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アジア写真帳（紹興）－解放路から府山横街へ

アジア写真帳（紹興）

紹興で一番の繁華街は、解放路です。道路は、車道、二輪車等用の道路、歩道に分かれていて、かなり広いです。ここは、解放路の供銷ビルの前です。この付近は人通りの多い地区ですが、３時ごろの時間は、暑いせいか、人通りがあまり多くないですね。 　それでは、ここから、歩いて越王殿に向かいますが、途中、府山横街を経由していきましょう。

遠くに白い像が見えます。秋瑾記念碑です。秋瑾は清朝末期の女性革命家で、３１歳の若さで非業の死を遂げています。生まれは福建省のアモイですが、原籍は紹興ですし、革命家として活躍した舞台も紹興です。

像を見ると、おとなしそうな女性ですが、気性の激しい面もあったようです。 　秋瑾は結婚後２９歳で、単身、日本に留学しています。日本では、蔡元培や徐錫麟といった革命家との付き合いもあり、また、魯迅とは同じ留学生として接触があったようです。 　中国へ帰国後、徐錫麟と歩調を合わせて武装蜂起する計画であったが、徐錫麟の武装蜂起が早く発覚し、秋瑾は清軍が迫ってくるのを知りつつも、自分のアジトから逃げず、清軍に逮捕されている。逮捕されて処刑されるまで、わずか２日でした。 　女性革命家、秋瑾の処刑は、大きな反響を呼び、その後の中国革命運動の精神的支柱の一つとなったとされています。

秋瑾記念碑と解放路を挟んで反対側に、府山横街の入口があります。写真は入口にある門です。

府山横街は、解放路から入ったあたりでは、解放路の延長線みたいなもので、モダンな店が軒を連ねています。

自転車タクシーも沢山客待ちをしていますので、歩くのがつらかったら、自転車タクシーを使ったらよいと思います。 　紹興の夏は、日本人が想像する以上に暑くて、体力を使います。最低限、日傘でも持って歩かないと、体が持ちません。

府山横街も倉橋直街のあたりから、雰囲気が大きく変わります。倉橋直街との交差点周辺はレストラン街になっていて、気取らない食事を楽しめます。倉橋直街と龍山后街に挟まれた運河は、この府山横街からは、素晴らしい眺めになります。 　運河の街、紹興の昔ながらの風情が、このあたりには漂っています。あまり観光地化もされていないので、自然な雰囲気があります。

倉橋直街を過ぎて、府山公園に近づくと、この府山横街は雰囲気が一変します。 　昔ながらのたたずまいの商店が建ち並び、モダンな通りからレトロな通りへと様相を一変させます。蘭州ラーメンの店があります。結構おいしいですよ、蘭州ラーメン。

府山公園が近づくと、こんな感じの街並みです。しかし、暑いですね。歩いている人ばかりでなく、バイクに乗っている人まで、日傘をさしています。 　もう、ここから３分も歩けば、府山公園や越王台･越王殿の入口です。

アジア写真帳（紹興）

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