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緑のカオマンガイ|アジアグルメ図鑑(バンコク)

緑のカオマンガイ−アジアグルメ図鑑(バンコク)

緑のカオマンガイ

バンコクの緑のカオマンガイ

 バンコクでカオマンガイと言えば、真っ先に出てくる名前がガイトゥーン・プラトゥーナーム、通称「ピンクのカオマンガイ」です。店員のユニフォームが昔からピンクだったので、「ピンクのカオマンガイ」と言われています。「緑のカオマンガイ」は「ピンクのカオマンガイ」から20mくらい離れた場所にあって、セントラルワールドプラザやBig-Cの方から来ると、プラトゥーナームの交差点を曲がってすぐにあるのが「緑のカオマンガイ」、そしてその3〜4軒先に「ピンクのカオマンガイ」があるのです。
 私が「ピンクのカオマンガイ」に初めて行ったのが二十数年前で、その後何十回となく行っているのに、「緑のカオマンガイ」に入るのは今回が初めてです。と言うか、「緑のカオマンガイ」がいつできたのかも知りません。3年くらい前に初めてその存在に気付いたという程度なのです。


 緑のカオマンガイの店内です。日曜日の10時くらいに訪問しましたが、御覧の通りのガラガラな状況です。実は私以外に一組の家族客がいましたが、彼らはインド系の外国人です。タイ人のお客さんが全くいないのです。
 カオマンガイは鶏肉をご飯に載せた料理で、タイ料理の大衆料理の定番の一つです。しかも単純な料理です。そんなカオマンガイですけれども、あちこちで食べてみると、確かに美味しい店、そうでない店は結構はっきりしています。この不人気さからすると、「緑のカオマンガイ」は美味しくないのではないか、そんな不安が心をよぎります。


 他のお客さんが殆どいない状態ですから、すぐに料理が出てきました。チキンスープがセットで付いていて、右奥に見えるのがタレです。タレは唐辛子の量が多いので、スパイシーな料理を好む私としては嬉しい限りです。因みにこの日注文したのは大盛り(ピセー)で50バーツでした。(2015年3月現在)



緑のカオマンガイのカオマンガイ大盛り

 最も大切な鶏肉はどうでしょうか。アップにした上の写真を見てください。美味しそうですよね。当然ですが皮もついていて、皮のあたりもすぐにでも食べたくなるような見栄えです。ただ、鶏肉の切り方がちょっと細かすぎる気もします。

緑のカオマンガイはタレが辛い

 そして、タレをかけたところです。唐辛子が多いのが写真でも分かりますよね。さて、問題の味付けです。
 不味いとは言わないものの、「ピンクのカオマンガイ」に比較すると、肉もご飯もふっくら感に不足しています。結果として、鶏肉については味の奥行きが足りない気がします。やはり同様の価格でやろうとすると、「緑のカオマンガイ」は「ピンクのカオマンガイ」に比較して量を捌けませんから、同価格で肉を買おうとすると質の悪いものにならざるを得ないということが背景にあるのか、あるいは単に調理法の問題なのか、もちろん私には分かりません。ただ、この鶏肉が美味しい美味しくないという点では人それぞれに好き好きがあります。私は「ピンクのカオマンガイ」の方が美味しいと思います。
 問題はご飯です。ふっくら感がないと書きましたが、固くてどう考えても美味しくないのです。ご飯については人それぞれに好き好きがあったとしても、100人中95人は「ピンクのカオマンガイ」を選ぶと思うのですが。

 ということで、食べ進めば進むほど、ただ唐辛子で辛いだけのご飯のように感じてしまって、「緑のカオマンガイ」は私にとってはちょっと残念な味だったということです。


 「緑のカオマンガイ」で食べた後、「ピンクのカオマンガイ」を覗いてみました。同じ時間で、ほぼ同じような場所にあって、片や「緑のカオマンガイ」では閑古鳥が鳴いていたのに、こちらピンクのカオマンガイは満員盛況で、外に並んでいる人さえいます。最初にピンクを見てから緑に行けば、あまりの違いに緑のカオマンガイを食べてみようなどという冒険心を起こさなかったに違いありません。
 でも、ここで考えてしまうのですが、このようなお客さんの反応ほど味の違いがあったのでしょうか。タイの人々は味について結構シビアなのかも知れないなどと思いながらも、自分がもう一度「緑のカオマンガイ」で食べる姿は決して想像できないのでした。

 なお、ピンクのカオマンガイの日本進出第一号店、ガイトーン東京についてはこちらをご覧ください。



 



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