アジア写真帳アジア写真帳(ベトナム)> サイゴン大教会、中央郵便局周辺

アジア写真帳(ベトナム): サイゴン大教会周辺


アジア写真帳(ベトナム)


 ホーチミンシティの聖母マリア教会(サイゴン大教会)は1880年に建てられた歴史のある教会です。近くにある中央郵便局とともにコロニアルな雰囲気を漂わせています。この一帯から統一会堂に至るエリアには、地元の若者たちにも人気のある4月30日公園が広がっていますので、散歩するのにも良いエリアです。散歩しながらこのエリアのお洒落なレストランやブティック巡りをするのも良いと思います。


 まず、聖母マリア教会(サイゴン大教会)です。二つの尖塔が印象的な建物で、正面から見ると左右対称なすっきりしたデザインになっています。建物の手前には、名前の由来ともなっている聖母マリア像が建てられています。


 聖母マリア像です。やさしい表情をした聖母マリア像もなかなか見事です。


 聖母マリア教会には朝の8時から10時半までと午後の3時から4時の間だけ入ることができます。ステンドグラスも素晴らしいものがあります。


 斜めからこの聖母マリア教会を見ると、この教会が意外に奥行きのある建物であることがわかります。この教会の赤レンガはすべてフランス産なのだそうで、そう言われてみると、なるほど風格のある教会です。




 それでは、聖母マリア教会の中に入って見ましょう。一つ上の外観写真からも分かるように、この聖母マリア教会の建物は間口に比較して奥行きがあります。入った瞬間、広々としているなあというのが第一印象です。


 フランス当地の時代を彷彿させるような素晴らしい内装です。荘厳という形容詞がまさに似合う教会です。


 なかでも目を引くのがステンドグラスです。随所にステンドグラスが使用され、どれも見事なデザインです。


 こんな立派なステンドグラスをまさかベトナムのホーチミンで見れるとは思いませんでした。しばらくの間、見とれるばかりです。


 教会内部の装飾を一つひとつ見ていくと、この教会の素晴らしさがますます感じられます。外から眺めるだけでなく、ぜひ教会の内部も見て欲しいと思います。


 ステンドグラスをすべて紹介するわけにもいかないので、もう一つだけ紹介しておきましょう。


 教会の一番奥のキリストの像です。ここにもステンドグラスが使われています。


 朝の聖母マリア教会(サイゴン大教会)です。
 聖母マリア教会前のロータリーに建てられている聖母マリア像の周りにはよく手入れされた花壇があって、そこにはちょうど鳩が集まっていました。観光客が鳩に餌をやっているようです。


 女の子の手のひらに鳩が乗っています。人懐っこい鳩みたいですね。




 さて、こちらはホーチミンシティの中央郵便局です。中央郵便局は聖母マリア教会のすぐ隣に建てられています。この建物もコロニアル建築の一つで、1891年に建てられた建物です。世界で最も美しい郵便局などとも言われています。


 この中央郵便局の見所は何と言ってもその内装です。
 天井が高く半円筒型になっています。一番高い部分はガラス張りになっていて外の光を内部に採り入れる構造になっています。正面に見えるのはホーチミンの肖像画です。
 手前のカウンターは売店です。この売店ではストラップや雑貨小物なども売っています。ここでしか買えないオリジナル商品もあります。郵便局入口の両側には観光客向けの土産店があって、この郵便局が郵便局としての機能も持ちながら、観光スポットとして運営されていることが分かります。


 中央郵便局の内部には、昔のベトナムの地図やホーチミンシティ(サイゴン市)の地図が描かれていて、歴史を感じさせます。


 聖母マリア教会の周りを散策してみましょう。聖母マリア像が広場の中央に建てられていて、聖母マリア教会と反対側には香港上海銀行のビルが建てられていてその一階にカフェがあります。ここに座って聖母マリア教会の雰囲気に浸るのも良いと思います。


 また、広場の左手に続く道には、写真右から、カフェ、フォー24、コムタムモック(コムタムの専門店)が並んでいます。陽射しが強い時間帯には、こちらのカフェでよく一休みさせてもらいました。フォー24とコムタムモック(コムタムの専門店)はセットメニューがあって、手頃な金額でベトナムのB級グルメを楽しめます。


