潮州古城と潮州打冷
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潮州古城と潮州打冷
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 潮州の広済橋 |
潮州市は広東省東部にある都市で、潮州料理発祥の地です。私が住む深圳からは高鉄(中国新幹線)で最速の列車に乗れば1時間半の距離です。上の写真は潮州観光のハイライトである潮州古城という潮州の旧市街地と川の対岸を結ぶ共済橋という橋です。
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潮州古城 |
潮州古城は夜です。ライトアップされて大変きれいです。
潮州も広東省にあって5月から11月くらいは、日本の夏もしくはそれ以上の暑さと蒸し暑さに襲われるので、観光客を含め、人出が増えるのは夕方涼しくなってからです。
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潮州古城の朝 |
潮州古城には、騎楼と言う道路に面した一階が通路として開放されている構造の建物が並びます。台湾の街でよく見られる建物構造と同じです。雨が多い広東省や台湾で、中華民国の時代に建てられた建物に共通しています。
こうした騎楼構造の建物も再開発により建て替えられてつつあり、中国本土ではあまり見かけなくなってきました、潮州古城の場合は改装されて綺麗になりすぎているものの、大変広いエリアに騎楼が続いていて、昔を知ることができる貴重なスポットと言えます。
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 潮州古城にある潮州打冷のお店 |
潮州古城には潮州打冷という食堂が沢山あります。潮州打冷というのは、日本語で言うと潮州ご飯屋さんみたいな意味でしょうね。何種類もあるおかずから、食べたいおかずを選んで食事できるお店です。上の写真の3-4倍のスペースにおかずが並んでいて、カフェテリア方式で食べたいおかずを選べます。
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潮州市の開元寺泰佛殿 |
上の写真は開元寺泰佛殿というタイ仏教のお寺です。タイには沢山の潮州華僑が渡り住んでいて、今のタイ経済も潮州華僑の末裔が牛耳っているという話をよく聞きます。
潮州はタイとも密接に関係のある街なのです。
以上の話は、「潮州グルメ旅行(1)-潮州古城と潮州打冷」の中で詳しく紹介しています。このページでは、潮州での飲茶の話と、潮州のお茶である单樅茶を龍湖古塞という古い街で楽しんできた話を紹介します。
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潮州で飲茶
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 広東料理の最高峰、韓上楼での飲茶 |
香港や広州などと同じく、潮州でも飲茶が盛んです。飲茶が盛んなのは、広東省くらいで、中国全体で見たらごく一部の地域です。例えば、北京や上海では最近でこそ飲茶を楽しめる店も現れてきましたが、地元の人たちに飲茶習慣があるわけではありません。
潮州の人たちには朝の飲茶習慣(早茶と言います)があります。しかし、それも年配の人が中心で、若い人たちがもっと簡単に短時間で済ませられる朝食を好むからです。こうした若い人の飲茶離れは、香港や広州などにも共通していますし、広東省以外から来た人が殆どである深圳では、そもそも飲茶習慣などありません。
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お茶は鳳凰单樅茶 |
韓上楼ではテーブルに着くとチャイナドレスのお姉さんがお茶の注文を取りに来ます。いつもなら普洱茶を注文する私ですが、ここは潮州ですから、潮州が誇る单樅茶(ダンツォン茶)を注文しました、单樅茶は、烏龍茶と同様に青茶に分類されるお茶で、最高級の鳳凰单樅茶は香り高いお茶として、中国ではよく知られています。韓上楼の单樅茶は鳳凰单樅茶です。
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潮州の点心と言えば潮州粉果 |
潮州を代表する飲茶の点心は、何と言っても潮州粉果でしょう。粉果は餃子のような形をしていますが、具をたくさん入れるので厚い皮を使います。具には野菜やピーナッツ類が必ず入り、時にはエビなども入ったりします。要は具沢山の蒸し餃子なのです。
韓上楼の粉果は、まさに王道の粉果の味。美味しいです。
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陳皮牛肉球 |
そして、こちらは陳皮牛肉球。牛肉球はよく食べるのですが、この店の牛肉球は牛肉の香りも良いし、陳皮(みかんの皮を干した食材)の香りも効いています。最高級の牛肉球ですね。
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焼きミルク饅頭 |
これはちょっと珍しい点心でミルク入りの饅頭の表面をカリカリに焼いたものです。饅頭の表面の香りが良くて、中に入っているミルクも甘みが少し強くて美味しいです。
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金龍賓館はワゴン式飲茶 |
ランチタイムに潮州古城に近い金龍賓館に飲茶に来ました。ここはワゴン式飲茶の店です。韓上楼のように格式は高くないけど、潮州の一般的な飲茶風情を味わえます。
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 金龍賓館はワゴン式飲茶 |
回ってくるワゴンに乗っている蒸籠を見てみると、美味しそうな点心、見慣れた点心がいろいろありますね。ワゴンは何台かあって、これは蒸し点心専用のワゴンです。他に揚げ点心専門だったり、粥のワゴンだったり、饅頭のワゴンだったり、いろいろ回ってきて楽しいです。
