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アジア写真帳(タイ・バンコク)−バンコクのタイ・マッサージ


アジア写真帳(タイ)

バンコクに来たら、タイ・マッサージ


 タイ旅行に行ってタイ・マッサージを経験しないのはもったいないと私は思います。
 タイ・マッサージは指圧とストレッチが一体となったようなマッサージで、タイ旅行で疲れた身体を癒してくれます。良い店を選べば、日本で受けるタイ・マッサージとは、そのマッサージのレベルや価格は全く違います。
 バンコクのマッサージで私の一番のおすすめは、上の写真のワットポーの中にあるマッサージセンターです。朝であれば、白いユニフォームを着たマッサージ師がご覧の通り暇を持て余しています。これが、午後になると、1時間待ちなんてこともあるくらい混んでしまうのです。


 こちらはパッポン通りとタニヤ通りの間にある日本人向けマッサージ屋通り。日本人が大好きなジム・トムプソンの本店も近いので、日本人客が多いです。かく言う私もよく行きます。どこに入っても、片言の日本語は話せるマッサージ師が多いので、日本人としては利用しやすいお店が揃っていると言えます。
 有馬温泉とかキングス・ボディ・ハウスとかスリウォン・マッサージとかが有名ですが、私としてはキングス・ボディ・ハウスがおすすめです。有馬温泉も悪くないですけどね。まあ、どこも大差ないです。


 この通りは日本かと見間違うくらい日本語が氾濫しています。この通りにあるのは健全なマッサージ屋ばかりなので、女性客も年々増えてきていて、相変わらず商売繁盛です。
 大型店が多いのも特徴です。それでも、時間帯が悪いとどの店も混んでいて1時間待ちなんてこともよくあります。そんな時、私は隣の店にも行ってみて、待ち時間が短い店を選んだりしています。そのくらい店のレベルには大差がないのです。店の中には上手なマッサージ師とそうではないマッサージ師とがいて、その差が大きいのがこの界隈のマッサージ屋に共通した特徴でしょうか。当たりはずれの差が大きいということは覚悟した方が良いと思います。




 タイでのマッサージというと、足裏マッサージとボディ・マッサージとに大別されます。こんなことを書くと批判が出るかもしれませんが、足裏マッサージというのはもともとは中国のマッサージで、例えば三国志の時代の華陀の著作にも既にその記述が見られます。ですから、足マッサージに関しては、残念ながらタイよりも中国や台湾の方がベターだと私は考えています。最近私が気に入っているのは杭州の足マッサージです。
 話は逸れましたが、そういう意味では、足マッサージは中国から入り、ボディ・マッサージはインドから入ってきてタイの中で独自の発展をしてきたのではないでしょうか。ですから、タイらしいマッサージというとやはりボディマッサージであって、足マッサージだけ受けるのではタイ・マッサージの本当の良さを味わえないのです。
 そうは言っても観光で足がだるいなどということがありますので、そういう場合に私は足マッサージとボディマッサージを組み合わせて受けるようにしています。


 で、ボディ・マッサージです。先ほども書いたように、タイのマッサージは指圧とストレッチの組み合わせで、時々ヨガのようなスタイルをとったりします。マッサージ師が四肢を使ってマッサージしてくれますが、単なる指圧と違って下手なマッサージ師はツボを正しく抑えきれません。この写真のお姉さんは、体が大きく力があり、ツボも抑えられるということで、私が三日間通ってしまったマッサージ師です。


 上の写真は私の脚を伸ばしてくれているところです。こんな感じで、ボディ・マッサージの流れの中にストレッチが入ってくるのです。


 これは、膝で足首を伸ばしているところです。歩きすぎて足が疲れているといった私の要望に応えてのマッサージです。全身の体重をかけるかのようなマッサージは、効果絶大でした。


 普段は、こんな感じでタイ人らしい微笑を浮かべながらマッサージしてくれます。言葉がもっと通じればよいのですが、実は写真のマッサージは、タイ北部のチェンコーンという街で受けたものです。英語さえ殆ど通じません。たまたま中国語を話せるスタッフがいたので、そのスタッフに通訳してもらいながらのマッサージでした。
 田舎の街でもこんなに良いマッサージが受けられるのですから、タイという国はやはりマッサージ天国です。しかも、2013年2月現在、2時間で300バーツという値段は格安でした。


