深圳で食べる激辛の重慶小麺
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重慶小麺(重庆小面)とは
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本場重慶で食べた重慶小麺 |
重慶小麺は重慶で生まれた激辛ラーメンです。重慶はこれまた激辛の火鍋でも有名な大都市で、重慶の人は本当に辛い料理がお好きなようです。私も辛い料理が好きで激辛ラーメンにも目がないので、この重慶小麺を一度食べて病みつきになってしまいました。
中国で重慶小麺というと、必ず中国三大ラーメンに必ず数えられるほど有名で人気があるのですが、日本での知名度はまだまだ低いと思います。激辛ラーメンが好きな方には、深圳でぜひ重慶小麺を味わってもらいたいものです。
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重慶市は中国最大の都市 |
重慶市は人口3200万人を超える中国最大の都市です。市と言っても、面積は北海道とほぼ同じで、大変広い面積を持つ市です。別名「霧の都」などと言われていますが、これはスモッグではなく、長江(揚子江)が流れ周囲を山に囲まれた四川地方特有の気候によるものです。
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重慶の観光スポット、磁器口 |
そんな重慶市にある観光地の磁器口。昔ながらの街並みが残る街を歩いていると、大都市重慶とは思えないのどかさがあります。
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重慶磁器口の商店 |
磁器口にある商店には辛い料理を取り扱う商店が多いことに気が付きます。重慶に来たら辛い物を食べて、辛い物を土産に買って、と考える観光客が多いのでしょう。私も辛い土産をあれこれ買ってしまいました。
このような街だからこそ育まれた激辛の重慶小麺。まず、本場重慶の味を紹介したうえで、深圳で食べる重慶小麺の紹介をしていきたいと思います。
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重慶で食べた重慶小麺(重庆小面)
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重慶市の人気店で食べた牛肉入り重慶小麺 |
重慶市に行く用事があったので、重慶市で人気の高い重慶小麺の店を調べて食べてきました、店名は眼鏡小麺。店名の謂れは知りませんが、あまり美味しそうな名前ではないですね。
でも食べてみると、麺も牛肉も美味いです。配膳された時は上の写真通りですので、あまり辛そうに見えませんが、スープはどうなのでしょうか。因みに、注文時に辛くしますかと質問されたので、重慶の一般的な辛さでお願いしますと答えていました。
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重慶小麺の辛さを舐めてはいけない |
スープを飲んでみるといろいろな辛さが絡んでいて、美味いですね。唐辛子のストレートな辛さではなくて、複雑に絡み合った辛さというか、よく計算され尽くした辛さというか、とにかく美味しくて、ガンガン飲んでしまいます。
深圳の重慶小麺よりも複雑な味で、しかも深圳で重辛(大辛よりも辛いレベル)にしたスープよりも辛いです。この辛さが重慶では標準レベルだとすると、重慶の大辛というのはどれほど辛いのだろうなんて思ってしまいます。
そんなことを考えていたら、結局スープを余さず飲み切ってしまいました。美味かったのです。
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眼鏡小面は重慶小麺の人気店 |
今回お世話になった眼鏡小麺の店頭です。どう見ても、そんなに特別な店とは思えない普通のラーメン屋です。でも、ピーク時を外して2時くらいに行っても、店内は席がいっぱいで座るのに少し待ちました。
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重慶・眼鏡小麺前の道路で食べる人たち |
それどころか、店の外では写真のように道路に座って食べる人までいます。さすが重慶の人気店です。
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夜は近所のラーメン屋で混ぜそばと抄手(ワンタン) |
ランチに食べた重慶小麺が美味かったので、夜はホテルの近所で見かけた小さな店で夜食です。夜食にしては欲張りすぎで、混ぜそばと抄手(ワンタン)をいただきました。混ぜそばは、今お母さんが麺を器に入れている通り、そんなに大きくないのです。
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重慶で食べた混ぜそば |
まず、混ぜそばです。結構美味しそうな麺です。お母さんが暇そうにしていたので入った店だったけど、なかなか侮れないですね。
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重慶の混ぜそば。かき混ぜるとやっぱり重慶だ。 |
で、かき混ぜえると、すごい色してきました。これ美味いなぁ。ランチの重慶小麺も顔負けの美味さです。辛さという点では、そんなに驚くほどの辛さではないです。激辛好みの私も美味しいと感じるくらいの辛さですね。それよりも、麺の美味しさが印象に残った混ぜそばでした。
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本場重慶で食べた抄手(ワンタン) |
そして、夜食のメインは抄手(ワンタン)です。抄手(ワンタン)は深圳にある重慶小麺の店でも時々食べていて、重慶に来たらぜひ食べたいと思っていたのです。
抄手(ワンタン)の位置づけは、麺の代わりに抄手(ワンタン)が入っているということですね。ですからスープは小麺と似たようなスープで、辛いスープになっています。
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抄手(ワンタン)には香辛料がよく絡む |
抄手(ワンタン)は主食替わりですから沢山入っています。そして、麺よりも香辛料が絡みやすいから結構辛いのですよ。辛い!美味い! こんな小さな名もないような店で、こんなに美味いものが食えるのか。重慶恐るべし!