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プリプリのエビ焼売 |
これはエビ焼売です。皮の中にはエビしか入ってないからエビ餃子と言われているかもしれません。ワゴンで見た瞬間に注文したくなってしまうビジュアルです。
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 プリプリのエビ焼売 |
皮を取り去ってみると、こんな蝦だらけの中身です。これがしかもプリプリの新鮮さなのです。これじゃ、美味くないはずがありません。滅多にやらないことなのですが、一人飲茶なのに、次にワゴンが回ってきた時も注文して、二皿食べてしまいました。
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魚のつみれ球 |
今度は魚のつみれを球状にした点心です。香港や広州では綾魚球が有名ですが、綾魚球よりずっと美味しいです。というのも、つみれにかけている魚のスープが実に美味しいのです。そのスープによく浸して食べると、実に美味しい。
潮州の点心は味の水準が高いです。
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龍湖古塞で单樅茶を味わう
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龍湖古塞の入り口 |
潮州周辺の古鎮(古い集落)を探していたら高鉄の潮汕駅の近くに、龍湖古塞という集落があることが分かりました。潮汕駅の近くといっても車で10分以上かかります。ただ、潮州市から最寄りの高鉄駅である潮汕駅まで車で行っても30分以上かかりますので、深圳へ帰る高鉄に乗ることを考えれば、龍湖古塞の方が近いわけです。
ということで、大して期待せずに来た場所が龍湖古塞です。この入り口から古い集落が始まります。
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龍湖古塞、商店街 |
龍湖古塞という集落は宋の時代(960~1269)から続く歴史ある集落で、明の時代にもっとも繁栄していたと言われています。集落内の雰囲気は、清くらいの時代の街並みです。商店もぽつぽつあって、コンビニはこの龍湖古塞の範囲の外で営業許可されています。
観光客らしき人もいますけど、あまり多くないです。その分、古い集落の雰囲気を存分に味わえます。
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龍湖古塞 住宅街 |
龍湖古塞は想像していたより、かなり広いです。商店街は300mくらいあるような気がします。その商店街から分岐する路地の両側に住宅街が広がっています。住宅街にまで入ると、もう観光客もいません。歩いているのはここに住まわれている方だけのようです。
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龍湖古塞 先祖を祀る祠堂 |
時々、先祖を祀る祠堂があって、上の写真のように門に絵が描かれています。ここは忠浩公祠という忠浩公を祀る祠堂だと思います。
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祠堂の中 |
殆どの祠堂は門が閉じられていましたが、空いていた指導もあったので、中も撮影させてもらいました。
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龍湖古塞の茶館
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龍湖古塞で見つけた茶館 |
龍湖古塞を散策していて時々見かけたのが茶館です。上の写真のように茶館の看板があるわけでもないし、営業中という札がかかっているわけでもないし、そもそも何時から何時まで営業しているのかもさっぱりわからない中でしたが、いくつか茶館の門をくぐって、状況を見てみました。
最終的に入ったのが。この茶館で、確か4軒目くらいのアプローチでした。
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龍湖古塞の茶館 |
茶館の敷地内に入ると、建物内のテーブル席は狭っ苦しくて魅力を感じませんでしたが、アウトドアの空いている隙間スペースに造ってあるテーブル席が、ちょっと魅力的です。テーブルが石だったり、木株だったりしていて、雰囲気は悪くないです。
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 龍湖古塞の茶館 |
お茶を炭で沸かすようなこの席も魅力的ですね。でも一人でお茶するにはちょっと広すぎて寂しいかもです。
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 龍湖古塞の茶館 |
こんな感じで石のテーブルでお茶を淹れることにしました。茶葉はもちろん、潮州特産の鳳凰单樅茶です。炭で湯を沸かし、石のテーブルで最高に美味しい鳳凰单樅茶をいただく。周りは物音ひとつ聞こえない静けさです。これ以上の贅沢はないですね。
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龍湖古塞の茶館 |
鳳凰单樅茶を飲みながら過ごした約二時間。あまり難しいことを考えずに、静かにお茶を楽しみました。龍湖古塞の雰囲気、宋代とは言わないものの清代くらいの雰囲気には浸れました、
こういう旅も悪くないです。
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龍湖古塞は高鉄・潮汕駅の近く |
高鉄・潮汕駅は潮州市と汕頭市の間に位置しています。どちらの市街地に行くにも車で30分以上かかります。
龍湖古塞を出て、潮汕駅に着き、あとは深圳に帰るだけ、この高鉄はたくさん停車する遅い列車なので2時間くらいかかります。のんびり帰ります。
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