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         アジアグルメ図鑑(パタヤ) 

ラン島のティエンビーチ

 パタヤからティエンビーチへの行き方


 ラン島のビーチにはいろいろあります。そのなかでも白砂とコバルトブルーの海が美しいターウェンビーチは最近は中国人団体客の定番コースになりつつあって、ビーチに来る観光客の8割がたは中国人になってしまっていて、雰囲気が変わってしまいました。
 代わって人気が出てきているのはサメービーチ(サマエビーチ)です。でもサマエビーチまで来たのなら、そこから歩いて5分で行けるティエンビーチの方が、雰囲気も水質もずっと良いと私は思います。私のラン島でのおすすめビーチはティエンビーチなのです。上の写真の通り白砂の海岸と透明感ある水質がとても魅力的なビーチです。
 このページではラン島、ティエンビーチの素晴らしさやティエンビーチへの行き方を紹介します。

 
 ラン島の地図です。
 今回行くのは、上側にあるティエンビーチです。サメービーチ(サマエビーチ)まで直通のボートで行き、サメービーチ(サマエビーチ)を横切り、そこから5分も歩けばティエンビーチに辿り着けます。もちろん、サメービーチ(サマエビーチ)からもターウェンビーチからも、またもう一つ地図の下にあるナバーン埠頭からもソンテウ(トラック改造型乗合バス)が出ていますので、それを利用する方法もあります。


 サメービーチ(サマエビーチ)にはパタヤのバリハイ埠頭(バリハイピア)から直行のボートが発着しています。往復150バーツですから、ターウェンビーチやナバーン・ピアに行く片道30バーツのボートに比較すると、少し割高です。朝9時30分が始発で、上の写真で分かるように5本の船が出ています。サメービーチ(サマエビーチ)へのボートも含め、パタヤからラン島への行き方については別ページで詳しく紹介していますので、このページでは簡単に説明しておきます。


 上の写真は、パタヤのバリハイ埠頭とサメービーチ(サマエビーチ)を結ぶボートです。30バーツのボートに比較すると小さいのですが、新しいのでスピードも出ますし揺れも少ないです。行き先のビーチのことを考えずにラン島に行くことだけ考えれば、この程度の価格差であれば往復150バーツのこのボートを利用することをおすすめします。


 上の写真はサメービーチ(サマエビーチ)の簡易ピアです。他のサイトの古い記事では、サメービーチ(サマエビーチ)に近づくと小さな10人乗り位のボートに乗り換えてビーチに行くなどと書いてありますが、現在では簡易ピアができていて、ボートは簡易ピアに横付けされ、簡易ピアを歩いてビーチに向かいます。サメービーチ(サマエビーチ)への所要時間は約50分です。
 簡易ピアがあるのは、上の地図でサメービーチ(サマエビーチ)の左端です。ですからティエンビーチに行く場合はサメービーチ(サマエビーチ)を横切り、ビーチの北端から海の家の裏側を走る道路を少し歩いていきます。簡易ピアからティエンビーチの入口まで徒歩で約10分ほど移動時間がかかります。



サメービーチ(サマエビーチ)からティエンビーチへ 

 
 上の写真はサマエビーチです。北端の方から南側(簡易ピアのある方向)を見たところです。かなり広々としたビーチであることが分かると思います。また、客層は欧米人中心ですから、雰囲気的にも決して悪くはないビーチであることもご理解いただけると思います。

 
 サメービーチ(サマエビーチ)には海の家もたくさんあって、食事や飲み物には一切困りません。ただ、食べられるものは普通のタイ料理と西洋料理で、特に島だからと言って美味しいシーフードが食べられるわけではありません。パタヤの街中で食べるシーフード料理の方がずっとおいしいので過大な期待を抱かないようにしましょう。
 一方、これから行くティエンビーチにもレストランもはあるものの、選択肢はそれほど多くありません。海の家やレストランなどの施設がラン島の中で整っているのは、ここサメービーチ(サマエビーチ)とターウェンビーチです。

 