辛いもの好きな重慶の人が抄手(ワンタン)を好むのがよく分かります。これは美味いわ。
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重慶で食べた豌雑麺(豌杂面) |
そして翌日。豌雑麺(豌杂面)で有名な十八梯鄧凳麺という店でランチ。
豌雑麺というのは重慶発祥の有名な混ぜ麺で、麻辣味のタレ、豆板醤などで味付けされたそぼろ肉とトロトロに煮込まれたえんどう豆をミックスした味です。それでもメインの味は麻辣味のタレで、深圳の重慶小麺の店では、重慶小麺よりも豌雑麺の方が辛いとされていて(唐辛子マークが多い)、私が食べても重慶小麺よりも辛いと実感しています。
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本場の豌雑麺(豌杂面)は強烈に辛い |
例によって、豌雑麺(豌杂面)をかき混ぜます。豌雑麺(豌杂面)に煮込んだえんどう豆を入れるのは、えんどう豆の甘さを生かすためなのですが、タレの辛さでえんどう豆の甘さが隠れてしまいます。でも時々えんどう豆の甘さが顔を出してくれると、口の中がふっと明るくなった様な気がします。絶妙な辛さと甘さのコンビネーションです。
でも辛さが圧倒的に勝っています。これを毎日食っていたら好みの味覚は変わっていくでしょうね。
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重慶の麻辣アイスクリーム |
豌雑麺(豌杂面)は辛かったけど、もちろん完食しました。自他ともに認める激辛ラーメン大好き人間は、辛ければ辛いほど挑戦意欲がわいてしまうのです。
豌雑麺(豌杂面)を食べた十八梯鄧凳麺の近くで、麻辣アイスクリームを発見。重慶ではアイスクリームも激辛にして食べるのでしょうか。買わないわけにはいきません。
食べてみると、アイスクリーム部分は普通のアイスクリームで甘いです。でもたれと唐辛子で表面が辛いですね。これを食べていると、豌雑麺(豌杂面)で炎上した口の中が徐々に中和されていきます。でも辛いのです。重慶の子供たちは、重慶小麺や抄手、豌雑麺ばかりでなく麻辣アイスクリームも食べながら育っていくのですね。
重慶は私の味覚と相性の良い街でした・
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深圳でのおすすめの襄陽牛肉麺
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私行きつけの深圳の重慶小麺店 |
さて、それでは深圳で食べる重慶小麺についてお話しします。旅行者の方向けに重慶小麺はどこで食べたら良いかという話から始めましょう。
深圳市内には重慶小麺の店は数えきれないくらいあります。うちの近所歩いて10分くらいの距離でも5件以上あります。小さい個人経営の店もあれば大規模なチェーン店もあります。旅行者が行かれるのであればチェーン店で食べるのが無難でしょう。
上の写真は刁嘴巴儿重庆粉面(習嘴巴儿重慶粉麺)というチェーン店です。恐らく深圳には40店近くあります。他に、遇见小面(遇見小麺)や懂爱小面(憧愛小麺)といったところも大規模チェーンで。特に遇見小麺は100店以上はあると思いますし、大きなショッピングモールなどでよく見かけますので探しやすいと思います。
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習嘴巴儿重慶粉麺店での牛肉重慶小麺 |
習嘴巴儿重慶粉麺店での牛肉重慶小麺大辛です。この店では辛さなし、微辛、中辛、大辛に辛さが区分されていて、口頭での注文なので大辛より辛くしてくれと伝えることもできます。
このチェーンは他の二つのチェーンに比べると、店による味や辛さのばらつきが大きいですので、初めて行く店では中辛で注文するようにしています。しょっちゅう行っていると、私の顔見ただけで大辛を作ってくれるようになります。麺を少し茹ですぎることがある点を除けば、まずまず満足できる味だと思います。
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習嘴巴儿重慶粉麺店での牛雑重慶小麺(牛内蔵) |
習嘴巴儿重慶粉麺店での牛雑重慶小麺。牛雑というのは牛内蔵という意味ですから、牛内蔵重慶小麺です。大辛です。お客さんの注文を聞いていると、最も多いのは微辛で次に中辛です。中辛でも普通の日本人にはかなり辛く感じられるようです。
この店では調理場横のカウンターで注文します。その際に辛さを伝えないといけないので、その時には日本語で微辛とか中辛とか入力してスタッフに見せてください。また、その場で出来上がるまで待って、無料のトッピングについて確認されますので、特に問題がなければ、首を縦に振って意思を伝えれば良いです。「要(ヤオ)」と一言発声すれば良いのですが、この一言にも四声があって旅行者にはできないでしょうから、首振りで意思疎通した方が簡単だと思います。
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憧愛小麺の牛肉重慶小麺 |
その点、懂爱小面(憧愛小麺)や遇见小面(遇見小麺)では注文が簡単です。微信(WeChat)か支付宝(Alipay)があれば、スマホ注文で辛さなども指定できます。ただ、私の好みとしては、習嘴巴儿重慶粉麺店のスープの方が味に複雑さがあって好きです。
