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プーケットから来たプライ・ラヤで南部タイ料理|アジアグルメ図鑑(バンコク)

プーケット料理(南部タイ料理)のプライ・ラヤ−アジアグルメ図鑑

 南部タイ料理のプライ・ラヤ


バンコクにあるタイ南部料理レストラン、プライラヤ

 タイ南部はマレーシアに近いので、マレーシア料理の影響を受け、スパイスを使った激辛料理で知られています。一方で、ココナッツミルクも多用されている結果、香りが良く辛い料理が多いことで知られています。また、アンダマン海とタイ湾に挟まれた狭い半島ですので、シーフードを素材としている料理が多いことでも知られています。このように南部タイ料理は、バンコクを中心とした中部タイ料理ややイサーン料理、チェンマイなどの北部タイ料理とは異なる味わいがあります。
 そんな南部タイ料理を食べさせてくれるレストランがバンコクに増えてきていると聞いていますが、このページではその中から、プーケットタウンに本店があるプライ・ラヤ・レストランを紹介します。
 スカイトレインのナナ駅を降り、スクンヴィット通りソイ8を5分くらい歩くとお洒落な建物が見えてきます。それが上の写真にあるプライ・ラヤ・レストランのバンコク店です。

南部タイ料理レストラン、プライ・ラヤ
 
  私が訪問したのは閉店まであと1時間くらいしかない、午後9時ごろです。お客さんの多くは帰ってしまった後ですが、一人で行ったものですから一番奥のテーブルに通されました。上の写真からではよくわからないと思いますが、お洒落な内装です。


 南部タイ料理のプライ・ラヤ・レストランの地図は上の通りです。ナナ駅を降りてスクンヴィット通りソイ8に入れば一本道です。5分くらい歩れば左手にプライ・ラヤ・レストランを見つけることができるはずです。



激辛! 魚(シーバス)のカレー 

プーケットの名門、プライラヤで食べた激辛魚カレー

 プライ・ラヤ・レストランのメニューは豊富です。200種類近くあるのではないでしょうか。基本的には英語とタイ語表示がされているのですが、分類にカレーと英語でも書かれているのに、料理名がタイ語でしか表示されていないメニューが3つありました。その3つの料理だけ、タイ語でしか名前が出ていないのです。そのうちの一番上のメニューつについて、このカレーは何のカレーかと質問したところ、「魚のカレーです。ただ、激辛なので外国人の方にはあまりお勧めしてないのです。」との説明です。
 もともと南部タイ料理を食べたいと思ったのはスパイシーなタイ料理を食べたいからに他なりません。激辛と聞くと食べないわけにはいきません。本当に大丈夫ですかと二回も確認というか念押しされた後、やっと注文を受け付けてもらったのが上の写真の魚のカレーです。

 
プーケットの名門、プライラヤ(Prai Raya)

 確かに激辛のカレーです。そもそもカレーを運んできたときに一緒に生野菜がついてくるというのは初めてじゃないでしょうか。タイ料理で辛い料理を食べたとき、タイ人は生野菜で口の中を中和するのです。日本人はとかく水で辛さを押さえようとしますが、それは逆効果です。辛さが広がってしまうのです。ビールも同様です。生野菜が沢山運ばれて来たらスパイシーな料理だと思った方が良いのです。

タイ南部料理、プライラヤで食べた激辛魚カレー

 そして、食べてみました。激辛です。念押しされたときに、「大丈夫です。スパイシー&スパイシーにしてくれ」と言った覚えもあります。これが標準の辛さなのか、普通よりも辛くしたのかは未確認ですが、とにかく想定以上に辛いです。でも、美味しいです。ご飯をもらってご飯で辛さも中和しながら完食しました。
 ただ辛いだけではなく、写真からも分かるように魚(シーバス)がふんだんに入っていますので、潮の香りがいっぱいで、潮の香りが爽やかな潮風のように感じます。付け合わせの野菜を完食したことはこれまでの長いタイ料理経験で初めてです。そのくらい辛いタイカレーですから、メニューに英語表記しないのもちょっと分かるような気もしました。
 最近のタイの若者たちは辛い料理を敬遠しているやに聞いていましたが、昨今の南部タイ料理ブームで、そうした傾向もまた変わってくるのでしょうか。

