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アジア写真帳(ベトナム): ホーチミンシティ、チョロンのビンタイ市場


アジア写真帳(ベトナム)


 ベトナム、ホーチミンシティのチャイナタウン、チョロン。チョロンヘは、ベンタイン市場前のサイゴン・バスターミナルから路線番号「01」のバスに乗れば、15分くらいで終点のチョロン・バスターミナルまで連れて行ってくれます。バス代は3,000ドン(2011年2月現在、日本円で12円)ですから、ただみたいなもんです。バスに乗ると車掌さんが近づいてきますので、「チョロン」と行き先を言って3,000ドンを支払います。
 私は、レックスホテル近くのバス停から路線番号「01」のバスに乗ったときは4,000ドンを取られました。ベンタイン市場よりドンコイ通り側で乗った場合はその値段になるようです。


 チョロンバスターミナルの回りも路上市場が広がりアジアの活気が広がりますが、それは別のページで紹介することとして、ここでは真っ直ぐにビンタイ市場を紹介しましょう。
 チョロンはホーチミンシティの市街地と比べるとローカル度が一気に高くなって、アジアの街歩き、街ウォッチングが好きな私にはたまらなく魅力的な街です。




 私はアジアの街に行ったら、できるだけマーケットを見に行くようにしています。市場を見ると、その国の生活や習慣をいち早く理解することができるからです。何も買わなくても良いのです。中を見て回るだけでその国の人々の生活に触れることができるのです。
 上の写真はチョロンのビンタイ市場の正面です。ホーチミンシティの市街地にあるベンタイン市場は観光客が多く、観光客を相手にした商売も盛んですが、ビンタイ市場は殆ど観光客を相手に商売をしません。観光客はあくまでも観光客であってここに入居している主として卸売業の商店のお客さんではないのです。
 市場の入口付近は相当に混雑しているようですが、中をのぞいてみましょう。


 ビンタイ市場の一階は、ご覧の通り、商品の山、山、山。足の踏み場もないくらいに商品であふれかえっています。そもそも店の数も半端じゃないですし、ここにきたらベトナム製品で買えない物はないといった雰囲気です。


 ビンタイ市場の中を歩く高校生。ホーチミンの高校生の制服は白いアオザイです。すがすがしくて、いいですね。
 ベンタイン市場では、お店の人もお客さんとして扱ってくれるからいいのですが、ここビンタイ市場では私は単なる観光客ですからお店の人にとっては邪魔者です。邪魔にならない程度に、アジアの活気あふれる市場の雰囲気を楽しみます。
 そうは言っても、実は、この日ビンタイ市場に来た本当の目的は、中国茶を買うことにありました。コーヒー豆はあちこちで売っていましたし、ベトナム産の紅茶(ホーチミンシティでは黒茶と言っています。)や中国茶でもジャスミン茶などは売っているのですが、私が求めていた安渓鉄観音や岩茶のような高級品はついに見つかりませんでした。試しにベトナム産の紅茶を買ってきましたが、これが意外においしくて我が家では毎朝飲まれています。1kgを125gずつ小分けしてもらって買ったので、当分は楽しめそうです。値段は激安でした。


 ビンタイ市場の2階は、食品や健康・医療(薬)関係のお店が多く、あまりごった返している状況にはありません。ゆっくりと見て回れるのは良いとしても、ちょっと活気が感じられません。




 また、ビンタイ市場の一階に戻って食堂街です。こんな感じでお店が並んでいて、フォーやブンなどの麺類やチェーなどのベトナムスイーツを取扱う食堂が目に多く付きます。


 こちらは別の食堂のメニューです。いろいろな惣菜があって美味しそうですね。ビンタイ市場も大勢のお客さんで賑わうので食堂街にも本当に沢山の食堂が軒を連ねています。


 こちらは花火屋です。爆竹なども売られています。今回の旅行は、テト(ベトナムの旧正月)の一週間後くらいだったのですが、チャイナタウンであるチョロン地区では、テトの時期は爆竹で盛大なお祝いをするのだと思います。


 ビンタイ市場の建物の端の方には生鮮品売場もあります。上の写真は水産品のマーケットです。商品を並べる台の上に、売り子も乗るのがアジアの市場の光景です。こうすることで、狭い通路が広く使えるのです。




 でも、海産物はやはりマーケット建物外の路上の方が賑わっています。路上市場はビンタイ市場の建物の周り一帯に広がっていて、地元の人々で賑わっています。露天の間の狭い道を人ばかりでなくバイクや自転車も通るので、ここでも邪魔にならないような注意が必要です。また、ビンタイ市場を含め、この一帯はスリなどの軽犯罪も多いので、そうした面での注意も怠らないほうが良いでしょう。


 この魚屋のアンちゃんが元気者です。大きな声で道往く人に声かけをするので、ひっきりなしにお客さんが寄ってきます。後ろに立つ恰幅の良い女性は奥さんでしょうか、オーナーでしょうか、この人は終始むっつりしていました。


 ベトナムソーセージ専門店です。食品に関して言えば、海産物、フルーツ、野菜、豚肉、鶏肉、お米等々、各種専門店が何軒も軒を連ねていますので、お店にとっては競争がかなり激しいのではないかと思います。お客さんにとっては品定めして値段も見て安く買えるというメリットがあります。だからこそお客さんが沢山集まるので、需給関係が成り立つのでしょう。


 中国茶は買えませんでしたけど、ベトナム紅茶は買ったし、ビンタイ市場の雰囲気も十二分に味わったしということで、これからチョロンの街をウォッチングします。
ティエンハウ寺やチャタム教会といった名所も回りながら、チョロンの雰囲気をどっぷりと味わうのも、ホーチミン観光の楽しみの一つです。

 チョロンの庶民の台所、サータイ市場も面白いですよ。


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アジア写真帳(ベトナム) 目次

ホーチミンシティ ハノイ
中心部を歩く

ホーチミン市
人民委員会周辺


サイゴン大教会と
郵便局周辺


市民劇場周辺

コンチネンタルホテル

マジェスティックホテルと
サイゴン川周辺


旧市場とパスター通り


ベンタインマーケット

ベンタイン市場

朝のベンタイン市場


安全な旅行のために

ベトナムでの道路横断術
チョロンを歩く

チョロンを歩く

チョロン・バスターミナルと
路上市場


ビンタイ市場とその周辺

庶民の台所、サータイ市場

ティエンハウ寺
(天后廟)


チャタム教会



メコン川ツアー
カイベー水上マーケット


シンツーリストの
メコン川ツアー


カイベーの水上マーケット

ライスペーパー工場等の見学
旧市街を歩く

ハノイの旧市街

ハノイの街を歩く

ドンスアン市場

B級グルメの旅
【ベトナムB級グルメ図鑑】


ベトナムの屋台が集合
ニャハンゴン


バインミーもヌードルも
ニューラン


フランスとアジアの香り
私の好物、バインミー


飲茶なら香港の名店、満福楼

スイーツのファニー

プリンで有名なキムタイン

ベトナムB級グルメ図鑑では
ベトナムのグルメ情報を
いろいろ紹介しています



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