上の写真は憧愛小麺の牛肉重慶小麺です。習嘴巴儿に比べると肉が遥かに良くて麺の盛り付けがきれいです。辛さという点では、この三つのチェーン店でのデフォルトの辛さは同じくらいだと思います。俗に深圳辣と言われる辛さで、辛い物が苦手な人が多い深圳人の舌に合わせた辛さになっています。
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憧愛小麺での辛さ増しのスープ |
そういうわけで、重慶小麺を深圳で食べると本場に比較してマイルドな味になってしまいがちなので、私は普通は大辛にして食べているわけです。日本と違って、ラーメンはスープを飲み干さないと失礼だなどということを言う人は一切いませんから、辛すぎるかなと思うくらいの辛さで注文して、辛すぎて飲めないと思ったら飲まなければ良いだけの話です。
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その他の深圳の襄陽牛肉麺
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遇見小麺の豌雑麺(豌杂面) |
旅行者の方が最も見つけやすい重慶小麺のチェーン店である遇見小麺は味やサービスが安定していて、安心して食事できる店だと思います。
私でしたら。少しお腹を空かせて行って、牛肉重慶小麺と豌雑麺の両方に挑戦してみてもいいなと思います。スマホ注文画面では、店によっては微辛、中辛という言い方ではなく、深圳辣、重慶辣という表現で辛さを示していることもあります。迷わず重慶辣で良いとは思うのですが、先ほど書いたように豌雑麺の辛さは正面の辛さよりも強いので、辛さにあまり耐性がない方は豌雑麺だけは深圳辣で良いのではないかと思います。
写真の豌雑麺は、麻辣味のタレ、豆板醤などで味付けされたそぼろ肉とトロトロに煮込まれたえんどう豆をミックスしたものだということは本場重慶の例で説明した通りで、ここ遇見小麺の豌雑麺はまさにそのお手本通りの出来栄えです。
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遇見小麺の豌雑麺をかき混ぜると |
遇見小麺の豌雑麺をかき混ぜると上の写真のようになるのですが、これでも麺の下、丼の底には大量のタレやそぼろ肉が残ってしまいます。この状態で食べると、下の方の麺が超激辛になってしまいます。下からそぼろ肉などをもう少し麺の上に載せて食べ進んだ方が、安定した辛さを楽しめると思います。
私個人の好みで言うと、遇見小麺での好みは豌雑麺⇒抄手(ワンタン)⇒小麺の順です。遇見小麺の豌雑麺は日本で食べるどんな担担麺よりも辛くて美味しくて、きっと深圳での良い思い出になると思います。
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遇見小麺の辛い小麺 |
遇見小麺の重慶小麺です。いつもは牛肉とかをトッピングするのですが、この日はしなかったみたいですね。
一方でこの日のスープは辛さが強い感じですね。同じ大辛でも、いつも行っている店とは違う支店で食べたら結構辛いのが出てきたという感じです。
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遇見小麺の牛肉重慶小麺 |
同じく遇見小麺の今度は牛肉重慶小麺です。写真からも分かる通り、牛肉だけで言うと憧愛小麺の方が上ですね。でも総合力では遇見小麺の方が美味しいかな。
小麺では毎回玉子が見えますが、これは有料トッピングの中の一つです。玉子以外もスマホ画面からいろいろなトッピングを追加できるようになっています。
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遇見小麺の牛肉重慶小麺の辛そうなスープ |
遇見小麺の牛肉重慶小麺の辛そうなスープを見て美味しそうだと思う方は、ぜひ食べに来てほしいと思います。でも、美味しそうなスープというと……。
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憧愛小麺で食べた抄手(ワンタン) |
同じく遇見小麺の抄手(ワンタン)です。こうやって見ると、抄手(ワンタン)のスープも辛そうで魅力的ですよね。かなり本場の味に近い辛さだと思います。抄手(ワンタン)は確か20個くらい入っていますので、一食食べるとラーメン一杯分くらいの量があります。ラーメンのおかずで餃子を追加するというノリではありません。でも、旅行中なら両方注文して完食するのも良い思い出になると思います。
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遇見小麺の冰粉(デザート) |
遇見小麺は辛さが本場の重慶ほどではないということ書いてきましたが、それでも他の深圳で食べる料理に比べたら格段に辛いです。そんな時に口直しでを食べたくなるのが冰粉、中国の冷たいゼリーです。そんなに甘くなくて食べやすいです。もちろん、スマホ画面からの注文になります。確か、麺などと一緒に注文を入れると割引される仕組みになっていると思います。
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