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深水埗、劉森記の雲吞麺と蝦子撈麺|アジアグルメ図鑑(香港)


 深水埗、劉森記のラーメン 


劉森記はミシュラン掲載店

劉森記の看板(香港深水埗)

 深水埗と言九龍の下町で、電気街があって、パソコンやその周辺機器を買う時に私がよく行く街です。土日ともなるとすごい混雑になるのは、電気街があるからだけではなく深水埗にはおいしいB級グルメがあふれているからです。
 深水埗の電気街で最も有名なビルは高登電脳城です。黄金電脳城も同じビルです。その高登電脳城から歩いて30秒の場所にある麺店がこのページで紹介する劉森記です。看板が道路に突き出ているのですぐに分かるはずです。

劉森記麺家はミシュラン店(香港深水埗)

 私は以前から深水埗に来ると、ランチをここで食べてそれから高登電脳城に向かうというパターンでした。というのも、高登電脳城の中の店舗は1時くらいにならないと開かない店が多いので、午前中から行っても殆どの店がまだ店を閉めているからです。
 そんな劉森記がいつの間にかミシュラン入りをしていました。ビックリしました。もちろん、私も美味しいから毎回のようにここ劉森記に来ていたわけですが、まさかこんな店がミシュランに入るとは驚きです。
 もっとも最近では香港島西湾にある英記麺家の叉焼麺もミシュラン入りしていますから、英記麺家に比べれば劉森記の方がまだミシュラン店らしい店構えかもしれません。

劉森記の店内(香港深水埗)

 間口は狭い店ですが、奥行きはかなりあります。80人くらいは入れる店かも知れません。英記麺家には30人も入れないでしょうから、それに比べれば広い店です。

劉森記の厨房(香港深水埗)

 入り口わきの厨房です。注文シートが10枚くらい並んでいます。いつもほぼ満員状態ですし、ピーク時には行列もできる店ですから別に驚くほどではないです。しかも、この店では調理も速いしお客さんも食べ終わったら長居はしませんから開店は良いです。
 それ以上に注目しないといけないのは厨房にあるトッピングです。美味しそうな牛肉、内臓肉などが並んでいます。雲吞麺が美味しいとはいえ、毎回雲吞麺では芸がないですから、時々こういうトッピングを私も乗せています。



劉森記のワンタン麺はエビがプリプリ

劉森記のエビワンタン麺(香港深水埗)

 初めて劉森記に行かれる方はやはりワンタンメンから試すべきでしょう。ここのワンタン麺は典型的な香港のワンタン麺です。すなわちエビワンタンが入っている雲吞麺です。
 配膳時にはエビワンタンは麺の下に入れていますから見えていません。これは香港のワンタン麺屋ではどこも同じです。ワンタンが乾かないようにしているのだと思います。

劉森記のエビワンタン麺(香港深水埗)

 写真を撮るためにワンタンを上に出しました。通常、4つのエビワンタンが入っています。
 香港の麺は店によってそれぞれ特徴があります。私が好きなのは香港島中環の沾仔記のゴムのような麺です。エビワンタンの美味さで言うと実は元朗の好到底が最高かなと思っています。ここ劉森記の場合はその二店に負けず劣らずのワンタン麺ではあります。

劉森記のエビワンタン麺(香港深水埗)

 エビワンタンのプリプリ感というのは、劉森記も負けていません。麺もゴムのような麺で噛めば噛むほど味が出る美味しい麺です。きっと満足できるワンタン麺だと思います。



 私のおすすめは牛筋牛バラ蝦子撈麺

劉森記の蝦子撈麺(香港深水埗)

 劉森記のもう一つの人気メニューは蝦子撈麺(エビの卵がけ混ぜ麺)です。これも香港に来たらぜひ食べたい麺です。日本では滅多にお目にかかれないメニューなのですが、香港では様々な店のメニューに入っています。
 実はこの蝦子撈麺(エビの卵がけ混ぜ麺)も最も美味しいと私が評価しているのは元朗の好到底です。この店は別格で美味しいです。ただやはり元朗まで行くとなると、観光客には時間的にちょっと辛いかもしれません。

劉森記の蝦子撈麺(香港深水埗)

 劉森記の蝦子撈麺(エビの卵がけ混ぜ麺)の素晴らしさは、エビの卵の量です。上の写真からお分かりのように半端なく多いです。エビの卵の量ではトップでしょう。その分エビの味が濃厚です。美味しいですよ。

劉森記(香港深水埗)

 そして、蝦子撈麺(エビの卵がけ混ぜ麺)によく合うのが、フリーで食べることができる大根の漬物です。ワンタン麺にはあまり合うとは感じないのですが、この大根をつまみながら蝦子撈麺を食べるとエビの香りが引き立つ気がします。
 それから写真は撮っていませんが、蝦子撈麺を注文するとエビの香りが強いスープがサービスで付いてきます。このスープも美味しいですよ。

劉森記の牛筋牛腩蝦子撈麺(香港深水埗)

 さて、一つ前の写真の伝票にHK$46という数字が見えますが、それが私おすすめのメニューである牛筋牛腩蝦子撈麺の価格です。牛腩は牛バラ肉のことです。
 そうなんです。入り口わきの厨房にあったトッピングを蝦子撈麺に乗せているのです。この料理はメニューにも載っていますから、メニューで指さすことで注文できます。

牛筋牛腩蝦子撈麺(香港深水埗)

 どうです、このトッピングの美味しそうなこと。
 初めてこれを食べた時はエビの味と牛肉の味というのは組合せとしてあまりグルメではないなと思っていたのですが、意外にこれがいけるのです。最近はすっかり私のお気に入りになってしまって、単なる蝦子撈麺を注文することはなくなってしまいました。これ、劉森記のおすすめのメニューです。因みに、私が蝦子撈麺を食べるのに元朗の好到底ではなく深水埗の劉森記に来る理由は、この牛筋牛腩を食べられるからなのかもしれません。