 サマエビーチからティエンビーチまで歩くのが嫌な人は、ソンテウも利用できます。ですけれどもそんなに頻繁に走っているわけではないので、ティエンビーチに行くのでしたら歩いた方がきっと早いと思います。このソンテウ乗場からはラン島内の各ビーチに行くソンテウが発着していますので、利用価値があるとしたら他のビーチに行く場合だと思います。
 ソンテウの乗り方はパタヤ市内と同じで、降りてから料金を支払います。上の写真はサメービーチ(サマエビーチ)で降りた乗客が料金を支払っているところです。

 



 私はティエンビーチまで歩いていきました。サメービーチを端から端まで歩き、一番先の海の家の中を通り抜けると道路がありますから、それを左に向かって歩いていけば道に迷うことはありません。少し上り坂の道を上り詰めると前方に視界が開け、ティエンビーチが姿を現します。海の家の中を通り抜けてから5分もかかりません。ここからの眺めは絶景です。ティエンビーチ方向は海の色が違います。
 犬も絶景が好きなのでしょうか。この場所からなかなか立ち去ろうとしません。

 

 ちょうどこの場所がティエンビーチのソンテウ乗場です。このソンテウ乗場からティエンビーチまで歩いて2−3分くらいの距離です。


 ソンテウ乗場の看板です。一面に遮るものなく海原が広がります。


 ここからティエンビーチには上の写真の右側に見える木造の端を歩いていきます。手前の岩場にはいつもたくさんの観光客がいます。多くはタイ人です。


 ティエンビーチに続く木造の橋です。この橋は陽を遮るものがないので帽子がないと 強い日差しをそのまま浴びてしまいます。ソンテウできた場合でも、この橋を歩くことになりますから、ティエンビーチへ行く人は帽子必携です。


 橋の下の岩場では、自撮りの人を数多く見かけます。確かにこのあたりの海はひときわ透明感があって絵になります。私も撮りました。


 綺麗な海は犬も好きなようで、人懐っこい犬が一緒にカメラに収まったりします。この白い犬は地元の人が飼っている犬ですが、大変人懐っこいです。私が海辺にいた時にはすぐ横にいて、私が海に入ると一緒に海に入ってきてくれました。私が自撮りするときに横に来てくれるかと思ったのですが、そうではなくてタイ人の若者たちのところに行ってしまいました。タイ語じゃないと通じないようです。

 
 どうですか、この透明感ある海は。魚でも泳いでいてくれたらもっと絵になりますが。

 
 そして、海の方を見ると、空と海が一体になっているかのような広大な景色が広がります。近くには透明感ある海が、そして、遠くには広々とした海原とどこまでも青い空が広がっているのです。写真スポットとしてこの岩場が人気ある理由もわかります。


  さあ、橋を歩いてティエンビーチへと移動しましょう。



雨季のティエンビーチ


 ティエンビーチは足の便が悪いのでサメービーチ(サマエビーチ)ほど多くの観光客が来ない静かなビーチです。白い砂浜の長さは約600メートルありますからビーチの長さとしてはサメービーチ(サマエビーチ)とほぼ同様です。上の写真からも想像できるように、ここもかなり遠浅のビーチです。

 
 上の写真は雨季の水曜日ということで、特にすいていましたけれども、ターウェンビーチやサメービーチ(サマエビーチ)に比較して利用者が少ないこのビーチでは、この素晴らしいビーチを我が物顔で利用できます。上の写真で、写真中央に大の字になって寝ている男性が見えるかもしれませんが、彼は20分くらいはあのままの状態で大の字になっていました。ビーチに戻ってきたときに、直射日光を真に受けて暑くないのかと聞いてみたら、時折波が寄せてくるからそれほどでもない、気持ちいいですよと答えてくれました。確かに気持ち良いのかもしれませんが、他のビーチであれば邪魔者扱いされるのは目に見えています。こんなところが、観光客の少ないティエンビーチならではの楽しみ方です。