 
サヨーテとエビのサラダ(プーケットの名門、プライラヤ)

 付け合わせの野菜とともに、辛さの中和に役立ったのが上の料理、サヨーテとエビのサラダです。サヨーテというのは空心菜のような野菜で、空心菜は心持ち細くしたようなものです。実はこの料理もいくらかスパイシー(普通の人にはスパイシー)なのですが、とにかく激辛魚のカレーを食べていると、こうした普通にスパイシーな料理も口の中和に役立つのです。
 そんなことで、サヨーテとエビのサラダについては、中和剤としての役割を担わせてしまったので、あまり味のコメントができません。美味しかったような感じがします。



 ヤム・プラードック・フー(ナマズのふわふわ揚げ)

ヤム・ブラードック・フー(プーケットの名門、プライラヤ)
 
 実はもう一品注文していました。ヤム・プラードック・フーです。日本ではめったに見かけない料理ですが、ヤム料理(すっぱ辛く和えたサラダ)の一種です。ブラードックはナマズのことで、料理名を日本語で名づければナマズのふわふわ揚げのスパイシーサラダとでもなるのでしょうか。
 一つの注文で上の写真のように二つの皿で料理が運ばれてきます。正面の皿がナマズを挙げたもので左手前の皿がヤムのサラダです。

ヤム・ブラードック・フー(南部タイ料理、プライラヤ・レストラン)
 
 ナマズはミンチ状にしてふわふわに揚げられています。大変崩れやすいので、スプーンとフォークで上手に崩していきましょう。

南部タイ料理レストラン、プライラヤのヤム
 
 上の写真はヤム・ブラードック・フーに使われるヤムサラダで、玉ねぎやニンジンなどの野菜にマンゴーの細切りなどが加えられています。このヤムサラダだけを食べてもらうと分かりますが、唐辛子などで大変スパイシーに味付けられたものです。特に、ここプライ・ラヤ・レストランのヤムは辛いですね。唐辛子が沢山見えます。
 本当なら大勢で来て、いろいろなヤム料理を食べたくなるような、そんな美味しいヤムでした。

ヤム・ブラードック・フー(バンコク・ナナ、プライラヤ)

 このヤムサラダをナマズのふわふわ揚げに載せて食べると、それが実に美味しいのです。ナマズはもともとそんなに臭みがあるものではないですが、ヤムサラダを乗せて食べると揚げ物の脂っこさも消えて大変食べやすくなるのです。こうした食べ方の発想自体が素晴らしいですね。なかなか日本人では思いつかないような組み合わせです。実に美味しいサラダに変身するわけです。でも、この日は先にカレーが出てきてしまい、お腹がいっぱいになってしまったものですから、半分くらい残してしまいました。

激辛のシーバス・カレー(南部タイ料理、プライ・ラヤ)
 
 南部タイ料理レストラン、プーケットタウンの名門、プライラヤのバンコク店に初めて来た感想です。味付けは期待通りの美味しさ・辛さで気に入りました。雰囲気や清潔感も問題ありません。かなり上々です。価格は若干高めですが、内容からするとやむを得ない範囲でしょう。
 一方でこのレストランで良くない点が二つあります。一つはメニュー説明がいい加減なスタッフがいるということです。メニューを見て説明を求めると、「この料理は野菜中心で、‥‥」などと知ってそうに説明するのですが、後で別のスタッフに同じ料理について聞くと「豚肉が沢山入っていて野菜は殆どありません」などと違う料理になります。商品知識不足なのか、語学力不足なのかはわかりません。そんななかで、日本語のできるスタッフもいて、彼の説明は正しかったです。正しい商品知識を持って正しい日本語で説明していました。料理の説明を受けるときは彼に聞くのが無難でしょう。
 もう一つ悪い点は、料理を運ぶ順番が単純に調理できた順番になっていて、食べる人のことを考えていないということがあります。これは、たまたまこの日は閉店時刻近くに行ったから、こんなことになったのかも知れません。いつもそうなのではないかも知れません。でも、この日なんかは本来は、サヨーテとエビのサラダ→ナマズのふわふわ揚げ→魚のカレーと白飯の順番で出すべきです。正直言って、カレーが先に出てしまうと、お腹がすぐに一杯になって他のものが食べられなくなってしまいます。

