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アジア写真帳(タイ・バンコク)−ワット・ポーとマッサージ


アジア写真帳(タイ)

ワット・ポー


 ワット・ポーは、ワット・プラ・ケオワット・アルン(暁の寺)と並んで、バンコクを代表する寺院の一つです。そして、ワット・ポーの場合はバンコク最古の寺院という形容詞もついています。ただ、私たちが寺院を見学していると、広い境内に明るい色の建物、屋根や仏塔が並び、最古の寺院というよりも、むしろモダンな寺院に見えます。
 ワットポーへはBTSのサパーン・タクシン駅からチャオプラヤ・エクスプレスと呼ばれる乗合ボートに乗っていくのが、最も速くて快適だし、また、バンコクらしさを味わえます。
 チャオプラヤ・エクスプレスのターティエン駅でボートを降りて、ちょっと歩けば、ワット・アルンの入口に着きます。

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 ワット・アルンと言えば、有名なのが巨大な寝釈迦(涅槃仏)です。英語ですとリクライニング・ブッダ(Reclining Budda)です。ワットアルンの敷地内には構内地図が沢山あり、そこでReclining Buddaと書かれている建物を探すと、広い境内でも迷わずに寝釈迦(涅槃仏)にたどり着けます。
 寝釈迦というのは、タイではあちこちに見られて決して珍しいものではありませんが、ワット・アルンの寝釈迦は長さ49m、高さ15mあり、その大きさや黄金の荘厳さにおいて、やはり他を圧倒しています。
 また、リラックスしているお釈迦様ですから、表情はとびきり温和で、包み込まれるような温かさを感じます。


 上の写真は寝釈迦の足の裏です。大きいですね。この足の裏だけでも、長さ5m、幅1.5mあります。足の裏に細かく描かれているのはバラモン教の宇宙観で、この足の裏を見ると寝釈迦仏の荘厳さをますます感じるようになります。


 ワット・プラ・ケオやワット・アルンでは観光客が目立ち、タイ人でさえバンコク以外から旅行に来ていると思われる人が多いのですが、ここワット・ポーでは、もちろん観光客もいますけれども、地元のタイ人の敬虔な祈りの風景を見ることができます。
 ワット・ポーというと寝釈迦とマッサージばかりにスポットが当たってしまいがちですけれども、それ以外にも見所が多く、また、本堂(上の写真)などを見ても、タイ人の間で深い信仰を集めるのもうなづけるような重厚な寺院であることが分かります。




 ワットポーの中の門です。きらびやかで荘厳です。涅槃仏だけ見て帰るのではなく、ワットポーの中をゆっくりと歩いていると、タイの寺院らしい独特の雰囲気に浸ることができます。


 寺の外に抜ける門には、こんな大きな衛兵が建っています。何となく中国っぽく感じてしまうのは私だけでしょうか。。


 また、ワットポーの敷地内にいくつかある小庭園も、何となく中国風です。


 この日はアサラハブーチャ(三宝節)といって、釈迦が初めて説法を行い五人の僧侶が誕生した日。釈迦に感謝を捧げる日なので、タイの祝日で会社も学校もお休みになります。このように地元の多くのタイ人がワットポーに感謝を捧げに来ています。こういう仏教への深い信仰がタイ人の優しさや暖かさの原点なのでしょう。
 蛇足ですが、アサラハブーチャ(三宝節)の日は禁酒日になっていて、殆どのバーは休業となり、レストランなどに行ってもアルコール類は提供されません。観光客もこの日ばかりはタイ人になった気持ちで清い一日を送ることになります。



 ワット・ポーのマッサージ


 寝釈迦(涅槃仏)で有名なワット・ポーでもう一つ有名なものはマッサージです。
 タイ政府観光庁のホームページによれば、タイに伝わったマッサージは、師から弟子へ、医者や修行僧らによってその技術が伝えられた後、アユタヤ王朝以降、宮廷医師らによって治療法がまとめられたそうです。このワットポーのマッサージセンターはそのタイマッサージの総本山で、1957年には「タイ伝統医学校」を開校し、タイの保健衛生省の管理のもとに、基本を学んだ人に免許を発行しているそうです。
 で、タイでマッサージを受けるなら、この由緒正しいワットポー・マッサージセンターで受けたいとする観光客が集まってくるのです。


 そういうわけでワット・ポーのマッサージは、日本人のみならずその他の外国人観光客にも人気があり、さらには地元のタイ人の常連客もいるので、大変混み合います。昼間に来ると1時間待ちなんてこともよくあります。
 そこで私が利用する時間は早朝です。早朝ですと、お客さんは殆どいません。上の写真で白い服を着た人がマッサージ師ですが、ご覧の通り、暇を持て余しています。バンコクの街中のマッサージ屋さんと違って、彼ら彼女らは客引きもしません。


 では、私が行く早朝とは何時頃かというと、上の写真の看板をご覧ください。一番下に営業時間が書いてあって、8:00AMから6:00PMとなっています。で、私は9時ごろくらいまでに入るようにしています。
 料金は、上の写真で、タイマッサージが30分で260バーツ、一時間で420バーツと明記されています。また、足マッサージは30分で280バーツ、一時間で420バーツとなっています。(2014年7月現在)


 ワットポー・マッサージセンターの中です。私がマッサージを終えた10時くらいの写真です。真ん中の通路を挟んで左右に三つずつマットが敷かれています。
 10時でもご覧の通り随分とスペースに余裕があります。これがギッシリとお客さんが詰まっていると息苦しいものなのです。朝の早い時間に行けば、待たずにマッサージを受けられるとともに、お客さんが少なくゆったりとした気分でマッサージを受けられるという二つのメリットがあるのです。
 とにかく待たずにマッサージが受けられれば良いと思うなら10時くらいに来ても大丈夫ですが、ゆったりとしたスペースでマッサージを受けたいならば、私のように9時くらいまでに入ることをおすすめします。


 9時ごろに入ると、マッサージを受ける場所も選ぶことができます。どうせなら窓際のマットで、上の写真にあるようなワットポーの景色を見ながらマッサージを受けた方が、印象深いマッサージになるでしょう。


 また、窓際とは逆に壁側には味のある像が飾られていますので、その脇でマッサージを受けても、タイらしい雰囲気を味わえるでしょう。


 通路側のマットや三列の間のマットですと、上の写真のような天井を見ながらのマッサージになります。トンボが回っていて、タイらしい雰囲気もあるのですが、私としては窓際のマットがおすすめです。


 私のお気に入りのマッサージし、ペンチャンさんです。タイマッサージを受けて20年以上の経験を持つ私ですが、この人ほど私の体のツボを直ちに探し当て、そして適切なマッサージを施してくれるマッサージ師はいません。
 こういうお気に入りのマッサージ師を指名するのも、朝早く出ないとできないのです。


   
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週末バンコクでちょっと脱力(下川裕治著)

 バンコクを語らせたら右に出る者がいない下川さんの、バンコクについては10年ぶりの書き下ろし最新作です。
 バンコクがかつて持っていた「まったりとした空気」は、バブル期のせわしない日本から逃避したかった私たちにとって心地良いものでした。そのバンコクが21世紀になり高度成長期に入ってしまったため、逃避場所としての価値が薄れていたわけですが、最近になりそのバンコクとまた波長が合い始めたという点は、私も同感です。
 この本では、朝の屋台、運河巡り、歩道のフードコート、川沿いで飲むビール、早朝のマラソン大会。心も体も癒される、ディープな週末バンコク旅が紹介されています。「バンコク通」の下川さんならではの感受性・表現力に満ち溢れた会心の作品です。

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