 この界隈でもうちょっとお洒落に食事がしたいというなら、ニャハンゴンがおすすめです。ニャハンゴンでは、テーブル席の周りに沢山の屋台が並んでいて、本当に数多くのメニューからベトナム料理を楽しむことができます。


 もっと庶民的に食事をしたいというなら、聖母マリア教会からグエンユー通りをハイバーチュン通り側に少し歩けば、地元の人で賑わう食堂もあります。ここはいつもお客さんで込んでいるので、地元の人には人気の店のようです。


 夕方が近づいてくると、聖母マリア教会前の広場にバイクが増え、人も増えてきます。


 夕方が近づくと聖母マリア教会前にも屋台が沢山出店してきます。朝や昼の聖母マリア教会前の雰囲気とは一変して、ベトナムらしいというか、アジアの街らしい雰囲気になってきます。私には、この時間の聖母マリア教会も魅力的です。




 今度は朝です。
 聖母マリア教会と統一会堂の間には4月30日公園という公園が広がっていて、この公園の朝の散歩は本当にすがすがしいものです。朝、4月30日公園を散歩していると、ベトナム人の生活というのがよく分かります。昼間が暑いホーチミンシティでは出勤前の朝の時間は過ごしやすい貴重な時間です。ベトナム人が屋外で生活を楽しむ時間帯なのです。


 ちょっと見づらいのですが、上の写真は中国将棋をしている人たちです。旧統治国のフランスの影響を受けてチェスをしているのかと思ったら、漢字の駒を使う中国将棋でした。ベトナムは中国の隣国ですから、やはり中国文化の影響も大きいのですね。


 こちらは、バトミントンをする人たちです。こんな風に道路にネットを張って本格的に楽しんでいます。今、サーブしようとしているおじさんが中心になって、陽気に楽しくバトミントンを楽しんでいましたが、腕前もなかなかのものでした。

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地球の歩き方 ベトナム 2015~2016 

 私はアジアの街を一人歩きすることが多いので、ガイドブックを評価するとき地図が見やすいか、間違いがないかという点といった点を重視しています。
 ベトナム、特にホーチミンシティに関するガイドブックを比較したところ、ベトナムに関するガイドブックの中で、最も地図が見やすく、また、地図の内容も最新なのが、こちらの本でした。ショッピングやカフェ・レストランの紹介も数多く載っていて、情報も比較的確かなのでおすすめです。
 また、Kindle版もあります。私はAndroidのタブレットとiPadにKindle版をダウンロードしていますから、ネット環境がないところでも、旅行先にタブレットを持っていけば、いつでも自由に情報にアクセスできるのです。この本で充実したベトナム旅行を楽しんできてください。

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アジア写真帳(ベトナム) 目次

ホーチミンシティ ハノイ
中心部を歩く

ホーチミン市
人民委員会周辺


サイゴン大教会と
郵便局周辺


市民劇場周辺

コンチネンタルホテル

マジェスティックホテルと
サイゴン川周辺


旧市場とパスター通り


ベンタインマーケット

ベンタイン市場

朝のベンタイン市場


安全な旅行のために

ベトナムでの道路横断術
チョロンを歩く

チョロンを歩く

チョロン・バスターミナルと
路上市場


ビンタイ市場とその周辺

庶民の台所、サータイ市場

ティエンハウ寺
(天后廟)


チャタム教会



メコン川ツアー
カイベー水上マーケット


シンツーリストの
メコン川ツアー


カイベーの水上マーケット

ライスペーパー工場等の見学
旧市街を歩く

ハノイの旧市街

ハノイの街を歩く

ドンスアン市場

B級グルメの旅
【ベトナムB級グルメ図鑑】


ベトナムの屋台が集合
ニャハンゴン


バインミーもヌードルも
ニューラン


フランスとアジアの香り
私の好物、バインミー


飲茶なら香港の名店、満福楼

スイーツのファニー

プリンで有名なキムタイン

ベトナムB級グルメ図鑑では
ベトナムのグルメ情報を
いろいろ紹介しています



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