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アジア写真帳(タイ)−バンコクの水上マーケット


アジア写真帳(タイ)


 バンコクで水上マーケットというと、三つあります。
一つは、ワットサイ水上マーケット。オリエンタルの船着場から約30分程度とこちらは市内から近いのですが、完全に観光地化されていて、今一つ面白くないという噂。
二つ目は、週末だけやっているタリンチャン水上マーケット。ここは、バンコクの地元の人も行く本当のマーケットなのですが、舟が店になっていないということで、もうひとつ迫力不足だと思って、結局、このダムノン・サドゥアク水上マーケットに行くことに決定しました。


 ところが、ダムヌン・サドゥアクの水上マーケットはバンコクから遠い! 市内から約80km、車とボートで1時間半はかかる所です。バンコクではツァーなどには参加しない私でも、ここはツァーを選ばざるを得ません。何故なら次の理由があるからです。

  • 水上マーケットは午前中、しかも早い時間が良いのですが、乗合バスで行くと船着場まで一時間半以上かかってしまう。
  • しかも、そのバスはバンコクの南バスターミナルから発車するので、南バスターミナルに行く時間も考えると、かなり早起きする必要がある。

というわけで、800バーツという値段はちょっと高いとは思いましたが、今回は英語解説付きツァーバスを利用しました。


 朝の出発は6時半。ホテルでしっかり朝食を食べたものの、眠い目をこすりこすりの出発です。
 いやいや、遠いですね。途中、塩田なども車窓に見ながら約1時間強、バスは随分とスピードを飛ばして走っていきます。途中、見たくもないココナッツファームに寄り、かなり水上マーケットに近づいたところで、ボートに乗り換えます。車で水上マーケットまで行くこともできるのですが、やはり、水上マーケットへのアプローチはボートでないと気分が出ませんね。
 ボートに乗って15分くらいで、目的地のダムノン・サドゥアク水上マーケットに到着した。船着場周辺は、完全な観光地であり、売店がある。この日は生憎の雨でいつもより船が少ないのかもしれないですが、観光客は多い。みんな早起きですね。
 

 こういうボートでは、一番前に乗らないと眺めが悪いですね。でも、この日は先頭をスペイン系のカップルに取られたので、やむなく、二列目です。ボートに乗って20分くらいで、目的地のダムノン・サドゥアク水上マーケットに到着するのですが、できることなら、一番前の列がいいですね。


 ボートはココナッツ林やジャングルの間を走る運河を、エンジンのうなり声とともに駆け抜けていきます。なかなか豪快です。遊園地の乗り物よりずっと迫力があります。


 運河の周りには、こうした民家もたくさんあります。運河に向かって玄関があるのがいいですね。時々、運河の水で洗濯をしているおばさんや水浴びしている人なども見かけます。私も、時々顔に水しぶきを浴びながら、水上マーケットを目指します。


 新築の家も立っています。この家は建売でしょうか? 5軒くらい同じような形の家が並んでいました。こんな新しい家にも、運河から舟に乗り降りするための階段がついています。「電気・ガス・運河完備」をアピールしたのでしょうか?


 運河の脇にはお寺もあります。近所の子供たちがボートに手を振ってくれます。この子は指をしゃぶっているので手を振ってくれませんでしたが。
 運河の周りには犬もいます。運河はまさにバンコクの日常なんだなあ、とつくづく思います。

 そうこうしているうちに、舟はダムノン・サドゥアク水上マーケットに近づいたようです。




 ボートでダムヌン・サドゥアクの水上マーケットに着いたら、そこから約1時間の自由行動です。自由行動といっても、周りは土産物屋ばかりですから、陸で土産物を見るか、舟から土産物を見るかという選択をします。手漕ぎのボートを借りると、1時間当たり400バーツくらいかかりますが、私はリッチに手漕ぎボートをチャーターし、水上マーケットに繰り出しました。


 いろいろな土産物屋があります。売ろうとしてごり押しする店もあれば、観光地らしく、お客様本位でニコニコして写真に収まる人もいます。このおばさんは愛想が良いので、何か買ってあげたかったのですが、売っている商品に魅力がありません。


 ココナッツ売りのお兄さんも愛想よく写真を撮らせてくれました。この前にココナッツファームに行かなかったら、きっと彼からココナッツジュースを買ってたんでしょうけど。


 朝10時くらいとはいえ、陽が当たると暑いですね。この雑貨屋さんのおばさんも暑いらしく、日よけのパラソル付きの舟に乗っています。扇子を売っているのですから、扇子であおぐと涼しそうに見えて、買う人が増えるんじゃないでしょうか。


 ラーメン屋もあります。前回ダムヌン・サドゥアクの水上マーケットに来た時は、朝が早くてホテルで朝飯が食えなかったため、このマーケットでクイッティオを食べた記憶があります。今回は、まだ腹がすかないのでパスです。


 このおばさんも何か料理しているようなのですが、近くを通らなかったため確認できませんでした。要は、朝飯を食わないで水上マーケットに来ても、食べ物には困りませんよ、ということをご紹介したかったのです。


 それに、果物は色々あります。私はこの店でマンゴスチンやロンガンを買ったのですが、20バーツで袋いっぱいになってしまいました。彼女の最初の値段は100バーツだったのですが、買うのを渋っていたら、みるみるうちに値段が下がってしまいました。
水上マーケットでは食いきれなかったので、ホテルの冷蔵庫で冷やして食いました。旨かったです。




 まあ、いろんなものを売っていますけど、何故か食べ物の方が買いやすいですね。値段交渉が早いからでしょうか。
 やっぱり、ボートから見る水上マーケットは気分が出ます。1時間くらい乗っていましたが、とても楽しいですね。


 売り子のおばさん達(なぜか、男の人は少ない。)が声をかけてきて、何を言っているかわからないけど、タイ語が飛び交い(当たり前か)、おばさん達の活気が伝わってきます。とても元気になります。
時々、大渋滞で全く動かなくなってしまいますが、そうすると漕ぎ手が手で隣りのボートを押し出して先へ先へと進んでいきます。我々の乗ったボートは、前後左右を道行く(「川行く」かな)ボートとぶつかりながら進んでいったわけです。
無論、観光地化された水上マーケットですが、その規模が大きく、長い時間マーケットにいると、だんだん昔のタイの人々の生活が見えてくるようで、こういう所、私は好きですね。

    
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