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台北から平渓線で十分へ

 

アジアグルメ図鑑(台北)

台北から平渓線に乗って十分、菁桐へ


平渓線は人気のローカル線

 瑞芳からかつての炭鉱の町、菁桐までを走るローカル列車、平渓線の人気が高まっています。台北からわずか1時間か2時間くらいの距離でありながら、自然が豊富で台湾らしさにあふれていて、かつ、昭和の日本のようなノスタルジーにあふれているのが、平渓線です。
 平渓線の始発駅、瑞芳は阿妹茶楼で有名な九份へのゲートでもありますので、平渓線沿線の旅と九份観光を組み合わせると、より充実した日程になります。このページでは平渓線を紹介するとともに、台北⇒瑞芳⇒十分⇒菁桐⇒瑞芳⇒九份⇒基隆⇒台北という欲張りな一日観光コースを、主に移動方法を中心に紹介します。
 上の写真は、瑞芳駅にあった平渓線の見どころを示す路線図です。この路線図は大変わかりやすいので、大きな写真で別ウィンドウで見ることができます。上の写真をクリックすると大きな写真が出てきます。
 台北から十分に行くためにはMRT木柵駅からのバスの方が早いし楽なのですが、台湾のローカル線、平渓線の風情が旅情を掻き立てることを考えれば、私は時間がかかろうとこの平渓線を利用することをおすすめします。平渓線は日本統治の時代に、石炭の炭鉱から石炭を運んだり、炭坑労働者の交通の便として敷設されたもので、今も日本の列車が使われています。この路線は電化されていないので、ディーゼル列車が走っています。台北から十分までは列車ですと乗り換え時間も入れて約一時間半、瑞芳からは平渓線に揺られて30分弱という道のりです。
 上の写真は台北から瑞芳間まで私を乗せてきた列車です。この区間は多くの列車が走っています。時刻表は台湾鉄路のホームページ(日本語ページ)をご覧ください。出発時間を区切って検索した方が良いようです。このホームページで平渓線の各駅までの列車乗継状況なども分かります。
 瑞芳駅周辺です。乗換に時間があったので、改札口の外にちょっと出てみました。台湾の田舎町という風情です。
 そして、瑞芳駅で平渓線に乗り換えます。平渓線は電化されていないので、ディーゼル列車です。ディーゼル列車は終着駅の菁桐(ジントン)まで、約一時間の旅です。十分瀑布がある途中の十分駅で降りてしまう人が多いのですが、十分周辺の観光の後、菁桐まで平渓線の旅をする人も少なくありません。十分駅が平渓線の大体真ん中あたりですので、瑞芳・十分間も、十分・菁桐間もどちらも30分弱くらいの距離です。
 上の写真にある通り、土日ですと沢山の観光客が平渓線に押し寄せます。乗客の多くは十分駅で下車します。昼ごろ十分駅に着く列車は日本の通勤電車並みに混雑していますが、その混雑は十分駅までです。



十分と菁桐の観光

台湾、平渓線十分駅付近
 上の写真は十分駅周辺を走る平渓線です。日本のディーゼル車両が使われています。
 平渓線沿線は自然に恵まれ、ハイキングコースがいろいろありますが、私は十分と菁桐にしか行っていません。このページでもその二つの駅を中心に紹介します。
 なお、十分駅周辺の観光菁桐駅周辺の観光については、リンク先のページで詳細に紹介しています。
台湾、平渓線十分のランタン上げ
 十分で有名なのは、線路上での天燈(ランタン)上げです。平渓線は上下線ともに一時間に一本しか走りませんので、その合間を縫って、観光客が天燈(ランタン)上げに興じます。一つ上の写真にある通り、列車の線路沿いの商店街には天燈(ランタン)屋さんが沢山ありますので、ランタンを買って自分の願い事をそのランタンに書いて、空に向かって放ちます。
台湾の十分の滝(十分瀑布)
 もう一つ、十分で有名なのは、台湾最大の滝である十分の滝(十分瀑布)です。その形状から台湾のナイアガラなどと呼ぶ人もいます。かなりの水量を誇る見事な滝です。一度は見に行って損のない観光地です。
 十分周辺ではこの天燈(ランタン)上げと十分の滝(十分瀑布)が有名ですが、散策すると大変気持の良い場所です。詳しいことは十分の天燈(ランタン)上げと十分の滝(十分瀑布)で紹介していますので、ぜひご覧ください。
平渓線の終点、菁桐駅駅舎は日本の駅舎のよう
  一方、平渓線の終着駅、菁桐はかつて日本統治の時代に炭鉱の町として栄えた場所で、当時建てられた駅舎が、上の写真にある通り現在も使用されています。そうした昭和の日本を見るようなノスタルジーと台湾らしい風情がこの菁桐の街の魅力です。
平渓線の終点、菁桐駅
 ホームの端から見たこの風景も、日本の山の中の駅そのままです。往時の菁桐駅には、ここに石炭を運搬する貨車が何両も連結されて並んでいたのでしょう。平渓線は単線ですけれども、この駅だけは列車が三編成か四編成停まれるようになっています。かなりの量の石炭がこの駅から運び出されていたであろうことを容易に想像できます。
台湾・菁桐の許願筒
  この菁桐で有名なものに許願筒があります。許願筒は竹筒に願い事を書いてぶら下げるものです。菁桐の風情を感じさせるこの許願筒のある風景は、許願筒の由来が分かればなおさら印象深いものになります。
 なお、許願筒は日本の絵馬みたいなものだと紹介しているページが多いですが、「神への祈願」を書く絵馬と「自分の思い」を書く許願筒とは根本的に異なります。その違いや許願筒の由来などについては、平渓線終着駅菁桐駅と菁桐老街で詳しく紹介していますのでそちらを参照してください。
 
