地図を見てください。(ここをクリック)
 セブンイレブンがある場所は二つのバス停の間の「伝統魚丸」と書いてある店の左です。セブンイレブンから伝統魚丸の前を通り、右上の方へ伸びていく道が基山街という九份老街のメインロードの一つですから、バスを降りたらセブンイレブンを目印に歩いたら良いと思います。 



 九份から台北への帰り方

  九份から台北への帰り方というと、台北から九份への行き方の逆をすれば良いのですが、もちろん九份から台北への直通バスはあるものの、実はこのバスが大混雑して乗れないことが多いのです。台北から九份までは、一般的には①台北からの直通バス②台北から瑞芳まで鉄道で行って瑞芳からバスで行く方法が一般的で、これに直通乗合タクシーなんていうのも選択肢としてはあります。
 私は台北から九份に行く方法として直通バスをおすすめしたのですが、帰りは直通バスにこだわらない方が良いということを言いたいのです。
  台北行きの直通バスは、もともと本数が少ないうえ、九份に来るときは瑞芳からバスに乗った人の中にも台北行きを選択する人も少なくないのです。そのうえ、夕方過ぎの九份周辺の道路は混みあってバスが時間通りに走れなくなっています。そうしたことから「一時間待って台北行きの直通バスが来たけれども乗り切れずに、次の直通バスをさらに40分待ちました」などという私の知り合いもいます。
  台北行き直通バスは台北・瑞芳間は高速道路を走るので座席数が定員です。行きは瑞芳から乗ってくる人は立たせて乗せても良いのですが、帰りは満員になるまで立たせてバスに乗せても瑞芳駅で座席の数以下に乗客が下りてくれるかどうかわかりません。そこで、バスのドライバーは帰りのルートで、九份では定員(座席数)までしか乗客を乗せないのです。ですから、九份からの帰りはバス停で積み残しが多数発生してしまうのです。
  では、どうするのか。一つの手として、瑞芳まで行くバスは頻繁に来ますのでそれに乗って瑞芳まで行き、瑞芳から鉄道で帰ることです。九份をさんざん歩いた後に瑞芳乗換というのはちょっとうんざりしますが、確実に帰れるのはこの方法です。
 でも、もう一つ、とても楽しい方法があります。
  上の地図を見てください。Google地図は1ページに1枚しか入れられないので、こちらのページから地図をお借りしました。この地図で位置関係を理解できると思います。
 私がおすすめする帰り道は、九份から基隆に行き、基隆夜市で夕飯を食べて台北に戻るルートです。もちろん遠回りです。でも、九份から基隆に行くバスはそこそこ本数があるので、1時間とか1時間40分とか待つよりずっと楽です。しかも基隆夜市は大きくて賑やかで美味しいグルメが沢山あるのです。
  おすすめは基隆廟口夜市という基隆駅から歩いて10分ほどのところにある夜市で、基隆最大の夜市です。台北の夜市と同様に沢山の屋台が並んでいますが、特にB級グルメはここ基隆廟口夜市の方が美味しくて印象に残っています。上の写真は基隆夜市で食べた豚の丸焼きです。こんな豚ちゃんを見たら、よだれが出ますよ。
 そして、提灯で装飾された夜市の風景も何か懐かしさを感じさせます。
 基隆から台北までは鉄道の特急に乗れば20分強ですし、バスに乗っても40分くらいですから、私は座って帰れるバスがおすすめです。台北駅行きのバスは基隆の鉄道駅横のバスターミナルから30分おきくらいに出ています。高速道路を走りますので快適ですよ。

おすすめの本: 歩く台北 2018

 私が利用して便利だった台北のガイドブックはこれ、「歩く台北」です。新しいビルが次々に建設されている台北の街歩きには、最新の地図代わりになるガイドブックが欲しいものです。
 MRT(地下鉄)が次々に開通している台北での私の歩き方は、地下鉄の駅を中心に考えるようになってきました。この「歩く台北」では、主要駅を中心に駅周辺のショッピングやグルメの店を紹介していますので、その点が使いやすいのです。駅ごとに出ている詳細な地図は、私の台北歩きに欠かせません。薄くて軽いことも、街歩きの地図としての位置づけからすれば、嬉しいことです。
 さらに言えば、私が買っているのはKindle版です。ご承知のようにKindle版はKindle端末に加え、iPadやAndroid端末でも利用できます。私はiPadにダウンロードしていますから、旅行先にタブレットを持っていけば、ネット環境がないところでも、いつでも自由に情報にアクセスできるのです。

九份の紹介ページ

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