 というのも、上の方で説明した通りこの日は水曜日で、ビーチベッドやビーチパラソルの使用が禁じられています。そこで、一日50バーツでゴザを借り、日陰に場所を確保するのです。私の場所は写真上のお姉さんの一つ前のゴザです。もう、ギリギリ陽が当たりそうなところです。
 午前中にはしっかりと日陰だった場所も太陽が動いているうちに日向になってしまうのです。


 ゴザの上で大の字になって真上の木の枝を見ると、上の写真のように葉がぎっしり覆っていてくれているわけではありませんから、ビーチパラソルの下にいるときよりも日に焼けます。ビーチに着いたときにベストの日陰エリアを確保できても時間がたてば日向になってしまうし、日向になると悲惨なくらい強い日差しが身体を焦がします。

 

 ティエンビーチには上の写真のように、ビーチのところどころに木が茂っています。これらの木々の日陰エリアはほぼ午前中に観光客のゴザで確保されてしまいます。上の写真は12時前くらいですが、木よりビーチ側のスペースで日陰の場所はもう残っていません。午後になると、徐々にビーチと反対側に木の影が伸びていきます。でも、せっかくこんなに綺麗なビーチに来たのですから、木よりビーチ寄りに場所を確保したいですよね。
 サメービーチ(サマエビーチ)の場合はティエンビーチに比較すると木が少ないですから、ビーチに日影がほとんどありません。水曜日のサメービーチ(サマエビーチ)では、その分海の家が混んでいるのだと思います。海の家くらいしか日陰がないからです。
 黄色い服を着ている男の子はゴザを貸してくれる子です。ゴザを貸すところまでの英語しかできません。私が知っている数少ないタイ語で話しかけてみたところ、大変喜んでタイ語でしょっちゅう話しかけてきました。10歳でした。名前はごめんなさい、忘れました。

 

 普通であれば、ビーチベッドやビーチパラソルが並ぶティエンビーチも、水曜日は何もなくて広々としています。暑くて大変だけど、広々しているビーチが楽しめるわけですから、それはそれで良い思い出です。
 

 上の写真の子は、私の隣のゴザ2枚を使っていたロシア人ファミリーの子です。おじいさんとおばあさんがパタヤに長期滞在していて、息子か娘夫婦が孫を連れてパタヤにバカンスに来ているといった感じでした。彼らが話しているのはロシア語ですから彼らの話の内容は全く分かりませんでしたが、英語では少し話しました。 




 ティエンビーチにおいてもマリンスポーツは盛んです。一番多かったのはバナナボートと言って、バナナのように細長いボートにまたがり、水上バイクで引っ張ってもらう遊びかな。15分で日本円1000円ちょっとで遊べます。

 
 バナナボートの前にいるお姉さんは、私の隣の木の木陰にいたお嬢さんで、話していないからわかりませんが、おそらくロシア人でしょう。


 というわけで、このティエンビーチではロシア人とタイ人以外はほとんど見かけませんでした。中国人の観光客はサメービーチ(サマエビーチ)までは来るようですが、ティエンビーチまで押し寄せてはこないようです。 そうした点では、おそらくいつでも静かなビーチであることは間違いないようです。




 先ほどのゴザを貸してくれる男の子に言えば、飲み物や食べ物も手に入ります。ココナッツジュースは50バーツでした。何か安すぎる気もするけど、タイ語で話しかけてあげたからサービスしてくれたのかもしれません。
 実は風が強くてゴザがめくりあがってしまうので、ゴザを押さえるためにもココナッツジュースは有効です。もちろん、よく冷えたココナッツジュースでした。

 

 午後二時にもなると、私のゴザもまさに日向になってしまいました。さすがに我慢できずに海の家に退散です。 と言っても、ターウェンビーチやサメービーチ(サマエビーチ)ほど海の家は多くありません。タイ人の女の子たちが群がっているこの海の家にしましょう。
 水曜日ですから、店の手前にビーチベッドやパラソルが積み重ねられています。


 飲み物メニューです。良心的な価格設定ですね。

 

