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私がバンコクに来ると必ず立ち寄る街、それがバンコクのチャイナタウン、ヤワラート(タイ語では「ヤワラー」という発音になります。)です。タイの経済は華人が牛耳っているなどとも聞きます。確かにこのヤワラー(チャイナタウン)に来るとすさまじい活気があって、観光客である私も元気をもらうことができます。 私がヤワラー(チャイナタウン)に来る理由の一つは、ヤワラーから元気をもらうということですが、もう一つはヤワラーならではのグルメにあります。 |
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ヤワラーのグルメといえば、道路に広がる屋台街もありますし、クンパオ(焼きエビ)で有名なT&K シーフードもありますし、フカヒレスープの和盛豊(フアセンホン)もあります。どこも日本ではなかなか同じ価格では楽しめない料理ばかりなので、タイ旅行者としては価値のある店ばかりなのです。 |
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そうした価値あるお店の一つに、潮州料理の名店で陳再裕(タンジャイユー)というレストランがあります。バンコクの華人の半分以上が潮州人(潮州は広東省東北部に位置する都市です)ですから、バンコクでの中華料理というと、どうしても潮州料理店が挙げられてしまうのです。 潮州料理は日本ではあまり知られていませんが、広東料理の一派で海鮮の素材の味を尊重した淡白な味付けが特徴です。麻婆豆腐や海老チリ、回鍋肉といった四川料理(素材が良くないので味付けを濃く辛くして料理の完成度を高めています)とは対極の位置にある中華料理です。日本の中華料理屋さんは、どちらかというと四川料理系や酢豚、八宝菜や焼き餃子などの北京料理系の料理を出す店が多いので、潮州料理を食べると「これが中華料理?」という反応をする日本人は少なくありません。 そんな潮州料理をベースにしたタイ式中華料理を食べさせてくれるレストランが陳再裕(タンジャイユー)なのです。看板を見ると、フカヒレスープの写真も出ています。 |
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陳再裕(タンジャイユー)へは、ヤワラート通りからヤオワパニット通りに入ります。ヤオワパニット通りに入ってすぐ左側です。上の写真のように看板も出ていますし、魚やカニなどが入っている水槽がいくつも並んでいますので、すぐに分かると思います。 庶民的な店構えですね。でも、このレストランは、毎年の旧正月(中国の正月)の日にタイの王女様が召し上がりに来られるという大変な有名店なのです。その日は、ヤオワパニット通りを通行止めにするというようなことも書いてありましたけども、陳再裕(タンジャイユー)酒家が60年以上続いている老舗であるばかりでなく、バンコクを代表する中華レストランでもあることが分かると思います。 |
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さて、この日は一人で来ています。 注文したのは、まず、牡蠣のお好み焼きです。牡蠣のお好み焼きは潮州料理の定番で潮州蠣煎という料理名でよく知られています。(潮州蠣煎については中国深?の潮州料理レストランのページに写真が掲載されています。) 私も当然この料理をイメージして注文したわけですが、出てきたのはお好み焼きというよりも玉子とじとでもいうべきもので、潮州蠣煎では決してありません。そうです、いわゆるタイ料理のオースワンなのです。このように、タイに入ってきた潮州料理は、もともとのタイ料理の調理法や味付けとミックスされて、独自の発展をしていったのだと思います。潮州蠣煎はタイにおいてはオースワンへと進化してしまうのです。 |
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このオースワン、ご覧の通り、小粒ですが新鮮な牡蠣がふんだんに使われていて、味付けも良く旨いです。食べたかったお好み焼き(潮州蠣煎)ではなかったのですが、大満足です。 |
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適当に調味料もつけて食べます。味付けがさらにタイ料理になって行きます。 |
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そして、蟹チャーハンです。蟹炒飯も海の素材をよく使う潮州料理の定番の一つです。でも、唐辛子入りナムプラーを思いっきりかけてしまったので、潮州料理 玉子が炒飯に絡めてあるところが、かろうじて中華料理の名残を残しています。 |
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茶碗に盛り付けると良く分かりますが、この蟹炒飯には蟹の身が沢山入っているのです。これで美味しくないはずがありません。タイ風調味料をしっかりかけてカオ・パッ・プーになった蟹炒飯ですが、これまた大満足です。 |
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| 陳再裕酒家(タンジャイユー・レストラン)は潮州料理店なのですが、今日のような注文をしてしまうと、もう、これはタイ料理店ですね。点心などもありますし、フカヒレスープもありますから、そうした料理を中心に注文すれば、潮州料理レストランらしくなるのかもしれません。 前回、陳再裕酒家(タンジャイユー・レストラン)に来たときに食べたフカヒレスープの写真がありましたので、掲載します。フカヒレスープはこのように土鍋にドーンッと入って出てきますので、一人で来たときには食べきれないんです。 |
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陳再裕酒家(タンジャイユー)の店内です。シーフードのソンブーンとかクアンシーフードとかウォンリー・レストラン(源利大飯店)とかとメニューも似ていますけど、店のなかの雰囲気も似ています。できるだけ大勢で来て、フカヒレスープをはじめとした各種海鮮料理を食べるのに適したレストランですね。 |
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陳再裕(タンジャイユー)に来ると、お決まりのメニュー |
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陳再裕酒家(タンジャイユー)はたびたび利用させてもらっていますが、1年とか2年ぶりに行くということが多いので、どうしても同じようなメニューを注文してしまいます。それだけ、以前行った時の美味しい印象が残っているということだと思います。上の写真はサービス品が出た時のおつまみです。 |
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どうしても注文してしまうのがこれ、オースワン(カキのお好み焼き)です。例によって、中国潮州の 雰囲気があって、普通にタイで食べるオースワンとは見栄えが全然違うのですが、中国料理、とりわけ潮州料理大好きな私としては、このオースワンがこの店に来るお目当ての一つなのです。 |
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そして、中国点心の蝦餃(エビ餃子)と蝦焼売(エビ焼売)はバンコクの味というより香港とか広州とかの味に近いです。私は潮州にも何回か行っていて現地で飲茶をしていますが、潮州の飲茶もレベルが高いです。陳再裕酒家(タンジャイユー)の点心は同じヤワラートにある和盛豊に比較すると、はるかに本場香港や広東省の味に近いと思います。美味しいです。 |
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試しにスープも注文してみました。野菜中心のスープでしたが、タイの調味料が入っていない中華料理のスープです。タイにいると毎日のように辛いスープ、スパイシーな料理を食べてしまう私の胃腸にとっては、安らぎを感じるスープでした。 |
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全然タイっぽくないですね。 |
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タイっぽくないということで言えば、このエビチャーハンも全然タイっぽくないです。注文する時はカオパックンと言って、注文していますよ。でも料理が出てくると、中国のエビチャーハンなのです。半分はエビチャーハンとしてそのまま食べて、半分はナムプリックをふんだんにかけてカオパックンとして食べました。 |
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