 以上を改善していただければもっと良いレストランになるでしょう。全般的には料理が美味しかったから満足度の高いレストランだと言えます。次回は、大勢で沢山の種類の料理を食べたいと思います。



ランチタイムに再訪

プーケット料理のプライ・ラヤ(バンコク)
 
 ということで、プライ・ラヤに再訪です。今度はランチタイムに行くことにしました。ナナという場所は夜になるとナナ・エンターテインメント・プラザがあって猥雑なエリアですが、昼間もそれなりにごちゃごちゃした街で、スクンヴィット通りソイ8もそうした通りの一つです。それでも屋台街やローカル向けの食堂などを通り過ぎると、急に静かなエリアになります。そんな所にプライ・ラヤは位置していて、玄関前の緑の芝が清潔感・高級感を漂わせます。

タイ野菜と小エビ炒め(バンコクのプライ・ラヤ)
 
 今日も一人旅ですので、あまりたくさん食べられません。こんな時に頭に浮かぶメニューは主食をご飯にするならば、カレーを一つ注文し、サラダを一つと野菜系の炒め物を一つという組み立てです。そして、前回とはダブらないメニューで行きたいというのは言うまでもありません。
 そこでこれから紹介するメニューになったわけですが、一番最後に決めたのがこのタイ野菜と小エビ炒め(パッ・メン)です。野菜は少し癖のある味ですけれども小エビの甘さがよく出ていて、すごく食べやすい野菜炒めになっています。この小エビの甘さが、結果的に激辛になってしまった他の料理を食べやすくする中和剤の役割を果たしてくれました。南部タイ料理は激辛になることが多いので、この料理は覚えておくと役に立つでしょう。

プライラヤのソムタム
 
 サラダはマンゴーのから揚げ入りソムタムにしました。うーん、ソムタムについて言えば南部タイのソムタムは私にとってはイマイチです。青パパイヤの切り方が厚すぎるのか、実際にプーケットで食べた時も美味しくなかったのですが、このプライ・ラヤでも食べづらいです。それからマンゴーのから揚げがソムタムの味に全然馴染みません。これはダメです。
 メニューにはスパイシーサラダとして6種類のサラダがありました。その中で一番上に出ていたのがこのサラダでしたので注文したのですが、南タイではソムタムがあまりおいしくないという経験をすっかり忘れていました。余談ですが、注文の際に辛さは押さえますかと聞かれたので、むしろ辛くしてくれと注文したものですから、唐辛子だけはいっぱい入っていました。激辛を超えて猛辛とでもいうような辛さでした。ひょっとするとこの店の普通の辛さでも相当に辛いのも知れません。

ホーモック・プー(バンコクのプライラヤ)
 
 さてカレーですが、カレーはホーモック・プーを選択しました。ホーモックはカレーの蒸し料理で中に入れる素材により、ホーモック・プラー(魚)とかホーモック・タレー(シーフード)とかがあって、ホーモック・ブートいうのはカニ(プー)を入れたものです。バナナリーフにくるまれて出てくるところなんか、なかなか洒落ています。

ホーモック・プー(バンコクのプライラヤ)
 
 バナナリーフを開いてみると蒸されたカレーが出てきます。カニ肉もたっぷり入っていますね、見るからに美味しそうです。でも、これが三つあるので、一人で食べるのはちょっと無理かもしれません。

バンコクのプライラヤの辛くて美味しいホーモック・プー
 
 ご飯ももらって食べ始めました。想定外に辛いです。私の経験では、他の店で食べるホーモック料理は若干の辛さはあってもヘビーな辛さはありませんでした。しかし、プライ・ラヤのホーモック・プーはしっかりと辛いです。でもその分ご飯に合います。それに、辛さを中和してくれるタイ野菜と小エビ炒め(パッ・メン)もありましたので、結局三つとも食べてしまいました。美味しかったからです。これはおすすめできる味です。
 因みに上の写真で上の方に映っている唐辛子はソムタムに入っていた唐辛子です。すごい量の唐辛子が入っていたことが、この写真からも分かると思います。

 今回のプライ・ラヤはランチタイムの訪問でした。夜は満員に近いくらい賑わうこの人気レストランもウィークデイのランチタイムは半分の席も埋まりません。周りにオフィスが少ないということもあるかもしれません。ゆったりと落ち着いて食べるならランチタイムの方が良いかもしれません。

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