台湾・平渓線、菁桐老街
  菁桐駅周辺に広がる菁桐老街は、十分駅前よりはずっと鄙びていて、レトロな感じのする商店街です。そんな菁桐老街で食べたランチなども含め、菁桐駅周辺の観光を平渓線終着駅菁桐駅と菁桐老街のページで紹介していますので、ぜひご覧ください。



 平渓線の旅の後は、九份、そして基隆夜市へ

阿妹茶楼からの台湾東海岸の景色
 このページでは、平渓線の旅を紹介するとともに、台北⇒瑞芳⇒十分⇒菁桐⇒瑞芳⇒九份⇒基隆⇒台北という欲張りな一日観光コースを、主として移動方法を中心に紹介しています。
 さて、朝8時前に台北を出て、十分駅周辺を観光し菁桐に着くと11時過ぎになります。菁桐でランチを取り観光が終わると1時過ぎにはなってしまうでしょう。平渓線は2015年12月現在一時間に一本の運行しかなく、菁桐発は毎時15分です。仮に2時15分発の列車に乗ると瑞芳駅に着くのが3時15分ですから、瑞芳から九份までバスに乗れば十分に九份観光ができるのです。 
 
  因みに瑞芳から九份までのバスは頻繁に走っていて、所要時間は15分くらいです。九份までのバス乗場は、瑞芳駅から歩いて5分くらいです。瑞芳駅を九份側出口から出て、目の前にあるバス停は九份行きが出ていません。そのバス停から片道一車線の通りを渡って、左方向に3分くらい歩いたところに九份行きのバス停があります。これさえ分かっていれば迷うことはありません。
 九份の情報は次のページで詳しく紹介していますので参照してください。
   九份への行き方 九份老街を散策する 阿妹茶楼で海を眺めながら中国茶
 さて話を戻して、3時15分に瑞芳に着けば4時には九份に着くことができるのです。私はこのルートで1時15分発の平渓線に乗ったので、3時に九份に着きました。九份をゆっくり観光して、阿妹茶楼周辺の風景を上の写真のように、昼の絶景・夜の夜景ともに楽しめるのです。
 ところが、ここで問題が出てきます。台北に戻る足の問題です。もちろん、台北行きの直通バスが混み合っていて、なかなか乗れないのです。詳しいことは台北から九份への行き方のページに載せていますが、そこで出てくるアイデアは九份からバスで基隆に行き、基隆夜市で夕飯を食って基隆から台北に戻る方法なのです。
  台湾の夜で楽しいのは、何と言っても夜市です。台北には、台北最大の夜市、士林夜市もありますが、地元の人たちが集まる雙城一条街通化街夜市の方が、台湾らしくて私は好きです。地元の人が集まる夜市は夜市本来の賑わいがありますし、やっぱり美味しい小吃(B級グルメ)が多いのです。
 基隆にも夜市はいくつもありますが、おすすめは基隆廟口夜市という基隆駅から歩いて10分ほどのところにある夜市で、基隆最大の夜市です。台北の夜市と同様に沢山の屋台が並んでいますが、特にB級グルメはここ基隆廟口夜市の方が美味しくて印象に残っています。基隆駅やバスターミナルから歩いて10分弱のところにあります。基隆は昔からの港町ですから、船乗りたちもこの基隆廟口夜市に集まります。
 上の写真は基隆夜市で食べた豚の丸焼きです。こんな豚ちゃんを見たら、よだれが出ますよ。基隆廟口夜市についての詳しい情報はリンク先のページで紹介していますので、ぜひご覧ください。基隆から台北に戻る方法もそのページで紹介しています。

 このページでは、平渓線の旅を紹介するとともに、台北⇒瑞芳⇒十分⇒菁桐⇒瑞芳⇒九份⇒基隆⇒台北という欲張りな一日観光コースを、主として移動方法を中心に紹介してきました。団体旅行やツアーでは味わえない個人旅行としての台湾の楽しさを、ぜひこのルートで味わってください。

おすすめの本: 歩く台北 2018

 私が利用して便利だった台北のガイドブックはこれ、「歩く台北」です。新しいビルが次々に建設されている台北の街歩きには、最新の地図代わりになるガイドブックが欲しいものです。
 MRT(地下鉄)が次々に開通している台北での私の歩き方は、地下鉄の駅を中心に考えるようになってきました。この「歩く台北」では、主要駅を中心に駅周辺のショッピングやグルメの店を紹介していますので、その点が使いやすいのです。駅ごとに出ている詳細な地図は、私の台北歩きに欠かせません。薄くて軽いことも、街歩きの地図としての位置づけからすれば、嬉しいことです。
 さらに言えば、私が買っているのはKindle版です。ご承知のようにKindle版はKindle端末に加え、iPadやAndroid端末でも利用できます。私はiPadにダウンロードしていますから、旅行先にタブレットを持っていけば、ネット環境がないところでも、いつでも自由に情報にアクセスできるのです。