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深圳・京基100の外婆家、杭州料理レストラン|アジアグルメ図鑑(香港)


 深圳、外婆家KKモール(京基100)店の杭州料理

京基100(KKモール)


 2014年10月現在、深圳で最も高いビルは京基集団が2011年にオープンした京基100ビルです。今日は、このビルのKKモールというショッピングモールにある杭州レストランで、深圳にいる中国人の友人と夕食です。


 京基100ビルは地下鉄の大劇院駅と地下道でつながっていますから、深圳が初めての方でも間違えずに行ける場所にあります。深圳名物の鄧小平の大画像があるのもこの近くです。上の写真の通り、KKモールは典型的な最近のショッピングセンターです。


 今日の杭州料理レストラン、外婆家はKKモールの4階にあります。美味しくて安いので、まだ夕方の6時前だというのに、入りきれない人が入口で順番待ちをしています。決して店が狭いわけではありません。とにかくすさまじい人気店なのです。
 この外婆家は杭州本社のレストランで、杭州市内はもとより上海など華東地区にもたくさんの店舗があります。深圳市内にも最近は2店のレストランを出している人気店です。別の店には何回も行っていますが、安定した味付けと廉価な価格設定が魅力的なレストランです。家族や友人と気楽に食事するには最高のレストランです。



 外婆家の杭州料理


 杭州料理というのは、日本では上海料理という一つのジャンルに入れられてしまいがちですが、中華料理に詳しい人ならご存知の通り、素材も料理法も上海料理とは一線を画している料理です。
 杭州料理レストラン、外婆家での最初の一品は西湖藕韵といって、蓮根にもち米を詰めて甘く味付けた杭州の伝統料理です。杭州と言えば西湖です。杭州料理の特徴の一つは、西湖の幸を使った料理にあります。華麗な蓮の花で知られる西湖を思い出しながらの蓮根料理です。杭州料理の定番で、私がお気に入りの一つです。


 続いて、杭州料理の定番、龍井蝦仁(小エビの龍井茶炒め)です。杭州は最高級中国茶である龍井茶の産地です。龍井茶で香りをつける料理もまた、杭州料理の特徴の一つなのです。川や湖沼で採れた小エビを龍井茶とともに炒めているので、龍井茶の香りがほど良くて美味しいです。
 私は杭州にはよく行っていましたので、これらの杭州料理の定番は食べ慣れています。その私から見ても、杭州での普通の味です。中国は広いので同じ中華料理と言えども本場の味に巡り合うことは難しいのですが、ここ外婆家の杭州料理は安心して食べられる普通の杭州料理だと思います。実は、この日一緒に食べた友人は浙江省の出身です。その彼から見ても、このレストランの味は普通の杭州料理だということでした。


 続いて、温泉卵です。メニューの最初に温泉玉子なる品が書いてありましたので、ダメもとで注文してみました。単なる茹で卵でした。醤油を付けて食べるところが日本とは違いますね。書くまでもありませんが、これは杭州料理ではありません。


 続いての料理は、私の友人がオーダーした羊肉のスライスです。ニンニクの効いたタレに付けて食べるとこれが酒によく合います。美味しいですね。この料理については、彼もつい最近見つけて、以来毎回注文するようになったお気に入りメニューだということです。


 そして、外婆家の看板メニューの一つ、茶香鶏です。鶏の蒸し焼きですが、杭州料理らしく龍井茶の香りを淡くまぶしています。これはさすがに美味しいです。鶏の蒸し焼きというと、叫化鶏(こじき鶏)が有名ですが、これは杭州料理ではなく上海近くの常熟の料理です。この茶香鶏はこじき鶏と同様に鶏一羽丸ごと蒸し焼きする時に龍井茶の香りをつける料理ですから、近郊の料理に杭州らしい味付けを加えた創作料理ということになります。
 今日、KKモールの外婆家で食事すると決めた瞬間から、茶香鶏は注文不可避ということでマークしていました。3年ぶりくらいに食べました。その時は杭州の外婆家で食べましたけど、同じ味です。

 

 この日はほかにも、青豆泥(グリーンピースの濃厚冷スープ)、豆腐や野菜のスープ煮なども食べましたが、それらも含め、全体的には健康的なメニューでした。こういったメニューの組み立てをすると、脂っこいと言われがちな中華料理も日本人には食べやすくなります。日本人の口に合う中華料理になるのです。
 そして、お酒は紹興酒。上の写真中央に見える容器が紹興酒15年物です。久しぶりの友人との食事なので、普段はあまり飲まない15年物を選んでみたのです。さすがにまろやかで美味しいです。
 大満足の夕食でした。