 テントの下のビーチチェアで日差しを避けながら、 マンゴーシェーク60バーツをいただきました。美味しいです。とにかく、強烈な日差しを避けられただけでも大変快適です。


 マンゴーシェイクを飲んだ海の家の前からサメービーチ(サマエビーチ)方面を見たところです。サメービーチ(サマエビーチ)にはたくさんの海の家があるので、これからサメービーチ(サマエビーチ)まで歩き、海の家でランチを食べます。 
 上の写真で橋を渡り、小高い丘の向こうはもうサメービーチ(サマエビーチ)です。

 ティエンビーチはとてもきれいなビーチですし、観光客も少なくのんびり過ごすには絶好のビーチです。私は気に入りました。また、雨季でも全く問題ないですね。最悪の日でも雨は二時間も続かないです。気温も30度以上まで上がりますし、かえってビーチがすいている分、勝手気ままに楽しめるような気がします。



 乾季のティエンビーチ

パタヤ、ラン島のティエンビーチ
 
 さて、今度は乾季のティエンビーチです。
 パタヤのベストシーズンは乾季(11月〜3月)です。乾季以外でも、雨季(6月〜10月)の時でさえ、パタヤでは海で遊ぶことは可能です。と言うのも、パタヤの雨季は日本の梅雨のように一日中じとじと雨が降るのではなく、1日に数回シャワーが降るだけですから、そのシャワーの時間帯さえ雨宿りすれば照りつける太陽の強さは変わるものではありません。

パタヤ、ラン島のティエンビーチ
 
 ベストシーズンである乾季はパタヤが最も混雑する時期です。ここティエンビーチもやはり雨季の時に比べると人出は2倍から3倍くらい違う気がします。そうは言っても用意されたビーチベッドがいっぱいになってしまうことはなく、上の写真の通りかなり余裕があります。

ラン島のティエンビーチ(タイ)
 
 客層は殆どが欧米人で、最も多く聞く言語はロシア語です。中国語は殆ど聞くことはありません。サマエビーチと状況は同じです。

パタヤ、ラン島のティエンビーチ(タイ)
 
ティエンビーチのビーチベッドがいっぱいにならない理由には、ビーチベッドを広げないスペースが広々とあって、多くの欧米人がそうしたスペースでくつろいでいることも挙げられます。茣蓙や簡易カーペットを敷いて寝転んでいるのです。こういう光景は、かつてのアジアのビーチリゾートでよく見かけたものです。

パタヤ、ラン島のティエンビーチ
 
 上の写真などは形の良い樹があって、白砂のビーチの無効に美しい海が広がっています。その横で気持ち良さそうに寝ているのはロシア人のカップルです。絵になる光景です。

パタヤ、ラン島のティエンビーチの犬
 
 その近くではワンちゃんもお昼寝中です。これもタイらしいのどかなビーチ風景です。暑くないのかよって聞いてみたくなります。

パタヤ、ラン島のティエンビーチ
 
 海に目を転じれば、美しい遠浅の海が広がっていて、若者やロシアの老人たちが楽しんでいます。ティエンビーチの特徴として、サマエビーチよりも若い人の比率が高いことがあげられると思います。言い方を変えれば、高齢者は直行便のあるサマエビーチまでは来るけれども、さらにティエンビーチまで来るのが億劫だから、ティエンビーチには高齢者が少ないのかなとも思います。若い人の比率が高い分だけ、ティエンビーチの方が華やかな印象を受けます。

パタヤ、ラン島のティエンビーチ
 
 子供連れの観光客も多いです。遠浅の海ですから子供を遊ばせるにも適したビーチなのです。それにしても水質の良いビーチです。

パタヤ、ラン島のティエンビーチ

 上の写真では、ティエンビーチの水の透明度の高さがよく分かります。

パタヤ、ラン島のティエンビーチ

  ラン島には沢山のビーチがありますが、私のおすすめはティエンビーチです。驚くほど透明感のある水質と白い砂浜がまぶしいビーチです。観光客も比較的少なく、アクセスもしやすいティエンビーチは、ラン島のナンバー1ビーチだと私は思います。



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