 上の写真はアンコールワット観光の拠点、カンボジアのシェムリアップのタイ・マッサージ店。カンボジアとタイは隣国ですから、カンボジアにも沢山のタイ・マッサージ店があります。ただ、上の写真のお姉さんはまずまずでしたけれども、マッサージ師の技術レベルは概ね下手で、ほぼ素人のようなマッサージ師さえいます。
 やはりマッサージを受けるならタイだなあと、つくづく感じてしまいます。タイに行ったら、バンコクに行ったら、皆さんもタイ・マッサージに行きましょう。



 ワット・ポーのマッサージ


 そこで、バンコクでおすすめのタイ・マッサージということで、寝釈迦(涅槃仏)で有名なワット・ポーのマッサージセンターを紹介します。
 タイ政府観光庁のホームページによれば、タイに伝わったマッサージは、師から弟子へ、医者や修行僧らによってその技術が伝えられた後、アユタヤ王朝以降、宮廷医師らによって治療法がまとめられたそうです。このワットポーのマッサージセンターはそのタイマッサージの総本山で、1957年には「タイ伝統医学校」を開校し、タイの保健衛生省の管理のもとに、基本を学んだ人に免許を発行しているそうです。
 
 ワットポーへはBTSのサパーン・タクシン駅からチャオプラヤ・エクスプレスと呼ばれる乗合ボートに乗っていくのが、最も速くて快適だし、また、バンコクらしさを味わえます。チャオプラヤ・エクスプレスのターティエン駅でボートを降りて、ちょっと歩けば、ワット・アルンの入口に着きます。


 ワット・ポーのマッサージは、日本人のみならずその他の外国人観光客にも人気があり、さらには地元のタイ人の常連客もいるので、大変混み合います。昼間に来ると1時間待ちなんてこともよくあります。そこで、時間が惜しい私がここに来るのは、早朝です。
 上の写真の看板をご覧ください。一番下に営業時間が書いてあって、8:00AMから6:00PMとなっています。で、私は9時ごろくらいまでに入るようにしています。
 料金は、上の写真で、タイマッサージが30分で260バーツ、一時間で420バーツと明記されています。また、足マッサージは30分で280バーツ、一時間で420バーツとなっています。(2014年7月現在)


 ワットポー・マッサージセンターの中です。私がマッサージを終えた10時くらいの写真です。真ん中の通路を挟んで左右に三つずつマットが敷かれています。
 10時でもご覧の通り随分とスペースに余裕があります。これがギッシリとお客さんが詰まっていると息苦しいものなのです。朝の早い時間に行けば、待たずにマッサージを受けられるとともに、お客さんが少なくゆったりとした気分でマッサージを受けられるという二つのメリットがあるのです。
 とにかく待たずにマッサージが受けられれば良いと思うなら10時くらいに来ても大丈夫ですが、ゆったりとしたスペースでマッサージを受けたいならば、私のように9時くらいまでに入ることをおすすめします。


 9時ごろに入ると、しかもマッサージを受ける場所も選ぶことができます。窓際のマットを選べば、上の写真にあるようなワットポーの景色を見ながらマッサージを受けることができます。この景色を眺めながらのボディ・マッサージはまさに至福の時間です。


 また、窓際とは逆に壁側には味のある像が飾られていますので、その脇でマッサージを受けても、タイらしい雰囲気を味わえるでしょう。


 通路側のマットや三列の間のマットですと、上の写真のような天井を見ながらのマッサージになります。トンボが回っていて、タイらしい雰囲気もあるのですが、私としては窓際のマットがおすすめです。


 私のお気に入りのマッサージし、ペンチャンさんです。タイマッサージを受けて20年以上の経験を持つ私ですが、この人ほど私の体のツボを直ちに探し当て、そして適切なマッサージを施してくれるマッサージ師はいません。
 こういうお気に入りのマッサージ師を指名するのも、朝早く出ないとできないのです。


   
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週末バンコクでちょっと脱力(下川裕治著)

 バンコクを語らせたら右に出る者がいない下川さんの、バンコクについては10年ぶりの書き下ろし最新作です。
 バンコクがかつて持っていた「まったりとした空気」は、バブル期のせわしない日本から逃避したかった私たちにとって心地良いものでした。そのバンコクが21世紀になり高度成長期に入ってしまったため、逃避場所としての価値が薄れていたわけですが、最近になりそのバンコクとまた波長が合い始めたという点は、私も同感です。
 この本では、朝の屋台、運河巡り、歩道のフードコート、川沿いで飲むビール、早朝のマラソン大会。心も体も癒される、ディープな週末バンコク旅が紹介されています。「バンコク通」の下川さんならではの感受性・表現力に満ち溢れた会心の作品です。

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